JPS62204788A - かみそり刃の焼入れ装置 - Google Patents

かみそり刃の焼入れ装置

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JPS62204788A
JPS62204788A JP4644186A JP4644186A JPS62204788A JP S62204788 A JPS62204788 A JP S62204788A JP 4644186 A JP4644186 A JP 4644186A JP 4644186 A JP4644186 A JP 4644186A JP S62204788 A JPS62204788 A JP S62204788A
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JP
Japan
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razor blade
laser
stainless steel
razor
irradiated
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JP4644186A
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実 石田
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Feather Safety Razor Co Ltd
Original Assignee
Feather Safety Razor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、安全かみそりや軽便かみそりに使用されるか
みそり刃の熱処理に関するものである。
(従来の技術) かみそり刃の材料としては炭素鋼とステンレス鋼が一般
的であり、帯状の長い、ロール状に巻かれた材料をプレ
ス機によってかみそり刃の原形に打ち抜き、その後ニク
ロム線ヒーターによる加熱装置にて熱処理を行い、サブ
ゼロ装置によってかみそり刃としての硬度と靭性が与え
られ、その後刃付けが行われる。そして、ステンレス鋼
は刃先の強化、切れ味向上のための化学処理が施されて
いる。
ところで、かみそりは本来洗面所、風呂等湿気の多い所
で使用され、ステンレスであっても炭素含有料が多いた
め意外と錆びやすい。
そこで発明者はかみそり刃にレーザーを照射することに
より、前記熱処理をしたかみそり刃とではその組織変化
が大幅に異なることに着目し、特願昭59−20006
号、同一114504号を出願した。
それらによって錆びにくいかみそり刃を得ることは出来
たが、しかし特にステンレス鋼においては、従来のサブ
ゼロ装置による焼き入れ媒体では冷却速度が低く、オー
ステナイトからマルテンサイトへ変態するとき、クロム
の熱伝が遅いため冷却しにくく、高硬度の焼き入れが不
可能であった。
(問題を解決するための手段) 本発明はこの問題点に鑑み、サブゼロ装置の冷却媒体と
して液体窒素の冷却能力を利用し、冷却板の内部に液体
窒素を流動させ、前記冷却装置に設けたかみそり刃を移
動可能に保持する凹部内に。
少なくともレーザーを照射する部分を露出するようにか
みそり刃を挿入し、そのかみそり刃を移動させながらレ
ーザーを照射させるものである。
(実施例) 2枚の冷却板1,2の相対向する面にかみそり刃を移動
可能に保持する凹部4を設け、少なくとも一方の冷却板
に冷却媒体となる液体窒素LN、が流動可能なパイプ孔
(図示せず)を穿設する。液体窒素がタンクから流れ出
てパイプ孔に流動し。
そしてパイプ孔から再びタンクへ、あるいは他の容器へ
と流動させるためのバイブ5が用意されている。
前記冷却板1,2の少なくとも一方には凹部4内を一方
方向へ移動するかみそり刃3に直接レーザーを照射させ
るための照射孔6が穿設され、凹部4内を一方方向へ移
動するかみそり刃に照射孔を通してレーザーが照射され
る。
かみそり刃の移動する最適速度は、かみそり刃の材料、
厚み、レーザーのパワー出力、あるいは焦点面のパワー
密度によって変えられる。例えば、かみそり刃に適する
厚み0.1rrnのステンレス鋼においては、焦点面の
パワー密度600W/cd程度ならば、かみそり刃の移
動速度は35〜45rm/sec位である。そしてレー
ザーによってほぼ一196℃に冷却された冷却板により
急激に冷却され、焼き入れされるのである。
第2図は他の実施例を示すものであって、一体に形成さ
れた冷却板7にかみそり刃3を移動可能に保持する凹部
4を設け、かみそり刃のレーザーを照射する部分を冷却
板から露出させるようにしてもよい。
これら発明を具体化した特別の装置は図によってのみ示
されるが、これらは発明の限定を示すものではない、ま
た、レーザーが照射されるかみそり刃は熱処理前の素材
であっても、あるいは通常の熱処理を施したものであっ
ても良い。あるいは刃付は後のものであってもよい。材
料はステンレス又は鋼が用いられる。
これらのかみそり刃が受ける焦点面のパワー密度は0.
2〜24 KW/adの範囲である。この焦点面のパワ
ー密度は前述したようにかみそり刃の移動速度によって
変化するため、移動速度が遅ければパワー密度は低く、
移動速度が早ければパワー密度は高くなる。
(作用、効果) かみそり刃の一般的な材料である炭素鋼はむろんのこと
、ステンレス鋼においても高硬度を得るためにカーボン
を多く含有している。故にステンレス鋼であっても錆び
るわけであるが、レーザーを照射することにより高熱が
かみそり刃に与えられ、オーステナイト化温度は上がり
、材料中に含まれる炭化物が分解してオーステナイトに
固溶し、自己冷却によってマルテンサイト組織になる。
したがって、このマルテンサイト組織は残留炭化物が少
なく、欠陥の少ないマルテンサイトだけの組織になるの
で硬くて錆びにくくなるのである。
第3図は、0.1mm厚のステンレス鋼素材に出力13
2Wのレーザーを25 an / secの速度で移動
させたかみそり刃に照射させて本発明の処理を行ったも
のの2000倍の写真である。写真イはレーザーを照射
した部分であって炭化物(黒い斑点)はほとんど見えな
い。これに対して、写真ハは熱処理をしていないレーザ
ー未照射部分で、炭化物がいたるところに点在している
ことがわかる。
写真口は境界部である。
また、レーザーを照射して液体窒素により超低温(はぼ
−190℃)で急冷するため高硬度を得ることが出来る
。従来のサブゼロ処理法としてはドライアイス法、冷速
機法等があるが、前者で一78℃、後者で一120℃程
度しか冷却せず、超低温にて急冷しなければ自己冷却速
度をあげることができない。この方法により製造された
かみそり刃は1通常の熱処理を施したものよりも高い硬
度を得ることが出来る。
ステンレス鋼の場合は、刃先強化のためのクローム+プ
ラチナ合金スパッタリングと切れ味向上のためのテフロ
ンコーティングが施される。後者のテフロンコーティン
グのとき330〜380℃の焼成温度がかかるので、通
常の熱処理をした場合には著しく軟化してしまう。レー
ザーを照射した場合にはマルテンサイトにカーボンが過
飽和に固溶しているので硬度の低下が少なく、最終硬度
はかえって高くなる。
よって本発明によれば、特にステンレス鋼において高硬
度、耐腐食性のかみそり刃を得ることが出来、それによ
って切れ、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の製造方法の装置を示す斜視
図、第3図イは本発明の処理をした部分を2000倍に
拡大した写真、第3図口は境界部を2000倍に拡大し
た写真、第3図ハは未処理部分を2000倍に拡大した
写真である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)刃縁及びその付近に、焦点面のパワー密度0.2
    〜24KW/cm^2でレーザーを照射して液体窒素で
    急冷したかみそり刃
  2. (2)刃縁及びその付近に、焦点面のパワー密度0.2
    〜24KW/cm^2でレーザーを照射して液体窒素で
    急冷するかみそり刃の製造方法
JP4644186A 1986-03-05 1986-03-05 かみそり刃の焼入れ装置 Granted JPS62204788A (ja)

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JPS62204788A true JPS62204788A (ja) 1987-09-09
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