JPS62203662A

JPS62203662A - 溶湯収納容器

Info

Publication number: JPS62203662A
Application number: JP4661686A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Nakamura; 博巳中村; Satoshi Kodaira; 悟史小平
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1986-03-04
Filing date: 1986-03-04
Publication date: 1987-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、溶銑を収納する溶鉄鋼又は溶鋼を収納する
転炉等の収納容器に関する。゛［従来技術］この擾の容器は、内側に耐火れんが片が積み上げられて
おり、その外側には、耐火れんが片を保持する鉄皮が囲
繞されている。そして、容器の開口縁部では、鉄皮が内
側に折曲げられおり、積み上げられた耐火れんが片を積
みあげ方向に押圧し、保持している。

この従来の容器の開口縁部では、第４図に示すように、
内側のれんが２を囲繞している鉄皮４が、略り字型形状
に内側に折曲げられており、最上位置の耐火れんが片６
を下方に向けて押圧している。

ところが、容器に溶湯を注ぐ場合に、開口縁部にスラグ
や溶湯が垂れ落もて付着したり、又は、容器内で脱炭等
の処理をする場合に、容器の開口縁部にスラグヤ溶鋼が
飛散して付着することがある。

［発明が解決しようとする問題点］ところが、鉄皮にスラグや溶湯が付着すると、鉄皮が熱
変形し、第５図に示すように波打ったり、反ったりする
。このように鉄皮が熱変形すると、耐火れんが片６を保
持できず、最上の耐火れんが片６が脱落しやすくなる。

最上の耐火れんが片６が脱落すると、内側れんが２が最
上の耐火れんが片６から次第に脱落し始めるので、溶銑
鍋として使用できなくなる。例えば、従来の溶ｔｙＬｔ
ｎを使用した場合、約２００チヤージの使用に対して、
約２回の耐火れんが片の脱落又は約４回の補修が必要で
あった。このように、従来の溶湯収納容器は、寿命が短
いという問題点がある。

この発明は断る事情に鑑みてなされたもので、寿命を延
命できるＷＪ濶の収納容器を提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］この発明に係る層温収納容器は、鉄皮の内側を耐火れん
が片で構築した溶）Ｑ収納容器において、溶湯が注がれ
る開口の縁部には、最上位置の耐火れｌυが片を積みあ
げ方向に沿って押圧して保持するように鉄皮が内側に延
出した延出部が形成され、この延出部がキャスタブルで
覆われ、最上位の耐火れんが片がキャスタブルを介して
押圧されていることを特徴とする。

［作用］この発明によれば、収納容器の開口縁部におい【、鉄皮
の延出部の外側が耐火れんが材で覆われている。従って
、ｍＡが容器の開口縁部に垂れたり飛散した場合には、
延出部の外側に設けられ耐火れんが材に付着する。

［実施例］以下に添附図面の第１図乃至第３図を参照して、この発
明の実施例を詳細に説明する。第１図に示すように、高
炉から出銑された溶銑を収納する溶銑ｔＡ１０には、そ
の内側に耐火れんが片１４が積まれて形成された内側れ
んが１２が設けられている。内側れんが１２の外側には
、積まれたれんが片１４を保持するように鉄皮１６が囲
繞されている。内側れんが１２と鉄皮１６との間には耐
火物製板１８が介在されている。鉄皮１６は、溶銑鋼１
０の開口が形成された開口縁部２０から底部２２に掛け
て内側れんが１２全体を囲繞している。

溶銑ｆＪｉ１０の間口縁部２０には、第２図及び第３図
に示すように、鉄皮１６から一体に形成された延出部２
４が鉄皮１６から内側に向けて延出されている。この延
出部２４は、鉄皮１６から内側に略直角に延出している
とともに、リブ２１により鉄皮１６に支持されている。

延出部２４の周囲は、キャスタブル（不定形耐火材）２
６が約５０ａの厚みに塗られており、鉄皮の上端部まで
キャスタブルで充填されている。従って、溶銑鍋１０の
間口縁部２０では、延出部２４の上方部と下方部とがキ
ャスタブルで覆われている。この場合、開口縁部２０に
隣接する最上位置の耐火れんが片２８は、キャスタブル
２６を介して延出部２４によって下方に押圧されながら
、保持されている。

延出部２４にはその上下に？１敗のスタッド３０が立植
されている。スタッド３０は略Ｙ字形形状に形成されて
おり、キャスタブルを一体に保持している。

この発明の実施例による動作を説明する。溶銑鍋１０が
、高炉から出銑された溶銑を受ける場合に溶銑が飛散づ
る。しかし、開口縁部２０に溶）９が飛散したり垂れた
りした場合、その溶湯は延出部２４に直接付着せずに延
出部を覆うキャスタブル２６に付着する。また、溶銑予
備処理をする場合に、スラグヤ溶銑が開口縁部２０に飛
散するが、開口縁部２０の鉄皮に付着することがない。

従って、熱による鉄皮の延出部の変形を防止することが
できるから、内側れんがの保持力を維持できる。

この実施例による溶銑鋼を用いて溶銑予備処理を実施し
た場合、約２００チヤージ使用後にれんがの脱落がなく
、又は補修も必要ない。

この発明は上述した一実施例に限定されることなく、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。

例えば、延出部２４には、ここを覆う耐火れんが材を保
持するためにスタッドを設けたが、これに限らず、延出
部に溝等を形成したり、凸凹を形成したり又は延出部分
に手を加えることなく単に耐火れんが材で覆うだけでも
良い。

［発明の効果］この発明によれば、溶湯収納容器の開口縁部において、
鉄皮の延出部の周囲を耐火れんがで覆い、その延出部に
溶ン易やスラブが付着することを防止している。従って
、鉄皮の熱変形による内側れんがの脱落を防止している
から、寿命の艮い溶湯の収納容器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例に係る溶銑鍋の縦断面図、
第２図は第１図に示す溶銑鍋の開口部の断面図、第３図
は第１図に示す溶銑鍋の鉄皮を取出して示した部分断面
図、第４図及び第５図は従来の溶銑鍋の開口部を示す部
分断面図である。１０・・・溶銑鍋、１２・・・内側れんが、１６・・・
鉄皮、２４・・・延出部、２６・・・耐火れんが材、２
８・・・最上位に位置づる内側れんが。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第２図第３図第４図第５図手続補正書６１，５１５昭和　年　月　日Ｔ、’？　、’：’ｌ庁長官　　宇　賀　道　部　殿■
、事件の表示特願昭６１−４６６１６号２、発明の名称溶湯収納容器３、　　？＋ｎ正をする者・１ｒ件との関係　　特許出願人（４］２）　　日本鋼管株式会社４、代理人５、自発補正７、補正の内容（１）明細書中、第２頁第１０行目に、「脱炭」とある
のを［脱燐１に訂正する。（２）　　明細書中、第６頁第１７行目に、「スラブ」
とあるのを「スラグ」に訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

鉄皮の内側を耐火れんが片で構築した溶湯収納容器にお
いて、溶湯が注がれる開口の縁部には、最上位置の耐火
れんが片を積みあげ方向に沿つて押圧して保持するよう
に鉄皮が内側に延出した延出部が形成され、この延出部
がキャスタブルで覆われ、最上位の耐火れんが片がキャ
スタブルを介して押圧されていることを特徴とする溶湯
収納容器。