JPS62203062A - 癌の発見とその治療に用いられる抗体もしくは抗体片を選択混合するための方法 - Google Patents

癌の発見とその治療に用いられる抗体もしくは抗体片を選択混合するための方法

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JPS62203062A
JPS62203062A JP1496787A JP1496787A JPS62203062A JP S62203062 A JPS62203062 A JP S62203062A JP 1496787 A JP1496787 A JP 1496787A JP 1496787 A JP1496787 A JP 1496787A JP S62203062 A JPS62203062 A JP S62203062A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、癌の発見とその治療のために患者に用いられ
る薬物を化合し、調整するのに用いられる成分もしくは
混合物を選択・供給してさらにその結果混合された薬物
の品質管理検査を行うための方法と′!A置を提供する
ものである。
(従来の技術) 従来、患者に投薬した後ある強度の放射線を発する混合
物を用いる方法がよく知られている。また放射性同位体
標識混合物が患者に投与された後、腫瘍の近辺に放射能
を照射することによって癌組織を破壊することのできる
、ある強度の放射線を発する混合物を使用することがよ
く知られている。しかしながら、これらの混合物か効果
を表すのは、これらの混合物が、混合物中の抗体によっ
て認知された特定の抗原の決定素を表さない腫瘍患者に
対し投与される時に限られる。このような従来技術によ
る混合物の選択は特定の種類の腫瘍と関係の深い特定の
種類の抗体の公知、もしくは推定による判定基準表を基
にして決まる。例えば、結腸の腫瘍は、しばしば発癌性
抗体(CEA)を表し、それゆえ、結腸腫瘍の抗体成分
は、CEAを反応する抗体を有している。しかしながら
そのような抗原は、ある特定の種類の腫瘍の治療のため
の一番有効な選択ではないかもしれない。
それゆえ、この抗体か患者に投与される薬物もしくは混
合物に混入されてもかまわないかを決定するため、前も
って特定の抗体が特定の患者の腫瘍と結びつくかどうか
を判定することが強く望まれる。そしてまた患者に投与
される前に、混合物が腫瘍と必ず結合するか確認するた
めに品質管理試験を行う必要がある。
従来技術による種々様々な抗原と抗体による反応を判定
するためのソリッドフェイズシステムが種々様々な薬品
分析の方法、特にラジオイムノアッセイに採られてきた
。そのような段階的な分析方法技術において、試験処理
に用いられる試薬は通常試験管、もしくはプローブなど
のソリッドフェイズ物質によって覆れるか、もしくは接
着されることにより固定され、次いでそれらのソリッド
フェイズ物質は検査を行う標本に浸される。さらにソリ
ッドフェイズ物質を反応指示薬との連結役試薬として用
いられる。一般に用いられている反応指示薬は、以下を
含んでいる。
(1)酵素と結びつき、そしてさらに酵素の基質と接触
して呈色反応を示す抗体。
(2)一定の周波数の光もしくは、放射線と反応を起こ
す蛍光物質と結びつく抗体。
(3)放射線検出装置もしくは機構によって検出された
ラジオアイソトープと結合する抗体。あるソリッドフェ
イズ装置はレクチンもしくは分子間に特殊な結合力を与
えるその他の生物学上の分子を用いている。このような
薬品分析を開示する発明の例としては、ボリトらによる
米国特許4,081,244r新しい免疫物質を用いた
免疫分析療法」 と、リフトによる米国特許4,092,408「ソリッ
ドフェイズを用いた免疫学上の抗体分析方法」そして、
ピアジオらによる米国特許4,225.575rソリツ
ドフ工イズ分析装置を用いた試験管医学(ビトロ医学)
における診断検査のための方法と装置」である。これら
の従来技術は、血清などの生理学上の液体に存在するホ
ルモンや抗体などの物質を検定したり測定するのに有益
である。これらの従来技術を用いた一般的によく知られ
ている検査は妊娠検査であり、この検査では、ホルモン
hCGが尿もしくは血液中で検出される。しかしながら
、このような従来技術による方法は、腫瘍の標本中に発
見される抗原、抗体の発見には効果を奏しないし、個々
の患者に投与される薬物を混合するのに用いられる抗体
を選択する手段を提供するものではない。さらに、これ
らの従来技術による方法は、溶液中に抗体物質が存在し
ていることや、集積していることを発見するのに有効な
だけで、どの抗体が特定の腫瘍標本に反応するのか判定
するのに有効なものではない。
本発明は、試験物質か液体状(リキッドタイプ)という
より、むしろ固体状(ソリッドタイプ)の腫瘍であり、
そしてこれらの腫瘍の標本か試薬というよりむしろソリ
ッドフェイズに固定されたという点において、従来技術
とは異なる。抗原と抗体を含んだ多段階同時的なソリッ
ドフェイズ分析を行う方法は従来技術に開示されている
。Zahradic他による米国特許4,378,34
4「ソリッドフェイズ方法を用いて試験管診断検査を多
段階的かつ同時に行う方法と装置」は、容器と挿入物を
含む装置を用いる分析方法を開示するものであり、その
容器と挿入物のどちらも、分析されるべき溶液標本に接
触する表面に固定されている。Marinokovic
hによる米国特許4.459.36Or多重式成分結合
分析装置とその製成、使用方法」はフィラメントを用い
る分析方法を開示しており、そのフィラメントは3種類
の違ったアレルゲンと結合している。この分析方法は、
液標本中のIgE類抗体の検出に特に適している。この
従来技術に基づく特許は、一般的な溶液に含まれている
異種の物質を検出する際にソリッドフェイズ試薬を用い
ることを開示している。しかしながら、このような従来
技術に基づく特許は溶液の検査、詳しくは試験管診断試
験において用いられる溶液の検査のみに用いられる。そ
れに対して、本発明は、@瘍の細胞をソリッドフェイズ
として用い、そしてそれを公知の混合物の種類の異った
溶液と反応させるために検査する。
この種の検査は従来技術に基づく方法と装置によって達
成されるものではない。
抗原の検出に関するその他の従来技術は以下の通りであ
る。ウェイトらによる米国特許3,673.41Or放
射壱染色(放射性同位体標識)を利用して標本を検査す
る方法」は病気の発見のために細胞組織を選考すること
を開示している。Nodieらによる米国特許3,85
6.93Or診断検査のための細胞組織を選考する方法
」はより進んだ診断方法によって試験する必要のない細
胞組織を除いて検査を行う方法を提供することにより、
米国特許3,673,410を改善したものである。こ
れらの進歩についての重要な改良はお互いに関連のある
抗原と抗体を発見することにより、1つもしくはそれ以
上の抗原と抗体を判定するための標本のソリッドフェイ
ズの介在を用いた方法によるものである。No1ler
による米国特許4,187,075r抗原抗体の判定の
ために生物学F、液細胞を分析する方法」は、人間の体
液のソリッドフェイズが存在している抗原と抗体を検出
する方法を記載している。Neuratchによる米国
特許4,495,295  r免疫複合体から抽出され
る保持・接合用の抗原抗体を用いての分析」は抗原抗体
複合体を分離させる過程において、抗原と抗体を検出す
るために解離用緩衝剤を用いることによって、抗原抗体
を検出する従来の方法を改良している。Neuratc
h米国特許4,495,296 rソリッドフェイズの
割合・酵素・分析を行うための万能試薬として用いられ
る標識付けされた抗ハプテン抗体」は、普遍的な試薬と
して、抗ハブテン抗原を用いることにより抗原抗体の検
出方法を改良している。
本発明は1個々の患者の腫瘍の特性を判定するために個
々の抗原の羅列を発見可能とした平行かつ一連の異種の
抗原パネルを用いている点において、従来の発明を改良
している。本発明は、腫瘍生検細胞組織部分標本に抗体
を適合させ、個々の@瘍の抗原特性に合う抗体を主とし
た薬物を混合する際に用いられるモノクロナール抗体を
選択し、そしてその混合された薬物の品質管理試験をす
るための方法と装置を提供するものである。
レヴイらによる米国特許4,513,088r人間のB
細胞腫瘍の耐モノクロナール表皮の研究」は、合成され
た抗原の抽出のためにヒトリドマ(hydridos+
a)培養溶液をスクリーニングして抗体を検出する方法
が記述されている。この方法に基づいて、人間のB細胞
腫瘍の治療のために有益な抗体の選択をすることが可能
となる。本発明は、このレヴイ他の方法を改良したもの
であり、その理由は、本発明の固体上の腫瘍の診断と治
療のために抗体の選択を可能ならしめるものであるから
である。さらに、合成された抗体というよりもむしろ一
般的な腫瘍と関連した抗体が本発明では用いられている
特定のモノクロナール抗体が個々の患者の腫瘍に反応す
るかどうか判定するために、一般的な従来技術に基づく
方法では、腫瘍の薄片を手に入れ、その薄片をmumの
スライドガラスに載せ、検査する抗体を染色することが
必要である。1つ以上の抗体が検査される時には、抗体
の数だけ顕微鏡用スライドガラスが用意されなければな
らない。別の従来技術に基づく方法では、腫瘍の標本を
用いて腫瘍の各細胞が分離するように処理する。その細
胞は蛍光染色により標識付けされた抗体であり、抗体に
反応した細胞の数を計るセルソーターを通過する。この
方法を用いることにより、セルソーターによる分析が、
検査の行われた各々の抗体において行われる。これらの
従来技術による方法は、迅速かつ多種の抗体のスクリー
ニング分析に用いることは不可能である。個々の細胞組
織は、特に訓練された人によって処理されるべきであり
、また与えられた抗体に対する反応を1回に付き1つ検
査しなければならない。このようにして、これらの従来
技術は金もかかり、時間もかかり規則化されにくい。本
発明は規則化された検査を行うために品質管理のための
手段を伴って異種の抗体のパネルとの反応を同時的に行
うための簡単でしかも迅速な腫瘍の細胞組織の検査を提
供するものである。
特定のモノクロナール抗体の検出のためにソリッドフェ
イズに抗原を結合させることがシュレスM、R,とミル
スティンC0によって報告されており、1985年の著
書「アナリティカル バイオケミストリー」の[ヒドリ
ドマ上澄み液の選択のため直接的な抗原結合の分析」の
項目(151,192−195頁)に記載されている。
この方法を用いると、抗体はプラスチックの挿入物に付
着したニトロセルロースの紙の一ケ所に固定されている
。その挿入物は、固定された抗原と反応する抗体がある
かどうか分析される溶液中にさらされる。
検査溶液中に特定の抗体が存在しているか否かはニトロ
セルロースの紙の箇所を適切な酵素の基質にさらされた
時、呈色反応を起こす酵素と接合する反抗体を含む検出
溶液にさらすことによって検出される。この方法は、特
定の抗原に効果を奏する抗体を分泌するヒドリドマを選
択するのに適する。この従来技術による方法は溶液に存
在するかもしれない特定の抗体を見つけるために用いら
れた。しかしながら、この方法は溶液中でどの抗体が存
在しているのか判定するのに役立たたないし、それゆえ
どの抗体或いは抗体7?が腫瘍組繊細胞に反応している
のか判定するのにも役立たない。
癌の診断と治療のために従来の方法を用いると、混合物
か有益な効果を奏するかどうかを判定する前に薬物を最
初に投与しなければならないことかしばしばある。たと
え、前治療としての薬物のスクリーニングか、ル者に行
われたとしても、再び薬物の選考を行うのはお金がかか
りすぎる。個々の患者に与えられた薬物の潜在的な効力
を予測するために癌治療の薬物を選択する方法は組織培
養中の腫瘍細胞の成長によって変わってくるし、また異
種の抗癌医薬品の様々の集積にその発育した細胞をさら
すことによっても変わってくる。生体(イン・ビボ)で
の効能は、細胞培養液の腫瘍細胞の成長に表れる薬物の
測定効果から予見できるものである。1980年の著書
「最新の医・生物学の研究」48巻291−312年S
Eサーモンによる記述「新しい薬物の価値とその選考の
ための人間の腫瘍茎細胞の利用」を参照のこと。この従
来技術に基づく方法は大変骨の折れる作業であり、しか
も腫瘍細胞か培養細胞の中で成長した時のみに用いられ
ることか可ス七である。本発明は、細胞の成長の必然性
、そして腫瘍細胞の成長に表れた薬物効果を測定する必
然性を回避するものである。本願に基づく方法の効果は
、治療の最中に抗原の変株が行った時(すなわら、腫瘍
かその性状を変化させる時)、本願に基づく選択方法が
もう一度採用され異種の抗体か次の治療に選択されるか
否かの判定か行われる。
発明のl!要 本発明は、癌細胞の発見を治療のために抗体もしくは抗
体片を選択し、混合し、そして品質管理試験を行う方法
と器材に関するものである。本願の方法と器材を用いる
ことによって個々の患者の必要に応じて特定の薬物を調
製することが回部となる。本願は、従来技術の方法と器
材よりいっそう向上した効果を有する。
本発明の方法において、個々の患者の腫瘍と結合する特
定の抗体もしくは抗体片を選択するための方法が提供さ
れている。本願の方法は、腫瘍細胞と結合する抗体と結
合しない抗体を選別するために複数の抗体検査を同時に
行う。さらに本願の方法は、選別された抗体もしくは抗
体片と放射性核種との混合物を含んでいるのが好ましい
本願の選別装置は、挿入物とはめ込み容器によって構成
されている。挿入物は、はめ込み容器に適合する大きさ
の少なくとも2つの突起を有している。本願における好
ましい形状としては、各々の突起が少なくとも3つの検
査部を有している。
第1の検査部は負制御部分である。この部分は、IJ!
四と関連のある抗原に効果を奏するモノクロナール抗体
と反応を起こさない牛の血清アルブミンなどの抗原物質
を含んでいる。第2の部分は腫瘍から摘出された細胞組
織が結合を起こす検査部分である。第3の部分は検査さ
れる抗体の中の1つの抗体に効果を奏するモノクロナー
ル抗体の1つと反応する腫瘍異種移植片のホモジネイト
(生物組織を生布させるのに用いられる動物性浮遊液)
などの抗原物質を含んでいる正制御部分である。
本発明のその他の実施例において1選択装置の正制御部
分は抗体検査の後に種々の段階の発見が可滝なようにす
るため質量変化する様々の量の抗原物質が結合する従部
分を有している。正の制御部分において検出された物質
の割合は、どれくらいの量の抗原がSaの中に存してい
るか判定するために、腫瘍の検査部分で検出された物質
の割合と比較される。このようにして、患者に投与され
る混合物もしくは薬物に用いられるべき抗体の計を判定
することかできる。
本発明の選択装置の容器と挿入物は、装置の誤用を避け
るためにお互い適合する形状を取ってぃる。例えば、肺
の腫瘍を検査するための挿入物は、結腸の腫瘍検査に用
いられる容器に装着することはできない。正しい挿入物
のみを適切な容器に挿入するために、突起と突起の間に
異った配置をするか、もしくは容器と挿入物を嵌合する
形状に作るかして様々な挿入物・容器の形状が可能とな
る。
どの抗原か腫瘍細胞組織に存在するか指示するために1
選択装置と共に用いられる本発明の選択方法は、好まし
くは次のステップを有している。
(1”l生検もしくは外科手術により摘出された腫瘍の
標本をホモジネイトするステップ。
(2)水もしくは、マグネシウム塩類の溶液にホモジネ
イトを浮かせるステップ。
(3)本発明の選択装置の検査部分において浮かされた
ホモジネイト部分標本を設置するステップ。
(4)ホモジネイトを検査部分に固定するステップ。
(5)この部分における残留抗体の結合部分か全て溶解
してしまったかどうか確認するために、IP!瘍と関係
のある抗原に効果を奏するモノクロナール抗体もしくは
抗体片と反応を起こさない過剰の抗原物質によって固定
された腫瘍細胞組織を覆うステップ。
(6)加えられた抗体物質を結合させるステップ(7)
モノクロナール抗体もしくは抗体片パネルに検査部分を
入れるステップ。
(8)抗原と反応を起こさない余分の抗体片を取り除く
ために検査部分を洗浄するステップ。
(9)ソリッドフェイズ上で抗体もしくは抗体片の存在
を検出するために洗浄された検査部分を展開させるステ
ップ。
(10)残留溶液の除去そして展開反応を防止するため
に検査部分を取り除いて洗浄するステップ。
(11)もし反応があったなら、どの抗体もしくは抗体
片が腫瘍細胞組織と反応したのか判定するために検査部
分を検査し、好ましくは反応の強さ、そして割合を診断
するステ・7ブ。
(12)検査部分を乾燥させ、その部分がもし応用可能
なら検査結果として用いるステップ。
本発明の選択方法と装置は、腫瘍細胞組織に抗原抗体反
応が起こるか否かを示すものであり、好ましくは反応の
割合や強さを示すものである。もし正の反応か表れれば
、その抗体は患者に投与される混合物や薬物に混入され
ることが有益であるということである。反応の割合もし
くは強度は、混合物もしくは薬物に使用される抗体の量
を決定するのに有益である。検査部分において示された
ような抗原抗体反応が起こらないのなら、その抗体検査
は患者のIlI!瘍の診断と治療には禁忌であると思わ
れる。
本発明の薬物調製方法においては、患者の腫瘍と反応を
起こす少なくとも1つの抗体もしくは抗体片は生体中の
癌の発見のために放射性核種と混合されて用いられる。
生成された混合物が患者の腫瘍から摘出された細胞組織
に放射悌を与える物質と結合することを確認するために
混合物は品質管理試験を受ける。この混合物はその後患
者に投与され、そしてまた癌細胞の程度とその箇所を判
定するために影像装置で患者を影写する。
本発明の他の調製方法において、患者の腫瘍の免疫治療
に用いられる放射性薬物を形成するために、少なくとも
選択された1つの抗体もしくは抗体片と放射性核種とを
混合される。患者に放射性薬物を投与する前に、混合物
は、放射性核種が適切に前処理されているか、そして放
射性核種が抗体もしくは抗体片と結合しているか確認す
るために品質管理試験を行う。
本発明の方法と装置は、抗体もしくは抗体片を選択し、
そしてその抗体もしくは抗体片を化学療法のためには化
学物質と調製し、免疫毒治療のためにはトキシンと混合
するのも有益である。
本発明に基づく混合装置は、放射性同位体標識混合物を
形成するために少なくとも選択された1つの抗体を標識
付は試薬や放射性核種と混合するための手段を有してい
る。好ましくは、混合装置は放射性核種の不純物を放射
性同位体標識混合物から除去するためにフィルター分離
管のような手段を有している。
混合装置と共に用いられる本発明の混合方法は、選択さ
れた抗体を標識付は試薬や放射性核種と混合するために
、次のステップを有しているのが好ましい。つ (1)放射性同位体標識混合物を混合する際に少なくと
も選択された1つの抗体を獲得するステップ。
(2)抗体を標識試薬と放射性核種と混合するステップ
(3)放射性核種の不純物を取り除くために混合物を濾
過するステップ。
本発明の器材は、抗体もしくは抗体片とその混合物の選
択、調製そして品質管理を行うものである。その器材は
以下の装置を有している。
(1)?、者の腫瘍に反応する抗体もしくは抗体片を選
択する装置。
(2)放射性核種を選択した抗体もしくは抗体片と混合
するための装置。
(3)放射性核種の混合物の品質管理をするための装置
本発明の品質管理試験を行うための器材は好ましくは3
つの装置を有している。第1の装置は負制御検査部分を
有している。この負制御検査部分は、牛の血清アルブミ
ンなどの抗原物質を含有しており、その血清アルブミン
は放射性同位体標識混合物と物質的な反応はない。第2
の装置は患者の腫瘍標本と結合する腫瘍検査部分を含ん
でいる。もし抗体が適切に選択され前処理されているな
ら、腫瘍検査部分は放射性同位体標識混合物と反応する
はずである。第3の装置は抗原′jI4質と結合する腫
瘍異種移植片のホモジネイトなどの抗体物質と結合する
正制御検査部分を有しており、この腫瘍異種移植片のホ
モジネイトはもし混合物が適切に選択され準備されてい
るのなら放射性同位体標識混合物と反応しないはずであ
る。これらの装置は放射性同位体標識混合物の品質管理
試験を行うために、器材として単独で用いられても複数
で用いられてもかまわない。
放射性同位体標識混合物か適切に前処理されているかど
うか判定するために1品質管理器材と共に用いられる本
願の品質管理制御検査方法は好ましくは次のステ・・?
ブを有する。
(1)どの品質管理検査装置の検査部分についても?I
g備した放射性同位体標識混合物の標本を与えるステッ
プ。
(2)放射線検出器によって、各々の試験部分から出る
放射能を測定するステップ。
(3)反応していない混合物を全て取り除くために検査
部分を洗浄するステップ。
(4)洗浄が行われた各々の部分からの放射能を測定す
るステップ。
各々の検査部分における反応の百分率比は、ステップ(
2)で得られた放射能の測定値に基づいてステップ(4
)で放射悌を分散させることにより算出される。もし混
合物が適切に前処理されていたなら、負の制御検査部分
は混合物と反応しないか、もしくは反応しても極わずか
である。このようにして、正制御検査部分の反応の百分
率比は放射性同位体標識混合物との実質上の反応を表す
ものである。もし抗体か適切に選択され放射性同位体標
識混合物が適切に前処理されるのであるのならば、腫瘍
検査部分における免疫反応は高くあるはずである。もし
免疫反応か少ないのならば、それは患者の癌の発見もし
くはその治療においてその薬物か適していないことを示
すものである。
これらの選択、調製そして品質管理のための3つの方法
と装置は1つの器材の中で単独でも複数でも用いられる
ことか可能である。本発明の好適なる器材は以下の通り
である。
(a)少なくとも2つのそれぞれが1つの細胞組織検査
部分を有する突起を有する挿入物と、腫瘍の細胞組織に
反応する可能性のある抗体もしくは抗体片を少なくとも
2つ含有する挿入物を収容するための適切な容器からな
る選択装置と、 (b) 選択された抗体もしくは抗体片を収容しそして
それを混合するための容器と、放射性核種の混合物を形
成している標識試薬と放射性核種と、放射性核種の混合
物をろ過するためのフィルター分離管とからなる混合装
置と、 (C)少なくとも3つの検査装置、すなわち、選択装置
に含まれている抗体パネルと反応しない抗原な有する負
制御検査装置と、抗体が適切にM釈されそしてかつ放射
性同位体標識混合物が前処理されている限り放射性同位
体標識混合物と突貫りの反応を必ず示す腫瘍検査装置と
、選択装置に含まれている各抗体パネルのおのおのを検
査し、しかも反応する抗体が混合物の中に存在すること
を意味する反応、すなわち放射性同位体F1混合物との
反応を示す位置制御検査装置を有している。
未発明の器材と方法はどの抗体が個々の違った患者に用
いられるべきか判定し適切な薬物を調製し、その調製さ
れた薬物の品質管理試験を行うための手早く安価な方法
を提供するものである。器材は治療もしくは診断を最善
に活用するために患者に薬物もしくはその混合物が投与
する前に用いられるものである。
(実施例) 本発明は、生体中の癌の発見とその治療のための放射性
同位体標識もしくは抗体片を混合するための器材と方法
に関するものである。本器材は以下の装置と試薬を有す
る。(1)ある特定の患者の腫瘍に効果を奏する少なく
とも1つのモノクロナール抗体を選択する試薬と装置(
2)選択された抗体を放射性核種と混合する試薬と装置
(3)形成された放射性核種の混合物の品質管理試験す
るための試薬と装置。なお記載において「抗体」という
N英か使用されているが、これらは複数、単数に限定さ
れるものでなく、また抗体片をも含むものである。
ソリッドフェイズ反応が本発明の選択装置により行われ
、ある特定の細胞組織と反応する可能性のある抗体パネ
ルと多種の腫瘍岬胞部分標本を同時に検査可能とするも
のである。
図は本発明の装置をあられすものであり、挿入物(10
)、容器(12)によって構成されている。各々の延長
部分を検査するため、本発明の挿入物(10)は小さな
腫瘍生検ホモジネイトと結合可能な少なくとも歯状の延
長部分つまり突起(14)を有している。本発明の好適
な実施例において、各突起に少なくとも検査部分を有し
ている。さらに図において、挿入部分(10)は6つの
突起(14)を有しており、その突起の1つ1つに3つ
の検査部分(16)(18)(20)を有している。各
突起(14)の検査部分(16) (18)(20)は
prote 1naceousと他の抗体物質と結合す
る結合物質を有している。本発明において効果を奏する
1つのこのような結合物質はニトロセルロースの薄膜で
ある。各々の突起(14)の負制御検査部分は牛の血清
のアルブミンのような抗体物質であり、その牛の血清の
アルブミンは腫瘍を伴った抗原に効果を奏するモノクロ
ナール抗体と反応しない。各突起(14)の検査部分(
20)は、その検査部分(20)と結びつく抗原′!1
1賀を有していない。この部分は、患者から摘出された
腫瘍の細胞組織アリマートを固定するためのものである
。検査されるべきモノクロナール抗体は1、 その種の
腫瘍中に介在していると思われる抗体の決定素を決める
ために検査され選択される。各突起(14)の正制御部
分(18)に結合しているのは腫瘍異種移植片のホモジ
ネイトなどの抗体物質であり、その腫瘍異種移植片のホ
モジネイトは、モノクロナール抗体の試験パネルに含ま
れる特定のモノクロナール抗体の1つと反応する。
本発明の方法が完成されると、抗原抗体反応が見られた
場合mi検査部分(20)は抗体もしくは抗体片と結び
つき、この特別の抗体が腫瘍と結びつくことを指示する
。その他の好適な実施例において、位置制御部分(18
)は少なくとも2つの従属部分(28)(3n)に従属
分離されまたその従属部分のおのおのは異種の抗原物質
の集積を含有している。
本発明の方法が完成されると、種々の量の抗体な含有し
ている状態となる。これらの抗体の量は検出され検査部
分C20)の中に存在する抗体の量と比較される。これ
らの抗体は腫瘍の中に存在している抗原物質の割合を示
すものであり、治療や診断に用いられる薬物を調整する
のに用いられる抗体の量を決定するのに役立つ。
抗原抗体反応は従来技術と共通した手段により、検査部
分で発見され、その手段は以下を有している。
(1)黒ずませる 基質を加えた抗原抗体過酸化水素が
展開に用いられ、その発見は目による検査や他の手段に
よるものである。
(2)呈色形晟 基質を加えた抗原抗体酸素が展開に用
いられ、その発見は目による検査や他の手段によるもの
である。
(3)蛍光 抗原抗体染色が展開に用いられ、その検出
はフロリーメーター(flowrimeter)もしく
はその他の手段によるものである。
(4)放射能 抗原抗体放射性核種が展開にために用い
られその検出は放射能検出器もしくはその他の手段によ
って行われる。
本発明の挿入物(10)は容器(12)に装着される。
好ましくは容器(12)は複数個のパネルを含んでいる
0図には4列の区画((:12)(34)(3[1)(
38)参照)が描かれている。第1列の区画(32)は
抗原を伴った腫瘍に効果のあるモノクロナール抗体と反
応をおこさせない牛の血清アルブミンなどの抗原物質を
含有しているのが好ましい。第2列の区画(34)は特
定の患者の腫瘍と結びつくかどうかを指示するために、
検査部の異種のモノクロナール抗体もしくはモノクロナ
ール抗体片を含有していることが好ましい。たとえば結
腸の腫瘍が検査が行われるのなら、CEAなとの結腸腫
瘍に有効な抗体もしくは抗体片が容器(12)の第2列
の区画(34)に置かれるべきである。第3と第4列目
の区画は抗原体反応を検出するための試薬を含んでいる
。図の点線は挿入物が容器の区画列に置かれる順番を示
すものである。本発明の装置は特に数値の抗体を器材の
中で同時に検査するのに有益である。
その他の実施例において、試薬とモノクロナール抗体、
もしくは試薬もしくはモノクロナール抗体は冷凍乾燥の
形(フリーズドライ)の形で与えられる。水、血清、も
しくは患者自身の血清が溶液の中で再び試薬を再生する
ために用いられる。
選択装置の容器の形状は挿入物の形状にあったものが好
ましい5そして、検査される腫瘍の個々の類形に応じて
容器と挿入物の形状を変えられればもっと好ましい。た
とえば挿入物と容器の形状が本来肺癌にあてがわれたも
のであるが、それと違う形状の容器が結腸の腫瘍にあて
かわれているといった具合である。挿入物か正しい容器
の一方から装着されるように、そしてまた特定の種類の
癌のために作られた挿入物か他の種類の癌のために作さ
れた容器に装着されることを防止するため、例えば各々
の挿入物上の延長部分を間隔を置いて配置することによ
り種々の挿入物と容器の形状が達成される。選択装置の
ために違った容器と挿入物の形状を達成するための方法
は挿入物と容器を違った形に作ることである。たとえば
、肺癌の検査装置は、丸型形状の区画に適合する丸い形
状の延長部分を有していてもかまわないし、結腸の癌は
容器の区画のスリット部分に適合するように平担な板形
状の延長部分を有していてもかまわない。肺癌用の挿入
物か肺癌用の抗体と反応する抗体を含んでいる容器とと
もに用いられることを可能とし、そして結腸癌用の挿入
物が結腸癌の抗体か結腸癌に反応する抗体を含有する容
器とともに用いられることを可能とするために、挿入物
と容器の形状を変えることが好ましい。本発明の違った
種類の腫瘍に応じて容量と挿入物の形状を変えることに
よって製品の誤用を避けるという効果が得られる。選択
装置の記述の中の肺と結腸という言葉はわかりやすく説
明するために例として用いられただけのものである。本
願の装置・器材、そして方法は癌腫瘍の種類に限られる
だけのものではなくすべての種類の腫瘍の診断と治療に
有益なものである。
本発明の選択方法はソリッドフェイズ検査部分とホモシ
ネイ1〜された腫瘍の標本の付着は、少なくとも1つの
抗体においそ標本の付与、そして抗原抗体反応があられ
れているかどうかの決定を含むものである。
モノクロナール抗体のパネルが患者の細胞組織と反応を
おごすかどうか決定するために本発明の選択方法は以下
のステップを有している。
(1)生検もしくは外科手術で摘出されたII!瘍の検
体が公知の従来技術とホモジネイトするステップ。さら
に標本を検査部分に置く前に水溶液も1ノくは生理食塩
水溶液の中に浮遊させておくことが最も好ましい。好ま
しい溶液は0.05標準リン酸塩生理食塩水溶液で、約
0.9%重量比の塩化ナトリウムとpH濃度が約7.4
である。この溶液は人間の体で通常検出される塩分とp
H濃度に近い。
(2)本発明の選択装置の突起上の検査部分に、整数の
腫瘍ホモジネイトを置くステップ、ホモジネイトの好ま
しい部分標本は約0.001m1から1.0m文の間で
ある。
(3)検査部分にホモジネイトを固定するステップ。固
定は、好ましくは摂氏25°Cで30分間湿気の多い場
所で培養によって行う。
(4)検査部分に残留している抗原結合部分がすべて溶
解してしまったことを確認するために腫瘍細胞が加胴な
抗原物質を伴って固定されている部分を覆うステップ。
このステップの処理はすべての検査部分を覆うために1
%の牛の血清アルブミン溶液を十分に与えるだけで良い
(5)与えられた抗原物質を結合させるステップ。結合
は好ましくは摂氏25°Cで30分間、湿気の多い場所
での培養によって達成される。結合していない抗原物質
の残留物は挿入物の突起を洗浄することによって除去さ
れる。
(6)モノクロナール抗体のパネルを含む容器に挿入物
を置くステップ。抗体か挿入物と結する抗原と反応させ
ることを=r能とするために、挿入物は十分な時間容器
の中に置かれる培養時間は好ましくは1分から24時間
であり、30分ぐらいであるのかより好ましい。
(7)洗浄された挿入物を試薬と展開させる。抗原と反
応する抗体をすべて取り除くため展開する前に挿入物を
洗浄することが好ましい。挿入物は検査されたモノクロ
ナール抗体のいずれか1つ。
もしくはすべてのパネルと反応を起こす第2の抗体と反
応することによって挿入物か展開されることが好ましい
。前もってハウスラディッシュ酵素などの酵素と結合し
た雌やぎの抗マウスIgGか試剤を展開するのに好まし
い。挿入物は展開試薬と反応する溶液に入れられる。ハ
ウスラディッシュ酵素が展開剤として用いられる時 反
応溶液はバーキサイド溶液を用い、さらに好ましくは4
−クロロ−2−ハイドロジエン溶液と1%のハイドロジ
エンバーキサイトである。過酸化酵素溶液はグルコース
とグルコースオキシターゼの反応などの酵素基質反応に
よって生じる。この抗原抗体反応は検査部分上で約1分
から2時間、好ましくは約10分の間挿入物を培養する
ことによって展開させられる。展開の後、すべての残留
している溶液を取り除く展開反応を止めるために挿入物
を洗浄することが好ましい。
(8)腫瘍の細胞組織と反応する抗体かもしあるのなら
、どの抗体であるか判定するためソリッドフェイズの挿
入物中の抗体の存在を検出する。検出は従来技術同様、
抗原抗体反応が起こっているかどうか決定するために視
覚によるものか、その他の手段によるもので良い。もし
、雌ヤギの抗マウスIgG、ハウスラディッシュ酵素・
4−クロロ−2−ナフトール法か用いられれば、細胞組
織が結合した部分は黒ずむことによって反応か起こって
いることかわかる。挿入物上の制御部分は検査が行われ
るというよりむしろ分析が正しく行われているかどうか
評価するための部分である。例えば、正制御抗原か結び
ついた部分の黒ずんだ部分は抗原抗体がかならず起こっ
ていることを表す。負制御抗原が結びついた部分の黒ず
まなかった部分は抗原抗体反応が起こっていないことを
表している。量の変化する抗原が用いられるその他の実
施例において、挿入物の正制御部分の逆部分が黒ずみの
変化を示している。そのような実施例においてR瘍細胞
組織が結びついた検査部分の黒ずみの度合は、正制御部
分と比較される。腫瘍部分の黒ずみの度合を正制御部分
の変化と合わせることによって、腫瘍細胞組織内の反応
抗体の相対的な量は大体見積ることができる。
挿入物は検査結果の記録を取るために乾燥させられても
良い。検出のための黒ずみが用いられるのなら、挿入物
の写真複写を取り、その写真複写を記録として残してお
く。
本願の選択方法と装置は異種の白血球の抗体的比例を判
定するにもまた用いることかできる6本願において、白
血球の細胞は細胞どうし分裂し、部分標本は突起の検査
部分に付着させられる。この容器に用いられた抗体はア
ンチ−T−ヘルパーもしくはアンチ−T−サプレッサー
などの人間の血球の「特定された副区域に反応を示すパ
ネル状の抗体である。この方法は癌、自己免疫病、臓器
移植、AIDS(後天的免疫異常症候群)などによる免
疫異常で起こる免疫異常を診断したり探知したりするの
に有益である。
本発明の調整装置は放射性同位体標識混合物もしくは、
放射性核種の薬物を形成するために放射性同位体標識試
薬及び放射性核種と少なくとも1つの抗体を混合される
ための手段を有している。
この器材において、選択された抗体と標識材は試薬、も
しくは抗体のみ、標識試薬のみは凍結乾燥(フリーズト
ライ)の状態で存在している。水。
血清、緩衝用の溶液、そしてpA者自身の血清もしくは
その他の適切な液体は溶液中で抗体もしくは試剤を再構
成するのに用いられる。
選ばれた抗体を標識試薬及び標識放射線核種と混合し調
整するための手段と方法は単に薬容器もしくは容器中に
沈殿した成分を測定値する手段もしくは方法である。こ
の器材には、おのおのの薬容器からそれぞれの成分を抽
出しまた混合を完了させるために共通の薬容器に中身を
抽出するための注射器が取り付けられている。少なくと
も選ばれた1つの抗体は、かきまぜて混合物を調整する
際に用いられる。
抗体と放射性核種を標識付けする方法は著書にしるされ
ている。これらの標識方法を記!IL1ノでいる書物の
例としては、1982年アメリカニューヨークのS、W
、Burch i e 1.B、A−Rhodes及び
Masson出版から発行されているPetit著の著
作「腫瘍の形」の99頁から109頁までの項目「抗体
・ヨウ素化と受は取り検査」や、1983年アメリカニ
ュヨークのS、W、Buch i e 1.B、A−R
hodes、及びElsevier科学出版社から発行
されているG、B、5aha著の「放射性免疫影像と放
射性免疫治療」の171頁から184頁に記載された「
腫瘍の形とその抗体の放射性ヨウ素化」などである。
テクネチューム−99mと抗体を標識方法が著書にしる
されている。1982年、アメリカ、ニューヨークのS
、W、Burch i e 1.B。
A、Rhodss、及びM a s s o n出版か
ら発行されている、B、A、Rhodes等による著書
の111ページから123ページに記載されている「腫
瘍の形」の「放射性同位体標識された抗体と抗体片の9
9mtcによる標識付けとそのアクセプター テスティ
ングと、1983年、アメリカニューヨークのS、W、
Burcbiel、B、A、Rhodes、及びEls
evier科学出版から発行されている著書「放射線免
疫影像と放射線免疫法」の207頁から222頁のB。
A、RhodesとS、W、Burchielによる記
述「抗体とテクニチュウム99mを放射性同位体標識す
る方法」である。
本発明において、放射線核種物質を用いることもてきる
。放射性ヨウ素化とテクニチウム−99mに関する参考
文献は単に放射性同位体標識の基本的な方法を記述する
ために引用されたものである。
好ましくは1本発明の方法において、混合物は品質管理
試験され患者に投与される前に放射性核種の不純物を取
り除くため、従来公知の手段によって、混合物を精製す
る。混合物を精製するのに役立つ装置か、この器材に用
いられているフィルターカラムである。不純物を取り除
くのに役立つフィルター装置はl D o w e x
イオン交換樹脂である。
放射性同位体標識混合物が混合され、さらに好ましくは
製精されれば、患者の生体に直接投与されてもかまわな
い。好ましくは、放射性同位体標識された混合物を患者
の腫瘍に反応させることを確実にさせ、そして抗体の選
択、そして放射性同位体標識された混合物の:A整が適
切かつ十分に行われることを確実にするために1発明に
対して品質管理のための試験が行われる。
本発明の品質管理試験器材は、少なくとも1つの検査部
分C腫瘍検査部分)を力していて、好ましくは正負両方
の制御部分を有し°Cいる。
腫瘍検査部分のホモジネイトと混合する結合物質を含有
している。腫瘍の標本を検査部分と結合させるために有
益な結合物質はニトロセルロースの薄膜である。腫瘍標
本は前処理され、選択方法と装置に用いられたのと同じ
方法で品質管理装置の検査部分に結合ないし固定される
。その後検査部分は牛の血清アルブミンなどの余分な抗
原物質によって覆いまた被膜される。
選択装置の腫瘍検査部分は、品質管理装置の検査部分と
同時に前処理される。腫瘍標本品質管理部分と結合する
回走性もあり、その後使用前の少なくとも数ケ月間貯蔵
することか可能である。このようにして患者は2つの生
検処理つまり1つはモノクロナール抗体が選択される時
の生検処理であり、もう1つは放射性同位体標識された
混合物が品質管理試験を受ける時の生検処理を受ける必
要がなくなる。さらに、もし選択の段階と、品質管理の
段階において時間のへだたりが大きい場合は、腫瘍がそ
の性状を変化させていなく、しかも選択された抗体と反
応することを確認するために、患者からさらにひき続い
て腫瘍細胞組織を獲得することが好ましい。
本発明の品質管理検査において、放射性同位体標識され
た混合物の小さな標本は腫瘍検査部分に置かれる。混合
物の標本を検査部分に置くための手段は小型の注射器も
しくば目薬用点滴器である。標本は検査部分に固定され
る。固定は湿気の多い環境で摂氏25°Cの温度で30
分間培養されることによって達成されることが好ましい
。放射性同位体標識混合物使用のため検査部分に存在す
る放射能は放射能計器によって測定される。放射線はガ
ンマ−計器、もしくはイオン化室などの従来公知の手段
によって計測される。その後、腫瘍検査部分は腫瘍標本
と反応を起こしていない混合物を取り除くために洗浄さ
れる。洗浄の後、洗浄された腫瘍検査部分に存在してい
る放射能が放射る放射能は放射能計器によって測定され
る。放射線はガンマ−計器、もしくはイオン化室などの
従来公知の手段によって計測される。その後、腫瘍検査
部分は腫瘍標本と反応を起こしていない混合物を取り除
くために洗浄される。洗浄の後、洗浄された腫瘍検査部
分に存在している放射能か放射能計器によって測定され
る。混合物か腫瘍見本と免疫反応を起こしている割合は
、洗浄前の放射能の測定値で洗浄後に存在している放射
能を割ることによって算出される。この免疫反応の百分
率比は、高い反応を起こす混合物に対しては高い値を示
すし、中程度の反応を起こす混合物に対しては中位の高
さの反応を示すものである。もしその百分率比が低い場
合には、その放射性同位体標識された混合物は/!!渚
に投与されない。低い値しか得られないのは下記の理由
に依るものである。(1)モノクロナール抗体が適切に
選ばれなかった(2)放射性同位体標識された混合物が
適切に前処理されCいなかった(3) It!瘍の標本
が適切でなかった(例えば、長い時間保存されていたり
適切に結合していない等)もしくは新しい腫瘍の生検標
本がもうすでに、以前に選ばれたモノクロナール抗体と
反応を示さなくなった。
好ましくは、品質管理試験用器材は、負制御検査装置の
み、正制御検査装置のみ、もしくはその両方を有してい
る。負制御装置は放射性同位体標識された混合物と反応
を示さない牛の血清アルブミンなどの抗原物質を伴った
検査部分を含んでいる。放射性同位体標識された混合物
は器材の選択装置の中にモノクロナール抗体を少なくと
も1つ有していて、それゆえ選択された抗原物質は混合
されるかもしくは器材の選lR装置中に介在するモノク
ロナール抗体のパネルのいずれか1つと反応するはずで
ある。正制御検査装置は混合物か適切に前処理された場
合に放射性同位体標識された混合物と反応する腫瘍異種
移植片のホモジネイトなどの抗原物質と結びつく検査部
分を有している。
もし、放射性同位体標識された混合物中に少なくとも1
つのモノクロナール抗体が存在している場合、個々の正
制御検査装置には相関関係のあるモノクロナール抗体が
各々準備される。
本発明の品質管理試験方法において、好ましくは少量の
放射性同位体標識された混合物の標本が、混合物標本は
m瘍検査部分に載せられるのとほとんど同時に載せられ
る。この正負の制御部分は腫瘍検査部分と同様の方法、
つまり検査部分に介在している放射衡量が測定され、検
査部分の反応していない混合物が洗浄され、洗浄の後に
介在している放射1eが再び計測されるという方法で処
理される。正制御部分において、放射能の百分率は高い
。もしそれが高くなればその、放射性同位体標識された
混合物は患者に投与されるべきではない正ル制御部分に
おいて高い百分率が検出されなければならない。正制御
検査装置で低い百分率しか得られないのなら、それは抗
体の破壊、放射性核種物質が抗体と結合していないこと
、もしくは選択、品質管理試験において誤りがあること
を示す。負制御部分においては、放射能の百分率は低い
かもしくは0である。負制御検査部分で高い百分率が得
られるのは調製もしくは品質管理試験において誤りが行
われたことを表すものである。そのような物質は患者に
投与される前に再3i!i!もしくは再検査、もしくは
その両方を行うべきである。
より詳細に説明するために、本発明の品質管理試験で得
られた、仮説上の高い反応の百分率の例は次の通りです
、(1)腫瘍検査部分における免疫反応百分率は70χ
から100%である。(2)負制御部分の反応百分率は
0%から15%である。
(3)品質管理試験で得られる百分率は85%から10
0%である。より詳細に説明するために24のモノクロ
ナール抗体(抗体A50%抗体850%)を含んでいる
放射性同位体IfI識された混合物に対する木)A明の
品質管理試験を行うことで得られる仮説上の反応百分率
は以下の通りである。(I)腫瘍検査部分の免疫反応比
は70%から100%である。(2)負制御検査部分の
免疫反応比は0%から15%である。(3)A抗体の正
制御部分の反応比が35%から50%である。(4)B
抗体の正制御部分の反応比は35%から50%である。
器材中で品質管理試験用装置は放射能検出を容易にする
ため切り離し可能もしくは、個々の帯状であっても良い
6本発明の品質管理装置は分離されても単独でも、そし
てさらに選択装置や調製装置と用いることも可能であり
、1つの完 な器材を構成している。
癌を検出し、fh療するために患者に、生体に用いられ
る放射性同位体標識された薬物もしくは混合物を選択し
、調製し、品質管理試験を行うための本発明は、好まし
くは以下の手段を有している。
(a)各々1つの腫瘍検査部分を有する突起を少なくと
も2つ配置した挿入物と、挿入物を収容し、@瘍細胞と
反応を起こす回走性のある抗体もしくは抗体片を少なく
とも2つ有するはめ込み容器とを有する選択装置。
(b)選択された抗体と、放射性核種の混合物を形成す
るための標識材は試薬と放射性核種を収容し、混合する
謂!1装置。
(C)選択装置中に含まれた抗体のパネルのいずれとも 反応を起こさない抗原物質を含んでいる負制御検査部分
と、抗体が正しく選択されかつ放射性同位体標識された
混合物が適切に前処理された場合に放射性同位体標識さ
れた混合物と反応を起こす腫瘍検査部分を少なくとも1
つ有している器材と、混合物中に、相当する抗体が介在
するまで、放射性同位体標識された混合物と反応する選
択装置中に含まれる抗体のパネルごとに少なくとも1っ
の正制御検査部分を有している器材を有している。
少なくとも3つの検査を導くための品質管理装置。
本発明の器材と方法は癌の発見もしくは免疫治療のため
の放射性同位体II!:!識された薬物、もしくは放射
性同位体標識された混合物を調製するために用いること
ができる。癌の発見において、癌腫瘍の程度とその位置
を決定するために、薬物が患者に投与され、その後患者
はガンマ−線画像装置もしくは強力対比用核磁力共振画
像装置などの画像装置によフて映し出される免疫治療に
おいては、癌腫瘍の治療のために患者に薬物もしくは混
合物が投与される。
例  1 個々の患者に効果を奏する癌映写用もしくは放射性薬物
の放射性薬物を混合するために適切な抗体を選択するた
めに人間の結腸の腫瘍に反応する可能性のあるモノクロ
ナール抗体のパネルを検査するための方法と装置の例を
以下に示す。
挿入物は、各々抗原抗体反応を示す3つの検査部分を含
んでいる7つの歯状突起を有している。
各々突起にある3つの検査部分は(1)負制御部分(2
)腫瘍細胞組織の抗原抗体検査をする部分(3)正制御
部分によって構成されている。発癌性抗原(CEA)は
第1の4つの突起の正制御部分と結合を起こす。結腸・
卵巣の腫瘍の抗原(COTA)は第5の突部の正制御部
分と結合を起こし、結腸のみに効く抗原たんばく質(C
SAP)は第6の突部の正制御部分と結びつき、人間の
 毛膜生殖せん刺激ホルモンは第7の突部の正制御部分
と結合を起こす。
ここで、容器とは各列に7つの区画に分かれている4つ
の列を有している官憲である。第1列目の7つの区画は
、重量比1%の牛の血清アルブミンを各々0.5rnJ
1有していて、第2列目の7区画には次の順番にあられ
される重量比o、oi%の7つの異種のモノクロナール
抗体溶液を0.5m文有している。Ant 1−CEA
決定素1、An i t 1−CEA決定因子、2.A
niti−CEA決定因子、39反−CEA決定因子。
4、ant 1−cota、ant 1−CSAP、そ
してant i−hcg−bet’a、第3列目の7区
画は、質量比0.1%の雌ヤギの抗マウスIgGハウス
ラディッシュ酵素共役を有している。
第4列目の7区画は4−クロロ−2−ナフトールの水溶
液と質量比O01%の過酸化酵素を有している。
手術て摘出される結腸の腫瘍は、ベーハー濃度7.4の
リン酸塩緩衝用生理食塩水中でホモジネイトされ、1対
9の比率の細胞組織の希薄溶液を作るために薄められる
。0.05mJ1のホモジネイト溶液のアリコートは腫
瘍細胞組織の標本とするだめにとっておかれた挿入物の
7つの突出部の各々の検査部分に載せられる。挿入物は
湿気の多い室内で摂氏25℃て30分放置される。その
後、挿入物は容器中、牛の血清アルブミンを含む第2列
目の区画に入れられ摂氏25°Cで30分間容量の中で
培養が行われる。挿入物は凝固を起こしていない抗原物
質を全て取り除くために取り出され洗浄される。その後
、挿入物は容器の第2列目の区画に置かれ、種々様々な
モノクロナール抗体との反応な可使ならしめるために摂
氏25°Cで30分培養が行われる。その後挿入物は洗
浄され、雌ヤギのIgGハウスラディッシュ酵索共役を
含む容器の第3列目の区画に置かれる。その後挿入物は
洗浄され4−クロロ−2−ナフトール/ハイドロジエン
バーキサイド溶液を含む容器中の第4列目の区画列に置
かれ、抗体が結びついた場所を黒ずませるために、摂氏
25℃で10分間培養を行う。挿入物は残留している4
−クロロ−2ナフトール/ハイドロジエンバーキサイト
溶液を取り除くために洗浄され、乾燥させられる。腫瘍
と反応した抗体は挿入物の突起上の黒ずんだ部分に示さ
れる。負制御部分は本発明の方法と装置が正しく用いら
れた場合、極わずかもしくは全く黒ずみを呈さない。負
制a部分の過度の黒ずみは分析に問題があ′ることを示
す。正制御部分で極わずかもしくは全く黒ずみがあられ
れないのは分析に問題があることを表すものである。
例  2 個々の患者に効果をあられす@旧画像もしくは放射性医
薬品を混合するために適切な抗体を選択するために1人
間の胸の腫瘍と反応を起こす可能性のあるモノクロナー
ル抗体のパネルを検査するための方法と装置の例が以下
にあられされている。挿入物は抗原抗体反応を示すため
の3つの検査部分を各々有している歯状の突部が形成さ
れている。突部の3つの検査部分とは(1)正制m部分
(2)腫瘍細胞組織の抗原抗体検査部分(3)負制御部
分。以下か正制御部分で結合を起こす抗原である。人間
の乳房の上皮mammary  epithelial
抗体HME−Ag (46,000ドルトン)は第1の
突出部と結びつき、IME−Ag (70,000ドル
トン)は第2の突出部と結びつきIME−Ag (15
0,000ドルトン)は第3の突出部と結びつき、CE
Aは第4.5.6及び7の突出部と結びつき、モノクロ
ナール抗体86.2によりて認識された抗原は5g8の
突出部と結びつき、モノクロナール抗体6.2によって
認識された抗原は第8の突起と結合し、モノクロナール
抗体872.3によって認められた抗原は第9の突起に
結合し1人間の 上膜のゴナドトロピンは第10の突起
と結びつく。(各突起)に用いられる特定の抗原につい
ての知識を提供するために以下を参照。
(1)HME−Ags : 1982年、R,LCer
iani、M、ササキ、H,サスマン、W、MWara
、E、Wブランクによって著作されたProc、Nat
l、Acad、Sciの第79巻5420−5424頁
の記載による「胸部の癌における人間の乳房の円形状上
皮抗原」の項を参照。
(2)82.6とBT2.3との抗原反応二1983年
P、ホーマンハント、M、Mut i、Go 1che
rとJ、Schlomによって著作された「癌研究調査
」の43巻72B−735に記載の「モノクロナール抗
体をI!瘍と関係のある抗原に用いることにより乳癌の
悪性腫瘍群付近における抗原異質性と調節を定義する方
法」の項を参照容器は各側にlOの区画を有する列を4
列有している。第1列目の10の区画は1重量比1%の
牛の血清アルブミンを0.5mJl各々有しており、第
2列目の10区画は以下に示す10の異ったモノクロナ
ール抗体の重量比0.01%の溶液を0.5m文有して
いる。
(1)反−HME−Ag−46,000、(2)Ant
 i−HME−Ag−7,000、(3)Anti−H
ME−Ag−150,000、(4)Anti−CEA
決定因子l、(5)Anti−CEA決定因子2)、(
6) An t 1−CEA決定因子3、(7)Ant
i−CEA決定因子4.(8)B6−2)、(9)87
2.3そして(10)ant 1−rCH−betao
第3列目の10の区画は重量比0.1%の雌ヤギの対マ
ウス抗体IgGハウスラディッシュ酵素共役の溶液を含
んでいる。第4列目の10区画は4−クロロ−2−ナフ
トール水溶液と重量比0.1%のへイトロジェンバーキ
サイドを含有している。
手術もしくは針生検で摘出された胸の腫瘍の細胞組織は
pH6度7.4のリン酸塩緩衝生理食塩水溶液の中でホ
モジネイトされ細胞組織は■:9の比率で薄められる。
0.05m1のアリコートホモジネイト溶液は腫瘍細胞
標本のための挿入物の10の突起の各々の検査部分に載
せられる。挿入物は湿気の多い部屋で摂氏25℃で30
分間さらされる。その後挿入物は容器中の牛の血清アル
ブミンの第1の区画列の中に置かれ、その後摂氏25℃
で30分間培養が行われる。この挿入物榮結を起こして
いない抗原物質を全て取り除くために容器から取り出さ
れ洗浄される。その後この挿入物は雌ヤギの抗マウスI
gG−ハウスラディウシュバーキサイド共役を含む容器
の第3区画列に置かれ、摂氏25℃で30分間培養され
る。挿入物は容器から取り出され残留している第2の抗
原−へウスラディッシュ酵素を全て取り除くために洗浄
される。挿入物は容器のハイドロゲンバーキサイドと4
−クロロ−2−ナフトール溶液を含む第4列目の区画に
置かれ黒ずみを展開するために抗体が結合する。挿入物
は取り除かれ、残留している4−クロロ−2−ナフトー
ル/ハイドロジコンバーキサイド溶液を取り除くために
洗浄されその後乾燥させられる。腫瘍と反応する抗体は
挿入物の突出部上が黒ずむことによって指示される。
負制御部分は本発明の方法と装置が正しく用いられれば
ほとんどもしくは全く変化を表さない。負制御部分が過
度に黒ずむのは分析に問題があることを示す。正制御部
分は黒ずみによって抗原抗体反応を示す。はとんどもし
くは全く正制御部分が黒ずまないのは分析に問題がある
ことを示す。
Nユ この例は放射性同位体標識された混合物の品質管理を行
うための方法と装置に関するものである。一端に円弧状
の切り欠き部・を有す平坦なプラスチックの帯片が検査
片として用いられる。その切り欠き部はニトロセルロー
スの紙片などのたんばく質と結合することか知られてい
る吸収物質と背中合せに接合している。このような切り
欠き部は、5マイクロリツターの腫瘍ホモジネイトを装
填している。IF!瘍ホモジネイトを前処理するために
外科手術もしくは針による生検によって得られた真新し
い腫瘍の標本は9の部分に分けられるリン酸塩で緩衝さ
れた0、9%の生理食塩水溶液と混合されホモジネイト
される。腫瘍ホモジネイトを加えた後、その腫瘍ホモジ
ネイトを加えた場所は乾燥させられ検査片は吸収物質上
でさらにこれ以上の結合を阻止するために血清アルブミ
ンの中に浸される。
さらに別の検査片には公知の抗体(正制御部分に用いら
れる抗体)と牛の血清アルブミン(負制御部分に用いら
れる抗体)を前もって装填されそれらは免疫反応に用い
られる。
放射性同位体標識された混合物中で前処理され、1用の
ために一服づつとして割り当てられた抗体は放射性同位
体標識された薬物もしくは0.1%の生理食塩水溶液中
にO,1%の牛の血清アルブミンを薄めて調製された薬
物を1〜10マイクロリツトル腫瘍ホモジネイトを含有
する検査片の切り欠き部に投下することによって検査が
行われる。正制御・負制御部分の切り欠き部分に同アリ
コートの薬物が投下される。もし薬物が1つ以上のモノ
クロナール抗体を用いて混合されるのであれば、さらに
別の正制御かさらに他の抗体に行われる。正制御部分は
与えられたモノクロナール抗体と適合(反応)する、検
査部分は腫瘍ホモジネイトのアリコートが投下されたの
ち、湿気の多い環境で1分から60分反応を起こさせる
。次にそれらの検査部分は放射線検知器に入れられて分
析が行われる。分析の後、反応していない抗体は洗い流
され再び分析が行われる。腫瘍ホモジネイトの標本を有
している検査片に残留している放射悌□の量は服用薬物
の免疫反応を計るための手段として用いられる。正負の
制御検査片は分析が正しく行われたことを確認するため
に用いられる。つまりそれら正負の制御検査片は品質管
理を行うために分析に用いられる。負制御検査部分は薬
物と0乃至最小限の反応を示し、正制御検査部分は薬物
との物質的な反応を示すものである。
放射源を含まない抗体服用薬物には2段階の分析が必要
である。検査片にアリコート薬物を投下し、湿気の多い
場所で1分から60分反応させた後、検査片は反応して
いない抗体を取り除くために洗浄される。125■によ
る標識が付けられた雌ヤギの対マウス抗体などの薬物の
調製に用いられる抗体と反応する第2の抗体が前回役滴
が行われた場所に加えられ、検査片に再び1分から60
分培養が行われる。この間、それらの検査片は放射源分
析が行われる。培養と分析の後、反応を起こしていない
第2の抗体を洗い除き再び分析が行われる。各々の検査
片において、放射源と結びついている百分比率が計測さ
れる。正制御部分と比して品質管理試験による決定が、
腫瘍見本の放射源の相対的な結合に基づいて行われる。
この結果は以前に測定された値と比較される。以前に引
用されたケース、直接分析と同様に、この分析は絶対的
な免疫反応よりもむしろ相対的な免疫反応を計測するた
めのものである。
(発明の効果) このようにして、個々の腫瘍の診断・治療において有益
な選択されたモノクロナール抗体を選択し、調製し、そ
して品質管理試験を行うための方法と装置が発見された
。このような選択方法と選択装置を用いることによりど
の抗体が抗原抗体反応を起こすかわかり、このような抗
体は患者に投与される混合物や薬物に用いられる。この
ような調製方法・調製装置により、選択されたモノクロ
ナール抗体を標識試薬もしくは放射性核種と混合するこ
とが可能となる。本発明の品質管理方法と品質管理装置
を用いることにより、放射性同位体標識された混合物が
適切に前処理され、生体中で患者の腫瘍に反応すること
が確認される。本発明の方法と器材を用いて、このよう
にして混合物を患者に与える前に患者の@瘍と反応を起
こす混合物の決定が成される。
【図面の簡単な説明】
第1図はそれぞれ3つの検査部分を含んでいる6つの突
起を有している挿入物と、試薬と検査されるべき種々の
モノクロナール抗体片もしくは抗体片を有する容器を表
わしている選択装置の本発明における好適な実施例を表
わすものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、以下のステップを有する癌の発見とその治療に用
    いられる抗体もしくは抗体片を選択混合するための方法
    : (a)腫瘍標本を入手するステップ; (b)上記腫瘍サンプルをホモジネイトするステップ; (c)抗原抗体反応のために装置の腫瘍検査部分に上記
    腫瘍ホモジネイトアリコートを載せ固定するステップ; (d)液中に浮かんでいる上記ホモジネイトが少なくと
    も1つの選択されたモノクロナール抗体もしくは抗体片
    を含有する溶液と共に固定された腫瘍検査部分を覆うた
    めのステップ;(e)上記抗原物質を核検査部分と結合
    させるステップ; (f)上記ホモジネイトと反応を起こす可能性のある選
    択された少なくとも1つのモノクロナール抗体を含む溶
    液に上記検査部分を入れるステップ; (g)反応した抗体の存在を検出するために上記検査部
    分を試薬溶液で展開させるステップ;2)、特許請求の
    範囲第1項記載の方法において更に以下のステップを有
    する癌の発見とその治療に用いられる抗体もしくは抗体
    片を選択し混合するための方法: (a)選択された検査部分と反応を起こした抗体もしく
    は抗体片を少なくとも1つ選択するステップ; (b)放射性同位体標識混合物もしくは薬物を形成する
    ために上記選択された抗体もしくは抗体片を標識試薬及
    び放射性核種と混合するステップ; 3)、特許請求の範囲第2項に記載の方法において更に
    以下の品質管理検査ステップを有する癌の発見とその治
    療に用いられる抗体もしくは抗体片を選択し混合するた
    めの方法: (a)上記放射性同位体標識混合物を腫瘍品質管理検査
    部分に載せるステップ; (b)放射能検出器により、放射性同位体標識された混
    合物が正しく選択され前処理され、上記腫瘍検査部分は
    放射性同位体標識混合物と混合し、その結果得られた品
    質管理検査部分の放射能は高い値をとる上記腫瘍検査部
    分から検出された放射能を計測するステップ; 4)、特許請求の範囲第3項記載の方法において、上記
    放射性同位体標識混合物の標本は負制御装置の上記放射
    性同位体標識混合物と反応する抗体を有する負制御管理
    検査部分の上に載せられ、その結果得られた負制御検査
    部分から放出される放射能が放射能計器で計測され、さ
    らに上記放射性同位体標識混合物が正しく選択され前処
    理された場合には、上記負制御検査部分は上記放射性同
    位体標識混合物と反応を起こさなく、負制御検査部分か
    ら放出される放射能は低い値をとることを特徴とする癌
    の発見とその治療に用いられる抗体もしくは抗体片を選
    択し混合するための方法。 5)、特許請求の範囲第3項もしくは第4項に記載の方
    法において、上記放射性同位体標識混合物の標本は正制
    御装置に上記放射性同位体標識混合物と反応する抗体を
    有する制御検査部分の上に載せられ、その結果得られた
    正制御検査部分から放出される放射能が放射能計器で計
    測され、さらに放射性同位体標識混合物が正しく選択さ
    れ前処理された場合、上記正制御検査部分は放射性同位
    体標識混合物と反応を起こし、正制御検査部分から検出
    された放射能は高い値をとることを特徴とする癌の発見
    とその治療に用いられる抗体もしくは抗体片を選択し混
    合するための方法。 6)、特許請求の範囲第1〜5項記載の方法において実
    践するための以下の手段を有している器材: (a)抗原物質を結合させるための結合物質を1つ有し
    ている検査部分を、各々少なくとも1つ有している突起
    を少なくとも2つは有している挿入物; (b)挿入物を収容し、上記抗原物質と上記抗原物質と
    反応する可能性のあるモノクロナール抗体もしくはモノ
    クロナール抗体片を少なくとも2つ有している容器; 7)、特許請求の範囲第6項記載の器材において、上記
    挿入物の突部は各々2つの検査部分すなわち、 (a)抗原物質が結合し、ある特定の腫瘍を伴った抗原
    に効果を奏するモノクロナール抗体、抗体片もしくはそ
    の混合物と反応を起こす、負制御部分としての第1の部
    分;そして (b)腫瘍細胞組織が結びつく腫瘍検査部分としての第
    2の部分; を有していることを特徴とする器材。 8)、特許請求の範囲第7項記載の器材において、更に
    抗原物質が結合を起こし、しかも容器中の特定のモノク
    ロナール抗体、モノクロナール抗体片もしくはその混合
    物と反応を起こす正制御部分としての第3の制御部分を
    有しているを有していることを特徴とする器材。 9)、特許請求の範囲第6項、7項もしくは第8項記載
    の器材において、第3項記載の方法を実行するための方
    法は上記腫瘍細胞組織と結合する物質を含有する少なく
    とも1つの腫瘍品質管理検査部分を有しており、それゆ
    えこの器材を使用中に腫瘍細胞組織は上記腫瘍品質管理
    制御部分が載せられる放射性同位体標識混合物の放射能
    が、放射能で標識付けられた混合物が看者に使用しても
    良いものかどうか決定するために上記腫瘍品質管理検査
    部分の放射能が決定されることを特徴とする器材。 10)、特許請求の範囲第6項、7項、8項もしくは第
    9項記載の器材において、上記挿入物と容器は、容器に
    ただ1つの挿入物が適合するようにするため、お互いに
    適合一致した形状をしていることを特徴とする器材。
JP1496787A 1986-01-24 1987-01-23 癌の発見とその治療に用いられる抗体もしくは抗体片を選択混合するための方法 Pending JPS62203062A (ja)

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