JPS62202986A - 改良木材の製法 - Google Patents
改良木材の製法Info
- Publication number
- JPS62202986A JPS62202986A JP3156986A JP3156986A JPS62202986A JP S62202986 A JPS62202986 A JP S62202986A JP 3156986 A JP3156986 A JP 3156986A JP 3156986 A JP3156986 A JP 3156986A JP S62202986 A JPS62202986 A JP S62202986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- heating
- moisture content
- pressurizing
- improved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002023 wood Substances 0.000 title claims description 31
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 11
- 230000002579 anti-swelling effect Effects 0.000 claims description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002531 Rubberwood Polymers 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 239000010876 untreated wood Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000021736 acetylation Effects 0.000 description 1
- 238000006640 acetylation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 1
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000003763 carbonization Methods 0.000 description 1
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 125000002887 hydroxy group Chemical group [H]O* 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000010977 jade Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000001932 seasonal effect Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000010875 treated wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は木材の吸脱湿による寸法変化を少くした改良木
材の製法に関する。
材の製法に関する。
天然の木材は、それが置かれた環境の温度湿度に影響さ
れて吸湿あるいは脱湿を繰り返して寸法も伸び稲みして
変化する。一定の温湿度において、木材中の水分が一定
に達する含水率のことを平向含水率というが、はとんど
の木材は日本国内の室内では６〜１０％の平衡含水率と
なり、木材の乾燥はこの範囲になる様に仕上げることに
あった。
れて吸湿あるいは脱湿を繰り返して寸法も伸び稲みして
変化する。一定の温湿度において、木材中の水分が一定
に達する含水率のことを平向含水率というが、はとんど
の木材は日本国内の室内では６〜１０％の平衡含水率と
なり、木材の乾燥はこの範囲になる様に仕上げることに
あった。
しかし、四季の変化により、高温多湿の梅雨期と低温低
湿の冬期とでは平向含水率の変動は避けられず１寸法が
変化し、時には反り、ねじれ、膨れ、縮みなどの狂いを
生じた。そこで木材の寸法変化を少なくする方法として
、合成樹脂を木材に注入する方法、薬品による吸湿水酸
基のアセチ〃化、ホルマール化などが検討されてきたが
、これらの方法は何れも木材のもつ断熱性、加工性、外
観などの特性を損ないまだ加工に複雑な工程と多大な処
理費用を要するなどの欠点が認められた。
湿の冬期とでは平向含水率の変動は避けられず１寸法が
変化し、時には反り、ねじれ、膨れ、縮みなどの狂いを
生じた。そこで木材の寸法変化を少なくする方法として
、合成樹脂を木材に注入する方法、薬品による吸湿水酸
基のアセチ〃化、ホルマール化などが検討されてきたが
、これらの方法は何れも木材のもつ断熱性、加工性、外
観などの特性を損ないまだ加工に複雑な工程と多大な処
理費用を要するなどの欠点が認められた。
本発明の目的は、天然の木材のもつ疑れだ性質をそのま
ま有し、寸法変化率を少なくした改良木材を安価で容易
な製法を提供することにある。
ま有し、寸法変化率を少なくした改良木材を安価で容易
な製法を提供することにある。
本発明は、加熱加圧操作により、元の木材の平衡含水率
の絶体値を２〜４％低くすると共に抗膨張率を２０〜６
０％にする改良木材の製法である。
の絶体値を２〜４％低くすると共に抗膨張率を２０〜６
０％にする改良木材の製法である。
ココで抗膨張率とは、ＡＳ Ｅ （Ａｎ ｔ ｉ−ｓ
ｗｅｌｌｉｎｇ Ｅｆｆｉｃｉｅｎｃｙ）で次式で計
算する。
ｗｅｌｌｉｎｇ Ｅｆｆｉｃｉｅｎｃｙ）で次式で計
算する。
Ｄｏ−Ｄ
ＤＯ：未処理材の膨張率
Ｄ：処理材の膨張率
すなわち、加熱と加圧を同時に行うことにより、ある種
の木材の平衡含水率を未処理材に対して著しく低くし、
環境の変化による平衡含水率の変化が著しく少なくなり
、結果として寸法変化率を少なくする改良木材の製法で
ある。
の木材の平衡含水率を未処理材に対して著しく低くし、
環境の変化による平衡含水率の変化が著しく少なくなり
、結果として寸法変化率を少なくする改良木材の製法で
ある。
本発明での加熱加圧操作としては、圧力容器中で電気ヒ
ーター、ガスヒーター、オイルヒーターなどによる加熱
と、コンプレッサーによる加圧。
ーター、ガスヒーター、オイルヒーターなどによる加熱
と、コンプレッサーによる加圧。
または水蒸気による加熱加圧のいずれも可能であるが、
中でも水蒸気による加熱加圧が安全で経済的である。加
熱加圧条件として１４．１２０〜２５０℃、２〜４０ｔ
ｃｇ／ｄ、処理時間は温度圧力により異なるが、例えば
ゴムツキでｊ１λさ５０ ｒｎ ／ ｍの板材の場合で
、１２０℃、２ｋｇ ／ ｃ−で８時間、または２１０
℃、２Ｑｋｒ）／ｃｄで３０分の処理で平向含水率の絶
対値は約２％低くなり、抗膨張率は約２０％となる。捷
だ、１５０℃、５ｋｇ／ｃｍ２で１６時間、または２５
０℃、４０ｋｔｉ／ｃ−で２時間の処理で、平衡含水率
は約４％低くなり、抗膨張率は約６０％となる。なお、
温度が１２０℃以下では改良木材が得られず、２５０℃
以上では木材の細胞が破壊して強度が著しく低下して改
良木材にならない。また、ここで平衡含水率が２％未満
の低下では、抗膨張率は２０％未満となり、また、２０
％未満の抗膨張率では実用上反り狂いに著しい効果がな
い。逆に４％以上の平向含水率の低下では抗膨張率は６
０％以上となり寸法安定性としては非常に良好であるが
、操作上高熱を要するため木材のもつ自然の風合がな（
なり、炭化が著しく、また機械的強度の劣化が著しく好
ましくない。
中でも水蒸気による加熱加圧が安全で経済的である。加
熱加圧条件として１４．１２０〜２５０℃、２〜４０ｔ
ｃｇ／ｄ、処理時間は温度圧力により異なるが、例えば
ゴムツキでｊ１λさ５０ ｒｎ ／ ｍの板材の場合で
、１２０℃、２ｋｇ ／ ｃ−で８時間、または２１０
℃、２Ｑｋｒ）／ｃｄで３０分の処理で平向含水率の絶
対値は約２％低くなり、抗膨張率は約２０％となる。捷
だ、１５０℃、５ｋｇ／ｃｍ２で１６時間、または２５
０℃、４０ｋｔｉ／ｃ−で２時間の処理で、平衡含水率
は約４％低くなり、抗膨張率は約６０％となる。なお、
温度が１２０℃以下では改良木材が得られず、２５０℃
以上では木材の細胞が破壊して強度が著しく低下して改
良木材にならない。また、ここで平衡含水率が２％未満
の低下では、抗膨張率は２０％未満となり、また、２０
％未満の抗膨張率では実用上反り狂いに著しい効果がな
い。逆に４％以上の平向含水率の低下では抗膨張率は６
０％以上となり寸法安定性としては非常に良好であるが
、操作上高熱を要するため木材のもつ自然の風合がな（
なり、炭化が著しく、また機械的強度の劣化が著しく好
ましくない。
本発明では、加熱加圧により、木材中で平衡台ことによ
り、平衡含水率の低下、並びに寸法変化率の低減化をも
たらすものと考えられる。
り、平衡含水率の低下、並びに寸法変化率の低減化をも
たらすものと考えられる。
従って、本発明により得られる改良木材は寸法変化が小
さく、反り、ねじれ、膨れ、縮みなどの狂いが生ぜずに
、天然の木材本来の木目外観、断熱性、加工し易さなど
の性能も備えているので、家具部材、建築や構渠材料と
して有用である。
さく、反り、ねじれ、膨れ、縮みなどの狂いが生ぜずに
、天然の木材本来の木目外観、断熱性、加工し易さなど
の性能も備えているので、家具部材、建築や構渠材料と
して有用である。
次に本発明を実施例により説明する
実施例１゜
３０℃、湿度７０％で平衡含水率１０％の５０ｍ ／
ｍ厚ゴムツキを圧力容器に入れ、１０＃／ｄの飽和水蒸
気で１７５℃に調整して２時間処理したところ、平衡含
水率は５％となり、抗膨張率は４０％の改良木材を得た
。次に、この改良木材と未処理の…１記ゴムツキを用い
−Ｃ，厚さ２２ｍ／＋ｎ。
ｍ厚ゴムツキを圧力容器に入れ、１０＃／ｄの飽和水蒸
気で１７５℃に調整して２時間処理したところ、平衡含
水率は５％となり、抗膨張率は４０％の改良木材を得た
。次に、この改良木材と未処理の…１記ゴムツキを用い
−Ｃ，厚さ２２ｍ／＋ｎ。
幅１０００ ｍ／ｍ、 長さ２０００ ＋ｎ／ｍの大板
を作成し、４０℃で９０％湿度にて７日間放置した後Ｋ
、４０℃で３０％湿度７日間放置の亮低湿度テストをし
たところ、本発明の改良木材には反りや狂いなどは認め
られなかったが、比値例としてテストした未処理材によ
る大板には幅方向に４ｍ／ｍの反りが認められた。
を作成し、４０℃で９０％湿度にて７日間放置した後Ｋ
、４０℃で３０％湿度７日間放置の亮低湿度テストをし
たところ、本発明の改良木材には反りや狂いなどは認め
られなかったが、比値例としてテストした未処理材によ
る大板には幅方向に４ｍ／ｍの反りが認められた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）加熱加圧操作により、元の木材の平衡含水率の絶対
値を２〜４％低くすると共に抗膨張率を２０〜６０％に
することを特徴とする改良木材の製法。 ２）加熱加圧操作が、水蒸気による加熱加圧で、１２０
〜２５０℃、２〜４０ｋｇ／ｃｍ＾２で処理する特許請
求の範囲第１項記載の改良木材の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156986A JPS62202986A (ja) | 1986-02-15 | 1986-02-15 | 改良木材の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156986A JPS62202986A (ja) | 1986-02-15 | 1986-02-15 | 改良木材の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62202986A true JPS62202986A (ja) | 1987-09-07 |
Family
ID=12334808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3156986A Pending JPS62202986A (ja) | 1986-02-15 | 1986-02-15 | 改良木材の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62202986A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010269593A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-12-02 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 木材の改質処理方法と改質処理木材 |
| JP2012516814A (ja) * | 2009-02-02 | 2012-07-26 | ソマーダル，トム | コンテナ |
| JP2021527577A (ja) * | 2018-04-13 | 2021-10-14 | トライコヤ テクノロジーズ エルティーディーＴｒｉｃｏｙａ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｌｔｄ | アセチル化木材およびその製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54135205A (en) * | 1978-04-08 | 1979-10-20 | Hiyougo Izumi | Correction and prevention of strain generating material |
| JPS59221582A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-13 | 株式会社名南製作所 | 原木の含有水分除去方法及び装置 |
-
1986
- 1986-02-15 JP JP3156986A patent/JPS62202986A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54135205A (en) * | 1978-04-08 | 1979-10-20 | Hiyougo Izumi | Correction and prevention of strain generating material |
| JPS59221582A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-13 | 株式会社名南製作所 | 原木の含有水分除去方法及び装置 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012516814A (ja) * | 2009-02-02 | 2012-07-26 | ソマーダル，トム | コンテナ |
| JP2016047742A (ja) * | 2009-02-02 | 2016-04-07 | ソマーダル，トム | コンテナ |
| JP2010269593A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-12-02 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 木材の改質処理方法と改質処理木材 |
| JP2021527577A (ja) * | 2018-04-13 | 2021-10-14 | トライコヤ テクノロジーズ エルティーディーＴｒｉｃｏｙａ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｌｔｄ | アセチル化木材およびその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Stamm et al. | Minimizing wood shrinkage and swelling effect of heating in various gases | |
| CN102107447B (zh) | 一种木质型材及其制备方法 | |
| CN106493815A (zh) | 压缩密实炭化木材的制备方法 | |
| GB2098452A (en) | Process for treating tobacco to improve its filling capacity | |
| CN103240782A (zh) | 一种纳米无机化炭化木的制备方法及其产品和应用 | |
| Mehmet et al. | Crystalline structure of heat-treated Scots pine [Pinus sylvestris L.] and Uludağ fir [Abies nordmanniana (Stev.) subsp. bornmuelleriana (Mattf.)] wood | |
| Rosa et al. | The effect of long term treatment at 100 C–150 C on structure, chemical composition and compression behaviour of cork | |
| JPS62202986A (ja) | 改良木材の製法 | |
| CN101497799B (zh) | 一种超高温木材炭化方法 | |
| CN108144575B (zh) | 硫化石墨硅胶氯化锂固化复合除湿剂及其制备方法 | |
| CN110328726B (zh) | 一种木材改性剂及其制备方法与应用 | |
| Huang et al. | The influence of heat treatment on the static and dynamic sorptive behavior of moso bamboo (Phyllostachys pubescens) | |
| CN112809866B (zh) | 一种稳定持水防木制品家具开裂的方法 | |
| CN112856939A (zh) | 一种地板木材中温热处理的方法 | |
| US3788929A (en) | Method for plasticizing wood | |
| JP2855139B2 (ja) | 寸法安定性向上木材の製法 | |
| JPH01157801A (ja) | 改良木材の製法 | |
| KR20170021385A (ko) | 치수안정성이 개선된 압축가공목재 제조방법 | |
| CN114953074B (zh) | 可进行原位修复的木材热处理方法及其所得改性木材 | |
| JP5363405B2 (ja) | 木材の改質処理方法と改質処理木材 | |
| JPS62128704A (ja) | パ−テイクル・ボ−ドの製造方法 | |
| WO2017216734A1 (en) | A thermally modified wood product and a process for producing said product | |
| Aytekin et al. | The effect of treatment time on dimensionally stability, moisture content and mechanical properties of heat treated Anatolian chestnut (Castanea Sativa Mill.) wood | |
| SU166573A1 (ru) | СПОСОБ ПОДГОТОВКИ СУШЕНЫХ ОВОЩЕЙ к БРИКЕТИРОВАНИЮ | |
| JPH0330907A (ja) | 木材の防火処理法 |