JPS6220217Y2 - - Google Patents

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JPS6220217Y2
JPS6220217Y2 JP8876681U JP8876681U JPS6220217Y2 JP S6220217 Y2 JPS6220217 Y2 JP S6220217Y2 JP 8876681 U JP8876681 U JP 8876681U JP 8876681 U JP8876681 U JP 8876681U JP S6220217 Y2 JPS6220217 Y2 JP S6220217Y2
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JP
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cap
protrusion
bottle
flat
inner stopper
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JP8876681U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は点滴薬収容瓶等(以下バイエル瓶とい
う)の衛生性を向上させる改良瓶口密封構造に関
する。
従来のバイエル瓶口部の密封構造の一例を、第
1図(密封されたバイエル瓶口の正面断面図)よ
り説明する。
第1図において1はバイエル瓶、2は該瓶の口
部、3は天然ゴムの如き弾性材製の中栓で、4は
該中栓3の円板頂壁、5は該頂壁4から垂下し、
瓶口部内面に密着嵌入する円筒壁、6は該頂壁4
上面に設けた断面三角形の環状突起である。10
は金属製外キヤツプで、該外キヤツプ10は頂部
11と、該頂部11の周縁から垂下し、下端部分
13が内方に屈折させられて、前記瓶口部の段部
7に係止する円筒部12とからなる。なお、該頂
部11は、その外周縁に上向きの環状突条15
を、又、その内側に平板部17をもつ。
薬液等を充填し、上記の中栓が嵌着され、次に
外キヤツプが装着されて第1図に示す密封構成に
なつた瓶1は、殺菌処理機に入れられて、水中に
おいて次第に加温され、殺菌処理温度に所定時間
保たれた後、水中で次第に冷却されて殺菌処理機
から取り出されて貯蔵、又は出荷される。
ここで、中栓3の頂壁4に突起6が設けられて
いるのは、次のような事情による。即ち、外キヤ
ツプ10は、中栓3が瓶口部2に嵌着されたあ
と、頂部11を上から押圧しながら、その上に冠
せられ、最後に円筒部12の下端部分13を屈折
させて、瓶の口部の段部7に係止させられるので
あるが、このとき、必ずしも下端部分13が段部
7の全周と密接するとは限らず、微小の間隙が残
されることがある。そのような間隙があると、上
記殺菌処理時に、多くの瓶が通過して汚れている
熱水又は冷却水が円筒部12と口部外周との間隙
に浸入し冷却時に吸引され、キヤツプの頂部11
と、中栓頂壁4の上面との間に貯留することにな
る。そのような汚水が残り、中栓頂部上面に付着
していると、使用時、外キヤツプを外し、注射針
などを中栓にさし込む際、針が汚染されることに
なり、衛生上の問題が生ずる。前記三角形の突起
6は、このような汚水の侵入を阻止するために設
けられたものである。つまり、該突起6を外キヤ
ツプ10の頂部11に圧接触させることにより、
外キヤツプの円筒部12と口部外周との間隙に侵
入又は吸引された汚水が中栓頂壁の中央部にまで
侵入することを防ごうとしているのである。
しかし、そのようにしても、前記の殺菌処理し
た場合には、その冷却水が突起6を越えて、中栓
の頂壁中央部にまで侵入するのを防ぎ得ないこと
が知られた。
本考案は、このような欠陥の排除を目的として
なされたものであり、これによれば、瓶口部2の
外径と等しい外径をもつ円板頂壁4と、該頂壁4
から垂下し、該瓶口部2に密着嵌入可能な円筒壁
5とをもつ弾性材製中栓3を嵌入装着した該瓶口
部2に、外周縁に環状突条15、その内側に平坦
部17をもつ頂部11及び該頂部11の周縁から
垂下する円筒部12をもつ金属製外キヤツプ10
を冠せ、該円筒部12の下端部分13を内方に屈
折して該瓶口部2の段部7に係止させたバイエル
瓶において、 前記中栓3は、頂壁4の周辺部分に該頂壁4と
同心環で上面27が平坦な平坦突起26を具備
し、該平坦突起26の内端縁25は前記キヤツプ
の平坦部17の外端縁18よりも中栓3の中心方
向に少くとも平均1mm内方にあり、該平坦突起2
6の巾tは、該突起26の高さhより大であるこ
とを特徴とするバイエル瓶の密封構造が得られ
る。
本考案の具体例を第2図(バイエル瓶の密封構
造を示す断面図)で説明する。
第2図において、第1繊と同じ番号を附した部
分は第1図における瓶、中栓、キヤツプの同番号
の部分を示す。1,2,3,4,5,7,10,
11,12,13,15,17がこれに該当す
る。
第2図に示す本具体例の密封構造と第1図に示
す従来の密封構造との相違するところは、中栓の
頂壁の構造にある。即ち、本具体例の中栓3は、
第1図の中栓3の三角形の突起6の代りに、中栓
の頂壁4の周辺部分に、該頂壁と同心環で上面2
7が平坦な平坦突起26をもつものである。而し
て、この平坦突起26は、キヤツプ10の頂部1
1の平坦部17に接していて、該平坦突起26と
平坦部17との位置関係を、該平坦突起の内端縁
25が該平坦部17の外端縁18よりも中栓の中
心方向に2mm寄らせ、又、該平坦突起の外端縁2
8が中栓の頂壁4の外周面の延長上にあるように
した。なお該突起26の高さhは0.5mm、巾tは
4mmである。
本具体例において、キヤツプ10の素材は0.30
mm厚のアルミニウム板(YCSB,H−29)で中栓
3の素材は塩素系ブチルゴムである。又キヤツプ
円筒部の内径は約31.5mmであつた。
本具体例のキヤツプ、中栓を用いた密栓構造の
バイエル瓶を常法により加熱殺菌処理し、殺菌処
理機から取り出し任意抜取りにより10個につき、
キヤツプの頂部からスコア線32で囲まれた部分
を除去して肉眼で調べたが、中栓の頂壁上での水
の貯溜は皆無であつた。
比較のため、第1図に示す三角形状の突起6を
もつ中栓を用いたバイエル瓶では、該中栓頂壁と
キヤツプ頂部との間の該突起6に囲まれた部分に
殺菌処理水の浸入が認められた。
この効果の相違は、たぶん、三角形状突起の場
合には瓶に装着されている中栓に対して、キヤツ
プを傾斜させて冠せ、キヤツプを中栓に向つて押
しつけ、最終的には正しく冠せた状態でキヤツプ
のスカート下端を折り曲げ係合した場合、キヤツ
プは、三角形状の突起を、その突起が形成する環
の全体について一定方向に押し倒し変形させた状
態で装着され、そのため該突起の変形の程度が異
なる部分を生ずるのに対し、平坦突起の場合に
は、キヤツプを傾斜させないで冠せた場合は勿論
のこと、傾斜させて冠せたとしても、平坦突起2
6が押し倒されることなく、従つて最終的に正し
く冠着されたキヤツプの平坦部に対して中栓の平
坦突起の平坦面が均一圧で押圧接するためであろ
う。
而して中栓の該平坦突起が、キヤツプ装着の際
に押し倒されないためには、該突起の巾tが突起
の高さhより大であることが必要である。又中栓
の突起の平坦面とキヤツプの平坦部とが重なり押
圧接する部分の巾、換言すると突起26の内端縁
25とキヤツプの平坦部17の外端縁18との間
の寸法は、押圧接する部分の単位面積当りの押圧
力が大になる程水の侵入を防止できることに鑑
み、小さい程よいのであるが、キヤツプ、中栓及
び瓶口部の寸法の製作誤差等を勘案すれば、少く
とも平均1mmは必要である。その最大寸法は、中
栓の材質、キヤツプ係合の際の押圧力、キヤツプ
の径材質によつて異なり、水が侵入しない範囲と
して定められる。
なお、第2図でキヤツプ10は、頂部11にリ
ベツト30によつて固着された引裂き用タブ31
をもち、該引裂き用タブ31の持ち上げにより破
断されるスコア線32をもつイージーオープニン
グ形式になつているが、これは何れも本考案の本
質には関係がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバイエル瓶口部の密封構造例を
示す断面図、第2図は本考案の一例におけるバイ
エル瓶口部の密封構造を示す断面図である。 1……バイコル瓶、2……瓶口部、7……段
部、3……中栓、4……頂壁、5……円筒壁、1
0……外キヤツプ、11……頂部、15……環状
突条、17……平坦部、12……円筒部、13…
…円筒部12の下端部分、18……平坦部17の
外端縁、26……平坦突起、27……上面、25
……突起26の内端縁、h……突起26の高さ、
t……突起26の巾。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 瓶口部2の外径と等しい外径をもつ円板頂壁4
    と、該頂壁4から垂下し、該瓶口部2に密着嵌入
    可能な円筒壁5とをもつ弾性材製中栓3を嵌入装
    着した該瓶口部2に、外周縁に環状突条15、そ
    の内側に平坦部17をもつ頂部11及び該頂部1
    1の周縁から垂下する円筒部12をもつ金属製外
    キヤツプ10を冠せ、該円筒部12の下端部分1
    3を内方に屈折して該瓶口部2の段部7に係止さ
    せたバイエル瓶において、 前記中栓3は、頂壁4の周辺部分に、該頂壁4
    と同心環で上面27が平坦な平坦突起26を具備
    し、該平坦突起26の内端縁25は前記キヤツプ
    の平坦部17の外端縁18よりも中栓3の中心方
    向に少くとも平均1mm内方にあり、該平坦突起2
    6の巾tは、該突起26の高さhより大であるこ
    とを特徴とするバイエル瓶の密封構造。
JP8876681U 1981-06-18 1981-06-18 Expired JPS6220217Y2 (ja)

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JP8876681U JPS6220217Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JP8876681U JPS6220217Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JPS57200228U JPS57200228U (ja) 1982-12-20
JPS6220217Y2 true JPS6220217Y2 (ja) 1987-05-22

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JP8876681U Expired JPS6220217Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JPH0342922Y2 (ja) * 1986-07-21 1991-09-09
TWI303565B (en) * 2002-08-16 2008-12-01 Glaxosmithkline Biolog Sa Closure system,vial having the closure system,method of closing a vial,method of filling a pharmaceutical vial, and vial closure

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JPS57200228U (ja) 1982-12-20

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