JPS62201594A - 多糖類の製造方法 - Google Patents

多糖類の製造方法

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JPS62201594A
JPS62201594A JP61043504A JP4350486A JPS62201594A JP S62201594 A JPS62201594 A JP S62201594A JP 61043504 A JP61043504 A JP 61043504A JP 4350486 A JP4350486 A JP 4350486A JP S62201594 A JPS62201594 A JP S62201594A
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JP
Japan
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water
organic solvent
wide
plant
manufacturing
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Application number
JP61043504A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Miyamoto
宮本 芳則
Eiichiro Fukuzaki
英一郎 福崎
Michiko Kikuma
菊間 美智子
Keiichi Ushiyama
敬一 牛山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、  ■の量 なう■ (産業上の利用分野) 本発明は、ムラサキやその近縁植物の根(シコン)より
得られる血糖降下作用を有する多糖類リトスペルマン類
(リトスペルマンA、リトスペルマンBおよびリトスペ
ルマンC)の製造方法に関する。
(従来の技術) ムラサキ科(Boraginaceae)に属するムラ
サキ(リトスペルムン・エリトロリゾン、シーボルト・
エト拳ツッカリー二; Lithospermum e
rythrorhizonSIEBOLT et ZU
CCARINI)やその近縁植物の根はシコン(紫根)
と呼ばれ、古くから解熱、解毒、消炎および緩下作用を
有する漢方薬として利用されている。このシコンの成分
については、低級脂肪酸アルコールに可溶な成分として
各種ナフトキノン類が知られている。しかし、シコンの
水可溶画分に含有される薬効成分についてはいまだ知ら
れていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、シコンの水可溶画分に含有される薬効
成分を見出し、その成分を効果的に製造する方法を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段および作用)発明者らは
、シコンの水可溶画分に薬効成分が含有されているとい
う発明者らの知見に基づいて研究を重ねた結果、一群の
新規な多Pi類を見出した。この多IJm類は血糖降下
作用を有するリトスペルマンA、リトスペルマンBおよ
びリトスペルマンCである。発明者らは、これら多I!
類がムラサキやその近縁植物の組織培養物から効果的に
得られることを見出した。
本発明の多mMの製造方法は、ムラサキ科に属するムラ
サキおよび/もしくはその近縁植物の植物体から誘導し
た細胞塊を組織培養し9組織培養物を得る工程;該組織
培養物またはその乾燥物を水および/もしくは水性有機
溶媒で抽出する工程;および該抽出液から透析もしくは
限外濾過法によりリトスペルマン類を得る工程;を包含
し、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の多1!類の製造方法は、ムラサキ科に属するム
ラサキおよび/もしくはその近縁植物の植物体から誘導
した細胞塊を組織培養し1組織培養物を得る工程;該組
織培養物またはその乾燥物を水および/もしくは水性有
機溶媒で抽出する工程;該抽出液から透析もしくは限外
濾過法によりリトスペルマン混合物を得る工程;および
該リトスペルマン混合物を分画処理に付して2次の物理
化学的特性を有するリトスペルマンA、リトスペルマン
BおよびリトスペルマンCをそれぞれ単離する工程;を
包含し、そのことにより上記目的が達成される: ■リトスペルマン類 分子量(ゲル濾過法):6700 比施光度: 〔α〕D+ 17.0゜ (co、75.水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νmax(cll−1
)  : 3350.1709.1601゜1392、
1223.1011 IH核磁気共鳴δ: 1.20 (巾広いd、 J6H
z)。
2.03 (巾広い) 2.10 (巾広い) 4.85 (巾広い) 5.15 (巾広い) 5.50  (d、  J3Hz) 元素分析値(%)  : C,39,97iH,5,1
2; N、  0.00 ゲルクロマトグラフィー(セファクリルS−200カラ
ム)の溶出時間: 19.4時間DEAE−’トヨパー
ル クロマトグラフィーの溶出時間ニア、6時間 [2]リトスペルマンB 分子■(ゲル濾過法)  :750000比施光度: 
〔α〕D+ 24.8゜ (c O,55、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)ν…ax(cm−1)
  :3400.1720.1606゜1394、12
28.1019 1H核磁気共鳴δ: 1.20 ([1,J7)12)
2.02 (巾広い) 5.05 (rt+広い) 元素分析値(%)  : C,39,61;H,4,9
6; N、  0.36 ゲルクロマトグラフィー(セファクリルS−500カラ
ム)の溶出時間: 17.4時間DEAE−)ヨバール
 クロマトグラフィーの溶出時間:6.4時間 [3]リトスペルマンC 分子量(ゲル濾過法)  :280000比施光度: 
〔α〕D+ 22.7゜ (c O,5B 、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νntax(cm−1
)  ?3350.1718.1598゜1372、1
228.1011 1H核磁気共鳴δ: 1.20 (d、 J7Hz)。
2.02 (巾広い) 5.05 (巾広い) 元素分析値(%)  : C,37,31;H,5,4
4; N、  0.00 ゲルクロマトグラフィー(セファクリルS−500カラ
ム)の溶出時間: 1B、5時間DEAR−トヨパール
 りロマトグラフイーの溶出時間:6.4時間。
本発明方法に用いられる植物としては、ムラサキ(Li
thospermum erythrorhizon 
5IHBOLT etZUCCARI旧)の他、リトス
ペルムン・アルベンセ。
リンネ(Lithospermum arvense 
LINNE)  ;マクロトミア・エウクロマ、パウル
ス(Macrotomiaeuchroma PAUL
S)  ;マクロトミア・ベンタミ、ドウカントJしく
Macrotomia benthami DB CA
NDOLLE) ;マクロトミア・ペレニス、ボアジエ
(Macrotomiaperennis BOISS
IuR) ;オノスマ・パニクラーツム。
ビューロー・エト・フラツシユ(Onosma pan
i−culatum BlJREAIJ et f’R
ANcl(CT)  ;オノスマ・チアンギー、アイ・
エム・ジョンストン(Onosma tian−gii
 1. M、 JOIINSTON)  ; フルネビ
ア・グソタータ。
フ゛ンゲ(八rnebia guttata BUNG
E) iアルネビア・サクサチリス、ベンサム・エト・
フッカー(^rne−bia 5axatilis B
ENTHAM et HOOKER)などが挙げられる
。上記植物のうちムラサキが最も好適に用いられる。
本発明方法によれば、まず、上記ムラサキやその近縁植
物を暗所にて通常の方法で組織培養し。
そのカルスを誘導する。ここで暗所とは実質的にクロロ
フィルおよびクロロプラストを誘導しない明るさであっ
て、50ルクス以下好ましくは10ルクス以下の場所を
いう。使用される培地(カルス誘導用培地)は何ら格別
である必要はなく、植物組織培養に通常用いられるMu
rashige−Skoogの培地。
Whtteの培地、 Linsmaier−3koog
の培地、 He1lerの培地、 Gamborgの培
地、 Morelの培地などが用いられうる。なかでも
Murashige−Skoogの培地やLinsma
ier−Skoogの培地が好適に用いられる。これに
、カルスの誘導をより促進させるために必要に応じて植
物ホルモン(オーキシン類、サイトカイニン類など)が
添加される。オーキシン類には例えば、2・4−ジクロ
ロフェノキシ酢酸(2・4−D)、インドール酢酸(I
AA)、ナフタレン酢酸(NAA)がある。サイトカイ
ニン類には。
例えば、カイネチン、ベンジルアデニンがある。
前記オーキシン類およびサイトカイニン類の添加量は1
通常、それぞれ単独で0.01〜1100ppである。
好ましくはカイネチン0.1〜10ppm、  I A
A 0.1〜10ppmをそれぞれ単独でまたは両者を
組み合わせて用いる。
誘導されたカルスを2次に、カルス培養用培地に移して
増殖させる。カルス培養用培地も特別の培地である必要
はなく、上記いずれの培地も使用されうるが、リトスペ
ルマン類の生産能を向上させるために植物ホルモンを添
加することができる。
植物ホルモンは1種単独で添加してもあるいは2種以上
を混合して添加してもよい。カルスの生長効率を考慮す
ると(a)オーキシン類およびサイトカイニン類の両者
を添加する態様、および/もしくは(blサイトカイニ
ン類を単独で添加する態様が好適である。なお、前記(
a)の場合にはオーキシン類としてインドール−3−酢
酸を、サイトカイニン類としてカイネチンを用いるのが
特に好ましい。
上記個々の植物ホルモンの添加量は微量でよく。
通常、それぞれ単独で0.01〜1100pp、好まし
くは0、lppm〜10ppmの範囲にある。過少であ
るとカルスの増殖率が低くなったり、リトスペルマン類
も生産されにくい場合がある。過剰にすぎてもコスト高
となるだけで効果は少ない。培養方法は1例えば、液体
培地を用いた振盪培養法であっても固体培地を用いた静
置培養法であってもよい。固体の培地としては1例えば
寒天を約0.9%含有する1、insaaier−5k
oogの培地などが用いられる。培養温度は18〜28
7℃が好適である。このような条件下で培養されたカル
スは、リトスペルマンを含有する。カルスは、速やかに
増殖し、長期間にわたって継代培養しても、その増殖率
やりトスペルマン類の含有量は変化しない。
このようにして得られたカルスからリトスペルマン類を
得るには1例えば9まず、上記カルス(組織培養物)を
必要に応じて乾燥し、そのまま。
または通常の脂溶性有機溶媒を用いて脱脂後、水および
/もしくは水性有機溶媒で抽出する。抽出は水で十分行
なえるが、抽出液の腐敗を防止し。
また抽出を促進するために水性有機溶媒を用いてもよい
。また両方で抽出してもよい。水性有機溶媒としてはメ
タノール、エタノールなどの低級アルコール、アセトン
などの水溶性有機溶媒と水との混合溶液が用いられる。
その濃度は、カルスの乾燥状態などによって異なるが、
約1%の低濃度から約60%の濃度のものが用いられる
。抽出時に加温したり、カルスを粉砕すると抽出が促進
されるために好ましい。
次いで、上記抽出液を透析もしくは限外濾過処理に付し
てリトスペルマン混合物が得られる。透析もしくは限外
濾過に付す場合は、上記抽出液をそのまま用いてもよく
、溶媒留去などの方法により濃縮した後に水または上記
水性有機溶媒を適量加えて希釈したものを用いてもよい
。このほか。
抽出液にエタノール、メタノールなどの水溶性有機溶媒
を添加して目的とするりトスペルマン類を含有する沈澱
物を析出させた後、得られた沈澱物に水または上記水性
有機溶媒を適量加えて希釈したものを用いてもよい。
このように得られたりトスペルマン混合物は。
通常、リトスペルマンA、 BおよびCをその合計量で
60%以上含有する、リトスペルマンの含有量は80%
以上であることが望ましい。このようなりトスペルマン
混合物はそれ自体、血糖降下作用を有する。しかし、さ
らにこの混合物を例えば、下記の分画処理に付して各リ
トスペルマンに単離して血糖降下剤として使用してもよ
い。
まず上記リトスペルマン混合物を分子量分画法に付ス。
この分子量分画法にはセファロース、セファデックス、
アガロースビーズなどを用いるゲル濾過法や分画分子量
2〜1o万の限外濾過膜を用いる方法が採用される。こ
のような分子量分画にヨリリトスペルマンAを含有する
フラクションとりトスペルマンBおよびCを含有するフ
ラクションとに分画される、リトスペルマンAを含むフ
ラクションはさらにD[へE−1−ヨバールやセファク
リルを用いて精製される、リトスペルマンBおよびCは
各リトスペルマンの電気的性質の差異を利用して分離さ
れる。例えば陰イオン交換樹脂(DEAEセファデック
ス、DEAE)ヨパールなど)で処理し。
さらにセファクリルS−200,セファクリルS−50
0などを用いたクロマトグラフィーによりリトスペルマ
ンBおよびCが、それぞれ単離される。
このようにして得られたりトスベルマン類は多#H類に
属する。このリトスペルマンは、後述の実施例に示すよ
うに優れた血糖降下作用を有し、かつ副作用がほとんど
認められないことが判明した。
リトスペルマン類を血糖降下削として投与する場合の投
与量は病状に応じて異なるが成人に対する内服の場合5
 リトスペルマン類(リトスペルマンA、BおよびCの
うちの少なくとも一種)として1日当たり50〜500
■、好ましくは100〜250■である。この量のりト
スペルマン類を2〜3回に分けて投与することによって
所期の効力を発揮することができる、リトスペルマンを
含む薬剤組成物は内服薬としても注射剤としても投与が
可能である。内服薬の剤型としては1例えば、散剤、舌
下錠を含む錠剤、乳剤、カプセル剤、薬剤、顆粒剤、液
剤(流エキス剤、シロップ剤などを含む)がある。薬剤
組成物はりトスベルマン類のはカニ。
通常、固体もしくは液体の賦形剤が含有される。
賦形剤としては、当該分野で公知のものが使用され、1
回の投与量に必要なりトスペルマン類を含むように製剤
化するのが望ましい。散剤、その他の内服用粉末剤にお
ける賦形剤としては、乳糖。
澱粉、デキストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、合成および天然ケイ酸アルミニウム。
酸化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウム、ステアリ
ン酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、乾燥酵母などが
挙げられる。この他1通常の賦形剤を添加して作製した
経皮吸収剤も利用される。
(以下余白) (実施例) 次にこの発明による製造の実施例を述べる。
去廠炎 1eの三角フラスコ50本にIAAをt ppmそして
カイネチンを1 ppmの割合で含有するLinsma
ier−3koogの培地500II11をそれぞれ仕
込みそして綿栓をした後、オートクレーブを用い121
℃で15分間滅菌した。Linsmaier−Skoo
gの寒天培地であらかじめ培養して得たムラサキのカル
スを上記フラスコ1本につき20gシードした。これを
往復式振盪機にかけ、25℃の恒温室内で振盪培養した
(80ストロ一ク/分)。4週間後に総量8 、5 k
gのカルスを収穫した。このカルスを、室温でメタノー
ル407!を用い4日ずつ2回抽出し、脱脂を行った。
さらに401の水を用いて4日ずつ4回抽出を行った。
この水抽出液の減圧濃縮を行い0.7kgの抽出物を得
た。この抽出物をセルロースチューブ(Visking
 Co、製36/32)を用いて10日間透析を行った
。この透析内液をセファロース6Bカラム(4、Ocm
φXll0(:111)によるクロマトグラフィーにか
け(0,1M NaC1)、フラクションL−1とL−
2とを得た。
フラクションL−2をDEAR)ヨパール力ラム(2,
2(JllφX45cm ;  0.IM NaC1)
およびセファクリルS−200カラム(4,0cmφX
95CIll;  0.IM  )リス−塩酸緩衝液、
PH7,0,0,5M NaC1)によるクロマトグラ
フィーに付して分画を行い、白色粉末を得た。この白色
粉末はゲル濾過、電気泳動などにより単一物質であるこ
とが確認された。この物質の物理化学的特性を調べたと
ころ9次に示す測定値が得られた。
分子量(ゲル濾過法):6700 比施光度: 〔α〕D+ 17.0 ’(c O,75
、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νmax(cm−1)
  :3350.1709.1601゜1392、12
23.1011 1)を核磁気共鳴δ: 1.20 (巾広いd、J61
(z)。
2.03 (巾広い) 2.10 (巾広い) 4.85 (巾広い) 5.15 (巾広い) 5.50 (d、  J3112) 元素分析値(%)  : C,39,97。
H,5,12; N、  0.00 グラスファイバー濾紙電気泳動度: 10.9(J+(
グルコース9.41) ポリアクリルアミドゲル電気泳動度:0cmゲルクロマ
トグラフィー(セファクリルS−200カラム)の溶出
時間: 19.4時間DEAE−トヨバール りロマト
グラフィーの溶出時間=7.6時間 上記データからこの物質はりトスペルマンAであること
が判明した。
次に、フラクションL−1をDEAE  )ヨバールカ
ラム(2,2cmφx45cm ; NaC10”0.
3M)およびセファクリルS−500カラム(4,0c
mφX95cm) 0.1Mトリス−塩酸緩衝液pH7
,0)によるクロマトグラフィーに付して、2種の白色
粉末(1)および(■)を得た。これら白色粉末はゲル
濾過、電気泳動などによりそれぞれ単一物質であること
が確認された。これら物質の物理化学的特性を調べたと
ころ1次に示す測定値が得られた。
(1)の物理化学的特性 分子量(ゲル濾過法)  :750000比施光度: 
〔α〕D+ 24.8’ (c O,55、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νmax(cm−1)
  :3400.1720.1606゜1394、12
28.1019 IH核磁気共鳴δ: 1.20 (d、 J7Hz)。
2.02 (巾広い) 5.05 (巾広い) 元素分析値(%)  : C,39,61;H,4,9
6; N、  0.36 グラスフアイバー濾紙電気泳動度:11.5cm(グル
コース9.4cm) ポリアクリルアミドゲル電気泳動度:0cmゲルクロマ
トグラフィー(セファクリルS−500カラム)の溶出
時間: 17.4時間DEAE−1−ヨバール りロマ
トグラフイーの溶出時間26.4時間 (II)の物理化学的特性 分子量(ゲル濾過法)  :280000比施光度: 
〔α〕D+ 22.7゜ (c O,58、水) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νWaX(cm−1)
  : 3350.1718.1598゜1372、1
228.1011 1H核磁気共鳴δ: 1.20 (d、 J7Hz)。
2.02 (巾広い) 5.05 (巾広い) 元素分析値(%)  : C,37,31;H,5,4
4; N、  0.00 グラスファイバー濾紙電気泳動度: 12.3cm(グ
ルコース9.4cm) ポリアクリルアミドゲル電気泳動度:Qcmゲルクロマ
トグラフィー(セファクリルS−500カラム)の溶出
時間: 1B、5時間DI!Ai )ヨバール りロマ
トグラフィーの溶出時間:6.4時間 上記データからこれらの白色粉末(I)および(■)は
それぞれリトスペルマンBおよびリトスペルマンCであ
ることが判明した。
上記リトスペルマンA、 BおよびCの糖含有量および
ペプチド含量について調べた。
リトスペルマンA、BおよびCのそれぞれに。
2N硫酸を加え、100℃で6時間加熱し、加水分解を
行った。これを水中でナトリウムボロヒドリドを用いて
還元し、さらにピリジン中無水酢酸でアセチル化した。
3%13(JISSJl/にaschrom Qカラム
(100−200メツシユ、内径3龍、長さ2m)を用
い、170℃で窒素(60m l /min、)により
ガスクロマトグラフィーを行い、以下の中性糖の存在を
確認した。()内は存在モル比を示す。
リトスペルマンA:ラムノース、フコース、アラビノー
ス、ガラクトース(2,1: 0.6  :  1.5  :  1.0)リトスペル
マンB:ラムノース、フコース、アラビノース、キシロ
ース、マン ノース、ガラクトース、グル コース(Q、8 : 0.6 : 0.1 :0.1 
: 0.5 : 1.0 : 1.2)リトスペルマン
C:ラムノース、フコース、アラビノース、キシロース
、マン ノース、ガラクトース、グル コース(0,7: Q、6 : 0.1 :0.1 :
 0.4 : 1゜0 : 1.1)別に中性糖含量を
クロモトロブ酸法およびアントロン法によって測定した
ところ、以下の結果を得た。
酸性糖含量を改良カルバゾール硫酸法によって測定した
ところ、以下の結果を得た。
次に、ペプチド含量をローリ−法によって測定したとこ
ろ以下の結果を得た。
上記の各データのうち分子量、グラスファイバー濾紙電
気泳動度、ゲルクロマトグラフィーの溶出時間およびD
EAR−トヨバールクロマトグラフィーの溶出時間の測
定は次のようにして行った。元素分析値のC,H,N以
外の成分は0である。
(11分子量 各リトスペルマンはセファクリルS−200または50
0を用いてゲル濾過を行って各保持容量を求め。
デキストマンTシリーズを用いて作成した標準曲線から
分子量を算出した。
(2)グラスファイバー濾紙電気泳動度グラスファイバ
ー濾紙(ワットマンGP/C、15X40an)を用い
て移動距離(cm)を測定した。(条件:アルカリ性ホ
ウ酸緩衝液pH9,3,450V、  2時間) (3)ポリアクリルアミドゲル電気泳動度30%ポリア
クリルアミドゲルのカラム(内径10Cot)を用いて
移動距離(ロ)を測定した(条件ニホウ酸緩衝液pH9
,3,2mA、  2時間、チモール硫酸法で発色)。
(4)DEAE−)ヨバールクロマトグラフィーの1時
間 DEAE−トヨパールのカラム(内径2cI11.長さ
45cm)を用い、 0.05Mのトリス−塩酸緩衝液
(pH8,0)により5時間溶出を行った。さらに同じ
緩衝液に塩化ナトリウムを添加(0〜0.3M) して
20時間溶出を行った( 1 m l /min、)。
次にリトスペルマン類の薬理効果を調べるための実験を
行った。
鬼槻隆工跋狼 去肱炭土(正常マウスの血糖降下試験)血糖値140〜
170■/d!9重量25〜30gの正常dd系マウス
の5匹を一群とした。これらの群ごとにリトスペルマン
類を表1に示す投与量で腹腔的投与し、7時間後および
24時間後の相対血糖値(コントロールに対する%)を
測定した。その結果を表1に示す。
その結果リトスペルマン類投与群はコントロール群より
も相対血糖値が低いことは明らかである。
表1 叉狡奥1(アロキサン糖尿マウスの血糖降下試験)実験
例1で用いたのと同様の正常cld系マウスにアロキサ
ン35 l11r/ kgを静注した。5日間経過後の
血糖値は250〜450■/d!であり、これをアロキ
サン糖尿マウス群とした。これに対しリトスペルマン類
の主成分であるリトスペルマンAを表2に示す投与量で
腹腔的投与し、一定時間後の相対血糖値(コントロール
に対する%)を測定した。その結果を表2に示す。
その結果リトスペルマン類はアロキサン糖尿マウスにも
血糖降下作用を有することは明らかである。
表2 (発明の効果) 本発明によれば、このように、シコンの水可溶画分に含
有され優れた血糖降下作用を有する多糖類、リトスペル
マンA、リトスペルマンBおよびリトスペルマンCが見
出された。このリトスペルマン類は、ムラサキやその近
縁植物を組織培養して得られるカルス中に存在するため
、カルスから抽出・分離することにより簡単に製造され
うる。
本発明方法によれば、天然のシコンを利用する方法に比
べて、気候などの外的条件に左右されず短期間のうちに
大量のりトスペルマン類を得ることができる、リトスペ
ルマン類は、副作用もないため、血糖降下剤として好適
に利用されうる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ムラサキ科に属するムラサキおよび/もしくはその
    近縁植物の植物体から誘導した細胞塊を組織培養し、組
    織培養物を得る工程、 該組織培養物またはその乾燥物を水および/もしくは水
    性有機溶媒で抽出する工程、および該抽出液から透析も
    しくは限外濾過法によりリトスペルマン類を得る工程、 を包含する多糖類の製造方法。 2、前記植物がムラサキ科に属するムラサキ(リトスペ
    ルムン・エリトロリゾン、シーボルト・エト・ツッカリ
    ーニ);リトスペルムン・アルベンセ、リンネ;マクロ
    トミア・エウクロマ、パウルス;マクロトミア・ベンタ
    ミ、ドゥカンドル;マクロトミア・ペレニス、ボアジエ
    ;オノスマ・パニクラーツム、ビューロー・エト・フラ
    ンシェ;オノスマ・チアンギー、アイ・エム・ジョンス
    トン;アルネビア・グッタータ、ブンゲおよびアルネビ
    ア・サクサチリス、ベンサム・エト・フッカーでなる群
    から選択される少なくとも一種である特許請求の範囲第
    1項に記載の製造方法。 3、前記植物がムラサキ(リトスペルムン・エリトロリ
    ゾン、シーボルト・エト・ツッカリーニ)の根である特
    許請求の範囲第1項に記載の製造方法。 4、前記組織培養物もしくはその乾燥物があらかじめ脱
    脂処理されている特許請求の範囲第1項に記載の製造方
    法。 5、前記抽出液を濃縮し、もしくは前記抽出液に水溶性
    有機溶媒を加えて析出した沈澱物を得、これら濃縮液も
    しくは沈澱物を水および/もしくは水性有機溶媒に溶解
    させた後、透析もしくは限外濾過に付す特許請求の範囲
    第1項に記載の製造方法。 6、前記水性有機溶媒が低級脂肪族アルコール、アセト
    ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドおよびジメ
    チルアセトアミドでなる群から選択される少なくとも一
    種を含有する水溶液である特許請求の範囲第1項に記載
    の製造方法。 7、ムラサキ科に属するムラサキおよび/もしくはその
    近縁植物の植物体から誘導した細胞塊を組織培養し、組
    織培養物を得る工程、 該組織培養物またはその乾燥物を水および/もしくは水
    性有機溶媒で抽出する工程、 該抽出液から透析もしくは限外濾過法によりリトスペル
    マン混合物を得る工程、および 該リトスペルマン混合物を分画処理に付して、次の物理
    化学的特性を有するリトスペルマンA、リトスペルマン
    BおよびリトスペルマンCをそれぞれ単離する工程、 を包含する多糖類の製造方法: [1]リトスペルマンA 分子量(ゲル濾過法):6700 比施光度:〔α〕_D+17.0°(c 0.75、水
    ) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νmax(cm^−^
    1):3350、1709、1601、1392、12
    23、1011 ^1H核磁気共鳴δ:1.20(巾広いd、¥J¥6H
    z)、           2.03(巾広い)           2.10(巾広い)           4.85(巾広い)           5.15(巾広い)           5.50(d、¥j¥3Hz) 元素分析値(%):C、39.97;          H、5.12;          N、0.00 ゲルクロマトグラフィー(セファクリルS−200カラ
    ム)の溶出時間:19.4時間 DEAE−トヨパール クロマトグラフィーの溶出時間
    :7.6時間 [2]リトスペルマンB 分子量(ゲル濾過法):750000 比施光度;〔α〕_D+24.8°(c 0.55、水
    ) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νmax (cm^−^1:3400、1720、1606、13
    94、1228、1019 ^1H核磁気共鳴δ:1.20(d、¥J¥7Hz)。           2.02(巾広い)           5.05(巾広い) 元素分析値(%):C、39.61;          H、4.96;          N、0.36 ゲルクロマトグラフィー(セファクリルS−500カラ
    ム)の溶出時間:17.4時間 DEAE−トヨパール クロマトグラフィーの溶出時間
    :6.4時間 [3]リトスペルマンC 分子量(ゲル濾過法):280000 比施光度:〔α〕_D+22.7°(c 0.58、水
    ) 赤外線吸収スペクトル(KBr)νmax(cm^−^
    1):3350、1718、1598、1372、12
    28、1011 ^1H核磁気共鳴δ:1.20(d、¥J¥7Hz)、           2.02(巾広い)           5.05(巾広い) 元素分析値(%):C、37.31;          H、5.44;          N、0.00 ゲルクロマトグラフィー(セファクリルS−500カラ
    ム)の溶出時間:18.5時間 DEAE−トヨパール クロマトグラフィーの溶出時間
    :6.4時間。 8、前記植物がムラサキ科に属するムラサキ(リトスペ
    ルムン・エリトロリゾン、シーボルト・エト・ツッカリ
    ーニ);リトスペルムン・アルベンセ、リンネ;マクロ
    トミア・エウクロマ、パウルス;マクロトミア・ベンタ
    ミ、ドゥカンドル;マクロトミア・ペレニス、ボアジエ
    ;オノスマ・パニクラーツム、ビューロー・エト・フラ
    ンシェ;オノスマ・チアンギー、アイ・エム・ジョンス
    トン;アルネビア・グッタータ、ブンゲおよびアルネビ
    ア・サクサチリス、ベンサム・エト・フッカーでなる群
    から選択される少なくとも一種である特許請求の範囲第
    7項に記載の製造方法。 9、前記植物がムラサキ(リトスペルムン・エリトロリ
    ゾン、シーボルト・エト・ツッカリーニ)である特許請
    求の範囲第7項または第8項に記載の製造方法。 10、前記組織培養物もしくはその乾燥物があらかじめ
    脱脂処理されている特許請求の範囲第7項に記載の製造
    方法。 11、前記抽出液を濃縮し、もしくは前記抽出液に水溶
    性有機溶媒を加えて析出した沈澱物を得、これら濃縮液
    もしくは沈澱物を水および/もしくは水性有機溶媒に溶
    解させた後、透析もしくは限外濾過に付す特許請求の範
    囲第7項に記載の製造方法。 12、前記水性有機溶媒が低級脂肪族アルコール、アセ
    トン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドおよびジ
    メチルアセトアミドでなる群から選択される少なくとも
    一種を含有する水溶液である特許請求の範囲第7項に記
    載の製造方法。 13、前記分画処理が分子量分画処理とイオン交換樹脂
    処理とで行われる特許請求の範囲第7項に記載の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104745482A (zh) * 2014-09-12 2015-07-01 中国人民解放军第二军医大学 一种新疆紫草内生真菌及其应用

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US6350594B1 (en) 1995-03-23 2002-02-26 Bio Polymers Pty. Ltd. Cultured plant cell gums for food, pharmaceutical, cosmetic and industrial applications
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