JPS62199694A - 魚油の分離及び分離精製法 - Google Patents

魚油の分離及び分離精製法

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JPS62199694A
JPS62199694A JP4130686A JP4130686A JPS62199694A JP S62199694 A JPS62199694 A JP S62199694A JP 4130686 A JP4130686 A JP 4130686A JP 4130686 A JP4130686 A JP 4130686A JP S62199694 A JPS62199694 A JP S62199694A
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JP
Japan
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fish
oil
water
fish oil
separating
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Application number
JP4130686A
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English (en)
Inventor
尾崎 弘忠
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Maruha Nichiro Corp
Original Assignee
Taiyo Fishery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、魚臭がなく無着色で酸化され難い魚油の分離
及び分離精製法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、魚油は、工業的レベルではミールプラント等に
より分1jlIt精製され、実験室レヘルではクロロフ
ォルム、クロメタ等の溶剤によって抽出分離精製されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ミールプラント等により分離精製された
魚油は、魚臭が強く茶侮己で、抽出、分離、精製の段階
で酸化が進んだものであった。即ち、魚油は、一般に自
動酸化を初めとして酸化が速いことが知られており、そ
のために、抗酸化剤の開発等に多大の労力が払われてい
るが、満足なものは開発されていない、工業的レベルで
の魚油の酸化防止は、永遠の課題で、未解決の困難な問
題である。
また、実験室レベルで分離精製された魚油は、抗酸化性
があり、成仏、脱臭の必要がなく、利用範囲を拡大でき
るものであが、工業的レベルで分離精製し得るものでは
なく、工業的レベルで分離精製しようとすると、ミール
プラント等により分離精製する場合と同様の問題があっ
た。
従って、本発明の目的は、工業レベルにおいて、魚臭及
び着色がなく抗酸化性のある魚油を分離及び分離精製す
る方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、fi製肉の製造を目的として粉砕した鰯
を水とともにデカンタ−で処理したところ、意外にも、
エマルジョン状(マヨネーズ状)の油水相が得られこと
を知見し、この知見に基づき更に研究を続けた結果、魚
体又は粉砕した魚体中の油分を所定量の水で抽出させた
後、得られた油水相を特定温度で遠心分離すると、透明
〜淡黄色〜濃黄色で魚臭のないサラダ油状の酸化され難
い魚油が得られることを知見した。
本発明は、上記の知見に基づきなされたもので、魚体又
は粉砕した魚体中の油分を、該魚体の1〜10倍量の水
で抽出させた後、得られた油水相を30〜70℃で遠心
分離することを特徴とする魚油の分離法を提供すること
によって上記の目的を達成したものである。
また、本発明は、上記の如くして遠心分離された得られ
た生魚油を更に80〜120℃で遠心分離することを特
徴とする魚油の分離精製法を提供することによっても、
上記の目的を達成したものである。
以下、本発明の魚油の分離法及び分離$i製法について
詳述する。
本発明で用いる原料の魚類には特に制限はなく、従来か
ら魚油の精製に用いられる魚類、例えば、鰯、鰺、鯖等
の多脂魚等が挙げられる。これらの魚類は生鮮なもので
なく凍結されたものであっても良い。又、本発明に用い
られる魚体は、その調理態様に制限されず、ラウンド、
セミドレス、ドレス、フィレー、スキンレスフィレー、
落身の何れでも良いが、これらをそのまま使用せずに、
直径5〜15mn+に粉砕(チョッピング)して用いる
のが好ましいので、以下、チョッピングした魚体を原料
として用いる場合について本発明を説明するが、更に説
明を簡単にするため、内臓、頭、骨等を含む魚体をチョ
ッピングしたものを「魚」と称し、内臓、頭、骨等を除
(肉質部に調理されてチョッピングされた魚類を「落身
」と称することにする。
本発明の魚油の分離法においては、先ず、上記量又は上
記落身中の油分を特定量の水で抽出して油水相を得る。
水の使用量は、魚又は落身の1〜10倍容量であり、1
倍量未満では肉と油水との分離を行い難く、10倍量超
では実用上無駄が多い、又、斯る抽出は、落身を原料と
して用いる場合、落身を上記量の水に分散乃至浸漬させ
た後、例えば、デカンタ−等の遠心分離機による遠心分
離、真空晒し、静止浮上等の方法で油分を浮上させるこ
とにより行うことができるが、遠心分離による方法を採
用することが好ましく、その場合、500〜20000
Gの遠心力が働くように遠心分離するのが好ましい、こ
の処理に際しての液温は、固形分を食肉として利用する
立場からも、20℃以下とするのが好ましい。又、原料
として魚を用いる場合には、内臓酵素や血液等の色素成
分が多いため、これらを除く上で、遠心分離等の抽出に
先立って、上記水のイオン強度を0.01〜0゜1に調
整して洗浄効果を高めるのが好ましい。この場合、イオ
ン強度が0.01未満であると洗浄効果が充分得られ難
く、0.1超では得られる食肉の脱水性が悪くなるため
好ましくない。イオン強度の調整された水への好ましい
魚の浸漬時間は、瞬間〜60分である。又、更に色素成
分の除去を完全に行うためには、イオン強度の調整され
た水のpHを7〜10、好ましくは8〜9に調整して、
pHの調整された水に瞬間〜30分浸漬するのが望まし
い。更に望ましくは、ρ■を7〜10に調整した水に魚
を浸漬後、遠心分離し、更に同様にして水のpHを3〜
7、好ましくは4〜5に調整してこの水に魚を瞬間〜3
0分浸漬する。尚、落身の場合も魚の場合と同様にイオ
ン強度の調整及びpHの調整を行っても良いが、その場
合でも、落身の場合は通常イオン強度の調整だけで充分
である。尚、目的によってはρ1)シフト条件を逆にし
ても良い。
本発明の魚油の分離法においては、しかる後、得られた
油水相を30〜70℃で遠心分離して生魚油を得る。こ
の場合、遠心分離すべき油水相の温度が30℃未満では
、油相と水相の効果的な遠心分離を行い難く、70℃超
では、魚体成分中の、着色成分、魚臭成分、酸化成分(
前駆物質及び起因物質を含む)等が油相に溶解又は移行
し、得られる生魚油(油相)に、着色、着臭、酸化が生
じ易い。又、遠心分離は、500〜20000Gの遠心
力が働くように行うのが好ましい。
斯くして分離された生魚油は、透明〜淡黄〜濃黄色の未
変性のものであり、魚臭のないものである。
而して、本発明の魚油の分a精製法は、上記生魚油中に
含まれるリパーゼやその他の酵素及び微小混合物を除く
ため、生魚油を、そのまま或いは好ましくは0.5〜5
倍量の水を加水又は生蒸気を吹き込んで80〜120℃
、好ましくは90〜100℃で遠心分離して精製し、精
製油とするものである。この場合、遠心すべき生魚油の
温度が80℃未満では、酵素や微小混合物を除去し難く
、120℃超では、酸化が促進される又、遠心分離は、
500〜20000Gの遠心力が働くように行うのが好
ましい。
斯くして分離精製された魚油は、透明〜淡黄色で、魚臭
が全くなく、酸化に対して極めて安定な精製油である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げ、本発明の魚油の分離及び分離精製
法を更に具体的に説明゛」る。
実施例1 落身(鰯)を4倍加水してデカンタ−で処理し、精製肉
を得た後、分離液として浮上した油水相を30〜120
℃の種々の温度にて2000Gの遠心力が働くように遠
心分離した。
その結果、30〜70℃で遠心分離すると、透明〜淡黄
色〜濃黄色の魚臭のない生魚油が得られたが、80〜1
20℃で遠心分離すると、茶褐色〜茶黒色で強い魚臭の
ある生魚油しか得られなかった。
実施例2 魚(鰯)を6倍加水して実施例1と同様に処理して得た
油水相を、30〜70℃にて実施例1と同様に遠心分離
したところ、内臓、血液等による弱い着色乃至着臭が生
じたので、先ず■加水すべき水の、水質イオン強度を0
.01〜0.1に調整し、この水に魚を15分間浸漬し
、次いで■水質イオン強度の調整された水のpHを7〜
10に調整し、この水に魚を5分間浸漬し、しかる後遠
心分離して■水のpHを3〜7に再調整し、この水に魚
を5分間浸漬した後、それぞれの段階■、■及び■で浮
上した油水相を45℃にて実施例1と同様に遠心分離し
た。
その結果、透明〜淡黄色〜濃黄色の魚臭のない牛脂が得
られた。
実施例3 実施例1で得られた生魚油(実施例1における加熱条件
は60℃)を95〜100℃に加熱して酵素等の失活し
100OOGの遠心力が働くように遠心分離により精製
をしたところ、透明〜淡黄色で魚臭がな(サラダオイル
状の精製油を得た。
得られた精製油を20日間に亘って保存したところ、こ
の本発明による精製油は、そのPOVの変化がなく、極
めて安定な魚油であった。
これに対し、比較品(実施例1における加熱条件は10
0℃)について同様な保存試験を行ったところ、POv
は、保存スタート時から高く、10日迄に著しく増加し
た。
〔発明の効果〕
叙上の如く、本発明の魚油の分離及び分a精製法によれ
ば、工業レヘルにおいて、魚臭及び着色がなく酸化され
難い魚油を分離精製できるという優れた効果が奏される

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚体又は粉砕した魚体中の油分を、該魚体の1〜
    10倍量の水で抽出させた後、得られた油水相を30〜
    70℃で遠心分離することを特徴とする魚油の分離法。
  2. (2)水の水質イオン強度を0.01〜0.1に調整す
    る、特許請求の範囲第(1)項記載の魚油の分離法。
  3. (3)水のpHを7〜10に調整する、特許請求の範囲
    第(1)項記載の魚油の分離法。
  4. (4)水のpHを7〜10に調整した後、更に3〜7に
    調整する、特許請求の範囲第(1)項記載の魚油の分離
    法。
  5. (5)魚体又は粉砕した魚体中の油分を、該魚体の1〜
    10倍量の水で抽出させた後、得られた油水相を30〜
    70℃で遠心分離して生魚油を得、しかる後、該生魚油
    を80〜120℃で遠心分離することを特徴とする魚油
    の分離精製法。
  6. (6)水の水質イオン強度を0.01〜0.1に調整す
    る、特許請求の範囲第(5)項記載の魚油の分離精製法
  7. (7)水のpHを7〜10に調整する、特許請求の範囲
    第(5)項記載の魚油の分離精製法。
  8. (8)水のpHを7〜10に調整した後、更に3〜7に
    調整する、特許請求の範囲第(5)項記載の魚油の分離
    精製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757021A1 (fr) * 1996-12-17 1998-06-19 Sea Oil Procede et installation d'extraction d'huile de poisson et produits obtenus
KR20210107563A (ko) * 2020-12-08 2021-09-01 정진욱 어군용 재활용 냉동습식사료 가공방법

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