JPS62198119A - 硼素拡散方法並びにその装置 - Google Patents
硼素拡散方法並びにその装置Info
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- JPS62198119A JPS62198119A JP4072786A JP4072786A JPS62198119A JP S62198119 A JPS62198119 A JP S62198119A JP 4072786 A JP4072786 A JP 4072786A JP 4072786 A JP4072786 A JP 4072786A JP S62198119 A JPS62198119 A JP S62198119A
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Landscapes
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、窒化硼素板を用いシリコンウェハー中に硼素
を抗敗してP型領域を形成させる有効な方法とその装置
に関する。
を抗敗してP型領域を形成させる有効な方法とその装置
に関する。
(従来の技術)
シリコンウェハーにP型領域を形成させるには、硼素を
拡散させる方法が広く採用されている。このような従来
の硼素拡散方法を添付の第3図にて説明するに1図は斯
かる方法に用いられる装置の概略図を示し、反応管aの
廻りに加熱コイルbが配置され、該反応管aには酸素ガ
ス供給源C及びアルゴンガス供給源dが連結されている
。本装置によりシリコンウェハーeに硼素を拡散させる
には、石英ボートf上に窒化硼素板(以下、BN板と略
称する)gのみを置き、これを反応管a内に挿入し、加
熱コイルbにて約950〜1000℃の温度に保ち、弁
c1を開き導入通路c2を経て反応管a内に酸素ガスを
導入してBNN板製酸化させる。
拡散させる方法が広く採用されている。このような従来
の硼素拡散方法を添付の第3図にて説明するに1図は斯
かる方法に用いられる装置の概略図を示し、反応管aの
廻りに加熱コイルbが配置され、該反応管aには酸素ガ
ス供給源C及びアルゴンガス供給源dが連結されている
。本装置によりシリコンウェハーeに硼素を拡散させる
には、石英ボートf上に窒化硼素板(以下、BN板と略
称する)gのみを置き、これを反応管a内に挿入し、加
熱コイルbにて約950〜1000℃の温度に保ち、弁
c1を開き導入通路c2を経て反応管a内に酸素ガスを
導入してBNN板製酸化させる。
この時の反応は、
28N+−02→ B20.+N2↑
で示される。酸化の複弁C□を閉じ、シリコンウェハー
eを2枚ずつ拡散不要面を背中合せにしてBNFl、g
に対面状態で石英ボートf上に置き、次いで弁d1 を
開け、アルゴンガスを導入し900〜1200’Cに加
熱するとBN板g表面の三酸化二硼素(B203)が蒸
発し、シリコンウェハーe上に定着する。更に石英ボー
トf上のBNN板製取り除き。
eを2枚ずつ拡散不要面を背中合せにしてBNFl、g
に対面状態で石英ボートf上に置き、次いで弁d1 を
開け、アルゴンガスを導入し900〜1200’Cに加
熱するとBN板g表面の三酸化二硼素(B203)が蒸
発し、シリコンウェハーe上に定着する。更に石英ボー
トf上のBNN板製取り除き。
引き続きシリコンウェハーeをアルゴンガス雰囲気中で
加熱させると、定着されたB、O,が拡散源となり硼素
がシリコンウェハーe中へ拡散し、P壁領域が形成され
る。
加熱させると、定着されたB、O,が拡散源となり硼素
がシリコンウェハーe中へ拡散し、P壁領域が形成され
る。
(発明が解決しようとする問題点)
上記方法は、硼素の拡散光としてBN板を使用出来、操
作も簡易であると云う長所を有しているが、P壁領域の
濃度はB20.を蒸発させシリコンウェハー上に定着さ
せる工程において略決してしまう。即ち、この時の温度
、B2O3の蒸気圧及びB t Os 蒸気のシリコン
ウェハーへの移動具合、この工程における経過時間が上
記濃度を決する3大要因となり、とりわけB20.の蒸
気圧は高温域でも低く、しかも温度により大きく変化す
る為、P壁領域の抵抗率をコントロール(一定範囲内に
納めること)することが困難となり、これが最終製品で
あるトランジスタやIC等の半導体素子の不良品を増加
させる大きな原因となっていた。
作も簡易であると云う長所を有しているが、P壁領域の
濃度はB20.を蒸発させシリコンウェハー上に定着さ
せる工程において略決してしまう。即ち、この時の温度
、B2O3の蒸気圧及びB t Os 蒸気のシリコン
ウェハーへの移動具合、この工程における経過時間が上
記濃度を決する3大要因となり、とりわけB20.の蒸
気圧は高温域でも低く、しかも温度により大きく変化す
る為、P壁領域の抵抗率をコントロール(一定範囲内に
納めること)することが困難となり、これが最終製品で
あるトランジスタやIC等の半導体素子の不良品を増加
させる大きな原因となっていた。
本発明は上記に鑑みなされたもので、BN板によるより
効率的且つ簡易な硼素の拡散方法とその有効な装置を提
供せんとするものである。
効率的且つ簡易な硼素の拡散方法とその有効な装置を提
供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段及び実施例)上記目的を
達成する為の本発明の構成を添付図面に基づき説明する
に、第1図は本発明装置の一実施例を示す概略図である
。即ち、本発明の特定発明の要旨は、BN板を用いてシ
リコンウェハー中に硼素を拡散する方法に於て、表面を
酸化してB20.の層を形成したBN板とシリコンウェ
ハーとを反応容器中に対面状態で設置し、所定温度に保
ちながらドライ窒素ガス及び水分を含むウェット窒素ガ
スの混合ガスを上記反応容器に導入し。
達成する為の本発明の構成を添付図面に基づき説明する
に、第1図は本発明装置の一実施例を示す概略図である
。即ち、本発明の特定発明の要旨は、BN板を用いてシ
リコンウェハー中に硼素を拡散する方法に於て、表面を
酸化してB20.の層を形成したBN板とシリコンウェ
ハーとを反応容器中に対面状態で設置し、所定温度に保
ちながらドライ窒素ガス及び水分を含むウェット窒素ガ
スの混合ガスを上記反応容器に導入し。
上記B、03を一旦メタ硼酸(HB’02)に化学変化
させ、このHBO2を前記BN板より蒸発させてシリコ
ンウェハー上に定着させ、爾後定着したHBO2をB2
0.に戻し、この820.を拡散源としてシリコンウェ
ハー中に硼素を拡散させるようにしたことを特徴とする
硼素拡散方法にあり、亦、第2発明の要旨は、反応容器
1と、該反応容器1内を加熱させる為の加熱装置2と、
上記反応容器1に通じる酸素ガス導入手段3と、反応容
器1に通じるドライ窒素ガス導入手段4と、反応容器1
に通じる水分を含んだウェット窒素ガス導入手段5とよ
り成る硼素拡散装置にある。
させ、このHBO2を前記BN板より蒸発させてシリコ
ンウェハー上に定着させ、爾後定着したHBO2をB2
0.に戻し、この820.を拡散源としてシリコンウェ
ハー中に硼素を拡散させるようにしたことを特徴とする
硼素拡散方法にあり、亦、第2発明の要旨は、反応容器
1と、該反応容器1内を加熱させる為の加熱装置2と、
上記反応容器1に通じる酸素ガス導入手段3と、反応容
器1に通じるドライ窒素ガス導入手段4と、反応容器1
に通じる水分を含んだウェット窒素ガス導入手段5とよ
り成る硼素拡散装置にある。
便宜上第2発明について先ず詳述する。図は単結晶シリ
コンウェハー6に硼素を熱拡散することにより該ウェハ
ー6にP壁領域を形成する為の装[(拡散炉)を示す。
コンウェハー6に硼素を熱拡散することにより該ウェハ
ー6にP壁領域を形成する為の装[(拡散炉)を示す。
反応容器1は石英ガラス製反応管より成り、一端(図で
は左端)はガスの導入部11で、該導入部11よりドラ
イ窒素ガス、ウェット窒素ガス及びドライ酸素ガスが供
給される。
は左端)はガスの導入部11で、該導入部11よりドラ
イ窒素ガス、ウェット窒素ガス及びドライ酸素ガスが供
給される。
反応管1の周囲には加熱コイルより成る加熱装置2によ
って囲繞され、所定温度に加熱され、また該反応管1の
他端(図では右端)は試料挿入用開口部12とされ、該
開口部12には細管131により大気と通じるようにな
されたキャップ13が帽嵌されている。ガス導入部11
は酸素系と窒素系とに分かれ、このうち、酸素系は酸素
ガス導入手段3に連結され、該酸素ガス導入手段3は、
高圧酸素ボンベ31、ガスレギュレーター32、流量計
33及び弁34を含み、適正圧力及び適正流量に調節さ
れた酸素ガスが導管35を経て反応管1中に供給される
ようになされている。一方、窒素系はドライ窒素ガス導
入手段4とウェット窒素ガス導入手段5とに連結され、
この両手段4,5はドライ窒素ガスボンベ45を共役し
、ガスレギュレーター451を経て分岐される。ドライ
窒素ガス導入手段4は流量計41及び弁42を含み、適
正圧力及び適正流量に調節されたドライ窒素ガスが導管
35を経て反応管1に供給され、亦ウェット窒素ガス導
入手段5は、流量計52.弁53及び加湿器51を含み
、適正圧力、適正流量に調節され且つ加湿されたウェッ
ト窒素ガスが、弁54及び導管35を経て同じく反応管
1に供給されるようになされている。加湿器51には純
水が満され、この純水に前記ボンベ45からのドライ窒
素ガスが導入され、その時の窒素ガス温度における飽和
水蒸気を含んだ湿った窒素ガスとなって、弁54より導
管35を経て反応管1に供給される。
って囲繞され、所定温度に加熱され、また該反応管1の
他端(図では右端)は試料挿入用開口部12とされ、該
開口部12には細管131により大気と通じるようにな
されたキャップ13が帽嵌されている。ガス導入部11
は酸素系と窒素系とに分かれ、このうち、酸素系は酸素
ガス導入手段3に連結され、該酸素ガス導入手段3は、
高圧酸素ボンベ31、ガスレギュレーター32、流量計
33及び弁34を含み、適正圧力及び適正流量に調節さ
れた酸素ガスが導管35を経て反応管1中に供給される
ようになされている。一方、窒素系はドライ窒素ガス導
入手段4とウェット窒素ガス導入手段5とに連結され、
この両手段4,5はドライ窒素ガスボンベ45を共役し
、ガスレギュレーター451を経て分岐される。ドライ
窒素ガス導入手段4は流量計41及び弁42を含み、適
正圧力及び適正流量に調節されたドライ窒素ガスが導管
35を経て反応管1に供給され、亦ウェット窒素ガス導
入手段5は、流量計52.弁53及び加湿器51を含み
、適正圧力、適正流量に調節され且つ加湿されたウェッ
ト窒素ガスが、弁54及び導管35を経て同じく反応管
1に供給されるようになされている。加湿器51には純
水が満され、この純水に前記ボンベ45からのドライ窒
素ガスが導入され、その時の窒素ガス温度における飽和
水蒸気を含んだ湿った窒素ガスとなって、弁54より導
管35を経て反応管1に供給される。
ここで弁54は、ウェット窒素ガスを導入しない場合、
純水の自然蒸気圧による水蒸気拡散を防ぐために閉じる
ものであり、また管55は純水補給管で、使用しない時
はシリコンゴム栓551で密封される。
純水の自然蒸気圧による水蒸気拡散を防ぐために閉じる
ものであり、また管55は純水補給管で、使用しない時
はシリコンゴム栓551で密封される。
上記装置を用い1次の要領でシリコンウェハー6に硼素
を拡散させる。
を拡散させる。
■ 反応管1を空の状態で、弁34、弁53及び弁54
を閉、弁42のみ開として、ドライ窒化ガスを所定量(
反応管1の内径が100閣の場合、流量約I Q /w
in)流しながら、950〜1050℃で約2時間加熱
し反応管1の安定化を図る。
を閉、弁42のみ開として、ドライ窒化ガスを所定量(
反応管1の内径が100閣の場合、流量約I Q /w
in)流しながら、950〜1050℃で約2時間加熱
し反応管1の安定化を図る。
■ 次いで石英製ボート7上にBNNa3みを立て、反
応管1内に入れ、950〜1050℃で1時間予備乾燥
する。
応管1内に入れ、950〜1050℃で1時間予備乾燥
する。
■ 弁42を閉じ、弁34を開いて反応管1に酸素ガス
を供給しく毎分I Q)、 950〜1100℃で30
分間加熱し、BN板8表面を酸化させ、酸化終了後弁3
4を閉じ酸素ガスの供給を止め、更に弁42を開いてド
ライ窒素ガスを反応管1に供給する。
を供給しく毎分I Q)、 950〜1100℃で30
分間加熱し、BN板8表面を酸化させ、酸化終了後弁3
4を閉じ酸素ガスの供給を止め、更に弁42を開いてド
ライ窒素ガスを反応管1に供給する。
■ 石英製ボート7を反応管1より引き出し、酸化され
たBNNa3対面して、間隔2.0〜3゜5Trtnを
もってシリコンウェハー6をボート7に立て、反応管1
内に挿入する。
たBNNa3対面して、間隔2.0〜3゜5Trtnを
もってシリコンウェハー6をボート7に立て、反応管1
内に挿入する。
■ 挿入後1反応管1を950〜1000℃に設定し。
弁42、弁53及び弁54を開いて、加湿器51内の純
水にドライ窒素ガスを吹き込んで加湿したウェット窒素
ガスと、ドライ窒素ガスとを導管35で合流させ、両ガ
スの混合ガスとして反応管1に供給する(この工程をプ
レデポジションと呼ぶ)。
水にドライ窒素ガスを吹き込んで加湿したウェット窒素
ガスと、ドライ窒素ガスとを導管35で合流させ、両ガ
スの混合ガスとして反応管1に供給する(この工程をプ
レデポジションと呼ぶ)。
この時、窒素ガス温度及び純水温度が20℃で、反応管
1内の温度が1000℃の場合、ドライ窒素ガス流量I
Q/win、ウェット窒素ガス流量Loom Q/mi
n〜50m Q /minとすることが硼素拡散に最も
適していた。
1内の温度が1000℃の場合、ドライ窒素ガス流量I
Q/win、ウェット窒素ガス流量Loom Q/mi
n〜50m Q /minとすることが硼素拡散に最も
適していた。
■ ■の状態で所定時間(希望する拡散硼素濃度により
変るが、通常1時間程度)経過した後、弁54及び弁5
3を閉じ、ドライ窒素ガスのみ供給しそのまま約30分
間放置する。
変るが、通常1時間程度)経過した後、弁54及び弁5
3を閉じ、ドライ窒素ガスのみ供給しそのまま約30分
間放置する。
■ シリコンウェハー6及びBNNa3載せたボート7
を反応管1より取り出し1表面に820゜が定着された
シリコンウェハー6を弱フッ化水素酸液により過剰の8
.03を取り除き、純水洗浄の後、このシリコンウェハ
ー6のみを再び石英製ボート7上に立て1反応管1に挿
入し、ドライ窒素ガスを約IQ/win流し、900〜
1000℃に保ち。
を反応管1より取り出し1表面に820゜が定着された
シリコンウェハー6を弱フッ化水素酸液により過剰の8
.03を取り除き、純水洗浄の後、このシリコンウェハ
ー6のみを再び石英製ボート7上に立て1反応管1に挿
入し、ドライ窒素ガスを約IQ/win流し、900〜
1000℃に保ち。
シリコンウェハ−6内部に硼素を熱拡散してP型領域を
作成する。
作成する。
第2図は、上記方法でのプレデポジション時間と温度を
変化させた場合の最終的なP型領域のシート抵抗値の変
化を示す。
変化させた場合の最終的なP型領域のシート抵抗値の変
化を示す。
(作用)
上記方法において、■では、BNN板上上28N+−O
2→ B20.+N2 ↑の反応が起り、BNN板上上
8203の層が形成され、■では、 B 203+ Hz O→ 2 HB O2の反応でB
20.がHBO2に化学変化すると共に、このHBO,
が蒸発し、シリコンウェハー6上に析出する。そして■
では、 HBO,→ B2O3+H20↑ の反応が起こり、シリコンウェハー6上で8.03に変
化し、■でこのB20.が拡散源となり、シリコンウェ
ハー6中に硼素が熱拡散する。
2→ B20.+N2 ↑の反応が起り、BNN板上上
8203の層が形成され、■では、 B 203+ Hz O→ 2 HB O2の反応でB
20.がHBO2に化学変化すると共に、このHBO,
が蒸発し、シリコンウェハー6上に析出する。そして■
では、 HBO,→ B2O3+H20↑ の反応が起こり、シリコンウェハー6上で8.03に変
化し、■でこのB20.が拡散源となり、シリコンウェ
ハー6中に硼素が熱拡散する。
HBO2の蒸気圧は、B2O3の蒸気圧に較べ、100
0℃付近で約10,000倍あり、従ってBNNa3り
蒸発してシリコンウェハー6上に析出するHBO。
0℃付近で約10,000倍あり、従ってBNNa3り
蒸発してシリコンウェハー6上に析出するHBO。
の蒸発効率は従来のB、03の場合の約10,000倍
となり、シリコンウェハー6上には所望のP型領域を得
るに必要な硼素濃度以上の過剰のHBO,が析出し、こ
の過剰分を除去すれば常に適正且つ一定した濃度のHB
O2がシリコンウェハー6上に存在することになる。元
来、P型領域を作成するための硼素拡散では、拡散に要
求される硼素濃度より過剰の硼素化合物をシリコンウェ
ハー上に残存する状態に一旦した後、過剰分を薬品その
他により削減して、ウェハー表面全体として硼素化合物
濃度を均一になるようにする方法が、最終的なP型領域
の電気的性能(シート抵抗値等)のバラツキを少なくし
得る方法とされており、従来の方法ではB2O3の蒸気
圧は低く、大量の硼素化合物をシリコンウェハー上に存
在させることは困難であるのに対し、本発明方法では上
記の如く蒸気圧の高いHBO,を蒸発させるようにした
から、極めて容易に高濃度のP型領域を作成することが
出来る。亦、HBO,を発生させる為に、純水中へドラ
イ窒素ガスを吹き込んで得たウェット窒素ガスとドライ
窒素ガスとの混合ガスを用いているので、水素などの可
燃性ガスを必要とせず、安全で且つ極めて安価に硼素拡
散を遂行することが出来る。
となり、シリコンウェハー6上には所望のP型領域を得
るに必要な硼素濃度以上の過剰のHBO,が析出し、こ
の過剰分を除去すれば常に適正且つ一定した濃度のHB
O2がシリコンウェハー6上に存在することになる。元
来、P型領域を作成するための硼素拡散では、拡散に要
求される硼素濃度より過剰の硼素化合物をシリコンウェ
ハー上に残存する状態に一旦した後、過剰分を薬品その
他により削減して、ウェハー表面全体として硼素化合物
濃度を均一になるようにする方法が、最終的なP型領域
の電気的性能(シート抵抗値等)のバラツキを少なくし
得る方法とされており、従来の方法ではB2O3の蒸気
圧は低く、大量の硼素化合物をシリコンウェハー上に存
在させることは困難であるのに対し、本発明方法では上
記の如く蒸気圧の高いHBO,を蒸発させるようにした
から、極めて容易に高濃度のP型領域を作成することが
出来る。亦、HBO,を発生させる為に、純水中へドラ
イ窒素ガスを吹き込んで得たウェット窒素ガスとドライ
窒素ガスとの混合ガスを用いているので、水素などの可
燃性ガスを必要とせず、安全で且つ極めて安価に硼素拡
散を遂行することが出来る。
更に、ドライ窒素ガスとウェット窒素ガスとの混合比は
適宜変えることが出来るので、ドライ窒素ガスや純水温
度が変化した場合でも、それぞれの温度に応じた対処が
可能とされる。
適宜変えることが出来るので、ドライ窒素ガスや純水温
度が変化した場合でも、それぞれの温度に応じた対処が
可能とされる。
又、第2図により、P型領域のシート抵抗値は。
プレデポジション工程での温度に大きく影響されること
が理解され、これよりプレデポジション工程での温度及
び時間を適宜設定することにより、所望濃度のP型領域
を得ることが可能とされる。
が理解され、これよりプレデポジション工程での温度及
び時間を適宜設定することにより、所望濃度のP型領域
を得ることが可能とされる。
尚、上記に限定されず、本発明を逸脱しない限り他の変
更が可能であることは云うまでもない。
更が可能であることは云うまでもない。
(発明の効果)
叙述の如く、本発明の硼素拡散方法は、蒸気圧の高いH
BO2を蒸発させることによってシリコンウェハー表面
に硼素拡散源を形成させるようにしたから、シリコンウ
ェハーに均一なP型領域が形成され、これにより最終製
品たるトランジスタやIC等の半導体素子の不良品発生
率を著減させることが出来る。亦、これに用いる装置の
構造も極めて簡易で、安全、低廉且つ極めて効率的な拡
散を実行出来るものであり、本発明の価値類る大である
。
BO2を蒸発させることによってシリコンウェハー表面
に硼素拡散源を形成させるようにしたから、シリコンウ
ェハーに均一なP型領域が形成され、これにより最終製
品たるトランジスタやIC等の半導体素子の不良品発生
率を著減させることが出来る。亦、これに用いる装置の
構造も極めて簡易で、安全、低廉且つ極めて効率的な拡
散を実行出来るものであり、本発明の価値類る大である
。
第1図は本発明装置の一実施例を示す概略図、第2図は
プレデポジション工程における温度・時間に対するシー
ト抵抗値の特性図、第3図は従来の硼素拡散方法の一例
を示す概略図である。 (符号の説明) 1・・・反応容器、2・・・加熱装置、3・・・酸素ガ
ス導入手段、4・・・ドライ窒素ガス導入手段、45・
・・ドライ窒素ガスボンベ、5・・・ウェット窒素ガス
導入手段、51・・・加湿器。 一以上一 出願人 株式会社 モリタ製作所 代理人 弁理士(6235) 松野 英彦第2図 手続祁i−’iE書(自発) 昭和61年4月2日 ン゛。 特許庁長官 宇賀 道部殿 \1′1、事
件の表示 昭和61年特許願第040727号 2、発明の名称 硼素拡散方法並びにその装置 3、補正をする者 事件との関係 出願人 住所 京都市伏見区東浜南町680 名称 株式会社 モリタ製作所 代表取締役社長 森1)隆一部 4、代理人 〒550 Ta 06−443−4990・75595、補正命令
の日付(自発) 7、補正の対象 □イ、ヶ、7.fら ”’ 1”r tl −”I)
8、補正の内容 図面「第1図」を別紙「第1図」と差し替える。 9、添付書類の目録 (1)図面「第1図」(補正) 1通−
以上一
プレデポジション工程における温度・時間に対するシー
ト抵抗値の特性図、第3図は従来の硼素拡散方法の一例
を示す概略図である。 (符号の説明) 1・・・反応容器、2・・・加熱装置、3・・・酸素ガ
ス導入手段、4・・・ドライ窒素ガス導入手段、45・
・・ドライ窒素ガスボンベ、5・・・ウェット窒素ガス
導入手段、51・・・加湿器。 一以上一 出願人 株式会社 モリタ製作所 代理人 弁理士(6235) 松野 英彦第2図 手続祁i−’iE書(自発) 昭和61年4月2日 ン゛。 特許庁長官 宇賀 道部殿 \1′1、事
件の表示 昭和61年特許願第040727号 2、発明の名称 硼素拡散方法並びにその装置 3、補正をする者 事件との関係 出願人 住所 京都市伏見区東浜南町680 名称 株式会社 モリタ製作所 代表取締役社長 森1)隆一部 4、代理人 〒550 Ta 06−443−4990・75595、補正命令
の日付(自発) 7、補正の対象 □イ、ヶ、7.fら ”’ 1”r tl −”I)
8、補正の内容 図面「第1図」を別紙「第1図」と差し替える。 9、添付書類の目録 (1)図面「第1図」(補正) 1通−
以上一
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、窒化硼素板を用いてシリコンウェハー中に硼素を拡
散する方法に於て、表面を酸化して三酸化二硼素の層を
形成した窒化硼素板とシリコンウェハーとを反応容器中
に対面状態で設置し、所定温度に保ちながらドライ窒素
ガス及び水分を含むウェット窒素ガスの混合ガスを上記
反応容器に導入し、上記三酸化二硼素を一旦メタ硼酸に
化学変化させ、このメタ硼酸を前記窒化硼素板により蒸
発させてシリコンウェハー上に定着させ、爾後定着した
メタ硼酸を三酸化二硼素に戻し、この三酸化二硼素を拡
散源としてシリコンウェハー中に硼素を拡散させるよう
にしたことを特徴とする硼素拡散方法。 2、反応容器(1)と、該反応容器(1)内を加熱させ
る為の加熱装置(2)と、上記反応容器(1)に通じる
酸素ガス導入手段(3)と、反応容器(1)に通じるド
ライ窒素ガス導入手段(4)と、反応容器(1)に通じ
る水分を含んだウェット窒素ガス導入手段(5)とより
成る硼素拡散用装置。 3、上記ウェット窒素ガス導入手段(5)が、ドライ窒
素ガスボンベ(45)と、該ボンベ(45)に連結され
純水中にドライ窒素ガスを吹き込むことにより加湿する
ようにした加湿器(51)とを含み、該加湿器(51)
により加湿された窒素ガスを前記ドライ窒素ガス導入手
段(4)からのドライ窒素ガスと合流させて前記反応容
器(1)内に導入させるようにした特許請求の範囲第2
項記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4072786A JPS62198119A (ja) | 1986-02-25 | 1986-02-25 | 硼素拡散方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4072786A JPS62198119A (ja) | 1986-02-25 | 1986-02-25 | 硼素拡散方法並びにその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62198119A true JPS62198119A (ja) | 1987-09-01 |
Family
ID=12588651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4072786A Pending JPS62198119A (ja) | 1986-02-25 | 1986-02-25 | 硼素拡散方法並びにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62198119A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01169924A (ja) * | 1986-10-29 | 1989-07-05 | Mitel Corp | 不純物拡散方法 |
RU2475883C1 (ru) * | 2011-09-16 | 2013-02-20 | Федеральное Государственное Унитарное Предприятие "Научно-Производственное Предприятие "Пульсар" | Способ диффузии бора в кремний |
JP2013256687A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Toyota Gakuen | ガス浸炭方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926748A (ja) * | 1972-07-07 | 1974-03-09 |
-
1986
- 1986-02-25 JP JP4072786A patent/JPS62198119A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926748A (ja) * | 1972-07-07 | 1974-03-09 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01169924A (ja) * | 1986-10-29 | 1989-07-05 | Mitel Corp | 不純物拡散方法 |
JPH0324055B2 (ja) * | 1986-10-29 | 1991-04-02 | Mitel Corp | |
RU2475883C1 (ru) * | 2011-09-16 | 2013-02-20 | Федеральное Государственное Унитарное Предприятие "Научно-Производственное Предприятие "Пульсар" | Способ диффузии бора в кремний |
JP2013256687A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Toyota Gakuen | ガス浸炭方法 |
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