JPS6219799A - 低中レベル放射性廃棄物を収容するポリマ−含浸密閉コンクリ−ト構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 有機水銀、カドミウム等を垂れ流した場合、生物連鎖に
よって水銀カドミウムが濃縮して人体に病的被害を及ぼ
すべきことは顕著な事実である。

而して低中レベル放射性廃棄物の海洋投棄の安全性につ
いては、十分な価値ありとせられるものの、その手段方
法によっては必ずしも安全でない。

本発明はこの海洋投棄を安全にすると共に、漁業上に大
なる附加価値を発揮せしめたものである。

〔発明の構成〕

放射性廃棄物を収容したドラム罐多数本、例えば、７組
としてグざ本を緊縛し、ポリマー（例示すれば、三菱レ
ーヨン社製メタクリル酸メチル七ツマ−の混合と、漬水
化学社製ボリヌチレンを１０＜溶解混合）　との二種類
の方法によるポリマー含浸コンクリートを、３０（厚の
容器（１）による構造体とし、前示ドラム罐群をこの構
造体に収容し、蓋（２）を施し、全間隙に前記のポリマ
ー含浸コンクリート及びモルタルを注入して密閉して成
るものである。

この構造体の使用によって、放射性廃棄物の海洋投棄は
何等の障害はなく、その万全は確保されるのであるが、
更にこのケーソンには次の特長がある。

■　ポリマー含浸コンクリート構造体は、壁厚で設計耐
圧強度７００１９／ｃＩａ（深海低７０００米に相当］
であること。

Ｏこの構造体は１００年以上の耐久性が設計されている
。即ち、７００年以上形がくずれない。

■　この１００年間の放射保景を計算すれば、／ドラム
罐当たり、７２！；ＭＲとなり、これに充分対応する壁
厚が設計されていること。

［有］　このポリマー含浸コンクリート構造体の上に、
海藻類を育成するに大なる効果を発揮するが、生物連鎖
による放射能の濃縮はない。

■　このポリマー含浸コンクリート構造体は次の如ぎ附
加価値がある。

ｌ　海草類は炭酸ガスを吸収し、澱粉を作り、酸素を出
す。

コ　光化合により炭酸ガスより澱粉を作る。

３　魚介類による呼吸作用、酸素を吸収し炭酸ガスを出
す。

以上の各作用は、ポリマー含浸コンクリート構造体のも
たらすものであり、この構造体が単に低中レベル放射性
廃棄物の海洋投棄を安全にするのみでないことを示す、
本発明の効果である。

〔発明の効果〕

本発明はその目的とする低中レベル放射性廃棄物の海洋
投棄を安全にする大なる効果を“奏すると共に、ポリマ
ー含浸コンクリート構造体の作用により、魚介類の産卵
、稚魚の育成を助長し、我国の沿岸、近海漁業の活性化
に顕著な効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明構造体を示した断面図である。 符　　　号 （１）は構造体 （２）は蓋 一］ ユ、ｊ ／・・・構造体 コ・−・蓋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 放射性廃棄物を収容したドラム罐多数本を緊縛し、ポリ
   マー含浸コンクリート３０ｃｍ厚の容器に収納して、そ
   の間隙にポリマー含浸コンクリートモルタルを注入密閉
   して成る、低中レベル放射性廃棄物を収容するポリマー
   含浸密閉コンクリート構造体。