JPS62197665A - 内燃機関用の燃料分配型噴射ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関用の燃料分配型噴射ポンプであって
、バレル内を回転駆動される分配体が設けちれておシ、
該分配体が周面に分配開口を有していて、該分配開口が
ポンプ作業室に接続されており、該ポンプ作業室が分配
体の回動に対して同期的に駆動されるプランジャによっ
て制限されていて、該プランジャの吸込み行程中には、
分配体によって制御される吸込み開口を介して燃料源と
接続されており、分配開口がプランジャの吐出行程中に
、分配体の回転位置に応じて複数の圧力導管のうちの１
つと接続されており、該圧力導管が分配開口の作業範囲
においてバレルから内燃機関における個々の噴射弁に通
じるようになっていて、該噴射弁の数に応じてバレルの
周面に分配配置されており、さらに、分配体の周面に少
なくとも１つの補償開口が設けられており、該補償開口
が分配体の回転位置に応じて次々と圧力導管を、放圧室
に通じる放圧導管と接続し、この場合放圧室への放圧導
管の接続が弁によって制御されるようになっている形式
のものに関する。

従来の技術 このような形式の燃料分配型噴射ポンプでは、噴射弁に
通じている圧力導管に、燃料分配型噴射ポンプのケーシ
ングの範囲に圧力弁が設けられておシ、これらの圧力弁
は有効吐出行程が終了するとポンプ作業室への接続通路
を閉鎖するようになっている。燃料噴射弁との間の圧力
導管において揺れ動く燃料量はこの場合圧力弁において
反射される。

主燃焼室に燃料を直接噴射する内燃機関用噴射装置は一
部はこのような圧力弁なしに構成され、いわゆる逆流絞
りを備えているだけであり、この逆流絞りを介して上に
述べた燃料柱の圧力変動は燃料噴射弁における後噴射を
回避するために消滅され得る。このような構成によって
特に高圧側における無駄容積が有利に回避される。

燃料噴射装置のこのような構成において、燃料欠乏のた
めに空気が系内に特に圧力導管内に達すると、燃料タン
クの再充てん後における内燃機関の再始動は手による圧
力導管の空気抜きなしには不可能である。このためには
例えば各噴射弁への接続通路が解離されねばならない。

このような公知の燃料噴射ポンプではポンプ作業室と噴
射弁との間に閉じ込められた空気はプランジャの吐出行
程時に圧縮されるが、しかしながら次いで行われるプラ
ンジャの吸込み行程時には逆流絞シと補償開口とを介し
てポンプ吸込み室に向かって再び弛緩され得る。特に、
燃料分配型噴射ポンプが高い圧力レベルにおいて吐出を
行う前フィードポンプを備えていない場合には、このよ
うな条件下における内燃機関の始動は不可能である。

発明の課題 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の公知の燃料
分配型噴射ポンプを改良して、燃料タンクが空になって
燃料噴射ポンプ及び圧力導管内に空気が達した場合にも
、手による面倒な作業つまシ圧力導管の空気抜きを行う
必要なしに、燃料タンクの再充てん後における再始動を
自動的にかつ通常の始動時間で行うことができる燃料分
配型噴射ポンプを提供することである。

課：龜を解決するだめの手段 この課題を解決するために本発明の構成では冒頭に述べ
た形式の燃料分配型噴射ポンプにおいて．プランジヤの
吸込み行程の開始と共にポンプ作業室が燃料源と接続さ
れる前に分配開口が圧力導管への接続部を閉鎖して、放
圧導管における弁が内燃機関の運転パラメータに関連し
て制御されて始動条件時には閉鎖されるようになってい
る。

発明の効果 このように構成された燃料分配型噴射ポンプには公知の
ものに比べて次のような利点がある。

すなわち本発明による燃料分配型噴射ポンプでは、燃料
噴射ポンプに供給される燃料を貯えている燃料タンクが
空になり、燃料噴射ポンプ及び圧力導管に空気が達した
場合に、燃料タンクの充てん後における再始動が代表的
な始動時間において自動的に可能であり、つまりこの場
合子による圧力導管の空気抜きの必要がない。補償開口
と接続された放圧導管を本発明のように閉鎖することに
よって．プランジヤの吐出行程後における吸込み行程に
おいて、圧縮された空気はもはや弛緩しないので、次い
で行われるプランジャの吐出行程時に再び付加的な容量
が圧力導管に達し、これによって、燃料噴射ポンプ内に
ある空気は連続的に各ポンプ吐出行程と共に噴射弁を介
して内燃機関に向かって除去される。

また迅速再始動のためのこの構成は完全に弁のない燃料
噴射ポンプのためにも補償開口と接続された等圧弁を備
えた噴射ポンプのためにも有利である。

実施態様 本発明の有利な実施態様では始動のためにこの特殊な条
件を遮断するのにつまシ放圧導管を閉鎖するのに、回転
数に関連して変化する圧力が用いられる。このために弁
は有利にはスプール弁から成っており、この場合スプー
ル弁は、燃料分配型噴射ポンプの吸込み室の回転数に関
連した圧力によって端面を負荷されるぎストンから成っ
ている。始動後に吸込み室において規定の圧力が形成さ
れると、噴射休止中に圧力導管においては噴射量のばら
つきを阻止する圧力補償が周知のように行われる。特許
請求の範囲第４項の記載によれば弁は簡単かつ有利な形
式で逆上弁から成っている。

本発明による解決策は種々様々な形式の燃料分配型噴射
ポンプのために使用することができるにもかかわらず、
特許請求の範囲第７項記載のような分配型噴射ポンプに
おいて用いられると有利である。このような燃料分配型
噴射ポンプでは放圧導管を閉鎖するための条件は有利に
は特許請求の範囲第８項記載のように始動時におけるリ
ングスライダの位置によってとらえられ、これはまた極
めて簡単かつ機能確実な構成である。別の有利な実施態
様は特許請求の範囲第１０項に記載されており、この場
合カム駆動装置において噴射調節される燃料噴射ポンプ
では、圧力導管と吸込み開口とが閉鎖されている相は駆
動カムの上死点の範囲に位置しており、噴射開始調節で
は始動のだめの条件が考慮されている。

実施例 次に図面につき本発明の詳細な説明する。

燃料分配型噴射ポンプのケーシング１にはバレル２が設
けられていて、このバレル２内にはプランジャ３が配置
されている。プランジャ３はその端面でバレル２内にお
いて、バレル２の栓 端面に接続している閉鎖桟体５と共にポンプ作業室６を
形成している。プランジャ３はバレル２内に密に嵌め込
まれていて、下端部で、燃料分配型噴射ポンプのケーシ
ング１に閉じ込められた吸込み室８内に突入しておシ、
そこで、回転方向及び上下方向においてカム板９と力接
続的に結合されている。カム板９はその下面に、ローラ
１１と接触するカム軌道１０を有している。ローラ１１
は円形のカム軌道１０の直径に応じてローラリング１２
に分配配置されており、このローラリング１２はそれ自
体位置固定に支承されているがしかしながらビン１４に
よって回転可能である。ビン１４は、一方ではばねの力
によってかつ他方では導管１９を介して供給される燃料
を充てんされた吸込み室８の圧力によって負荷される噴
射調節機のピストン１５によって動かされる。吸込み塞
８にはフィードポンプ１６を介して燃料タンク１７から
燃料が供給され、この燃料は、回転数に同期して駆動さ
れるフィードポンプ１６と圧力制御弁１８とによって回
転数に関連して変化する。相応に１！Ｊｔ射調節も主と
して回転数に関連して行われる。

カム板９は、駆動軸２０によってカップリング部分２１
を介して駆動軸２０の回転数に同期的に、ひいては燃料
分配型噴射ポンプによって燃料を供給される内燃機関の
回転数に同期的に駆動され、この場合カム板９はそのカ
ム軌道１０でローラ１１土を摺動する。ちなみにカム板
９はローラ１１に図示されていないばねによって保持さ
れている。相応にカム板９はプランジャ３と一緒に往復
ポンプ運動と同時に回転運動を行う。

プランジャの吸込み行程中においてプランジャ３の相応
な回転時に、ポンプ作業室６と常に接続されている複数
の充てん溝２３のうちの少なくとも１つが、吸込み開口
２５と合致し、この吸込み開口は燃料供給通路２６を介
して吸込み室８と接続されている。このようにしてポン
プ作業室６はプランジャ３の吸込み行程中に充てんされ
る。次いで行われるプランジャの吐出行程時にこの接続
部はプランジャ３がさらに回動することによって再び閉
鎖され．プランジヤ３によってポンプ作業室６から押し
除けられた燃料はプランジャ３における軸方向の放圧通
路２８と．プランジヤ３の全周に設けられた分配開口２
９に通じる半径方向孔３Ｇとを介して、バレル２から延
びた複数の圧力導管３１に送られる。圧力導管３１は、
燃料分配型噴射ポンプによって燃料を供給される所属の
内燃機関のシリンダ数に応じてバレル２の全周に分配配
置されており、それぞれ逆流絞り弁３２を介して内燃機
関における対応する燃料噴射弁（図示せず）に通じてい
る。逆流絞シ弁３２はしかしながらまた場合によっては
省くこともできる。逆流絞り弁３２は周知の形式で弁プ
レート３４から成つており、この弁プレート３４は２つ
のストッパの間において燃料流によって往復運動可能で
あり、この場合ポンプ側に位置するストッパ３５は弁プ
レート３４と共にプレーンシール面を形成し、燃料噴射
弁側のストッパは弁プレート３４を迂回する流れを許し
ている。ストッパ３５に弁プレート３４が接触している
場合にはさらに弁プレート３４における軸方向の絞シ孔
３６を介してポンプ作業室６への接続が生ぜしめられる
。

燃料噴射量を制御するために、吸込み室８に突入してい
るプランジャ部分にはリングスライダ３８がプランジャ
の周面に沿って密に摺動可能に配置されていて、同リン
グスライダ３８は例えばその上側の端面３９で制御縁を
形成しており、この制御縁を介してプランジャ３の吐出
行程中に、放圧通路２８と接続された放圧開口４５が開
放制御される。この放圧開口４５の開放制御と共にポン
プ作業室６における相応な圧力降下によって、燃料噴射
弁へのないし内燃機関の燃焼室への燃料吐出が中断され
る。これはリングスライダ３８の軸方向調節に応じて早
い時期又は遅い時期にプランジャ３の有効吐−出行程の
相応な変化によって行われる。リングスライダ３８は自
体公知の形式で調速機によって移動調節され、図面には
調速機のうちのリングスライダ３８と連結された調整レ
バー４１だけが示されている。

プランジャ３にはさらに、縦溝の形をした少なくとも１
つの補償開口４３が設けられており、補償開口４３は同
様に、バレル２から派生した圧力導管３１とも協働する
。この場合補償開口４３は交互に次々と個々の圧力導管
３１と接続され、圧力導管３１はこの時期には分配開口
２９によってちょうど制御されていない。これらの補償
開口４３を介して次いで個々の圧力導管はプランジャの
全周における環状溝４４と接続され、これらの環状溝４
４を介して、バレル２から派生しかつシリンダ４Ｔに開
口している放圧導管４６と接続される。シリンダ４７は
バレル２に対して平行にポンプケーシングに配置されて
いて、片側において吸込み室８に開口しており、これに
対して他方の側では押し込まれた栓体４８によって閉鎖
されている。シリンダ４７にはスプール弁５１のぎスト
ン５０が配置されており、このピストン５０と栓体４８
との間には押圧ばね５２が緊縮配置させられていて、こ
の押圧ばね５２によってＣストン５０は端面側において
ストッパ５３に押し付けられる。栓体４８の押込み深さ
によって押圧ばね５２のプレロードが規定される。ぎス
トン５０は吸込み室８から延びている袋孔５４を有して
おり、この袋孔５４からはピストン周面に向かって横孔
５５が延びている。図示の出発位置では横孔５５の出口
はシリンダ４Ｔによって閉鎖されているが、しかしなが
ら吸込み室８における圧力上昇時ひいては押圧ばねの力
に抗したピストン５０の相応な移動時には放圧導管４６
と合致させられ、これによって放圧導管４６は吸込み室
８と接続される。この運転位置は燃料噴射ポンプの正常
運転時に生ぜしめられ、この結果噴射休止中に個々の圧
力導管３１は吸込み室８における圧力にまで放圧され、
これは補償開口４３と放圧導管４６との接続によって生
ぜしめられる。これによって圧力導管３１への吐出開始
時にはその都度等しい高さの圧力レベルが生せしめられ
るので、種々異なった充てん容量に基づく噴射量のばら
つきが回避される。

内燃機関の始動時には吸込み室８における圧力は低下し
ており、ピストン５０は放圧導管４６を閉鎖してストッ
パ５３に当接している。

これによって補償開口４３０機能も遮断される。

始動に先行した内燃機関の停止が、燃料タンク１８が空
になったことひいては吸込み室８がもはや完全に又は十
分に燃料によって満たされていないことに起因していた
場合、始動過程時にまず初め駆動軸２０と同期的に駆動
されるフィードポンプ１６を介して燃料が吸込み室８に
送られるが、この燃料はしかしながら部分的に空気を含
んでおり、この空気は図示の燃料噴射ポンプではポンプ
作業室６と圧力導管３１と介して逃げることができ、こ
の場合例えば閉鎖栓体５にねじ込まれた閉鎖ねじ５３が
ゆるめられる。

上述の場合ポンプ作業室６にはまず初め高い空気分が存
在しており、この空気分はプランジャ３の吐出行程時に
圧縮されて圧力導管３１に吐出される。空気の高い圧縮
能力に基づいてこの場合通常空気は燃料噴射弁からなお
流出せず、燃料噴射弁の開放圧はここで行われる内燃機
関の燃焼室への直接噴射に相応して圧縮最終点において
約８００バールになり得る。第６図には符号ｌで、吐出
行程時にプランジャ３が従う対応するカム上昇曲線に関
連した分配開口２９の制御時間が、つまり、分配開口２
９が圧力導管３１のうちの１つと接続されている間の時
間が示されている。線図にはさらに水平な１点鎖勝が示
されており、この１点鎖線は、調節された負荷に応じて
どんなブテンジャ吐出行程よυ上で放圧通路２８の放圧
開口４５が燃料噴射終了のために開放されるかを示して
いる。１つの線■がリングスライダ３８の全負荷位置に
おける位置を示しているのに対して、別の線璽′は、始
動時燃料噴射量が吐出されるべきリングスライダ３８の
位置を示している。線図かられかるようにこの場合全プ
ラ／ジャ吐出行程が燃料量吐出に関係させられており、
つま）行程経過にわたって放圧開口４５の開放制御は行
われない。

次いでプランジャの上死点において対応する圧力導管３
１への分配開口２９の接続が中断さ蜆約２°の重なり廿
の後で吸込み開口２５と充てん溝２３とが接続され、こ
れは制御時間Ｉで示されている。次いで行われるプラン
ジャ３の吸込み行程時には従って前に制御された圧力導
管３１が閉鎖されたままなのに対して．プランジヤ３は
新だに燃料及び（又は）空気を吸込み室８から燃料供給
通路２６を介して吸い込む。次に行すれるプランジャ３
の吐出行程時にこの空気・燃料混合体は次の圧力導管３
１に同様な形式でもたらされる。これに続く吐出行程で
はちらかＩＺめ圧縮された空気かさらＣ（強く圧縮させ
られ、これは、燃料噴射弁における開放圧が到達されて
空械が内燃機関の燃焼室に逃げることができるまで続く
。このようにして始動過程中に燃料噴射ポンプは自然に
空気抜きされる。図示の実施例のように圧力導管３１に
逆流絞シ弁３２が設けられている場合には．プランジヤ
３の吐出行程中に圧力導管３１において圧縮された空気
は、平常運転のだめのように補償開口４３が対応する圧
力導管３１を制御して吸込み室８に向かって放圧する場
合に、再び弛緩する。

放圧導管４６に設けられたスプール弁５１の形の弁によ
って、始動範囲のためのこの動作は、吸込み室８におい
て規定の基準圧が得られるまで中断される。回転数に関
連して変化する吸込み室８の圧力の代わりに、別の回転
数信号ないし類似した特性の圧力媒体がぎストン５０に
作用するようになっていてもよい。空気抜き動作は、逆
流絞り弁３２の代わりに圧力導管３１にまったく弁が設
けられていない場合にも保証される。

燃料分配型噴射ポンプには通常噴射調節装置つまり前記
噴射調節ぎストン１５が設けられている。これによって
回転数の上昇につれて噴射時期が早めにずらされる。始
動過程のために相応な構成において、各内燃機械型式に
最適である特別な噴射調節角が調節されてもよい。この
調節は第６図かられかるように分配開口の制御時間■と
充てん溝の制御時間Ｉとを考慮して行われる。この場合
有利にはカムが上死点において比較的平らな形状を有し
ているか又は、そこにおいていわゆる休止状態（Ｒａａ
ｔ　）を有しており、この休止状態はほぼ重なシ行の角
度つまシ２°〜６°のクランク角に相当している。この
ようにしてシランジャ３は、噴射時期が最適に調節され
ていると、内燃機関の始動過程のために最大燃料噴射１
を吐出することができる。その他の運転範囲ではポンプ
作業室６は第３図の線Ｉかられかるように、著しく早い
回転角において既に開放され、この結果ここでは噴射調
節のために分配開口２９の制御時間旺及び充てん溝２３
の制御時間Ｉに関して十分に大きな回転角範囲を利用す
ることができる。

第１図に示された実施例に対する変化実施例ではスプー
ル弁５１の代わりに逆止弁５９が設けられてもよい。第
２図に示されているようにこの場合シリンダ４Ｔの代わ
シに袋孔４７′が設けられており、この袋孔は吸込み室
８に向かって開放していて、この袋孔４７′にはまず初
め制御されずに放圧導管４６が開口している。吸込み宰
８の側からは、玉形弁体６０が一体に組み込まれた弁挿
入体５８がねじ込まれている。玉形弁体６０は吸込み室
８における圧力によって開放方向に負荷されている。逆
止弁５９の開放圧は吸込み室８における圧力よシも小さ
い。放圧導管４６は吸込み室８の圧力レベルに放圧され
る。

第３実施例を示す第４図には単にプランジャ３′だけが
示されており、このシランジャはバレル２′に嵌め込ま
れていて、第１図の実施例同様往復運動と同時に回転運
動を行うように駆動され、この場合プランジャ３′はそ
の回動時に同時に分配体として働く。このプランジャ３
′も、吸込み開口２５と協働しかつポンプ作業室６と接
続されている充てん溝２３を有している。さらにプラン
ジャ３′においては放圧通′路２８′が幾分斜めに延び
た袋孔として構成されていて、袋孔の端部において横孔
６１を介して放圧開口４５と接続されている。この放圧
開口４５は第１図に示された実施例におけるようにリン
グスライダ３８によって制御される。放圧通路２８′か
らはさらに接続通路が縦溝の形をした分配開口２９に延
びており、この分配開口２９はバレル２′から派生した
異なった複数の圧力導管３１を交互に制御する。

さらにこの実施例ではプランジャ３′に第２の通路６３
が設けられておシ、この第２の通路は補償開口４３′を
流出開口６５と接続している。

流出開口６５は放圧開口４５の高さにおいてプランジャ
の周面に位置していて、放圧開口４５と同時にリングス
ライダ３８によって開放制御される。この流出間ロ６５
０制御点は第６図において１ｖで示されている。

この構成に基づいて第６図から同様に、始動時において
リングスライダ３８が最大噴射１の方向に上に向かって
移動させられると流出開口６５も常に閉鎖されているこ
とがわかる。これによって補償開口４３０機能は中断さ
れ、第１図の実施例について記載したのと同じ自動的な
空気抜きが行われる。

この実施例には、第１図及び第２図において設けられて
いたような付加的な弁が省かれているという利点並びに
、補償開口４３を介して行われる圧力補償の遮断が事実
上もっばらリングスライダ３８の負荷位置に関連してお
シ、吸込み室圧のような付加的な補助力が必要ないとい
う利点がある。従って、ここに記載された所望の目的を
実現するために吸込み室を特別に観察する必要はない。

上において往復動ピストン分配型噴射ポンプについて記
載した解決策は、別のポンプ型式においても使用するこ
とができる。これはまだ同様な形式でラジアルぎストン
分配型噴射ポンプにおいても可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の３つの実施例を示すものであって、第１
図は放圧導管における弁がスプール弁として構成されて
いる第１実施例を示す図、第２図は放圧導管における弁
が玉形逆止弁として構成されている第２実施例を示す図
、第６図はカム上昇曲線を圧力導管開口の制御時間及び
吸込み開口の制御時間と共に示す線図、第４図は放圧導
管における弁が燃料噴射ポンプのリングスライダの形を
した量調節部材によって形成されている第３実施例を示
す図である。 １・・・ケーシング、２　、２’・・・バレル、３，３
′・・・プランジャ、５・・・閉鎖栓体、６・・・ポン
プ作業室、８・・・吸ろみ室、９・・・カム板、１０・
・・カム軌道、１１・・・ローラ、１２・・・ローラリ
ング、１４・・・ピン、１５・・・ピストン、１６・・
・フィードポンプ、１７・・・燃料タンク、１８・・・
圧力制御弁、１９−・・導管、２０・・・駆動軸、２１
・・・カップリング部分、２３・・・充てん溝、２５・
・・吸込み開口、２６・・・燃料供給通路、２８．２８
’・・・放圧通路、２９・・・分配開口、３０・・・半
径方向孔、３１・・・圧力導管、３２・・・逆流絞シ弁
、３４・・・弁プレート、３５・・・ストッパ、３６・
・・絞シ孔、３８・・・リングスライダ、３９・・・部
面、４１・・・調整レバー、４３゜４３′・・・補償開
口、４４・・・環状溝、４５・・・放圧開口、４６・・
・放圧導管、４７・・・シリンダ、４７′・・・袋孔、
４８−・・栓体、５０・・・ぎストン、５１・・・スプ
ール弁、５２・・・押圧ばね、５３・・・ストッパ、５
４・・・袋孔、５５・・・横孔、５７・・・閉鎖ねじ、
５８・・・弁挿入体、５９・・・逆止弁、６０・・・玉
形弁体、６１−・・横孔、６３・・・通路、６５・・・
流出開口。 −一噌−（ｋ ３１・・・出力導管 ４３′・・？１１１１開口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．　内燃機関用の燃料分配型噴射ポンプであつて、バ
   レル（２）内を回転駆動される分配体が設けられており
   、該分配体が周面に分配開口（２９）を有していて、該
   分配開口がポンプ作業室（６）に接続されており、該ポ
   ンプ作業室が分配体の回動に対して同期的に駆動される
   プランジヤ（３）によつて制限されていて、該プランジ
   ヤの吸込み行程中には、分配体によつて制御される吸込
   み開口（２５）を介して燃料源と接続されており、分配
   開口（２９）がプランジヤ（３）の吐出行程中に、分配
   体の回転位置に応じて複数の圧力導管 （３１）のうちの１つと接続されており、該圧力導管が
   分配開口（２９）の作業範囲においてバレル（２）から
   内燃機関における個々の噴射弁に通じるようになつてい
   て、該噴射弁の数に応じてバレル（２）の周面に分配配
   置されており、さらに、分配体の周面に少なくとも１つ
   の補償開口（４３）が設けられており、該補償開口が分
   配体の回転位置に応じて次々と圧力導管（３１）を、放
   圧室に通じる放圧導管（４６）と接続し、この場合放圧
   室への放圧導管（４６）の接続が弁によつて制御される
   ようになつている形式のものにおいて、プランジヤ（３
   ）の吸込み行程の開始と共にポンプ作業室（６）が燃料
   源と接続される前に分配開口（２９）が圧力導管（３１
   ）への接続部を閉鎖して、放圧導管（４６）における前
   記弁が内燃機関の運転パラメータに関連して制御されて
   始動条件時には閉鎖されるようになつていることを特徴
   とする、内燃機関用の燃料分配型噴射ポンプ。 ２．　ポンプ作業室（６）と各噴射弁との間には常に開
   放接続が存在している、特許請求の範囲第１項記載の燃
   料分配型噴射ポンプ。 ３．　放圧導管（４６）における弁がスプール弁（５１
   ）として構成されていて、該スプール弁が、戻しばね（
   ５２）の力に抗して、内燃機関の回転数と共に変化する
   圧力によつて負荷されているピストン（５０）を有して
   いる、特許請求の範囲第１項又は第２項記載の燃料分配
   型噴射ポンプ。 ４．放圧導管（４６）における弁が逆止弁 （５９）として構成されていて、該逆止弁が、内燃機関
   の回転数と共に変化する放圧室の圧力によつて開放方向
   に負荷されている、特許請求の範囲第１項又は第２項記
   載の燃料分配型噴射ポンプ。 ５．スプール弁（５１）のピストン（５０）を負荷する
   圧力が放圧室の圧力である、特許請求の範囲第３項記載
   の燃料分配型噴射ポンプ。 ６．放圧室が、ポンプ作業室への燃料供給のために燃料
   源として働く吸込み室（８）から成つていて、燃料分配
   型噴射ポンプの内部に位置している、特許請求の範囲第
   ４項又は第５項記載の燃料分配型噴射ポンプ。 ７．分配体が同時に往復駆動されるプランジヤ（３）と
   して構成されていて、ポンプ作業室（６）から延びる放
   圧通路（２８，２８′）を有しており、該放圧通路が分
   配開口（２９）と放圧開口（４５）とに接続されていて
   、該放圧開口が、燃料源として働く燃料分配型噴射ポン
   プの吸込み室（８）に突入しているプランジャ部分の周
   面に配置されていて、調速機によつて操作されるリング
   スライダ（３８）によつてプランジヤ運動との関連にお
   いてプランジヤの可変の吐出行程位置のために開閉させ
   られるようになつている、特許請求の範囲第１項から第
   ６項までのいずれか１項記載の燃料分配型噴射ポンプ。 ８．分配体が同時に往復駆動されるプランジヤ（３）と
   して構成されていて、ポンプ作業室（６）から延びる放
   圧通路（２８，２８′）を有しており、該放圧通路が分
   配開口（２９）と放圧開口（４５）とに接続されていて
   、該放圧開口が、燃料源として働く燃料分配型噴射ポン
   プの吸込み室（８）に突入しているプランジヤ部分の周
   面に配置されていて、調速機によつて操作されるリング
   スライダ（３８）によつてプランジヤ運動との関連にお
   いてプランジヤの可変の吐出行程位置のために開閉され
   るようになつており、補償開口が、吸込み室（８）に突
   入しているプランジヤ部分の周面に設けられた流出開口
   （６５）と接続されていて、該流出開口が、始動時量調
   節に相当するリングスライダ（３８）の極端位置では該
   リングスライダによつて閉鎖され、その他の運転範囲で
   は開放されている、特許請求の範囲第１項又は第２項記
   載の燃料分配型噴射ポンプ。 ９　補償開口（４３′）が、プランジヤ（３′）内を延
   びている接続通路（６３）を介して流出開口（６５）と
   接続されている、特許請求の範囲第８項記載の燃料分配
   型噴射ポンプ。 １０．プランジヤが、駆動カムを有するプランジヤ駆動
   装置（９，１０，１１，１２，２０，２１）によつて往
   復運動させられ、このプランジヤ駆動装置が燃料分配型
   噴射ポンプの駆動部（２０）に対する相位置を運転パラ
   メータに関連して変化可能であり、始動条件時に、圧力
   導管（３１）並びに吸込み開口（２５）が分配体によつ
   て閉鎖されている回転角範囲が、プランジヤ駆動装置の
   カムの上死点範囲に位置している、特許請求の範囲第１
   項から第９項までのいずれか１項記載の燃料分配型噴射
   ポンプ。 １１．カムが上死点範囲において休止状態を有している
   、特許請求の範囲第１０項記載の燃料分配型噴射ポンプ
   。