JPS62196142A - 耐衝撃性の積層成形物 - Google Patents

耐衝撃性の積層成形物

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JPS62196142A
JPS62196142A JP3755986A JP3755986A JPS62196142A JP S62196142 A JPS62196142 A JP S62196142A JP 3755986 A JP3755986 A JP 3755986A JP 3755986 A JP3755986 A JP 3755986A JP S62196142 A JPS62196142 A JP S62196142A
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JP
Japan
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Application number
JP3755986A
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English (en)
Inventor
城戸　直道
城戸　剛一郎
谷口　五十二
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NAGASE KAGAKU KOGYOSHO KK
Original Assignee
NAGASE KAGAKU KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、詳細なる説明 本発明は耐衝撃性の積層成形物に関するものである。
動物の生皮または鮫皮または合成皮革は強度・耐衝撃が
大きく、しかも表面に強い打撃を受けても傷がつきにく
い等の優れた性質をもっている上に、さらに染色または
漆塗装が容易であり、表面の美観を保ち易い等のため従
来性・木等に接着して剣道の防具用の胴とか防護用の循
環各種の用途に使用されていた。
然るに合成樹脂は軽くてしかも加工し易いため、最近で
は剣道防具用の胴等にも合成樹脂単体の製品が一部置替
わろうとしている。
ただ、合成樹脂製品は一般に強い打撃に対して表面に傷
がつき易く、また表面に対する染色または漆塗装が難し
い等の欠点をもっている。
このため本発明者らはこれらの欠点を改善するため種々
検討した結果、ポリオレフィンまたは強化ポリオレフィ
ンまたはナイロン・ポリカーボネート・ポリアセタール
・ＡＢＳ樹脂のうちいづれか一種の樹脂またはその強化
樹脂の成形物に動物の生皮または鮫皮または合成皮革を
接着することにより、軽くてしかも優れた性能の剣道防
具用の胴、防護用の楯等が容易に能率よく製作出来るこ
とを見いだした。このため耐衝撃性の積層成形物（１）
を昭和６１年２月６日特許出願した。
然るにその後の検討により成形物として発泡成形物を使
用した場合、成形物の重量が軽くなり、成形物の剛性が
向上するのみならず、更に成形物と皮との接着強度が向
上すると言う良好な結果の得られることを見いだした。
本発明はポリオレフィンまたは強化ポリオレフィンまた
はナイロン・ポリカーボネート・ポリアセクール・ＡＢ
Ｓ樹脂のうちいづれか一種の樹脂またはその強化樹脂の
発泡成形物に動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接
着することよりなる耐衝撃性の積層成形物を提供しよう
とするものである。
強化樹脂に用いる強化材料の主なものとしてはガラス繊
維・炭素繊維・金属繊維・アルミナ繊維のような無機繊
維・各種ホイスカー・無機充填剤等をあげることが出来
る。
成形物に対する上記皮の接着強度については、（１）成
形物の表面を酸化させる・（２）成形物の表面にブライ
マーを下塗する・（３）成形物の表面に接着のアンカー
の役目をする切込み溝を入れる等により接着強度を向上
させることが出来る。
また成形物にまず織布または不織布を接着したあと皮を
接着すると、（１）接着剤の塗りむらが減少し、（２）
接着強度が向上する等の効果がある成形物の発泡度は軽
量化のためには高い方がよいのであるが、高きに過ぎる
と、成形物の表面が粗となり過ぎ、美観を損なう等の欠
点があるので、３０％以下程度が望ましい。
成形物の発泡剤としてはアゾジカルボンアミドのような
化学発泡剤を用いても、窒素のようなガス状発泡剤・炭
化水素やフレオンのような液状発泡剤を用いても差支え
ない。ただ成形物の原料樹脂に通した発泡剤を使用する
ことが望ましい。
動物の生皮の主なものとしては牛、馬、豚、羊、鹿等の
生皮をあげることが出来る。合成皮革としてはクラレ（
株）製のクラリーノのように表面が銀皮状の合成皮革が
好ましい。
使用する接着剤の主なものとしてはエポキシ系、ビニー
ル系、ウレタン系、ビニールウレタン系、アクリル系、
酢と光等各種の接着剤をあげることが出来るが、接着剤
の選択に当たっては成形物に使用する原料樹脂の種類に
、また織布または不織布を用いる場合には織布または不
織布の種類によって通したものを選ぶ必要がある。
使用する織布または不織布の材料の主なものとしては綿
・麻・毛等の天然繊維、人絹・スフ・ナイロン・ポリエ
ステル・ポリアクリロニトリル・ポリビニールアルコー
ル・ポリプロピレン等をあげることが出来る。
なお、成形物の原料樹脂には必要に応じて、各種の安定
剤・着色剤のほか、各種の他の添加剤を加えても差支え
ない。
以下に実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例１ 押出発泡（発泡剤アブジカルボンアミド）により１７％
発泡させたガラス繊維強化ポリプロピレン（ポリプロピ
レンのＭＦＲはトガラス繊維含有量１５％）のペレット
を用いて温度２００℃・圧力１００気圧・プレス時間３
０秒なるプレス条件で、剣道防臭用の胴形の金型により
厚さ約４．５ｍｍ・発泡度１４％なる胴形の発泡成形物
をつくり、この胴形の発泡成形物に三井石油化学製の塗
装用ブライマーユニストールＰを下塗りしたあと、中央
理化工業製のエポキシ系接着剤リカボンドＥＸ−ＬＡお
よびＥＸ−ＩＢ（硬化剤）により市販のナイロン製織布
を接着後、さらに予め７日間の水浸しにより軟化・水洗
いし、木型によって上述の田型の成形物表面に密着しう
るよう成形・乾燥した牛の生皮を上記中央理化工業製の
接着剤によって接着した。
次に上記ガラス繊維強化ポリプロピレン（ポリプロピレ
ンのＭＦＲはトガラス繊維含有量１５％）の発泡剤の入
っていないペレットを用いて上記方法によりまず厚さ約
４．５　ｍ　ｍなる胴形の成形物をつくり、本成形物と
前記の牛皮を接着した発泡成形物について表面を竹刀で
打撃してみたところ、牛皮を接着していない成形物では
１回の打撃によって表面に軽い傷がついたのに対して、
牛皮を接着した発泡成形物の場合には２〜３回の打撃に
よっても牛皮の表面に傷はつかなかった。
実施例２ 発泡剤としてアゾジカルボンアミドを１％含むＡＢＳ樹
脂（高衝撃ＡＢＳ・発泡剤の添加は１０％マスターバッ
チのトライブレンド法による）を用いてシリンダ一温度
１５０℃（ホッパー側）・１８０°Ｃ（中央部）・２０
０°Ｃ（前部）；金型温度４０°Ｃ；冷却時間７０秒な
る条件で射出成形機によって縦横４０Ｘ２０ｃｍ・厚さ
約４．５　ｍ　ｍ・発泡度６％なるＡＢＳ樹脂の発泡板
をつくり、これに予め７日間の水浸しにより軟化・水洗
し、板への貼り付けにより発泡板に接着し易いように引
延し・乾燥した牛の生皮を中央理科工業製の前記接着剤
によって接着、次に発泡剤を用いないで上記成形条件に
て同一寸法のＡＢＳ樹脂板をつくり、前記と同一の方法
で引延し・乾燥した牛の生皮を前記と同じ接着剤で接着
、両者について比較したところ発泡ＡＢＳ樹脂板と牛皮
との接着強度は発泡していないＡＢＳ樹脂板との接着強
度より相当強力であった。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）ポリオレフィンまたは強化ポリオレフィンまたは
    ナイロン・ポリカーボネート・ポリアセタール・ＡＢＳ
    樹脂のうちいづれか一種の樹脂またはその強化樹脂の発
    泡成形物に動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    することよりなる耐衝撃性の積層成形物。
  2. （２）「発泡成形物」を「剣道防具用の胴の形の発泡成
    形物」の場合の特許請求の範囲第１項記載の耐衝撃性の
    積層成形物。
  3. （３）「発泡成形物に」を「発泡成形物にプライマー塗
    装したあと、」の場合の特許請求の範囲第１項記載の耐
    衝撃性の積層成形物。
  4. （４）「発泡成形物に」を「発泡成形物にプライマー塗
    装したあと、」の場合の特許請求の範囲第２項記載の耐
    衝撃性の積層成形物。
  5. （５）「発泡成形物に」を「発泡成形物に織布または不
    織布を接着、」の場合の特許請求の範囲第１項記載の耐
    衝撃性の積層成形物。
  6. （６）「発泡成形物に」を「発泡成形物に織布または不
    織布を接着、」の場合の特許請求の範囲第２項記載の耐
    衝撃性の積層成形物。
  7. （７）「発泡成形物に」を「発泡成形物にプライマー塗
    装したあと、織布または不織布を接着、」の場合の特許
    請求の範囲第１項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  8. （８）「発泡成形物に」を「発泡成形物にプライマー塗
    装したあと、織布または不織布を接着、」の場合の特許
    請求の範囲第２項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  9. （９）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着す
    る」を「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着、
    皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第１
    項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  10. （１０）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ２項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  11. （１１）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ３項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  12. （１２）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ４項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  13. （１３）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ５項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  14. （１４）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ６項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  15. （１５）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ７項記載の耐衝撃性の積層成形物。
  16. （１６）「動物の生皮または鮫皮または合成皮革を接着
    、皮の表面に漆塗装をする」の場合の特許請求の範囲第
    ８項記載の耐衝撃性の積層成形物
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