JPS6219537A - メチルシクロペンタジエンの分離回収方法 - Google Patents

メチルシクロペンタジエンの分離回収方法

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JPS6219537A
JPS6219537A JP15964685A JP15964685A JPS6219537A JP S6219537 A JPS6219537 A JP S6219537A JP 15964685 A JP15964685 A JP 15964685A JP 15964685 A JP15964685 A JP 15964685A JP S6219537 A JPS6219537 A JP S6219537A
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tower
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隆男 山田
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英二 高橋
Tomoaki Takada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エチレン製造を目的としてナフサや灯・軽油
等の石油留分を熱または水蒸気分解する際に副生ずる分
解ガソリン留分からメチルシクロペンタジェン(以下M
CPDと記す)を分離回収する方法に関するものであり
、この方法によれば高純度品も分離回収しうる。
本発明方法の利点は、従来の分解ガソリン処理工程及び
運転条件を全く変更することなしK、単に簡単な装置を
付加するだけで高純度のMCPD’&効率的忙分離し得
る点にあり、そして更に蒸留の際に二重化を極力抑制し
MCPDをモノマーの形で留出させる等の方法により分
離回収するための熱コストな低減し得る点にある、MC
PDは5例えば、エポキシ樹脂の硬化剤原料に用いられ
、有用な物質である。また、同時に得られるシクロペン
タジェン(以下CPDと記す)もディールス・アルダ−
反応の原料等として有用な物質である。
(従来の技術) エチレン製造を目的としてナフサや灯・軽油等の石油留
分を熱または水蒸気分解する際に両生する分解ガソリン
中忙はMCPDが約1〜2%およびCPDが約3〜7%
含まれている。この分解ガソリン中からMCPD、CP
Dを分離回収する方法としては1分解ガソリン留分を蒸
留してC3−C,留分な得、これを熱処理して軽質留分
l除去した後、二量体な分解蒸留してCPD、MCPD
を回収する方法(USP2.733,279)  ある
いはこの二量体l含む留分を減圧下で蒸留して回収した
後さら忙二食体を分解蒸留してCPD、MCPDを回収
する方法(USP2,733,280 )等が提案され
ている。しかしながら、分解ガソリン中のMCPDの含
有量は約1〜2%(CI’Dが約3〜7%)(80℃)
IC近接しているため、分解ガソリンからMCPD”k
蒸留で分離することは低濃度で存在するだけに容易でな
い。またMCPDは熱的に不安定であり容易に二重化し
たり他の物質と共二量化をしたりして取り扱いが困難で
あることも分離回収な妨げていた。したがって、これら
の方法は1分解ガソリンの処理量が多く装置が大型化し
、蒸留、二重化、分解の操作には多大のエネルギーを要
し経済的に有利でない。
ところで、分解ガソリン留分は、その中に含まれている
ベンゼン、トルエンおよびキシレン(以下B−T・Xと
記す>k回収するために通常二本の蒸留塔により処理さ
れ、B−T−Xを主体とする留分な得、これな芳香族抽
出装置に送り、B−T−Xを回収している。この時、分
解ガソリン中のCPD、MCPDは大部分モノマーの形
でリラン塔の塔頂留分に濃縮されるのでこの留分からC
PD、MCPDY蒸留で回収するのが一見合理的に見え
る。しかしながら、この留分中にはMCPDの沸点に近
接した沸点を有するベンゼンが大量に存在するので、高
純度のMCPnv蒸留により回収するのは非常圧困難で
ある。
本発明者らは先に特開昭59−80618において、ナ
フサや灯・軽油等の石油留分を熱または水蒸気分解する
際に副生ずる分解ガソリン留分の通常の処理装置に簡単
に付加し得て、かつ該ガソリン留分の処理条件の変更t
も要さないでCPDとMCPDを容易に高い純度で回収
する方法として一すラン塔に供給される分解ガソリン中
にあるCPD、MCPDのダイマーないしコダイマーを
解重合させることなくB−TX留分と分離する方法を提
案した。
すなわち分解ガソリン留分からベンゼン、トルエンおよ
びキシレンを塔頂留分として採取する蒸留塔の回収部か
ら還流液を抜き出し、これを分解蒸留塔に導き、170
〜230℃で10〜200分加熱してCPD、MCPD
のダイマーおよびコダイマーtそれぞれのモノマーに分
解し、該分解蒸留塔塔頂流をシクロペンタジェン蒸留塔
(CPD蒸留塔)に送り該CPD塔を塔底温度160〜
230℃、滞留時間0.25〜6時間で操作し、塔頂か
らCPIn−留出させ、塔底流をメチルシクロペンタジ
ェンMM塔(MCPD蒸留塔)に送り塔底温度170〜
210℃、滞留時間0.5〜5時間で操作し、塔頂から
MCPD”k留出させることからなる、分解ガソリン留
分からCPDおよびMCPDを回収する方法である。
(発明が解決しようとする問題点) ところがこの方法においては、所期の目的とするMCP
Dを高純度で分離することはできるが、MCPDの半分
以上がダイマーとしてCPD塔の塔底部から大量のキシ
レン留分およびC9留分とともに抜き出されるので、M
CPD塔においてはMCPDダイマーを再びモノマーの
形に分解するために、塔底温度をキシレンの沸点よりも
高い温度にする必要があり、MCPD塔の負荷が大きい
などの欠点があった。
(問題点を解決するための手段) そこで、さらに熱負荷を軽減して高純度のMCPD”k
経済的に分離回収する方法ン鋭意検討した結果、前記C
PD塔において一定の還流比のもとではCPDがほとん
ど存在せず、かつMCPDのモノマー濃度が90%以上
にも達する領域が存在すること、およびこのよ5な領域
から還流液および/または蒸気を一定条件下で定常的に
抜き出すことKより、MCPDをダイマーに変える過程
を経ないでCPDと分離できることな見いだした。本発
明はこのような知見に基づいて完成されたものである。
本発明によれば、CPD塔から高濃度のMCPDがモノ
マーの状態で抜き出される。そして高純度品を得たい場
合にもすでに高濃度品がモノマーの状態で得られている
ので、MCPD塔を低い塔底温度条件下で操作でき、熱
コストを著しく低下せしめることができる。このときC
PD塔の操作条件は一塔底温度160〜230℃、塔頂
王0〜2 kg/c!l−G、塔頂温度は常圧換算で3
5〜50℃とするのが良く、そしてCPD塔に供給され
るMCPD&に対して0.5〜1.5倍量の還流液およ
び/または蒸気を還流液温度が常圧換算で70〜120
℃である蒸留段から抜き出すことが望ましい。
また1分解蒸留塔においても、キシレン等を塔底からの
み抜き出すのでは還流液中にしめるキシレン等の割合が
大きいので、ダイマーの分解に要する熱量以外にキシレ
ンおよびC3留分等の蒸発に要する熱量が大量に必要で
あり経済的でない。そこで、回収部のその塔底に近い蒸
留段より塔内還流液の一部を抜き出す方法を見いだした
。この方法により、キシレン等の再蒸発に要する熱を低
減でき、かつ塔底におけるダイマーが還流キシレンによ
り希釈される割合を低下せしめ、したがって塔底温度を
高めてダイマーの分解を効率的に行なうことができ、コ
ストの著しい低減となる。この時、抜き出す蒸留段の還
流液温度は常圧換算で140〜200℃とするのが良く
、抜き出し液嚢は分解蒸留塔供給液量の0.1〜0.8
倍に見合う量とするのが好ましい。
以下図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。図は簡
単を期丁ため、説明に%に必要のないポンプ、熱交換器
、リフラックス・ドラム等は省略し、発明の理解に必要
な部分のみな示した。
第1図は、特開昭59−80618にて提案された方法
の一例を示したものであり、そして、第2図は、さらに
経済的かつ効率的にMCPDを分離回収するために第1
図に示した工程をさらに改良した本発明方法の一例のプ
ロセスフローである。第2図において、第1図と共通す
る部分には同じ番号を付しである。
@1図および第2図において、エチレン製造装置から副
生する分解ガソリンが導管1により第1蒸留塔(脱ペン
タン塔)に供給され、塔頂からC5−留分が抜き出され
、残りの留分は導管4により第2蒸留塔(リラン塔)5
に供給される。そこでC0留分は塔底より導管7により
抜き出され、一方、B−T@)l主体とする留分は塔頂
より導管6Vcより抜き出され、図示していない水素化
反応装置に送られた後、芳香族抽出装置1に供給される
第2蒸留塔5において、その塔底に出来るだけ近い蒸留
段より塔内還流液の全量ないし一部な抜き出し、導管8
により分解蒸留塔9の塔底に送る。抜き出し口の還流液
のは度はおよそ170〜200℃、また還流液の第2蒸
留塔内での滞留時間は一般に10分以下であるので。
第2蒸留塔5に供給されたCPD、MCPDのダイマー
およびコダイマーはほとんど分解することなく分解蒸留
塔9に送られる。
この抜き出し液中のCPD、MCPDダイマーおよびコ
ダイマーの組成は、エチレン製造原料、分解温度、蒸留
条件等により変動するが、CPDダイマーは3〜6 w
 t%そしてMCPDダイマー、コダイマーはおよそ0
.4〜1.5wt%である。
分解蒸留塔9において塔底温度を160〜230℃、好
ましくは200〜230℃、塔底での液の滞留時間yi
+−10分から200分で蒸留することにより、CPD
、MCPDのダイマーおよびコダイマーは大部分分解し
てモノマーとなり塔頂より導管10によりCPD蒸留塔
12に送られる。一方、CPDとMCPD以外の重質分
(キシレン留分およびC9留分)は塔底より導管1)V
cより第2蒸留塔(リラン塔)5に循環される。この戻
される位置は導管8が設置されている抜き出し段より一
段下とするのかよい。ところで、この分解蒸留塔の塔底
においては、ダイマーが分解しモノマーとして蒸発する
とともK、大量のキシレン留分等も蒸発するが、第1図
に示される方法では、このキシレン留分は塔頂からモノ
マーとともに留出する一部を除いて大部分が還流液とな
って塔底から抜き出されるまで凝縮、再蒸発を繰り返す
ことになり、塔底に供給されるMCPDダイマーの濃度
をさらに低下させることになる。そこで、K2図に示し
たごとくその塔底に近い蒸留段から導管19を用いて塔
内還流液の一部を抜き出すことによりキシレン等の再蒸
発に要する熱を低減でき、さらにまた塔底に供給される
MCPDダイマーの濃度低下を少なくでき、したがって
塔底温度な高めダイマーの分解な経済的かつ効率的に行
なうことができる。分解蒸留塔の塔頂圧はO〜5ゆ71
:1+!1)G、温度は140〜210℃とすることが
望ましい。
第1図および第2図において、CPD蒸留塔12a−塔
頂圧0〜2kg/cn1)1Gそして塔頂温度は常圧換
算で35〜50℃にて操作することにより、CPDは塔
頂より抜き出される。
一方1MCPDは第1図の方法ではCPD蒸留塔12内
部でダイマーに転化し、キシレン留分およびC9+留分
とともにCPD蒸留塔の塔底より抜き出されていた。こ
の時、MCPDは高温の塔底に長時間滞留することにな
るので高濃度で存在させると二量体以上の重合体が生成
し、収車低下および蒸留塔の汚染の原因となる。そのよ
うな重合を抑制するために一部の希釈剤として蒸留塔内
にキシレン留分等を存在させる方法がとられてきた。し
たがって1MCPDダイマーは、その数倍量のキシレン
留分とともにCPD蒸留塔12の塔底から導管14によ
ってMCPD蒸留塔15に供給されていた。この場合C
PD蒸留塔12においては、塔底温度を160〜230
℃にすることが重要であり、160℃以下であると、塔
内部で生成したCPDのダイマーおよびコダイマーがM
CPDのダイマーとともに送り出され、MCPD蒸留塔
において、MCPDの純度低下の原因となる。また、2
30℃以上にすると、前述したまうなCPD、MCPD
の二量体以上の重合体がさらに生成しやすくなるので好
ましくない。導管14によって供給されたMCPDダイ
マーはMCPD蒸留塔15において再度分解され、MC
PDモノマーとして塔頂より回収される。未分解のMC
PDダイマーおよびコダイマー類は、C8およびキシレ
ン留分とともに導管17により分解蒸留塔9に循環され
る。この時、塔底温度が170℃以下であると、MCP
Dダイマーの分解が不十分であり、塔底流として循環す
るMCPDダイマー量が多くなり、210℃以上になる
とC9留分中に存在するCPDやMCPDとスチレン類
等の共二量体の分解が起り、MCPDの純度を低下させ
た。また、蒸留塔内で大量のキシレンが還流する割には
MCPDの回収率は低く不経済であった。
第1図の方法を改良して熱コストl低減し、より効果的
にMCPDを分離回収する本発明方法では、第2図に示
したごと<CPD蒸留塔12において還流液温度が常圧
換算で70〜120℃である蒸留段からCPD蒸留塔1
2に供給されるMCPD量に対して0.5〜1.5倍量
の還流液および/または蒸気が導管18により抜き出さ
れ、MCPD蒸留塔15に供給される。
したがって、この方法においては、MCPD蒸留塔にお
いてMCPDダイマーを分解する必要はなく、沸点72
℃のMCPDモノマーと沸点136〜144℃のキシレ
ン留分とを蒸留分離するに必要な熱量のみを与えればよ
いのでaE1図に比較して熱コストをかなり低減できる
本発明においては、CPD蒸留塔12の塔底温度は第1
図の場合はど限定する必要はなく、分解蒸留塔9から抜
き出す際icMcPDおよびCPDのモノマーの濃度を
高くしてキシレン留分の混入を少なくすれば、CPD蒸
留塔12の塔底温度は140〜160”Cにまで低下さ
せて蒸留を行なうことも可能である。さらKまた。
CPD蒸留塔12の内部にてCPDダイマーの生成が起
ったとしても、還流比を2〜20好ましくは3〜10と
することKより、塔内を還流するMCPDモノマー量に
対してCPDダイマーおよびその他の混入物の量の比率
は圧倒的に小さくなり、特に抜き出し還流液温度が12
0℃以下では抜き出し還流液中KC9留分等なほとんど
混入させないで抜き出すことが出来る。
CPD蒸留塔12における重要な操作条件は、導管18
によりMCPD七ツマ−を抜き出す蒸留段の温度と抜き
出し量である。その温度が70℃以下であるとCPDモ
ノV−の混入量が増大するし、常圧換算で120℃以上
であるとキシレン留分り混入量が多(なり適当でなく、
またMCPD塔に送る場合には不経済でもある。抜き出
し量は、抜き出し温度すなわち抜き出し還流液中のMC
PDモノマーの濃度によって当然左右されるが、CPD
蒸留塔に供給されるMCPD量に対する抜き出し還流液
中のMCPD量の割合を80〜60%とするのが最も好
ましく。
定常的にMCPD′lf:蒸留分離することができる。
MCPDの抜き出し比″*Y80%以上とするとMCP
Dのモノマーが高濃度に存在するCPD蒸留塔内の領域
が小さくなり、CPDモノマーが混入しやすく、なる。
MCPDの抜き出し比率を小さくした場合は抜き出され
ないMCPDがダイマーとなって塔底から導管2oによ
り分解蒸留塔9へ再循環されるので不経済である。ここ
で抜き出された留分は、それ自体高い濃度。
例えば90%の濃度でMCPDを含有しており。
一般の用途にはそのまま製品として供給しうるが、さら
に高純度品が望まれる場合には、MePD蒸留塔で精製
する。
65〜1)5℃で蒸留すること忙より目的とするMCP
Dが塔頂より回収される。塔内にて一部二量化したMC
PDダイマーはキシレン留分とともに導管17により分
解蒸留塔9へ再循環される。
本発明方法は、第2図に示した工程に限定されるもので
はなく、例えば、CPD蒸留塔12の段数を多くするこ
とにより、最適な還流液温度の蒸留段から抜き出すだけ
でMCPD蒸留塔15を経ることなく高純度のMCPD
を回収することができる。また、CPD蒸留塔から抜き
出したMCPD中にCPDモノマーが少量台まれる場合
は、MCPD蒸留塔にて塔頂からCPDを留出させて分
離し、CPD蒸留塔と同様に最適温度条件下の蒸留段か
ら高純度MCPD”k抜き出す方法もとり5る。
(発明の効果) 以上述べたよ5に1本発明方法によれば、公知の方法の
ようなCPD%MCPDの三量化工程を組み込むことな
く1分解蒸留塔にて分解されたMCPDは以後上ツマ−
の形で蒸留分離されるので、省エネルギー化された簡単
なプロセスにより、動車的かつ経済的に高純度のCPD
、MCPD′ljt回収することができる。公知の方法
、例えば第1図の方法ではMCPDの二量化および分解
を繰り返すことKより重質物の生成を引き起しMCPD
の回収皐ヲ低下させるが1本発明方法によれば、分解蒸
留塔へ再循環される蒸留塔内で二量化したダイマーの量
は、第1図におけるCPD蒸留塔の塔底から抜き出され
るダイマーの量に比べればはるかに少なく、MCPDの
全回収率をさらに改善出来ろ。
(実施例) 以下、本発明な実施例により説明する。
実施例1 %1m昭59−80618に記載されている実施例と同
条件でBTX蒸留塔5の基底部付近の蒸留段より第1!
!に示した組成の液を32,889に9/hrの割合で
抜き出した。
第1表 リラン塔抜き出し液組成 成  分     組  成Cwt%)CPDダイマー
      3.4 MCPDダイff−1,0 なお、上表においてCPDとMCPDのコダイマーある
いはそれらと他の成分とのコダイマー中のCPD%MC
PDは、CPDダイマーおよびMCPDダイマーに換算
して示しである。
上記組成の留分な第2図における分解蒸留塔9に供給し
た。分解蒸留塔9の運転条件なaE2表に、得られる塔
頂液組成な第3表に示した。
また、このときの抜き出し段の留分中忙含まれルCP 
D G! 0.34 %、M CP D ハ0.14 
%テあり、塔底液中に含まれるCPDは0.6%、MC
PDは0.26%であった。
第2表 塔頂EE   1.5に9/d−G 塔頂温度    135℃ 塔底温度    219℃ 蒸留段抜き出し8  14,939kll/ hr塔底
液抜き出し’8  16,184kg/hr第3表 (成  分     組  成(wt%)CPDモノマ
ー     53.0 MCPD七ツマー     14.4 CPDダイマー      1.0 塔頂流の抜き出し皐は1.766 kg/hrである。
また上記の蒸留段からの抜き出し液の抜き出し段は塔底
に最も近い蒸留段とした。塔頂からのMCPDの回収率
は特開昭59−80618の方法、すなわち第1図の方
法では67%であったが、本実施例では約80%にまで
上昇した。
ここまでのサンプルは実装置から得たものである。すな
わち、リラン塔の還流液は商業運転されている実装置か
ら採取したものであり、分解蒸留塔の塔頂流、抜き出し
段の留分および塔底液の組成および流量は本発明目的に
適合するように運転条件を変更した実装置の試験運転の
結果である。分解蒸留塔の塔頂流をドライアイスで冷却
してCPDおよびMCPDの二量化および共二量化を防
止した状態のサンプルを実験室に運び以下の実験を行な
った。
前記第3表の組成液をCPD蒸留塔(目皿直径3zfi
s、段間隔30B1段数25段のオールダーショー蒸留
塔)の上から6段目に140.9/hrで供給し、16
6段目ら還流液を17.9.9/hr抜き出した。運転
条件を第4表に、塔頂留分(留出&73.91/br 
)の組成を第5表に。
蒸留段抜き出し留分の組成を第6表にモして塔底留分(
留出量48.2.9/hr )の組成を第7表に示した
第4表 塔頂圧力    0,5kg/cIi・G塔頂温度  
  50℃ 抜き出し膜温度    85℃ 塔底温度    175℃ 供給段   6段目 抜き出し段     166段 目頂還流比      5,0 !5表 成  分     組  成(wt%)CPD七ツマ−
99,5 MCPDモノマー      0.5 第6表 成  分      組 成(wi%)CPDモノff
−0,3 MCPDモノマー      89.4CPDダイマー
      トレース MCPDダイマー       1.7キシレン留分 
     8.4 第7表 成  分      組 成(wt%)CPDダイマー
     2.9 MCPDダイマー       3.5CPD会MCP
Dコダイマー   2.9その他と付加しているMCP
D   4.1キシレン1)C9留分    86.5
この時のMCPDモノマーの回収率は、79.2%であ
った。
次に、第6表の組成液をドライアイス−メタノール浴で
冷却して二量化を防止しながら貯えたものをMCPD蒸
留塔(目皿直径32wxm。
段間隔30m、段数10段のオールダーショー蒸留塔)
の上から6段目K 68.9/hrで供給した。運転条
件を第8表に、得られた塔頂液組成を第9表に示した。
第8表 塔頂圧力    0.0に9/cI!”G塔頂温度  
 70℃ 塔底温度   155℃ 第9表 成  分      組 成(wt%)CPDモノマー
       1.0 MCPD七ツマー      97.7MCPDダイマ
ー       0.4その他    0.9 このときの供給液中のMCPDモノマーに対するMCP
Dの回収率は90.4%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、先に脣開昭59−80618にて提案された
方法の一例の系統図であり、第2図は、第1図の方法を
さら忙改良した蒸留段からの抜き出し工程を組み合わせ
た本発明方法の一例の系統図である。 2・・・第一蒸留塔(脱ペンタン塔) 5・・・第二蒸留塔(リラン塔) 9・・・分解蒸留塔   12・・・CPD蒸留塔13
・・・CPD採取管  15・・・MCPD蒸留塔16
・・・MCPD採取管 18・・・蒸留段還流液/蒸気抜き出し管ζ)J謬−τ ン/)公  。 72、ω /’/ 手  続  補  正  書 昭和61年 9月 25日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液状炭化水素油の熱または水蒸気分解の際に副生
    する分解ガソリン留分から、ベンゼン、トルエンおよび
    キシレンを塔頂留分として採取する蒸留塔(リラン塔)
    の回収部から抜き出された還流液からメチルシクロペン
    タジエン(MCPD)を分離回収する方法において、該
    還流液を分解蒸留塔に送り、170〜230℃で加熱分
    解し、塔頂流をシクロペンタジエン蒸留塔(CPD塔)
    に送り、該CPD塔を140〜230℃の塔底温度で操
    作し、塔頂からシクロペンタジエンを分離させるととも
    に、塔内還流液温度が常圧換算で70〜120℃である
    蒸留段からCPD塔に供給される MCPD量に対して0.5〜1.5倍量の還流液および
    /または蒸気をMCPDに富む留分として抜き出すこと
    を特徴とする分解ガソリン留分からメチルシクロペンタ
    ジエンを分離回収する方法。
  2. (2)該分解蒸留塔において塔内還流液温度が常圧換算
    で140〜200℃である蒸留段から供給液の0.1〜
    0.8倍量に見合う還流液を抜き出す特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  3. (3)液状炭化水素油の熱または水蒸気分解の際に副生
    する分解ガソリン留分から、ベンゼン、トルエンおよび
    キシレンを塔頂留分として採取する蒸留塔(リラン塔)
    の回収部から抜き出された還流液からメチルシクロペン
    タジエン(MCPD)を分離回収する方法において、該
    還流液を分解蒸留塔に送り、170〜230℃で加熱分
    解し、塔頂流をシクロペンタジエン蒸留塔(CPD塔)
    に送り、該CPD塔を140〜230℃の塔底温度で操
    作し、塔頂からシクロペンタジエンを分離させるととも
    に、塔内還流液温度が常圧換算で70〜120℃である
    蒸留段からCPD塔に供給される MCPD量に対して0.5〜1.5倍量の還流液および
    /または蒸気を抜き出しメチルシクロペンタジエン塔(
    MCPD塔)に送り、塔頂ないしは塔内還流液温度が常
    圧換算で70〜80℃である蒸留段からMCPDを留出
    させることを特徴とする分解ガソリン留分からメチルシ
    クロペンタジエンを分離回収する方法。
  4. (4)該分解蒸留塔において塔内還流液温度が常圧換算
    で140〜200℃である蒸留段から供給液の0.1〜
    0.8倍量に見合う還流液を抜き出す特許請求の範囲第
    3項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193641A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Tosoh Corp 新規な脂肪族炭化水素樹脂及びその製造方法
CN105949029A (zh) * 2016-05-03 2016-09-21 中国石油大学(华东) 一种渗透汽化膜法分离甲基环戊二烯和环戊二烯的工艺及装置
CN109553504A (zh) * 2017-09-26 2019-04-02 中国石油化工股份有限公司 一种采用浅冷油吸收技术回收炼厂饱和干气的方法及装置

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CN109553504A (zh) * 2017-09-26 2019-04-02 中国石油化工股份有限公司 一种采用浅冷油吸收技术回收炼厂饱和干气的方法及装置

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