JPS62193678A - アモルフアス合金絶縁被膜形成方法 - Google Patents

アモルフアス合金絶縁被膜形成方法

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JPS62193678A
JPS62193678A JP3472386A JP3472386A JPS62193678A JP S62193678 A JPS62193678 A JP S62193678A JP 3472386 A JP3472386 A JP 3472386A JP 3472386 A JP3472386 A JP 3472386A JP S62193678 A JPS62193678 A JP S62193678A
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JP
Japan
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amorphous alloy
coating
space factor
paint
rays
Prior art date
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Pending
Application number
JP3472386A
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English (en)
Inventor
Akihiro Yauchi
昭博 八内
Toshiaki Shioda
俊明 塩田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アモルファス合金に絶縁被膜を形成する方法
に関する。
(従来の技術) 磁気ヘッド、カートリッジなどの磁性材料や電力用トラ
ンス、高周波トランスのコア材料には、低保磁力や低電
力損失の磁気特性が要求されるため、そのような磁気特
性のすぐれた鉄系またはコバルト系アモルファス合金の
適用が拡大している。
かかる用途には、アモルファス合金を積層して使用する
場合、その眉間抵抗値が大なものほど低電力損失となる
。さらに、より高い飽和磁束密度を得るためには、アモ
ルファス合金を積層した場合の占積率が特に重要となる
。これらの結果、アモルファス合金磁性材料にはより高
い層間抵抗値と占積率が望まれている。
ところで、急冷されたアモルファス合金の表面粗度は大
きいため、極めて低い占積率しか得ることができず、ま
た、積層板間に生じる接触抵抗である層間抵抗も小とな
らざるを得す、高飽和磁束密度を得ることができない。
このように、アモルファス合金表面に何らの絶縁被膜を
も施さずに高層間抵抗、高占積率と得ることは不可能で
あり、なんらかの絶縁被膜を必要とする。
さらに、この場合、絶縁被膜としても高層間抵抗で、か
つ極めて平滑な表面性状を有することが必要であり、被
膜形成に際してもアモルファス合金の再結晶化を引き起
こすことは避けなければならない。
また、絶縁被膜として錆に対する耐久性、成品の運搬、
加工、組立等に際しての耐傷付き性にも優れたものでな
ければならない。
従来にあっても、アモルファス合金についての被膜形成
のための表面処理法は、例えば特開昭59−19757
6号、同59−211579号、および同60−−56
071号などに開示されているが、それらはいずれもク
ロム含有焼付は被膜に関するものである。
(発明が解決しようとする問題点) ここに、本発明の目的は、上述のようなアモルファス合
金に対する絶縁被膜の形成方法を提供することである。
本発明の別の目的は、占積率が大きく、したがって、層
間抵抗値も大きく、しかも耐傷付き性にすくれた、アモ
ルファス合金用の絶縁被膜の形成方法を提供することで
ある。
本発明者らは、上述のような目的を達成すべく、いわゆ
る絶縁被膜の特性を比較検討した結果、次のような知見
を得た。
a)熱硬化型樹脂塗料を使用する場合、塗装焼付は後に
得られる表面平滑性はいわゆる「ゆず膚」のために良好
ではない。このため、得られる占積率は低くなる。また
、耐傷付き性を向上させるため高硬度を得る塗料を使用
し、高温で焼付硬化させる場合、アモルファス合金の特
徴である低保磁力が再結晶化により損なわれたり、特に
磁場焼鈍されたアモルファス合金の磁化方向性を低下さ
せたりするため、製品への適用は行い歎い。
b)熱可塑性樹脂塗料を使用する場合は、比較的低温で
塗膜形成が可能であるが、得られる塗膜の表面平滑性は
良好ではない。このため得られる占積率は低い。また、
塗膜が軟質なため、傷付き易く、製品の品質上好ましく
ない。さらに化学耐久性も低く、防錆性が低い。
C)紫外線、電子線硬化塗料を使用する場合は極めて短
時間で塗膜形成が可能であり、得られる塗膜の表面平滑
性は良好である。このため、極めて高い占積率が得られ
た。さらに塗膜の密着性も良好で、高層間抵抗を有し、
かつ製品の運搬、加工、組立時のハンドリングでの耐傷
付き性に優れたアモルファス合金の絶縁被膜が形成でき
ることを見出した。
(問題点を解決するための手段) よって、本発明の要旨とするところは、鉄系またはコバ
ルト系アモルファス合金表面にラジカル重合性またはカ
チオン重合性樹脂を含む塗料を塗布した後、電子線また
は紫外線を照射し、硬化させることを特徴とする、占積
率が高く、かつ防錆性に優れたアモルファス合金絶縁被
膜形成方法である。
ここに、本発明で使用する上述の電子線、紫外線硬化型
塗料は、不飽和二重結合を有し、ラジカル重合を行うこ
とのできる樹脂またはカチオン重合が可能な樹脂を含み
、必要ならば塗装作業性を向上させるために希釈剤、高
速硬化のための増感剤などを含む塗料である。例示すれ
ば、かかる不飽和二重結合を有し、ラジカル重合を行う
ことのできる樹脂またはカチオン重合が可能な樹脂の例
としては、アクリレート樹脂、エポキシ樹脂、アルキッ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などを骨
格として、アクリレート、メタクリレート、ビニル基を
有する誘導体などを重合性単量体として使用できる。
また、鉄系あるいはコバルト系アモルファス合金は、代
表的には、Fes Co、 Niの合計量が70〜88
原子%、Bが7〜25原子%、残部Si、 Pあるいは
Cを含むものであり、その他、場合によりCr、、MO
lNb、 Vを少なくとも1種を合計で5原子%まで添
加したものである。
(作用) 次に、本発明にかかる方法について添付図面を参照しな
がらさらに具体的に説明する。
添付図面は、本発明の詳細な説明する概念図であり、ま
ず、被塗物であるアモルファス合金は、アンコイラ1か
ら巻戻され、図示していないが、塗装に先立ち表面を清
浄面とする。油分や汚れがある場合、公知の脱脂法、例
えばアルカリ脱脂、溶剤脱脂、蒸気脱脂、電解脱脂など
によって行えばよい。また、前処理として酸浸漬等によ
り錆除去や表面活性化を行ってもよい。
このようにして調整した清浄面に本発明にかかる方法に
よりロールコータである塗布袋W2を使って塗布を行い
、塗膜の形成を行う。
上記塗料をアモルファス合金表面に塗布する方法は、図
示のロールコート法以外にも、スプレー法、静電法、浸
漬法、ロール絞り法、ワイピング法、ブレード法などい
ずれの方法でもよいが、アモルファス合金表面に乾燥被
膜として好ましくは、0.01〜10μm程度の厚さに
均一に塗布でき、かつ所望の膜厚さに制御できるものが
よい。
塗布方法およびその均一塗布性の向上のため希釈剤にて
塗料の粘度を調整する場合には、塗布装置2と電子線、
紫外線照射装置3の間に希釈剤を気化させるための乾燥
装置または乾燥ゾーン5を設けてもよい。これにより塗
膜を速やかに乾燥させる。
この電子線、紫外線照射装置は公知の装置であってもよ
く、アモルファス合金の塗膜形成に必要な電子線、紫外
線照射量が確保できれば、その具体的構造その他は何ら
制限されない。
塗膜の硬化が完了したものはコイラ4に巻取られる。
このようにして得られた電子線、紫外線硬化型塗料によ
る塗膜硬化は、常温近傍でラジカル重合、カチオン重合
により進行するものであり、しかも硬化に要する時間は
極めて短い。このため、塗布された塗料液膜中でほとん
ど対流が発生することはない。熱硬化性樹脂塗料や熱可
塑性樹脂塗料を使用する場合のように加熱時に塗布液内
の温度不均一による対流に起因する塗膜の凹凸が形成さ
れ難いため、極めて表面平滑性に優れた絶縁被膜が得ら
れる。
さらに、本発明にかかる方法による場合、塗膜形成時に
ガスなどの発生がないため、脱泡によるクレータ発生な
どが起こらず、この点からも、平滑性に優れた被膜が得
られるのである。
次に、実施例によって本発明をさらに具体的に詳述する
実施例 供試材としてのアモルファス合金は、その組成がFe8
+B+3. sS!:+、 sCz、およびCo7zF
eMoBSi (いずれも原子%)、表面粗さがダル、
ブライト仕上げのものであって、厚さが30μmの板状
のものであった。
添付図面に示す工程に従って、上記供試材に、まず、ト
リクレンによる浸漬法で脱脂を行った。
次いで、ロールコータを使用してリバース法によって供
試材の両面に乾燥塗膜として1μmとなる量だけ塗料を
塗布した。使用した塗料は、3官能アクリレートモノマ
ーを主成分とする20%トルエン溶液、および2官能脂
環式エポキシ樹脂を主成分とする20%MIBK溶液で
あった。
希釈剤を気化させるために80°Cの温度にアモルファ
ス合金を加熱できる乾燥装置に装入した。
この乾燥装置で希釈剤を追い出してから、得られた乾燥
被膜に紫外線照射または電子線照射を行なった。この紫
外線照射は、80W/cm水銀灯8木で行い、−力覚子
線照射は5Mradで行なった。かかる装置内を供試材
であるアモルファス合金は40m/minで通過させた
。アモルファス合金の再結晶化は起こらなかった。
ここで、比較のため熱硬化型塗料であるエポキシ系塗料
と熱可塑性塗料、あるいはアクリルエマルジョン系塗料
を乾燥被膜で1μm厚さとなるように塗布し、それぞれ
300℃、120°Cの材料温度となるように熱風炉に
おいて焼付した。
このようにして得られた各供試材について占積率および
耐傷付き性を評価した。占積率はJIS C−2550
の占積率試験法に準拠して決定した。耐傷付き性は、硬
度2Hの鉛筆(三菱ユニ鉛筆)によって引きかき、傷発
生の有無を目視で判定した。
結果を第1表にまとめて示す。
第1表 B) Co7□Fe Mo B Si I2 以上の結果からも明らかなごとく、本発明によれば、焼
付は塗料を用いた場合に比較して占積率および耐傷付き
性はいずれも改善されており、特に占積率ははy゛10
%前後向上しているのが分かる。
したがって、本発明による硬化被膜を備えたアモルファ
ス合金を積層した場合の眉間抵抗値も大幅に改善するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の方法の各工程を示す概念図である
。 1:アンコイラ   2:塗布装置 3;照射装置    4;コイラ 5:乾燥ゾーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉄系またはコバルト系アモルファス合金表面にラジカル
    重合性またはカチオン重合性樹脂を含む塗料を塗布した
    後、電子線または紫外線を照射し、硬化させることを特
    徴とする、占積率が高く、かつ防錆性に優れたアモルフ
    ァス合金絶縁被膜形成方法。
JP3472386A 1986-02-19 1986-02-19 アモルフアス合金絶縁被膜形成方法 Pending JPS62193678A (ja)

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