JPS62192151A - 手術用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、特に出血の激しい実質臓器の切除手術に適用
し、また、患部をそのまま固定放置して良好な予後を期
待できる新規な手術法とその用具を提供するものである
。

（従来技術） 従来１例えば肝臓ガン等の実質臓器の切除手術において
は出血量が多く、特に実質臓器内の血管結生は困難を伴
なうことが多く出血を余儀なくされ、大量の輸血を必要
とした。また１手術に要する時間も止血のために長時間
を要した。

更に、実質臓器、原発性腫瘍及び実質臓器への転移性腫
瘍の治療においては、外科的には前記のように切除する
のが一般的であった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、かかる従来の治療方法と異なる新規な方法、
及びこれに使用する新規な医療用具を提供するもので、
止血性及び阻血性に優れ、又その操作が簡単で短時間で
の手術をｉＩＴ　俺とし、しかも術後においては使用し
た用具の体内よりの撤去を盛装としない新規な治療方法
、医療用具を提供するものである。

（問題を解決するための手段） しかるに、その特徴とするところは、ホルダーとプレー
　トの組み合わせより成る手術用具の適用にかかわり１ 、■部もしくは、患部の周縁の組織を一対の生体吸収性
高分子で成型された薄板状体（プレート）で挟み、これ
の相互を生体吸収性の縫合糸、及び。

ネジにより圧着、固定し、しかる後患部を切除、もしく
はそのまま固定放置することを特徴とする手術方法。

鉗子の先端部に薄板を対向して設け、かかる薄板の長辺
方向の両側に連続した切欠溝を、また、中央部に独立し
た透孔を、更にその端部には係止用のコ字型の突起と切
欠の組み合せより成る把持部を設けたホルダーの構成。

生体吸収性高分子の薄板を成型して成り、その長辺方向
の両側及び、中央部に複数の独立した透孔をｊＱけ、そ
の端部には凹溝およびこれに対向する反対面に凸状部を
、更に、かかる薄板の片面側に針状の突起を設けた構成
より成るプレートを特徴とするものである。

（作用） 本発明は、かかる方法、構成であり、生体吸収性高分子
材料より成るプレートにより患部もしくは、患部の周縁
の組織をニップし、これ紮強く固定することにより止血
及び阻血を促し、従ってかがる状態で患部を切除しても
出血は殆どみられず、また、切除せずこのまま放置して
も、患部の悪性組織の増殖を防１Ｆ−できる作用を有す
るものである。

（実施例） 以下、例示した図面をもとに本発明の詳細について説明
する。

第１図は本発明に使用する用具、即ち、ホルダー（Ａ）
の構成を例示したもので、その構成は従来より公知の鉗
子（１）の先端部に対向して把持部の薄板体（２）　、
　（２’）を設けて成る。かかる構成を第２図をもとに
更に詳細に説明すると、かかる薄板体はステンレス等の
金属板より成り、内側に湾曲してカーブを有する。その
両側縁にはかかるカーブに沿って切欠溝（３）、（４）
を、その内側の一端には係止用の二字型の突起（５）を
、更にこれに対向する他端には切欠（６）をそれぞれ構
成し、前記切欠溝の中間部には透孔（７）を設け、ホル
ダー機走を付与する。尚、第３図にはかかる第２図のａ
−ａ線断面図を示す。

一方、第４図にはこれに適用する生体吸収性高分子より
成る成型されたプレート（Ｂ）を示す。

かかる構成は前記鉗子の先端部に構成した薄板体に適合
するようほぼ同形の厚さ数ミリ程度の薄板を成型して構
成される。これの材料としては、生体に吸収され、且つ
成型可能な高分子であり、特に、グリコール酸、乳酸、
ｐ−ジオキサノン、カプロラクトン等の単独重合体、共
重合体が好適に利用でき、これを成型し、その長辺方向
の両側に適宜の間隔に複数の透孔（８）、（９）を連続
して設け、またその中央部にも複数の透孔（１０）を設
ける。また、端部には凹溝（１１）およびこれに対向す
る反対面に凸状部（１２）を、更に、片面側に針状の突
起（１３）を設けて成る。

かかる構成において透孔（８）夕喀は前記したホルダー
（Ａ）の切欠溝（３）に、透孔（９）ターは切欠溝（４
）に、また中央部に設けた透孔（１０）は透孔（７）に
、更に、その端部の凹溝（１１）およびこれに対向する
反対面に設けた凸状部（１２）はおのおのコ字型の突起
（５）および切欠（６）にそれぞれ対応、適合するよう
構成されている。

尚、第５図にはかかる第４図ｂ−ｂ線断面図を示す。

次に、かかる医療用具の使用法について説１町すると、
第６図の断面図に示すように両者を毛ね合せ突起（５）
に凹溝（１１）を、切欠（６）に凸状部（１２）を嵌合
して一時的に保持する。

かかる状態は第７．８図に示す通りであり、ホルダー（
Ａ）に対向して保持されたプレート（Ｂ）を患部もしく
は患部の周縁の組織に当てがい、鉗子を挟むことにより
人体組織に針状の突起（１３）をさしこみ、しかる後、
ネジ（１４）を透孔（１，０’）にさしこみ強く固定す
る。尚、かかる例においては一方側のプレートの透孔（
１０’）にネジ切りを施したが、ナツトにより締め付け
ることもできる。

次に、縫合糸（１５）によりおのおの対応するプレート
の透孔（８）、（８’）　　、　（９）、（９’）間を
挿通、縫合してプレートどうしを固定する。この際、図
示の例の如く透孔（８）およびこれに対応する透孔（８
′）の径を定間隔で変えておけば縫合・　の間隔１位置
等がよくわかり便利である。

このようにプレートを把持、固定した後患部を切除する
か、そのままにし、はめたときとは逆の操作によりホル
ダーより抜き去りこれをそのまま体内に放置する。

尚、これに使用する縫合糸、およびネジ等は全てプレー
トと同じ材質の生体吸収性高分子を適用するものである
。

また、かかるプレートの形状は任意であるが、図例のよ
うに曲線を有するものがこれを複数ｔへて適用したとき
患部の周縁を円形に包むようにすることができるため好
適である。また、プレートの厚さ、大きさ、素材等は適
用場所、必要とされる吸収期間の長短、保持性、作業性
を考慮し任をに構成することができる。また、かかる材
料の中に抗ガン剤、消　炎剤等を練り込んでおくことも
可能である。

尚、第９図には前記に例示したホルダ一部の他の構成例
を示し、中央に長い切欠（］６）を設はプレートの撤去
を容易にした構成を示す。

（発明の効果） 以上の構成、方法による本発明においては、従来、例え
ば肝臓ガン等の実質１藏器の切除手術において多量の出
血があり、大晴の輸血を必要とした手術が出血量も少な
く、短時間で済む利点がある。

また、生体吸収性の材料を使用しているので再手術によ
る撤去の必要もなく治癒ま↑そのまま放置でき、一定期
間経過後は体内に吸収されるので何らの障害も残すこと
がない。

更に、術後におけるＣＴ検査等においてもプラスチック
材料であるので検査との障害がない等優れた効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプレート保持用の用具を示した斜視図
、第２図はホルダ一部の拡大図、第３図は第２図ａ−ａ
線の断面図、第４図は本発明プレートの斜視図。第５図
は第４図ｂ−ｂ線断面図。第６図はこれの使用状態を示
した断面図、第７図は適用方法を示した斜視図、第８図
はこれの断面図。第９図はホルダ一部の他の構成例を示
した斜視図。 （Ａ）−一ホルダー　（Ｂ）−一プレート（１）−一鉗
子　（２）（２）−−１板体（３）（４）−一切欠溝 （７）（８）（９）（１０）−一透孔 （１４）−−ネジ　（１５）−一縫合糸第４図 第夕図 第６図 に＝７図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、患部もしくは患部の周縁の組織を一対の生体吸収性
   高分子で成型された薄板状体で挟み、これの相互を生体
   吸収性の縫合糸、及び、ネジにより圧着、固定し、しか
   る後患部を切除、もしくはそのまま固定放置することを
   特徴とする手術方法。 ２、鉗子の先端部に薄板を対向して設け、かかる薄板の
   長辺方向の両側に連続した切欠溝を、また、中央部に独
   立した透孔を、更にその端部には係止用のコ字型の突起
   と切欠の組み合せより成る把持部を構成して成ることを
   特徴とする手術用具。 ３、生体吸収性高分子の薄板を成型して成り、その長辺
   方向の両側及び、中央部に複数の独立した透孔を設け、
   その端部には凹溝およびこれに対向する反対面に凸状部
   を、更に、かかる薄板の片面側に針状の突起を設けたこ
   とを特徴とする手術用具。