JPS62190079A - コラゲナ−ゼの製造方法 - Google Patents

コラゲナ−ゼの製造方法

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JPS62190079A
JPS62190079A JP3262286A JP3262286A JPS62190079A JP S62190079 A JPS62190079 A JP S62190079A JP 3262286 A JP3262286 A JP 3262286A JP 3262286 A JP3262286 A JP 3262286A JP S62190079 A JPS62190079 A JP S62190079A
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collagenase
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ligand
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Masatoshi Kato
正俊 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は脊椎動物のコラゲナーゼの製造方法に関するも
のである。
動物体の総蛋白質のうち約30%はコラゲンによって占
められている。コラゲンが体内で分解代謝される際の律
速段階はコラゲナーゼが関与する反応段階であると考え
られておυ、コラゲナーゼは種々の疾病、例えばリエウ
マチ様関節炎、歯槽膿漏、角膜潰瘍、皮膚の異常、傷、
近年では庸瘍や癌など、との関連において注目されてい
る。
従来の技術 を&動物のコラゲナーゼは、特異性に関して両棲綱や哺
乳綱などの綱による差異はないと考えられている。コラ
ゲナーゼを得る方法には、ラット子宮、ヒト白血球、滑
液、黒色腫a胞などの組織・細胞から直接抽出する方法
と、ウシガエルのオタマジャクシやヒトの皮膚線維芽細
胞などの細胞培養液を原料とする方法が知られている。
コクゲナーゼの精製法は原料とするものによシ種々の方
法が採られるが、概して一般的なイオン交侠クロマトグ
ラフィーや分子篩などの方法を組み合わせて行われる。
コラゲナーゼの精製において注目すべきは、アフィニテ
ィークロマトグラフィーを応用したいくつかの例である
。その主なものは、(1)コラゲナーゼの基質であるコ
ラゲンをリガンドとして用いる方法(Eisen+ A
、 Z、 at at、 : ZFLMethods 
Enzymol、 、 34.420−424 (19
74) )及び(2ンカリクレイン不活性化剤であるト
ラジロール(アプロチニン)をリガンドとして用いる方
法′(Cbristner、 P、 at al、 H
BLochemistry。
21、6005−6011 (1982))である。
発明が解決しようとする問題点 しかし、これら研究上有用なアフィニティークロマトグ
ラフィーも製造工業においては必ずしも直接応用可能で
はない。コラゲンをリガンドに用いた場合には、コラゲ
ナーゼによるコラゲンの分解により漸次吸着体の吸着能
低下を招き、吸着体の央使用回数に制限がある。また、
トラシロールをリガンドとした場合には、トラジロール
がカリクレイン、トリプシン、キモトリプシン、トリプ
シノーゲンなどコラゲナーゼ以外にも多種類の蛋白質分
解酵素又はその前駆体を吸着するため、必ずしも精製を
うまく進めることができるとは限らない。
問題を解決するための手段 本発明者は、コラゲンの基本構造であるそグリシン−L
−プロリン−X+n 中に反復して存在するL−プロリ
ンに注目し、ポリ−L−プロリンをリガンドとしたアフ
ィニティークロマトグラフィーを行うことによシ、ポリ
−L−プロリンがコラゲナーゼを高純度に精製するため
に極めて有効であることを見いだした。精製は、まず、
途中までの精製を5tricklinらの方法(5tr
ickliHttat、:  BtOChemiStr
yj  167 1607−1615  (1977)
〕に準拠して行った。すなわち、線維芽細胞の培養上澄
液を原料として、5!L酸アンモニウムによる分画およ
びCM−セルロースクロマトクラフィーの段階までの精
製を行った。そのあと続いて臭化シアン−活性化セファ
ロース4Bにポリ−L−プロリンを結合して調製したボ
IJ −L−プロリン−セファロース4Bカラムによる
本発明の方法で更に精製を進めることによって、高純度
のコラゲナーゼを得ることができた。
本酵素精製の中途段階であるCM−セルロースクロマト
グラフィーを5tricklin  らの方法に従って
行うと、コラゲナーゼ活性は塩化ナトリウムの濃度が0
.1M付近の一分に溶出される。このコラゲナーゼ活性
を有する両分を、透析・脱塩等の処理をしないで、直接
ポリ−L−プロリン−セフ10−スのカラムへ添加して
コラゲナーゼをカラムへ吸着させることができるので操
作は簡易・迅速であシ、同時に透析等に起因する吸着や
失活による損失を最小限にとどめることができ、高収率
な結果が得られるものと考えられる。また、ポリ−L−
プロリンーセ7アロースカラムニ吸着シタコラゲナーゼ
は、0.1MO塩化ナトリウムを含む緩衝液によってカ
ラムを洗浄してもカラム上に保持されるので夾雑物質を
洗い去ることができ、精製度を上けることができるもの
と考えられる。
発明の効果 本発明の特徴は、コラゲナーゼの精製にポリ−L−プロ
リンをリガンドとするアフィニティークロマトグラフィ
ーを用いることによシ、簡易・迅速・高収率にして且つ
再現性よく高純度のコラゲナーゼを得ることができ、し
かも用いたアフィニティー吸着体は繰シ返し使用が可能
な点にある。
高純度の脊椎動物コラゲナーゼを簡易・迅速・高収率に
得る方法を確立することは、医学・薬学等の産業分野に
おける同酵素の基礎的・応用的研究、ひいては臨床応用
への利用を可能ならしめるために必須の要件であり、十
分なるa製到達度と経済性を具備した該精製法は今後こ
れらの分野の発展に寄与することが期待される。
実施例 原料としてヒト胎盤血管壁の線維芽細胞を10%牛脂仔
崩清を含むダルベツコのモディファイドイーグルズメデ
ィウム中で2日間培養(細胞密度=IX10細胞/j!
/)シた培養上澄5.11を用いて行った精製について
説明する。精製はすべて〇−4Cにおいて行った。
また、コラゲナーゼ活性の測定はCawstonとBa
rrettの方法(Cawston、 ’l’、E、 
and Barrett。
A、J、 HAnat、Hiochtm、、 99.3
40 345 (1979)〕に従って行い、1単位(
U)のコラゲナーゼ活性は25°Cで1時間に1μy(
940cpm)の繊維状(1−C)アセチル化コラゲン
を可溶化する活性と定義した。
まず、5trjckljn  らの方法に従って培養上
澄に固体の硫酸アンモニウムを55%飽和になるよう加
え、30分間攪拌をしたのち10.000 X 9で2
0分間遠心分離して沈澱を捕集した。祷られた沈澱を3
60紅の10 mM塩化カルシウムを含む5 Q mM
 Tris−塩酸緩衝液(pH7,5) Ki解し、0
.1mM塩化カルシウムを含む10 mM’I’ r 
i s−塩酸緩衝液(pH7,5)に対して十分に透析
した。透析後の標品を0.1mkl塩化カルシウムを含
むI Q mM Tris−塩rfR緩衝液(pH7,
5)によって平衡化したCM52カラム(2X32cn
1)にチャージし、カラムを100倍容10mM1” 
r i s−塩M(pH7,5)で洗浄した。続いてカ
ラムの6倍容ずつの1mM塩化カルシウムを含む10m
MTris−塩酸(pH7,5)と1mM塩化カルシウ
ム及び300mM塩化ナトリウムを含むxOmMTri
s−塩酸(pH7,5) トに!ルiii線型濃度勾配
溶出法によシコラゲナーゼ活性を溶出した。コラゲナー
ゼ活性は塩化ナトIJウム濃度が大体100mMの両分
に溶出された。コラゲナーゼ活性を含む画分を集め、次
に本発明のポリ−L−プロリンーセファロース4Bによ
る精製へと進む。用いたボI)−L−プロリン−セファ
ロースは、セファロース1 at当たシに2.6岬のポ
リ−L−プロリン(+均分子童40.00υ)を結合さ
せたものを用いた。ポ!J −L−プロリン−セファロ
ース4Bカラム(1,7x 8−8 cm )をあらか
じめ1mM塩化カルシウム及び100mM塩化ナトリウ
ムを含む10mM Tris−塩酸緩衝1(pH7,5
)によって平衡化しておき、これに上記のCf1J52
クロマトグラフイーで得られたコラゲナーゼ活性を含む
画分を直接通過せしめる。続いてカラムを3倍容の平衡
化に用いたのと同じ緩衝液により洗浄したあと、緩衝液
の塩化ナトリウム濃度を500mMに上げてコラゲナー
ゼをカラムから溶出した。
このようにして得られたポリ−トープロリン−セファロ
ースクロマトグラフィー後の精製コラゲナーゼ標品は、
同クロマトグラフィー前の標品に比較して2301mに
おける吸光度当たりの比活性が8倍上昇していた(表1
参煕)。同クロマトグラフィーでの酵素活性の回収率は
約50%であった(表1参照)。また、この絹製標品を
5DS−ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動したあと
、銀染色によシ分析をした結果は、ポリ−I、−プロリ
ン−セファロースクロマトグラフィーにより標品中に混
在する夾雑蛋白質のai類が極めて減少することを示し
た。すなわち、銀染色したゲル上で、同クロマトグラフ
ィー前の標品中に多数存在したバンドも同クロマトグラ
フ4−後の標品では分子蓋5へ000.27. OOO
及び20.000に相当する3本になっており、まだ完
全精製には至っていないものの、コラゲナーゼが高度に
n製されたことを示した。
表   1 0M52 78.031.7143 4.51ポリ−L
−プロリン−18+0    1.82   65.0
    35.7セフ10−ス4B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリ−L−プロリンをリガンドとするアフィニティーク
    ロマトグラフィーを用いることを特徴とする脊椎動物の
    コラゲナーゼの製造方法。
JP3262286A 1986-02-17 1986-02-17 コラゲナ−ゼの製造方法 Expired - Lifetime JPH064028B2 (ja)

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JP3262286A JPH064028B2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17 コラゲナ−ゼの製造方法

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JPH064028B2 JPH064028B2 (ja) 1994-01-19

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