JPS62188941A - 真空蒸着のモニタリング用センサ− - Google Patents
真空蒸着のモニタリング用センサ−Info
- Publication number
- JPS62188941A JPS62188941A JP3056786A JP3056786A JPS62188941A JP S62188941 A JPS62188941 A JP S62188941A JP 3056786 A JP3056786 A JP 3056786A JP 3056786 A JP3056786 A JP 3056786A JP S62188941 A JPS62188941 A JP S62188941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- eies
- electron beam
- magnetic field
- filament
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 238000007738 vacuum evaporation Methods 0.000 title claims abstract description 5
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 11
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims abstract description 10
- 238000005430 electron energy loss spectroscopy Methods 0.000 claims abstract description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 238000000151 deposition Methods 0.000 claims description 3
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims description 3
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- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 claims description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 abstract description 6
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 abstract description 6
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 4
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、電子衝撃により蒸発物を励起させ、これが準
安定状態に戻るときに起る物質特有の発光を捉え、この
強度により蒸着速度を測定する電子衝撃光分光(E I
E S : E 1ectron I mpactE
m1ssion S pactroscopy)を利
用する真空蒸着のモニタリング用センサー(以下、EI
ESセンサと呼ぶ)に関する。
安定状態に戻るときに起る物質特有の発光を捉え、この
強度により蒸着速度を測定する電子衝撃光分光(E I
E S : E 1ectron I mpactE
m1ssion S pactroscopy)を利
用する真空蒸着のモニタリング用センサー(以下、EI
ESセンサと呼ぶ)に関する。
(従来技術とその問題点)
従来のこのEIESセンサーは第2図(斜視図)に示さ
れるような構成になっている。(参考文献、米国特許公
報第4,036,167号)即ち、EIESセンサー1
0は直方体の形状であって、底板12、それと同様な上
板(内部を見せるために取り外している)、2個の対向
する側板14と15(15は内部を見せるため、一部を
残して大力を取りこわされている)、そして端板16と
17(17も同様に取りこわされている)からできてい
る。底板12と上板には、モニターぜんとする蒸発物の
一部が通過するように蒸気流路2oが設けられている。
れるような構成になっている。(参考文献、米国特許公
報第4,036,167号)即ち、EIESセンサー1
0は直方体の形状であって、底板12、それと同様な上
板(内部を見せるために取り外している)、2個の対向
する側板14と15(15は内部を見せるため、一部を
残して大力を取りこわされている)、そして端板16と
17(17も同様に取りこわされている)からできてい
る。底板12と上板には、モニターぜんとする蒸発物の
一部が通過するように蒸気流路2oが設けられている。
側板15には、蒸気流路20を通過した蒸気流に垂直な
光路を提供するような穴22が設けられている。
光路を提供するような穴22が設けられている。
励起用電子ビームは第1図の右端に示されるフィラメン
ト25から提供され、モニターぜんとする蒸着物の構成
原子の外殻電子を励起させるのに十分な、200eV以
下の比較的低エネルギーの電子を生むように加速されて
いる。アノード電極27は、蒸気流路20の向う側の端
板16部に配置され、フィラメント25で発生した励起
用電子が、蒸気流を横切って走るようになっている。正
に帯電した収束電極28と29は制限されたエネルギー
と制限された形状を持つ励起用ビームを形成するように
電子ビーム経路に配置されている。
ト25から提供され、モニターぜんとする蒸着物の構成
原子の外殻電子を励起させるのに十分な、200eV以
下の比較的低エネルギーの電子を生むように加速されて
いる。アノード電極27は、蒸気流路20の向う側の端
板16部に配置され、フィラメント25で発生した励起
用電子が、蒸気流を横切って走るようになっている。正
に帯電した収束電極28と29は制限されたエネルギー
と制限された形状を持つ励起用ビームを形成するように
電子ビーム経路に配置されている。
蒸気流路20を通過した蒸気流は、フィラメント25で
発生し前記の電極28.29で加速された励起用電子に
よって励起され、これが準安定状態に戻るときに生ずる
その蒸気の物質特有の発光は、穴22を通して外に取出
され、光学フィルターあるいはモノクロメータ−を介し
た後、フォトマルのような光検出器によって電気信号に
変換され、蒸着速度のモニターやコントロールに利用さ
れるが、その詳細については前記した米国特許公報第4
036167号に述べられているので省略する。
発生し前記の電極28.29で加速された励起用電子に
よって励起され、これが準安定状態に戻るときに生ずる
その蒸気の物質特有の発光は、穴22を通して外に取出
され、光学フィルターあるいはモノクロメータ−を介し
た後、フォトマルのような光検出器によって電気信号に
変換され、蒸着速度のモニターやコントロールに利用さ
れるが、その詳細については前記した米国特許公報第4
036167号に述べられているので省略する。
上述した構成の従来のEIESセンサーには欠点がある
。それは蒸発物質によって発光強度が大きく異なるため
、検出感度が大きく異なり5SiやZrのような元素を
蒸発させたときは、低い蒸着速度においてモニターやコ
ントロールに困難を来すという問題点である。
。それは蒸発物質によって発光強度が大きく異なるため
、検出感度が大きく異なり5SiやZrのような元素を
蒸発させたときは、低い蒸着速度においてモニターやコ
ントロールに困難を来すという問題点である。
(発明の目的)
本発明は、この問題を解決し、従来に比し格段に感度の
高いEIESセンサー・、即ち電子衝撃光分光を利用す
る真空蒸着のモニタリング用センサーの提供を目的とす
る。
高いEIESセンサー・、即ち電子衝撃光分光を利用す
る真空蒸着のモニタリング用センサーの提供を目的とす
る。
(発明の構成)
本発明は、電子衝撃により蒸発物を励起させ、これが準
安定状態1こ戻るときに起る物質特有の発光を捉え、こ
の発光の強度により蒸着速度を測定する電子衝撃光分光
を利用する真空蒸着のモニタリング用センサーにおいて
、励起用電子ビームに並行に磁界を印加することによっ
て、前記目的を達成したものである。
安定状態1こ戻るときに起る物質特有の発光を捉え、こ
の発光の強度により蒸着速度を測定する電子衝撃光分光
を利用する真空蒸着のモニタリング用センサーにおいて
、励起用電子ビームに並行に磁界を印加することによっ
て、前記目的を達成したものである。
(実施例)
以下本発明の実施例を添付図面に基づき詳述する。
第1図A(平面断面図)、第1図B(正面図)は本発明
を実施する真空蒸着モニタリング用センサーの一例を示
している。図中10は従来のEIESセンサーそのもの
で、第2図の装置がそっくり二\に配置されているが、
本実施例では上記構成10に加えて、端板16および1
7の外側に隣接して2個の磁石30を配置し、さらにこ
れら2個の磁石をつないで磁気回路をつくる継鉄31を
配置している。従来の構成10は磁気回路の一部となっ
ていて、磁力線はフィラメントから出てアノード電極2
7に向う電子ビームに平行に重畳されて走っている。
を実施する真空蒸着モニタリング用センサーの一例を示
している。図中10は従来のEIESセンサーそのもの
で、第2図の装置がそっくり二\に配置されているが、
本実施例では上記構成10に加えて、端板16および1
7の外側に隣接して2個の磁石30を配置し、さらにこ
れら2個の磁石をつないで磁気回路をつくる継鉄31を
配置している。従来の構成10は磁気回路の一部となっ
ていて、磁力線はフィラメントから出てアノード電極2
7に向う電子ビームに平行に重畳されて走っている。
上記の構成のため、フィラメント25で発生した励起用
電子ビームは、磁界によって、第1図Aに示す破線のよ
うに回転しながら進行することになり、磁界の無い場合
と較べると蒸発物と衝突する確率が格段に増し、Sjや
Zrのような元素の、低い蒸着速度(低蒸気流密度)に
おいても十分な発光強度が得られるようになる。
電子ビームは、磁界によって、第1図Aに示す破線のよ
うに回転しながら進行することになり、磁界の無い場合
と較べると蒸発物と衝突する確率が格段に増し、Sjや
Zrのような元素の、低い蒸着速度(低蒸気流密度)に
おいても十分な発光強度が得られるようになる。
以下、本発明のEIESセンサーと従来のEIESセン
サーとの感度の比較実験の結果を示す。
サーとの感度の比較実験の結果を示す。
実験装置の構成は第3図のようである。4oは真空チャ
ンバーで、チャンバー内にはEIESセンサー10と水
晶式センサー41を蒸発源49の上方に互に近接して配
置した。EIESセンサー10における先述の穴22か
ら取出された発光は、先導波管42を通って、フィード
スルー43の外に導かれ、真空を破壊しなうように設け
られたオプティカルウィンドウ44を通り、フィルター
45では測定すべき蒸発物固有の波長の光だけが二\を
透過する。透過光はフォトマル46によって検知されて
電流となり、EIESレートモニター(例えばインフィ
コン社製 5entinel 200あるいは5ent
inellII) 47でl−V変換されてレート表示
されるようになっている。また、EIESレートモニタ
ー47からは、蒸気流を設定レートにコントロールする
ための蒸発源制御電圧50、EIESセンサー10内の
フィラメント25への供給電圧52、フォトマル46へ
の供給電圧51が出力されている。蒸発源制御電圧50
で制御されるEBガン電源48に接続されたEBガン4
9によってSiを蒸発させている。
ンバーで、チャンバー内にはEIESセンサー10と水
晶式センサー41を蒸発源49の上方に互に近接して配
置した。EIESセンサー10における先述の穴22か
ら取出された発光は、先導波管42を通って、フィード
スルー43の外に導かれ、真空を破壊しなうように設け
られたオプティカルウィンドウ44を通り、フィルター
45では測定すべき蒸発物固有の波長の光だけが二\を
透過する。透過光はフォトマル46によって検知されて
電流となり、EIESレートモニター(例えばインフィ
コン社製 5entinel 200あるいは5ent
inellII) 47でl−V変換されてレート表示
されるようになっている。また、EIESレートモニタ
ー47からは、蒸気流を設定レートにコントロールする
ための蒸発源制御電圧50、EIESセンサー10内の
フィラメント25への供給電圧52、フォトマル46へ
の供給電圧51が出力されている。蒸発源制御電圧50
で制御されるEBガン電源48に接続されたEBガン4
9によってSiを蒸発させている。
EIESレートモニター47には、水晶式センサーによ
る校正を行なうための利得可変の増幅器が内蔵されてい
る。
る校正を行なうための利得可変の増幅器が内蔵されてい
る。
この実験装置を使って、水晶式センサーを規準にしなが
ら構成10に磁石を施した本発明のEIESセンサーと
、磁石を取除いた、構成10だけの従来のETESセン
サーを比較したところ、本発明のEIESセンサーは感
度が約2倍に向上していることが確認された。なお、こ
の時の、第1図の構成10における蒸気流路20の中心
付近(励起用電子ビームの通り道)の磁界の強さは、電
子ビームの進行方向に250〜270 Gaussであ
った。
ら構成10に磁石を施した本発明のEIESセンサーと
、磁石を取除いた、構成10だけの従来のETESセン
サーを比較したところ、本発明のEIESセンサーは感
度が約2倍に向上していることが確認された。なお、こ
の時の、第1図の構成10における蒸気流路20の中心
付近(励起用電子ビームの通り道)の磁界の強さは、電
子ビームの進行方向に250〜270 Gaussであ
った。
(発明の効果)
本発明は、従来に比し格段に感度の高いEIESセンサ
ーを提供する効果を有する。
ーを提供する効果を有する。
第1図Aは、本発明の実施例のEIESセンサーの平面
断面図。第1図Bは、その正面図。第2図は、従来のE
IESセンサー斜視図。第3図は、センサーの感度比較
のための実験装置の構成図。 10−−−−E I E Sセンサー、30−−−一磁
石、31−−−−継鉄。 特許出願人 日電アネルバ株式会社 代理人 弁理士 村 上 健 次 FIG、IA 〔平面能面図〕 FIG、IB FIG、2 工発@ts飯
断面図。第1図Bは、その正面図。第2図は、従来のE
IESセンサー斜視図。第3図は、センサーの感度比較
のための実験装置の構成図。 10−−−−E I E Sセンサー、30−−−一磁
石、31−−−−継鉄。 特許出願人 日電アネルバ株式会社 代理人 弁理士 村 上 健 次 FIG、IA 〔平面能面図〕 FIG、IB FIG、2 工発@ts飯
Claims (1)
- 電子衝撃により蒸発物を励起させ、これが準安定状態に
戻るときに起る物質特有の発光を捉え、この発光の強度
により蒸着速度を測定する電子衝撃光分光を利用する真
空蒸着のモニタリング用センサーにおいて、励起用電子
ビームに並行に磁界を印加したことを特徴とする真空蒸
着のモニタリング用センサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3056786A JPS62188941A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 真空蒸着のモニタリング用センサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3056786A JPS62188941A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 真空蒸着のモニタリング用センサ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62188941A true JPS62188941A (ja) | 1987-08-18 |
Family
ID=12307405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3056786A Pending JPS62188941A (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 真空蒸着のモニタリング用センサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62188941A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02153070A (ja) * | 1988-12-02 | 1990-06-12 | Anelva Corp | 電子衝撃発光方式蒸着速度モニター |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4036167A (en) * | 1976-01-30 | 1977-07-19 | Inficon Leybold-Heraeus Inc. | Apparatus for monitoring vacuum deposition processes |
JPS59950B2 (ja) * | 1975-05-12 | 1984-01-09 | アムプ・インコ−ポレ−テツド | 電線の整端および連結装置 |
-
1986
- 1986-02-14 JP JP3056786A patent/JPS62188941A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59950B2 (ja) * | 1975-05-12 | 1984-01-09 | アムプ・インコ−ポレ−テツド | 電線の整端および連結装置 |
US4036167A (en) * | 1976-01-30 | 1977-07-19 | Inficon Leybold-Heraeus Inc. | Apparatus for monitoring vacuum deposition processes |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02153070A (ja) * | 1988-12-02 | 1990-06-12 | Anelva Corp | 電子衝撃発光方式蒸着速度モニター |
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