JPS62187795A - 低品位炭の脱水方法 - Google Patents
低品位炭の脱水方法Info
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- JPS62187795A JPS62187795A JP22317685A JP22317685A JPS62187795A JP S62187795 A JPS62187795 A JP S62187795A JP 22317685 A JP22317685 A JP 22317685A JP 22317685 A JP22317685 A JP 22317685A JP S62187795 A JPS62187795 A JP S62187795A
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Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、褐炭、亜炭、亜瀝青炭など石炭化度が低く、
高水分の石炭類のような有機固体材料の蒸気脱水方法に
関するものである。
高水分の石炭類のような有機固体材料の蒸気脱水方法に
関するものである。
褐炭は多孔質でその毛細管内に多量の水分を有している
ので、美大な埋蔵量がありながら、その利用は山元周辺
に限られていた。遠隔地で利用するためには、脱水して
重量を低減し、輸送経済性を上げる必要がある。
ので、美大な埋蔵量がありながら、その利用は山元周辺
に限られていた。遠隔地で利用するためには、脱水して
重量を低減し、輸送経済性を上げる必要がある。
有機固体材料の乾燥は、蒸発法で行うのが一般的である
が、この蒸発法は被乾燥物を加熱して蒸発させるので熱
消費が多く、また脱水製品が微粉である場合は、発塵、
自然発火、炭塵爆発などの問題があるので、褐炭の脱水
・乾燥には適さないものである。
が、この蒸発法は被乾燥物を加熱して蒸発させるので熱
消費が多く、また脱水製品が微粉である場合は、発塵、
自然発火、炭塵爆発などの問題があるので、褐炭の脱水
・乾燥には適さないものである。
従来、褐炭の脱水方法として、褐炭をオートクレープの
ような圧力容器に封入し、高温・高圧の熱水または飽和
蒸気を供給して、その含有水の大部分を蒸発させずに、
主として水の体積の膨張と褐炭体積の収縮作用により、
潜熱を要することなく脱水・乾燥する方法が既に知られ
ている。
ような圧力容器に封入し、高温・高圧の熱水または飽和
蒸気を供給して、その含有水の大部分を蒸発させずに、
主として水の体積の膨張と褐炭体積の収縮作用により、
潜熱を要することなく脱水・乾燥する方法が既に知られ
ている。
しかしながら、褐炭を熱水で加熱する脱水方法では、高
温・高圧の熱水から脱水された褐炭を取シ出すためには
、減圧、冷却しなければならず、このとき一部の水が褐
炭に再吸収されるので脱水の効果が少なくなる。また従
来、飽和蒸気脱水法としては、オーストリア特許190
490号に示される密閉加熱方式が知られている。この
方法では、褐炭から液状で分離された水や蒸気の凝縮水
などからなる熱水を分離して、オートクレープに付属し
たコンデンセートタンクに貯留するようにしており、褐
炭が飽和蒸気中にあるようにしてから減圧するため、再
吸湿はないし残っている水分も蒸発して減少するのでさ
らに効果が高くなるが、褐炭の粒径が小さいと、褐炭と
熱水との分離が不充分で粒間に拘束された熱水が再吸湿
して、充分脱水・乾燥できないという欠点がある。また
この方式は1つのコンデンセートタンクには、1つのオ
ートクレープの熱水のみ流入するように構成されており
、この対になったオートクレープとコンデンセートタン
クとは常に接続されているようにしていた。
温・高圧の熱水から脱水された褐炭を取シ出すためには
、減圧、冷却しなければならず、このとき一部の水が褐
炭に再吸収されるので脱水の効果が少なくなる。また従
来、飽和蒸気脱水法としては、オーストリア特許190
490号に示される密閉加熱方式が知られている。この
方法では、褐炭から液状で分離された水や蒸気の凝縮水
などからなる熱水を分離して、オートクレープに付属し
たコンデンセートタンクに貯留するようにしており、褐
炭が飽和蒸気中にあるようにしてから減圧するため、再
吸湿はないし残っている水分も蒸発して減少するのでさ
らに効果が高くなるが、褐炭の粒径が小さいと、褐炭と
熱水との分離が不充分で粒間に拘束された熱水が再吸湿
して、充分脱水・乾燥できないという欠点がある。また
この方式は1つのコンデンセートタンクには、1つのオ
ートクレープの熱水のみ流入するように構成されており
、この対になったオートクレープとコンデンセートタン
クとは常に接続されているようにしていた。
本発明者らは上記の第1の欠点を解消するために、特開
昭58−142987号公報に示すように、複数の圧力
容器内に褐炭を封入し、第1圧力容器に過熱蒸気を供給
して褐炭を脱水・乾燥するとともに、飽和蒸気または飽
和に近い蒸気を排出せしめ、ついでこの飽和蒸気または
飽和に近い蒸気を第2圧力容器またはそれ以降の圧力容
器に供給して褐炭を飽和蒸気脱水することにより、従来
の飽和蒸気脱水方法の長所を活かしながら、蒸発乾燥法
を組み合わせて倣粒褐炭の処理をも可能にした褐炭の蒸
気脱水方法を既に提案している。
昭58−142987号公報に示すように、複数の圧力
容器内に褐炭を封入し、第1圧力容器に過熱蒸気を供給
して褐炭を脱水・乾燥するとともに、飽和蒸気または飽
和に近い蒸気を排出せしめ、ついでこの飽和蒸気または
飽和に近い蒸気を第2圧力容器またはそれ以降の圧力容
器に供給して褐炭を飽和蒸気脱水することにより、従来
の飽和蒸気脱水方法の長所を活かしながら、蒸発乾燥法
を組み合わせて倣粒褐炭の処理をも可能にした褐炭の蒸
気脱水方法を既に提案している。
また本発明者らが既に提案した特開昭57−57795
号公報に示すように、脱水率を向上させるために、減圧
段階および排入炭段階でもオートクレープとコンデンセ
ートタンクとを縁切り、すなわち分離隔絶して運転する
方法が知られている。
号公報に示すように、脱水率を向上させるために、減圧
段階および排入炭段階でもオートクレープとコンデンセ
ートタンクとを縁切り、すなわち分離隔絶して運転する
方法が知られている。
上記のように、従来の方法はオートクレープを常にコン
デンセートタンクに接続するものである。
デンセートタンクに接続するものである。
したがって、オートクレープと同数のコンデンセートタ
ンクを要した。
ンクを要した。
この理由は、廃水の系外への排出は、コンデンセートタ
ンクの熱水により予熱を行う過程で、この熱水を褐炭層
経由で別のコンデンセートタンク(本来そのオートクレ
ープに付属しているコンデンセートタンク)へ流下させ
て、ここから糸外へ排出しており、コンデンセートタン
クの利用時間が長かった。また従来の方法では、スチー
ム予熱過程でも、コンデンセートタンクを接続して、発
生した熱水を貯留していた。このためコンデンセートタ
ンクの利用時間が長く、また貯留量が多いタメコンデン
セートタンクが大キカった。
ンクの熱水により予熱を行う過程で、この熱水を褐炭層
経由で別のコンデンセートタンク(本来そのオートクレ
ープに付属しているコンデンセートタンク)へ流下させ
て、ここから糸外へ排出しており、コンデンセートタン
クの利用時間が長かった。また従来の方法では、スチー
ム予熱過程でも、コンデンセートタンクを接続して、発
生した熱水を貯留していた。このためコンデンセートタ
ンクの利用時間が長く、また貯留量が多いタメコンデン
セートタンクが大キカった。
さらに従来の方法では、オートクレープとコンデンセー
トタンクが同数で、各1基ずつが対になっていた。すな
わち、1つのコンデンセートタンクが流下する熱水を受
け入れるのは特定のオートクレープからのみであった。
トタンクが同数で、各1基ずつが対になっていた。すな
わち、1つのコンデンセートタンクが流下する熱水を受
け入れるのは特定のオートクレープからのみであった。
したがって、コンデンセートタンクの利用時間が短くな
っても、その基数を減らすことにはつながらなかった。
っても、その基数を減らすことにはつながらなかった。
上記の特開昭57−57795号公報に示すように、本
発明者らは減圧過程でコンデンセートタンクを縁切りす
ることにより、脱水率を向上させることを提案した。し
かしこれは、単に脱水率の向上のみを目的としたもので
あり、この縁切りによりコンデンセートタンクの利用時
間を短縮し、コンデンセートの数を低減する方法を提供
するものではなかった。
発明者らは減圧過程でコンデンセートタンクを縁切りす
ることにより、脱水率を向上させることを提案した。し
かしこれは、単に脱水率の向上のみを目的としたもので
あり、この縁切りによりコンデンセートタンクの利用時
間を短縮し、コンデンセートの数を低減する方法を提供
するものではなかった。
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、より脱水率
が優れ、かつ装置建設費の低減を図ることができる褐炭
の脱水方法の提供を目的とするものである。
が優れ、かつ装置建設費の低減を図ることができる褐炭
の脱水方法の提供を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本願の第1
の発明は、第1図に示すように、複数基のオートクレー
プを1組として、各オートクレープが内部に封入された
褐炭の昇温過程、減圧過程、排入炭過程を順次繰り返し
てバッチ式に飽和蒸気脱水を行う方法において、 減圧過程および昇1M過程の流通加熱過程に、オートク
レープ1bとコンデンセートタンク3とをバlレプ12
により縁切りすることを特徴としている。2は褐炭層で
ある。本発明者らは、実験により流通加熱過程では、上
流のオートクレープをコンデンセートタンクから縁切り
しても、全く脱水率は低下しないことを見出した。この
方法によりコンデンセートタンクの利用時間を短くする
ことができる。昇温の最後に流通加熱を行えば、このま
ま減圧段階まで、そして排入炭段階まで連続してコンデ
ンセートタンクを縁切シすることができ、パルプの開閉
頻度が少なくてすみ、運転・制御が容易となり好都合で
ある。
の発明は、第1図に示すように、複数基のオートクレー
プを1組として、各オートクレープが内部に封入された
褐炭の昇温過程、減圧過程、排入炭過程を順次繰り返し
てバッチ式に飽和蒸気脱水を行う方法において、 減圧過程および昇1M過程の流通加熱過程に、オートク
レープ1bとコンデンセートタンク3とをバlレプ12
により縁切りすることを特徴としている。2は褐炭層で
ある。本発明者らは、実験により流通加熱過程では、上
流のオートクレープをコンデンセートタンクから縁切り
しても、全く脱水率は低下しないことを見出した。この
方法によりコンデンセートタンクの利用時間を短くする
ことができる。昇温の最後に流通加熱を行えば、このま
ま減圧段階まで、そして排入炭段階まで連続してコンデ
ンセートタンクを縁切シすることができ、パルプの開閉
頻度が少なくてすみ、運転・制御が容易となり好都合で
ある。
本願の第2の発明は、第2図に示すように、別のコンデ
ンセートタンク8bからの熱水受入れによる昇温過程の
予熱過程では、オートクレープ1aとそのコンデンセー
トタンク8aとをバルブ12により縁切りし、褐炭2と
熱交換した後の低温水をコンデンセートタンク8aを経
由せずに、オートクレープ1aからバルブ18を経て直
接系外へ排出することを特徴としている。この方法にお
い′ては、脱水の排出を要する熱水予熱過程でも、コン
デンセートタンクを縁切シすることができ、コンデンセ
ートタンクの利用時間を少なくすることができる。
ンセートタンク8bからの熱水受入れによる昇温過程の
予熱過程では、オートクレープ1aとそのコンデンセー
トタンク8aとをバルブ12により縁切りし、褐炭2と
熱交換した後の低温水をコンデンセートタンク8aを経
由せずに、オートクレープ1aからバルブ18を経て直
接系外へ排出することを特徴としている。この方法にお
い′ては、脱水の排出を要する熱水予熱過程でも、コン
デンセートタンクを縁切シすることができ、コンデンセ
ートタンクの利用時間を少なくすることができる。
本願の第3の発明は、第3図に示すように、コンデンセ
ートタンク3bまたは他のオートクレープlCから排出
される蒸気を受け入れて褐炭を予熱するとともに、オー
トクレープ1aとコンデンセートタンク3aとをパルプ
12により縁切りし、この間に発生する熱水9を褐炭層
から流下させずに、オートクレープ1aの底部に貯留し
ておくことを特徴としている。この方法では、予熱期間
などの最終段階以外の昇温過程では、オートクレープ内
に熱水が褐炭と分離されずに貯留されていても全く問題
はなく、むしろ接触時間が長くなり熱交換が良くなる。
ートタンク3bまたは他のオートクレープlCから排出
される蒸気を受け入れて褐炭を予熱するとともに、オー
トクレープ1aとコンデンセートタンク3aとをパルプ
12により縁切りし、この間に発生する熱水9を褐炭層
から流下させずに、オートクレープ1aの底部に貯留し
ておくことを特徴としている。この方法では、予熱期間
などの最終段階以外の昇温過程では、オートクレープ内
に熱水が褐炭と分離されずに貯留されていても全く問題
はなく、むしろ接触時間が長くなり熱交換が良くなる。
この方法により、コンデンセートタンクの利用時間を短
くすることができる。特に、第1、$2の発明と組み合
せれば、昇温の最終段階から、減圧・排入炭過程を経て
予熱段階まで、コンデンセートタンクの縁切シを継続す
ることができ、便利である。なお低圧のスチーム予熱段
階では、熱水をオートクレープ内に貯留せずオートクレ
ープから直接排水しても良い。この低圧予熱段階とは最
終の減圧段階(オートクレープを大気圧まで減圧する)
で排出されるスチームによる予熱段階である。
くすることができる。特に、第1、$2の発明と組み合
せれば、昇温の最終段階から、減圧・排入炭過程を経て
予熱段階まで、コンデンセートタンクの縁切シを継続す
ることができ、便利である。なお低圧のスチーム予熱段
階では、熱水をオートクレープ内に貯留せずオートクレ
ープから直接排水しても良い。この低圧予熱段階とは最
終の減圧段階(オートクレープを大気圧まで減圧する)
で排出されるスチームによる予熱段階である。
また本願の第4の発明は、1基のコンデンセートタンク
が2基以上のオートクレープから流下する熱水を受け入
れるように接続し、減圧過程および昇温過程の流通加熱
過程に、オートクレープとコンデンセートタンクとを縁
切シすることを特敵としている。
が2基以上のオートクレープから流下する熱水を受け入
れるように接続し、減圧過程および昇温過程の流通加熱
過程に、オートクレープとコンデンセートタンクとを縁
切シすることを特敵としている。
第1〜第3の発明、本発明者らが先に提案した方法(特
開昭58−142987号)などによって、あるいはこ
れらを組み合わせることによって、コンデンセートタン
クの41]用時間を短くした場合において、この方法に
よシコンデンセートタンクの基数が低減できる。
開昭58−142987号)などによって、あるいはこ
れらを組み合わせることによって、コンデンセートタン
クの41]用時間を短くした場合において、この方法に
よシコンデンセートタンクの基数が低減できる。
以下、4基のオートクレープを1組として本発明の飽和
蒸気脱水方法を行う場合について1図面に基づいて説明
する。各オートクレープはバッチ飽和蒸気脱水を繰9返
すようにし、lバッチの運転は第4図に示すように、 予熱過程(R)、コンデンセートタンク熱水による予熱
過程(CW)、コンデンセートタンクスチームによる予
熱過程(OS)、加熱過程(S。
蒸気脱水方法を行う場合について1図面に基づいて説明
する。各オートクレープはバッチ飽和蒸気脱水を繰9返
すようにし、lバッチの運転は第4図に示すように、 予熱過程(R)、コンデンセートタンク熱水による予熱
過程(CW)、コンデンセートタンクスチームによる予
熱過程(OS)、加熱過程(S。
〜S3)からなる昇温過程、
減圧過程(D)、
排入炭過程(E/F)、
からなっている。
またコンデンセートタンクは、第5図に示すように、オ
ートクレープの1サイクルタイムのV2の時間でバッチ
運転を繰シ返す。
ートクレープの1サイクルタイムのV2の時間でバッチ
運転を繰シ返す。
第6図はlバッチのサイクルタイムのうちの1/4の期
間のみについて示した運転のタイムチャートである。コ
ンデンセートタンク3a、31)はオートクレープ1a
、1b、1c、1dとは異なる運転を行う。つぎの1/
4サイクルではコンデンセートタンク3aがコンデンセ
ートタンク3bの、コンデンセートタンク3bがコンデ
ンセートタンク3aの運転を行うので、コンデンセート
タンクは2基で操作できる。
間のみについて示した運転のタイムチャートである。コ
ンデンセートタンク3a、31)はオートクレープ1a
、1b、1c、1dとは異なる運転を行う。つぎの1/
4サイクルではコンデンセートタンク3aがコンデンセ
ートタンク3bの、コンデンセートタンク3bがコンデ
ンセートタンク3aの運転を行うので、コンデンセート
タンクは2基で操作できる。
第7図はこの期間の運転に関連するものだけを示した部
分フローシートである。この期間の前半についてまず説
明する。オートクレープlaは昇温過程の終了したオー
トクレープであり、オートクレープ1bは原炭の投入を
終了したオートクレープである。パルプ8.11を開く
ことによりスチームがオートクレープ1aからオートク
レープ1bへ移動し、オートクレープ1aは減圧され(
D過程)、オートクレープ1bは予熱(R過程)される
。
分フローシートである。この期間の前半についてまず説
明する。オートクレープlaは昇温過程の終了したオー
トクレープであり、オートクレープ1bは原炭の投入を
終了したオートクレープである。パルプ8.11を開く
ことによりスチームがオートクレープ1aからオートク
レープ1bへ移動し、オートクレープ1aは減圧され(
D過程)、オートクレープ1bは予熱(R過程)される
。
オートクレープ1cは後述のコンデンセートタンク熱水
による予熱過程(CW)を終了したオートクレープであ
り、コンデンセートタンク3aは熱水の受入(S、過程
)を終了したコンデンセートタンクである。パルプ10
を開くことによシ、コンデンセートタンクは減圧され、
熱水がフフッシュ蒸発し、このスチームがオートクレー
プに流入してオートクレープはさらに予熱される。
による予熱過程(CW)を終了したオートクレープであ
り、コンデンセートタンク3aは熱水の受入(S、過程
)を終了したコンデンセートタンクである。パルプ10
を開くことによシ、コンデンセートタンクは減圧され、
熱水がフフッシュ蒸発し、このスチームがオートクレー
プに流入してオートクレープはさらに予熱される。
オートクレープ1dは後述の第1段加熱過程(S、過程
)を終了したオートクレープであり、内部は高圧の飽和
蒸気(SS)で満たされており、このオートクレープ1
dの上部にボイラなどの外部蒸気源14から過熱蒸気(
SHS)が供給される。ただしオートクレープ内はすで
に高圧のため、SHSの流入量は少ない。内部のSSが
褐炭を昇温して#縮するのに応じて、その分だけSHS
が流入するが、内部にあるSSや熱水のためにす、ぐに
飽和し、実質的にはSS加熱過程となる。この時発生す
る熱水はパルプ12を開いておくことにより、コンデン
セートタンク8bへ流下し、ここに貯留される。
)を終了したオートクレープであり、内部は高圧の飽和
蒸気(SS)で満たされており、このオートクレープ1
dの上部にボイラなどの外部蒸気源14から過熱蒸気(
SHS)が供給される。ただしオートクレープ内はすで
に高圧のため、SHSの流入量は少ない。内部のSSが
褐炭を昇温して#縮するのに応じて、その分だけSHS
が流入するが、内部にあるSSや熱水のためにす、ぐに
飽和し、実質的にはSS加熱過程となる。この時発生す
る熱水はパルプ12を開いておくことにより、コンデン
セートタンク8bへ流下し、ここに貯留される。
つぎにこの期間の後半について説明する。オートクレー
プIaは減圧過程(D)を終了して大気圧となるので、
脱水褐炭を排出して、つぎに原炭を投入する(E/濾過
程)。予熱過程(R)を終了したオートクレープ1bを
、スチームをフラッシュさせて部分的に減温・減圧した
コンデンセートタンク8aの下部とパルプ10′を開い
て接続すると、コンデンセートタンクからオートクレー
プへ熱水が移動し、コンデンセートタンクはさらに減圧
される。オートクレープへ流入した熱水は褐炭層を通過
して褐炭を予熱(CW過程)することにょシ、1o。
プIaは減圧過程(D)を終了して大気圧となるので、
脱水褐炭を排出して、つぎに原炭を投入する(E/濾過
程)。予熱過程(R)を終了したオートクレープ1bを
、スチームをフラッシュさせて部分的に減温・減圧した
コンデンセートタンク8aの下部とパルプ10′を開い
て接続すると、コンデンセートタンクからオートクレー
プへ熱水が移動し、コンデンセートタンクはさらに減圧
される。オートクレープへ流入した熱水は褐炭層を通過
して褐炭を予熱(CW過程)することにょシ、1o。
°C以下(高くても150°C以下)の廃水となり、パ
ルプ18よシ外部へ排水される。
ルプ18よシ外部へ排水される。
オートクレープ1dは、過熱蒸気の供給を逓続しながら
、その下部をパルプ11′、8′を経由して下流のオー
トクレープ1(3に接続する。オートクレープ1dでは
5E(Sが大量に流入して褐炭層を流通しSHS流通加
熱し、SS加熱により褐炭表面に浸出して水膜となって
いる水分を迅速に蒸発させる(Ss過程)。そして下部
からはSSが排出され、オートクレープIC内の褐炭を
SS加熱して°非蒸発脱水する( S1過程)。この時
発生する熱水はノくルプ12′を開いてコンデンセート
タンク3bへ流下させ、ここに貯留する。
、その下部をパルプ11′、8′を経由して下流のオー
トクレープ1(3に接続する。オートクレープ1dでは
5E(Sが大量に流入して褐炭層を流通しSHS流通加
熱し、SS加熱により褐炭表面に浸出して水膜となって
いる水分を迅速に蒸発させる(Ss過程)。そして下部
からはSSが排出され、オートクレープIC内の褐炭を
SS加熱して°非蒸発脱水する( S1過程)。この時
発生する熱水はノくルプ12′を開いてコンデンセート
タンク3bへ流下させ、ここに貯留する。
ついでオートクレープ1aは、オートクレープ1bにつ
いて説明したと同様にR過程、CW過程を行うようにし
、オートクレープ11)はオートクレープlCについて
説明したO3過程、S1過程へ、オートクレープICは
オートクレープldについて説明したS2過程、S3過
程へ、オートクレープ1dはオートクレープ1aについ
て説明したD過程、E/濾濾過へと順次上流のオートク
レープの運転状態へとサイクリックに移ってゆきどのオ
ートクレープも同じバッチ運転を繰り返すこととなる。
いて説明したと同様にR過程、CW過程を行うようにし
、オートクレープ11)はオートクレープlCについて
説明したO3過程、S1過程へ、オートクレープICは
オートクレープldについて説明したS2過程、S3過
程へ、オートクレープ1dはオートクレープ1aについ
て説明したD過程、E/濾濾過へと順次上流のオートク
レープの運転状態へとサイクリックに移ってゆきどのオ
ートクレープも同じバッチ運転を繰り返すこととなる。
マタコンデンセートタンク3 aは:+ 7デ7セー)
タンク3bについて説明したS2過程、S、過程の熱水
受入工程を行い、逆にコンデンセートタンク3bはコン
デンセートタンク3aについて説明したC8゜CWの減
圧過程を行う。
タンク3bについて説明したS2過程、S、過程の熱水
受入工程を行い、逆にコンデンセートタンク3bはコン
デンセートタンク3aについて説明したC8゜CWの減
圧過程を行う。
第7図において、白いバルブは期間の前半では開いてお
り、期1i−11の後半では黒塗りのバルブが開き、半
分黒塗りのバルブは前半、後半ともに開いている。後半
では、オートクレープで脱水炭の排出、原炭の投入が行
われている。
り、期1i−11の後半では黒塗りのバルブが開き、半
分黒塗りのバルブは前半、後半ともに開いている。後半
では、オートクレープで脱水炭の排出、原炭の投入が行
われている。
上記のすべてのオートクレープは同一構成となっている
。すなわちどのオートクレープにも第7図の部分フロー
に示したパルグア、8.8′、10゜10′、11.1
1′、12.12′、13が補えられており、同じ機能
を果すべく配管で接続されている。
。すなわちどのオートクレープにも第7図の部分フロー
に示したパルグア、8.8′、10゜10′、11.1
1′、12.12′、13が補えられており、同じ機能
を果すべく配管で接続されている。
またどのオートクレープも原炭の投入、脱水炭の排出が
できるようになっている。
できるようになっている。
上記の接続の例を第8図に示す。オートクレープで発生
する熱水を流下させるためのコンデンセートタンクへの
接続は、SI、S2過程のみであり、他の過程では縁切
りされている。C8過程で発生する熱水はオートクレー
プ内に貯えられ、つぎのS、過程でコンデンセートタン
クへ流下して貯留され、最終的には他の熱水とともにC
W過程で糸外へ排出される。
する熱水を流下させるためのコンデンセートタンクへの
接続は、SI、S2過程のみであり、他の過程では縁切
りされている。C8過程で発生する熱水はオートクレー
プ内に貯えられ、つぎのS、過程でコンデンセートタン
クへ流下して貯留され、最終的には他の熱水とともにC
W過程で糸外へ排出される。
1つのコンデンセートタンクはS1過程と82過程で熱
水を受け入れる元のオートクレープが異なっており、2
基のコンデンセートタンクが4基のオートクレープに共
有されている。また分解ガスはS−歯根では抜き取る必
要がなく、スチームとともにS、過程へ排出される。分
解ガスはS 11(4程で抜き取っても良いし、S、過
程で抜き取らなければ、コンデンセートタンクの液面上
に蓄積し、C6過程およびCW過程へ送り出されるので
、これらの過程で抜き取れば良い。また全く抜き取らな
くてもCW過程で廃水とともに外部へ出て行き、脱水率
低下の問題はない(ただし臭気が放散しては困る場合に
は途中で抜き取った方が良い)。15.16.17はバ
ルブ、18は原炭バンカー、20は脱水図に示すように
、減圧を2段階とし、廃蒸気の熱回収を向上させる方法
を行う場合がある。なおFはフレッシュスチームである
。また第10図に示すように、第1減圧をコンデンセー
トタンク蒸気回収(CS)後のオートクレープと連通さ
せる方法を採用する場合がある。この場合は高圧力のオ
ートクレープと連通させるため、減圧時間は相対に長く
なるものの、熱水の熱回収率が高まり、熱効率が向上す
る。
水を受け入れる元のオートクレープが異なっており、2
基のコンデンセートタンクが4基のオートクレープに共
有されている。また分解ガスはS−歯根では抜き取る必
要がなく、スチームとともにS、過程へ排出される。分
解ガスはS 11(4程で抜き取っても良いし、S、過
程で抜き取らなければ、コンデンセートタンクの液面上
に蓄積し、C6過程およびCW過程へ送り出されるので
、これらの過程で抜き取れば良い。また全く抜き取らな
くてもCW過程で廃水とともに外部へ出て行き、脱水率
低下の問題はない(ただし臭気が放散しては困る場合に
は途中で抜き取った方が良い)。15.16.17はバ
ルブ、18は原炭バンカー、20は脱水図に示すように
、減圧を2段階とし、廃蒸気の熱回収を向上させる方法
を行う場合がある。なおFはフレッシュスチームである
。また第10図に示すように、第1減圧をコンデンセー
トタンク蒸気回収(CS)後のオートクレープと連通さ
せる方法を採用する場合がある。この場合は高圧力のオ
ートクレープと連通させるため、減圧時間は相対に長く
なるものの、熱水の熱回収率が高まり、熱効率が向上す
る。
第11図は、第2減圧を充分長くとり、蒸気の熱回収を
高める方法を示している。第12図は減圧廃蒸気の予熱
を行う前に、熱水子熱を行う方法で、原炭はまず多量の
廃熱水で注水・洗浄することにより、廃水系統の詰まり
を未然に防止する効果があるとともに、熱水の熱回収率
が高まシ、熱−ジ効果を増大するとともに、過熱蒸気を
使用した場合には、粒間水蒸発効果を増すようにした例
を示している。第14図は、比!咬的昇温特性が良く、
水分が低い褐炭に+Xiする方法で、予熱・加熱過程が
短く、全体の処理時間を短くすることができる(1サイ
クルタイムが小さい)ようにした例を示している。
高める方法を示している。第12図は減圧廃蒸気の予熱
を行う前に、熱水子熱を行う方法で、原炭はまず多量の
廃熱水で注水・洗浄することにより、廃水系統の詰まり
を未然に防止する効果があるとともに、熱水の熱回収率
が高まシ、熱−ジ効果を増大するとともに、過熱蒸気を
使用した場合には、粒間水蒸発効果を増すようにした例
を示している。第14図は、比!咬的昇温特性が良く、
水分が低い褐炭に+Xiする方法で、予熱・加熱過程が
短く、全体の処理時間を短くすることができる(1サイ
クルタイムが小さい)ようにした例を示している。
第1の発明の実施態様として、昇温過程の最終段階で下
流の昇温過程へスチームを移送すると同時にオートクレ
ープとコンデンセートタンクとを縁切シし、このまま継
続して減圧段階まで縁切りを行う方法、排入炭過程まで
オートクレープとコンデンセートタンクとを縁切りする
方法を挙げることができる。
流の昇温過程へスチームを移送すると同時にオートクレ
ープとコンデンセートタンクとを縁切シし、このまま継
続して減圧段階まで縁切りを行う方法、排入炭過程まで
オートクレープとコンデンセートタンクとを縁切りする
方法を挙げることができる。
また第2の発明の実施態様として、系外へ排出する低温
水を150 ’C以下とする方法を挙げることができる
。
水を150 ’C以下とする方法を挙げることができる
。
第3の発明の実施態様として、予熱段階で貯留した熱水
を予熱段階よりも後の(高温の、上流の)昇温過程にお
いて流通加熱することにより、予熱段階よりも低温の(
下流の)昇温段階にあるオートクレープにスチームとと
もに排出する方法、予熱段階よりも後の(高温の、上流
の)昇温過程においてコンデンセートタンクを再度接続
し、予熱段階でオートクレープ内に貯留した熱水をこの
時コンデンセートタンクへ流下させ、この後再度オート
クレープとコンデンセートタンクとを縁切シして、オー
トクレープとは独立してコンデンセートタンクを減圧す
る際に、他の熱水とともに、別のオートクレープへ予熱
源として回収(熱水として、または/およびフラッシュ
させてスチームとして回収)する方法を挙げることがで
きる。
を予熱段階よりも後の(高温の、上流の)昇温過程にお
いて流通加熱することにより、予熱段階よりも低温の(
下流の)昇温段階にあるオートクレープにスチームとと
もに排出する方法、予熱段階よりも後の(高温の、上流
の)昇温過程においてコンデンセートタンクを再度接続
し、予熱段階でオートクレープ内に貯留した熱水をこの
時コンデンセートタンクへ流下させ、この後再度オート
クレープとコンデンセートタンクとを縁切シして、オー
トクレープとは独立してコンデンセートタンクを減圧す
る際に、他の熱水とともに、別のオートクレープへ予熱
源として回収(熱水として、または/およびフラッシュ
させてスチームとして回収)する方法を挙げることがで
きる。
また第4の発明の実施態様として、オートクレープの数
よシも少い基数のコンデンセートタンクを用いて実施す
る方法、1組のオートクレープの基数nが3基以上であ
シ、2基のみのコンデンセートタンクを用いて実施する
方法、昇温過程の最後の1/r1サイクルタイムのみ系
外よシフレッシュスチームを供給し、この前半において
はコンデンセートタンクを接続し、この後半においては
コンデンセートタンクを縁切りすると同時に、すぐ下流
のオートクレープに連通して流通加熱し、この下流オー
トクレープを上記と同じコンデンセートタンクに接続し
、これ以外の期間では常にオートクレープとコンデンセ
ートタンクとを縁切シをすることによシコンデンセート
タンクの使用時間をffl<L、2基のみのコンデンセ
ートタンクを用いて実施する方法、昇温過程の最後の1
/nサイクルタイムのみ糸外よりフレッシュスチームを
供給し、この期間をさらにいくつかに細分(等分または
不等分)し、この細分化された後の期はど連通されてい
るオートクレープの数が増えていくように流通加熱し、
各細分化期間の連通最下流のオートクレープを順次切替
えて1つのコンデンセートタンクに接続して熱水を流下
させるようにし、これ以外の期間では常にオートクレー
プとコンデンセートタンクとを縁切シをすることにより
コンデンセートタンクの使用時間を短くして、2基のみ
のコンデンセートタンクを用いて実施する方法、コンデ
ンセートタンクをオートクレープと分離して2段階以上
で減圧し、このうち最後の減圧は熱水を昇温過程のオー
トクレープに移送するようにし、これ以外の減圧は、熱
水をフラッシュさせたヌチームt−昇温過捏のオートク
レープに移送させるようにする方法、コンデンセートタ
ンクの減圧時間の合計をl /nサイクルタイム以下と
する方法を挙げることができる。
よシも少い基数のコンデンセートタンクを用いて実施す
る方法、1組のオートクレープの基数nが3基以上であ
シ、2基のみのコンデンセートタンクを用いて実施する
方法、昇温過程の最後の1/r1サイクルタイムのみ系
外よシフレッシュスチームを供給し、この前半において
はコンデンセートタンクを接続し、この後半においては
コンデンセートタンクを縁切りすると同時に、すぐ下流
のオートクレープに連通して流通加熱し、この下流オー
トクレープを上記と同じコンデンセートタンクに接続し
、これ以外の期間では常にオートクレープとコンデンセ
ートタンクとを縁切シをすることによシコンデンセート
タンクの使用時間をffl<L、2基のみのコンデンセ
ートタンクを用いて実施する方法、昇温過程の最後の1
/nサイクルタイムのみ糸外よりフレッシュスチームを
供給し、この期間をさらにいくつかに細分(等分または
不等分)し、この細分化された後の期はど連通されてい
るオートクレープの数が増えていくように流通加熱し、
各細分化期間の連通最下流のオートクレープを順次切替
えて1つのコンデンセートタンクに接続して熱水を流下
させるようにし、これ以外の期間では常にオートクレー
プとコンデンセートタンクとを縁切シをすることにより
コンデンセートタンクの使用時間を短くして、2基のみ
のコンデンセートタンクを用いて実施する方法、コンデ
ンセートタンクをオートクレープと分離して2段階以上
で減圧し、このうち最後の減圧は熱水を昇温過程のオー
トクレープに移送するようにし、これ以外の減圧は、熱
水をフラッシュさせたヌチームt−昇温過捏のオートク
レープに移送させるようにする方法、コンデンセートタ
ンクの減圧時間の合計をl /nサイクルタイム以下と
する方法を挙げることができる。
以下、実施例および比較例について説明する。
実施例1
4基のオートクレープおよび4基のコンデンセートタン
クからなる脱水装置を用い、第15図に示すタイムチャ
ートによる脱水運転を行った。たタシコンデンセートタ
ンクは4基のうち2基のみを用いた。オートクレープか
ら脱水炭を排出し、原炭を新たに投入する排入炭操作(
E)の時間を充分数るほど運転が容易になるが、Eを2
0分として実験した。また本発明者らは特開昭57−5
7794号公報に示すように、急速減圧で減圧操作(I
D+2D)を急速に実施することによって脱水率が向上
することを提案しているが、このように時間配分を決め
ることにより、減圧≠唸時間が20分となり、減圧を急
激にすることができた。実験条件および結果は次表の左
欄の如くであった。
クからなる脱水装置を用い、第15図に示すタイムチャ
ートによる脱水運転を行った。たタシコンデンセートタ
ンクは4基のうち2基のみを用いた。オートクレープか
ら脱水炭を排出し、原炭を新たに投入する排入炭操作(
E)の時間を充分数るほど運転が容易になるが、Eを2
0分として実験した。また本発明者らは特開昭57−5
7794号公報に示すように、急速減圧で減圧操作(I
D+2D)を急速に実施することによって脱水率が向上
することを提案しているが、このように時間配分を決め
ることにより、減圧≠唸時間が20分となり、減圧を急
激にすることができた。実験条件および結果は次表の左
欄の如くであった。
(以下余白)
比較例1
実施例1と同じ脱水装置を用い、第16図に示すタイム
チャートによる脱水運転を行った。ただしコンデンセー
トタンクは4基とも使用した。減圧井給時間は40分で
あった。実験条件および結果は前夫の右欄の如くであっ
た。
チャートによる脱水運転を行った。ただしコンデンセー
トタンクは4基とも使用した。減圧井給時間は40分で
あった。実験条件および結果は前夫の右欄の如くであっ
た。
上記の結果から、従来法では、減圧操作で発生する発蒸
気・熱水を別のオートクレープの予熱操作の予熱源とし
て回収するため、第16図のタイムチャートに示したよ
うに、IDとEの時間区分は同一とせねばならない。す
なわち、全減圧時間(IDと2D)は排入炭時間よりも
大きくなり、急速減圧の運転が実現できないか、あるい
は急速操作を短時間にした場合(IDの時間区分のうち
一部のみ運転した場合)には、オートクレープの無操作
時間が生じ設備効率が悪くなるとともに、昇温も円滑に
行われない欠点があるということである。本発明の方法
では、タイムチャート1/4サイクル内の操作時間配分
を調節でき、しかもオートクレープの無操作時間がない
ように運転できるため、全体の処理時間も短縮できた。
気・熱水を別のオートクレープの予熱操作の予熱源とし
て回収するため、第16図のタイムチャートに示したよ
うに、IDとEの時間区分は同一とせねばならない。す
なわち、全減圧時間(IDと2D)は排入炭時間よりも
大きくなり、急速減圧の運転が実現できないか、あるい
は急速操作を短時間にした場合(IDの時間区分のうち
一部のみ運転した場合)には、オートクレープの無操作
時間が生じ設備効率が悪くなるとともに、昇温も円滑に
行われない欠点があるということである。本発明の方法
では、タイムチャート1/4サイクル内の操作時間配分
を調節でき、しかもオートクレープの無操作時間がない
ように運転できるため、全体の処理時間も短縮できた。
上記実験結果のように、本発明の方法によれば、全処理
時間が短縮でき、しかも脱水率が向上した。
時間が短縮でき、しかも脱水率が向上した。
同一規模の設備では、設備能力が33%以上向上するこ
とが確認された。脱水率が向上した理由は、第1には、
前述のように減圧時間を20分と短節し、減圧を急速に
行ったからであり、第2には、外部からの蒸気供給を1
サイクzLz120分の1/4とし、第1段加熱過程S
1では第3段加熱過程S3からの排スチームを受け入れ
るようにしたので、S3でオートクレープ内を蒸気が流
通し、褐炭が充分に昇温されたためである。ちなみに従
来法による実験では、昇温時間(IRから83まで)が
100分間であるのに対し、本発明の方法による実験で
は昇温時間(IRから83まで)は80分でしかなかっ
た。この実験では、運転性の面から排入炭時間を共通・
にしたが、もし脱水炭の水分が従来法と同じになるよう
にするとすれば、本発明の方法による1バツチのサイク
ルタイムは、さらに短くてすむことがわかる。
とが確認された。脱水率が向上した理由は、第1には、
前述のように減圧時間を20分と短節し、減圧を急速に
行ったからであり、第2には、外部からの蒸気供給を1
サイクzLz120分の1/4とし、第1段加熱過程S
1では第3段加熱過程S3からの排スチームを受け入れ
るようにしたので、S3でオートクレープ内を蒸気が流
通し、褐炭が充分に昇温されたためである。ちなみに従
来法による実験では、昇温時間(IRから83まで)が
100分間であるのに対し、本発明の方法による実験で
は昇温時間(IRから83まで)は80分でしかなかっ
た。この実験では、運転性の面から排入炭時間を共通・
にしたが、もし脱水炭の水分が従来法と同じになるよう
にするとすれば、本発明の方法による1バツチのサイク
ルタイムは、さらに短くてすむことがわかる。
本発明は上記のように構成されているので、第1の発明
では、コンデンセートタンクの利用時間を短くすること
ができ、かつバルブの開閉頻度が少くてすみ、運転・制
御が容易とな9、第2の発明では、廃水の排出を要する
熱水予熱過程でも、コンデンセートタンクを縁切りする
ことができるので、コンデンセートタンクの利用時間を
少なくすることができ、第8の発明では、オートクレー
プ内に熱水と褐炭とが分離されずに貯留されるので、両
者の接触時間が長くなり、熱交換がよくなり、しかもコ
ンデンセートタンクの利用時間を短くすることができ、
また第4の発明では、コンデンセートの基数が低減でき
るので、装置全体の建設費の低減を図ることができるな
どの効果を奏する。
では、コンデンセートタンクの利用時間を短くすること
ができ、かつバルブの開閉頻度が少くてすみ、運転・制
御が容易とな9、第2の発明では、廃水の排出を要する
熱水予熱過程でも、コンデンセートタンクを縁切りする
ことができるので、コンデンセートタンクの利用時間を
少なくすることができ、第8の発明では、オートクレー
プ内に熱水と褐炭とが分離されずに貯留されるので、両
者の接触時間が長くなり、熱交換がよくなり、しかもコ
ンデンセートタンクの利用時間を短くすることができ、
また第4の発明では、コンデンセートの基数が低減でき
るので、装置全体の建設費の低減を図ることができるな
どの効果を奏する。
第1図は本願の第1の発明の一例を示すフローシート、
第2図は本願の第2の発明の一例を示すフローシート、
第3図は本願の第3の発明の一例を示すフローシート、
第4図〜第14図は本発明の具体例を示すもので、第4
図はオートクレープの1パツチ運転を示す説明図、45
図はコンデンセートタンクの1パツチ運転を示す説明図
、第6図は1バツチのサイクルタイムのうちの1/4の
期間のみについて示した運転のタイムチャート、第7図
は第6図の運転に関連する機器を示したフローシート、
第8図は第7図の詳細を示すフローシ−ト、第9図〜第
14図は具体例のタイムチャート、第15は実施例にお
けるタイムチャート、第16図は比較例におけるタイム
チャートである。 la、lb、lc、ld、le、If 、−、オートク
レープ、2・・・褐炭層、3.3a、3b・・・コンデ
ンセートタンク、4.5.6.7.8亭1O110′、
11,11’、12.12′、13.15.16.17
・・・パルプ、 9・・・熱水、14・・・外部蒸気源
、18・・・原炭バンカー、20・・・脱水度バンカー
第2図は本願の第2の発明の一例を示すフローシート、
第3図は本願の第3の発明の一例を示すフローシート、
第4図〜第14図は本発明の具体例を示すもので、第4
図はオートクレープの1パツチ運転を示す説明図、45
図はコンデンセートタンクの1パツチ運転を示す説明図
、第6図は1バツチのサイクルタイムのうちの1/4の
期間のみについて示した運転のタイムチャート、第7図
は第6図の運転に関連する機器を示したフローシート、
第8図は第7図の詳細を示すフローシ−ト、第9図〜第
14図は具体例のタイムチャート、第15は実施例にお
けるタイムチャート、第16図は比較例におけるタイム
チャートである。 la、lb、lc、ld、le、If 、−、オートク
レープ、2・・・褐炭層、3.3a、3b・・・コンデ
ンセートタンク、4.5.6.7.8亭1O110′、
11,11’、12.12′、13.15.16.17
・・・パルプ、 9・・・熱水、14・・・外部蒸気源
、18・・・原炭バンカー、20・・・脱水度バンカー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数基のオートクレープを1組として、各オートク
レープが内部に封入された褐炭の昇温過程、減圧過程、
排入炭過程を順次繰り返してバッチ式に飽和蒸気脱水を
行う方法において、昇温過程の流通加熱過程に、オート
クレープとコンデンセートタンクとを縁切りすることを
特徴とする褐炭の脱水方法。 2 複数基のオートクレープを1組として、各オートク
レープが内部に封入された褐炭の昇温過程、減圧過程、
排入炭過程を順次繰り返してバッチ式に飽和蒸気脱水を
行う方法において、コンデンセートタンクからの熱水受
入れによる昇温過程の熱過程では、オートクレープとコ
ンデンセートタンクとを縁切りし、褐炭と熱交換した後
の低温水をコンデンセートタンクを経由せずに、オート
クレープから直接系外へ排出することを特徴とする褐炭
の脱水方法。 3 複数基のオートクレープを1組として、各オートク
レープが内部に封入された褐炭の昇温過程、減圧過程、
排入炭過程を次繰り返してバッチ式に飽和蒸気脱水を行
う方法において、コンデンセートタンクまたは他のオー
トクレープから排出される蒸気を受け入れて褐炭を予熱
するとともに、オートクレープとコンデンセートタンク
とを縁切りし、この間に発生する熱水を褐炭層から流下
させずに、オートクレープの底部に貯留しておくことを
特徴とする褐炭の脱水方法。 4 複数基のオートクレープを1組として、各オートク
レープが内部に封入された褐炭の昇温過程、減圧過程、
排入炭過程を順次繰り返してバッチ式に飽和蒸気脱水を
行う方法において、1基のコンデンセートタンクが2基
以上のオートクレープから流下する熱水を受け入れるよ
うに接続し、減圧過程および昇温過程の流通加熱過程に
、オートクレープとコンデンセートタンクとを縁切りす
ることを特徴とする褐炭の脱水方法。 5 1組のオートクレープが3基以上であり、コンデン
セートタンクが2基のみである特許請求の範囲第4項記
載の褐炭の脱水方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22317685A JPS62187795A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 低品位炭の脱水方法 |
US06/915,800 US4733478A (en) | 1985-10-07 | 1986-10-06 | Method of dewatering brown coal |
EP86307725A EP0220013B1 (en) | 1985-10-07 | 1986-10-07 | Method of dewatering brown coal |
AT86307725T ATE57203T1 (de) | 1985-10-07 | 1986-10-07 | Verfahren zum entwaessern von braunkohle. |
DE8686307725T DE3674711D1 (de) | 1985-10-07 | 1986-10-07 | Verfahren zum entwaessern von braunkohle. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22317685A JPS62187795A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 低品位炭の脱水方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62187795A true JPS62187795A (ja) | 1987-08-17 |
JPH0119839B2 JPH0119839B2 (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=16793996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22317685A Granted JPS62187795A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 低品位炭の脱水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62187795A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58142988A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-25 | Electric Power Dev Co Ltd | 褐炭の蒸気脱水方法 |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP22317685A patent/JPS62187795A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58142988A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-25 | Electric Power Dev Co Ltd | 褐炭の蒸気脱水方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0119839B2 (ja) | 1989-04-13 |
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