JPS6218673B2 - - Google Patents

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JPS6218673B2
JPS6218673B2 JP10822179A JP10822179A JPS6218673B2 JP S6218673 B2 JPS6218673 B2 JP S6218673B2 JP 10822179 A JP10822179 A JP 10822179A JP 10822179 A JP10822179 A JP 10822179A JP S6218673 B2 JPS6218673 B2 JP S6218673B2
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
carpet
copolymer
parts
polar monomer
Prior art date
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Expired
Application number
JP10822179A
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English (en)
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JPS5637376A (en
Inventor
Akio Kajikawa
Sakuya Iwai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP10822179A priority Critical patent/JPS5637376A/ja
Publication of JPS5637376A publication Critical patent/JPS5637376A/ja
Publication of JPS6218673B2 publication Critical patent/JPS6218673B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なカーペツトタイルの製造法に関
し、詳しくは(a)溶剤脱瀝アスフアルトおよび(b)オ
レフインと極性モノマーとの共重合体を含有し、
あるいはこれらに更に(c)非晶性ポリオレフインを
配合した混合物を裏打ち材として使用するカーペ
ツトタイルの製造法に関する。 カーペツトタイルとは、正方形、長方形、菱
形、もしくはさらに複雑な形状のもので、1枚の
面積がたとえば0.03〜2m2程度の板状のカーペツ
トであり、これらを組み合わせて用いることによ
り、隙間を作ることなく床に敷けるものである。
これらカーペツトタイルは通常のカーペツトに比
べ、床に並べて固定するだけで簡単に施工できる
利点を有し、またカーペツトタイルの形状、色調
などの多くの組合せで種々の感じのカーペツトに
することができる長所も有している。更に、一部
が汚れたり、損傷した時に、その部分だけを容易
に交換修理できるという利点もある。 これらのカーペツトタイルは床に敷いた場合、
床に十分密着し、歩行時に1部がはがれたりしな
いことが必要である。そのための方法として接着
剤もしくは粘着剤を用いる方法や、針や鋲でとめ
る方法などがあるが、これらの方法は施工が面倒
であること、また貼り換えも手間がかかるなどの
欠点を有している。これらの欠点を改良したもの
として、裏打ち材によりカーペツトタイルに自重
を与え、その自重による固定性(置敷性)を有し
たカーペツトタイルが知られている。またこの裏
打ち材は、カーペツトタイルに糸抜け防止性、寸
法安定性、およびクツシヨン性などの諸性能を付
与する目的も兼ねている。 したがつてカーペツトタイル用の裏打ち材は、
一般のカーペツト用裏打ち材の要求性状を満足し
なければならないことはもちろんであり、更に、
置くだけで安定できる置敷性をも有していなけれ
ばならない。また、高価な材料を使用することな
しに、この置敷性を付与しなければならない。 従来、カーペツトの裏打ち材としては、ゴムラ
テツクス系、エラストマー系、合成樹脂系、およ
びアスフアルト系などが知られている。これら
は、例えば特公昭46―3839号、特公昭48―20199
号、特公昭48―34556号、特公昭52―17851号、お
よび特公昭53―4525号などに開示されている。し
かしながら、ゴムラテツクス系は、塗布後乾燥、
加硫の工程を必要とするため、多大の設備、費用
を要するほか、該工程において長時間高温にさら
されるためせんい基材が傷むなどの欠点を有して
いる。エラストマー系、合成樹脂系などの熱溶融
型は、ゴムラテツクス系に比べ好ましい性能を有
するが、コストパーフオマンスの点から好ましく
ない。また、アスフアルト系は安価ではあるが、
通常のアスフアルトは硬さ、耐荷重変形性が十分
ではなく、また裏打ち材として使用した場合、常
温で流動、移行し、カーペツトタイルの美観を損
ねることがある。また、アスフアルト系は裏打ち
加工時に加熱すると臭気と煙を発生し、作業環境
上からも好ましくない。 本発明の目的は、合成樹脂系の裏打ち材とアス
フアルト系の裏打ち材の両者の長所を同時に兼ね
備える裏打ち材を使用することにより、硬さ、荷
重変形性、作業性などすべての性能を満足し、か
つ安価なカーペツトタイルを製造する方法を提供
することにある。 本願発明者らは、前記目的を満足するカーペツ
トタイルを製造する方法あるいは裏打ち材組成物
として、 ブローンアスフアルトおよび石油樹脂、あるい
はこれらに更にスチレン樹脂を配合したアスフア
ルト系組成物を裏打ち材として使用するカーペツ
トタイルの製造法(特願昭53―32334号)、および 溶剤脱瀝アスフアルト、オレフインと極性モノ
マーとの共重合体および結晶性ポリオレフイン、
あるいはこれらに更に非晶性ポリオレフインを含
有する混合物を裏打ち材として使用するカーペツ
トタイルの製造法(特願昭54―49781号)を 特許出願した。 本発明は、前記目的を達成するものであり前記
出願によるカーペツトタイルと同等あるいはそれ
以上の性能を有する新規なカーペツトタイルの製
造法を提供するものである。 本発明は、(a)溶剤脱瀝アスフアルト100重量部
および(b)共重合体中の極性モノマーの含有量が
0.5〜20重量%であるオレフインと極性モノマー
との共重合体10〜70重量部を含有する混合物を
100〜240℃に加熱溶融後、カーペツト基材に裏打
ちし、冷却後、所要に応じて切断または打抜きす
ることを特徴とするカーペツトタイルの新規な製
造法、および(a)溶剤脱瀝アスフアルト100重量
部、(b)共重合体中の極性モノマーの含有量が0.5
〜20重量%であるオレフインと極性モノマーとの
共重合体5〜70重量部、および(c)非晶性ポリオレ
フイン5〜100重量部を含有する混合物を100〜
240℃に加熱溶融後、カーペツト基材に裏打ち
し、冷却後、所要に応じて切断または打抜きする
ことを特徴とするカーペツトタイルの新規な製造
法に関する。 以下本発明について更に具体的に説明する。 本発明でいう溶剤脱瀝アスフアルト系(成分
(a))とは、石油の蒸留残渣を炭素数3〜10の低級
脂肪族炭化水素、例えばプロパン、ブタン、ある
いはこれらの混合物により抽出処理する際に得ら
れる沈澱物(アスフアルト)であり、軟化点(環
球法)40〜90℃、特に50〜90℃、針入度(150
g、5秒、25℃)100〜0、特に50〜0を有する
ことが好ましい。これらの中ではプロパン脱瀝ア
スフアルト(以下PDAと略すことがある)が特
に好ましい。前記の溶剤脱瀝アスフアルトは、抽
出処理により臭気を発する成分、低引火点成分な
どカーペツトタイル製造上好ましくない成分をす
でに除去したものであるが、常温における流動
性、もろさ、低軟化点などの問題があるため、単
独で用いた場合には前記本発明の目的を満足する
ことはできず、以下の成分を配合することが必要
となる。 本発明でいうオレフインと極性モノマーとの共
重合体(成分(b))において、オレフインとしては
C2〜C4オレフイン、好ましくはエチレンが使用
できる。極性モノマーとしては前記オレフインと
共重合可能なものが使用できるが、酢酸ビニル、
アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、メタアク
リル酸メチル、アクリル酸、メタアクリル酸ある
いはこれらの2種以上等のカルボキシル基または
エステル結合を有するモノマーが好ましい。好ま
しい共重合体は、エチレン―酢酸ビニル共重合
体、エチレン―アクリル酸エチル共重合体、エチ
レン―アクリル酸メチル共重合体およびエチレン
―アクリル酸エチル―アクリル酸共重合体などで
あり、特にエチレン―酢酸ビニル共重合体(以下
EVAと略すことがある)が好ましい。これらの
共重合体における極性モノマーの含有量は、0.5
〜20重量%、好ましくは1.0〜15重量%、最も好
ましくは1.0重量%以上〜5.0重量%未満である。
極性モノマーの含有量がこの範囲に満たない場合
には、溶剤脱瀝アスフアルトへの溶解性が低下
し、一方この範囲を越える場合には、製造される
裏打ち材の硬さが不十分となる。また共重合体の
メルトインデツクスは、0.1〜200、特に0.2〜100
であることが好ましい。メルトインデツクスがこ
の範囲に満たない場合には、溶剤脱瀝アスフアル
トに対する溶解速度が小さくなり製造時における
作業性が低下する。一方メルトインデツクスがこ
の範囲を越える場合には、裏打ち材の軟化点が低
くなる。 オレフインと極性モノマーとの共重合体(成分
(b))の配合量は、溶剤脱瀝アスフアルト(成分
(a))100重量部に対して、10〜70重量部、好まし
くは15〜60重量部である。配合量がこの範囲に満
たない場合には、裏打ち材がもろく、軟化点が低
くなるなど配合の効果が認められない。一方配合
量がこの範囲を越える場合には、裏打ち材の溶融
粘度が高くなり、裏打ち加工が行いにくくなり、
かえつて高価となり経済的見地からも好ましくな
い。 本発明において、上記成分(a)および(b)に加え、
必要に応じ非晶性ポリオレフイン(成分(c))を更
に配合することができる。本発明でいう非晶性ポ
リオレフインとしては、C2〜C4オレフインの単
一重合体あるいは共重合体が使用でき、特に非晶
性ポリプロピレン(以下APPと略すことがあ
る)非晶性ポリブテン、エチレン―プロピレン非
晶性重合体が好ましい。非晶性ポリオレフイン
は、Parinniの式〔η〕=0.80×10-4M0.8(〔η〕は
極限粘度、Mは粘度平均分子量)で求められる粘
度平均分子量が5000〜300000、特に10000〜
100000であることが好ましい。粘度平均分子量が
上記範囲にある非晶性ポリオレフインは、前記成
分(b)の作用効果を補助し、裏打ち材の軟化点を上
昇させると共に、低温における耐屈曲性(柔軟
性)を向上させ、裏打ち加工時の溶融粘度を低下
させ作業性を高めることができる。 非晶性ポリオレフイン(成分(c))を配合する場
合、混合物における各成分の配合割合は、溶剤脱
瀝アスフアルト(成分(a))100重量部に対して、
オレフインと極性モノマーとの共重合体(成分
(b))5〜70重量部、好ましくは7〜60重量部およ
び非晶性ポリオレフイン(成分(c))5〜100重量
部、好ましくは10〜100重量部である。非晶性ポ
リオレフインの量がこの範囲に満たない場合に
は、前記の配合効果が十分でなく、一方この範囲
を越える場合には、裏打ち材の溶融粘度が高くな
り、裏打ち加工時の作業性が低下する。 本発明において、前記裏打ち材混合物に更に充
てん剤を配合することも可能である。充てん剤と
しては、ゴムやプラスチツクに用いられる充てん
剤を使用することができる。これらの充てん剤
は、たとえば「便覧・ゴム・プラスチツク配合薬
品」(ラバーダイジエスト社、昭和49年発行)の
第11項および第12項に記載されているような
ものである。具体的には、炭酸カルシウム類、ク
レー類、シリカ類、カーボンブラツク、タルク、
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウ
ム、亜鉛華などが好ましい。これら充てん剤は裏
打ち材混合物の軟化点の向上、価格低下の目的の
ほかに、裏打ちしたカーペツトタイルに自重を与
え置敷性を与えるためにも好ましい。 裏打ち材混合物の軟化点と比重の向上と価格低
下のためには、充てん剤の配合量を多くすること
が望ましいが、あまり多くすると組成物の溶融時
の粘度が増大し加工性が低下し、また成形品が変
形に対してもろくなり、ひび割れなどを起こす傾
向がある。充てん剤の配合量は、前記溶剤脱瀝ア
スフアルト100重量部に対し、20〜500重量部、特
に20〜300重量部であることが好ましい。 本発明でいうカーペツト基材とは、タフテツド
カーペツト、織カーペツト(ウイルトンあるいは
アキスミンスター)および不織布カーペツト(ニ
ードルパンチ)など一般のカーペツト類、および
ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリプロピレンなどの高分子材料を用いた人
工芝を示す。タフテツトカーペツト、不織布カー
ペツトおよび人工芝において1次基布を用いる場
合、1次基布の材料としては、天然および合成繊
維、例えばジユート、羊毛、レーヨン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどの1種または2種類以上からなる織布ある
いは不織布が好ましい。特に耐熱性の良好な、ポ
リアミドもしくはポリエステルまたはこれらにポ
リプロピレンもしくはポリエチレンを混合して得
た織布あるいは不織布が好ましい。またカーペツ
ト基材のパイル材料および形は限定されるもので
はなく、いかなる材料および形のものでも適用で
きる。さらに、必要に応じて、カーペツト基材を
天然ゴム、合成ゴムもしくは合成樹脂などのラテ
ツクスまたはエマルジヨンでプレコートすること
ができる。 前記混合物は、100〜240℃、好ましくは120〜
180℃において溶融混合し、同温度範囲において
ドクターナイフコーター法あるいはロールコータ
ー法などによりカーペツト基材に裏打ちし、冷却
後、所要に応じて切断または打抜きすることによ
りカーペツトタイルを製造することができる。溶
融混合、裏打ちの温度が前記範囲より低い場合に
は、均一な裏打ち材混合物が得られず、またカー
ペツトタイル基材との接着性が不十分となる。ま
た、溶融混合、裏打ちの温度を前記範囲より高く
する必要は全くなく、かえつて過剰の燃料費を要
するなど商業的見地からは好ましくない。更に、
高温度によりカーペツトタイル基材が収縮したり
傷む場合もある。 本発明において、裏打ち材の下に、更に天然あ
るいは合成せんいによる織布、不織布、合成樹脂
のフイルム、紙などの第2基布あるいは離型材を
積層することにより、一層好ましい性状を有する
カーペツトタイルを製造することも可能である。 以下に実施例および比較例により本発明をより
具体的に説明する。 表に示す如き各種裏打ち材混合物を調製し、こ
れを用いてカーペツトタイルを製造した。混合物
の調製法、カーペツトタイルの製造法および各種
試験法の詳細は以下の通りである。 <混合物の調製法> 調整法〔〕:溶剤脱瀝アスフアルトを混合釜
に入れ、あるいは必要に応じてこれに非晶性ポリ
オレフインを添加し、100〜160℃にて加熱溶融す
る。 次にオレフインと極性モノマーとの共重合体を
加え、180〜240℃に加熱し、添加したポリマーの
粒子が消失し、溶解するまで撹拌する。混合物が
均一な溶融液となつたら裏打ち加工温度に調整す
る。 調整法〔〕:オレフインと極性モノマーとの
共重合体を加圧型ニーダーに入れ、140〜160℃に
て加熱混合する。次いで非晶性ポリオレフイン、
溶剤脱瀝アスフアルトを少量づつ加え、加熱混合
後、混合物が均一な溶融液となつたら裏打ち加工
温度に調整する。 <カーペツトタイルの製造法> 製造法〔〕:(ドクターナイフコーター法): カーペツト基材を、裏面が上となるようにコン
ベアベルト上に設置し、溶融している裏打ち材混
合物を流し込みながら、ドクターナイフにより一
定の厚さ、例えば1〜5mm、に塗布する。次に必
要に応じて第2基布を貼り合わせ、冷却後、切断
機により所定の大きさ、形に切断してカーペツト
タイルを製造する。 製造法〔〕(ロールコーター法): 所定間隔をもつてほぼ水平に並んで設置された
2本のロールに対し、上方の一方からカーペツト
原反を、また上方の他方から第2基布または離型
紙を送入し、これらの間に上方より溶融した裏打
ち材混合物を流し込みながらロールを回転させて
一定の厚さのカーペツトを成型する。冷却後、切
断機により所定の大きさ、形に切断してカーペツ
トタイルを製造する。 <各種試験法> 軟化点;JIS K 2531の環球法により測定。100
℃以上、特に105℃以上であることが好まし
い。 硬度;JIS K 6301スプリング法により20℃で測
定。75以上であることが好ましい。 耐荷重性;試料を円柱形(半径3cm、厚さ1cm)
に成形し、20℃あるいは40℃において、この上
から断面積0.5cm2、重量2.5Kgを有する円柱によ
り15分荷重をかけ、厚み計を通して試料の厚さ
の変化を測定。1.5mm以下であることが好まし
い。 耐屈曲性;試料を100×10×2mmのシート状と
し、これ10℃において直径6mmの棒を中心軸と
して180゜折り曲げ耐屈曲性を評価した。×:折
れたもの、〇:折れないもの。 フロー性;50×50×3mmの試料をガラス板に張り
付け、80℃において空気中に垂直に立て、流れ
の有無を検査する。 溶融粘度;回転粘度計を用いて測定。160℃にお
いて80000cp以下であることが好ましい。200
℃において20000cp以下であることが好まし
い。 抜糸強度;JIS L 1021により測定。2.5Kg/2
本以上であることが好ましい。 寸法安定性;BS 4682 Pt3に準拠。30cm角に切断
したカーペツトタイルを、空気中において60℃
で2時間加熱し、加熱後の寸法変化を測定、
(−)は収縮、(+)は伸長。±0.1%以下である
ことが好ましい。 置敷時の作業性;カーペツトタイルがやわらかす
ぎたりあるいは腰がないため作業が行いにくい
ものを不良とした。
【表】 実施例1および2は、プロパン脱瀝アスフアル
トPDA(成分(a)およびエチレン―酢酸ビニル共
重合体EVA(成分(b)、VAは酢酸ビニルをまたMI
はメルトインデツクスを示す)よりなる裏打ち材
混合物を、カーペツトタイルに裏打ちした本発明
による製造例である。裏打ち材混合物は軟化点、
硬度、耐荷重性、耐屈曲性、フロー性および溶融
粘度のいずれの性状においても要求値を満足し、
該混合物を裏打ち材として製造したカーペツトタ
イルは抜糸強度、寸法安定性および置敷時の作業
性にすぐれ、きわめて良好な特性を示した。 実施例3は、プロパン脱瀝アスフアルトPDA
(成分(a))、エチレン―酢酸ビニル共重合体EVA
(成分(b))、および非晶性ポリプロピレンAPP
(成分(c))よりなる裏打ち材混合物を、また実施
例4は更に充てん剤として炭酸カルシウムを配合
した混合物を、カーペツトタイルに裏打ちした本
発明による製造例である。実施例1および2と同
様に、裏打ち材混合物はいずれの性状においても
要求値を満足し、該混合物を裏打ち材として製造
したカーペツトタイルは抜糸強度、寸法安定性お
よび置敷時の作業性にすぐれ、きわめて良好な特
性を示した。 比較例1は、オレフインと極性モノマーとの共
重合体を配合していない混合物を用いた製造例で
あり、また比較例2は共重合体中の極性モノマー
の含有量が20重量%を越えるオレフインと極性モ
ノマーとの共重合体を用いた製造例である。いず
れの場合も混合物の耐荷重性が十分でなく、硬度
が十分でないため、製造されるカーペツトタイル
の寸法安定性が悪く、置敷時の作業性も良好でな
い。更に比較例1では抜糸強度も十分でないこと
が明らかとなつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 溶剤脱瀝アスフアルト100重量部および (b) 共重合体中の極性モノマー含有量が0.5〜20
    重量%であるオレフインと極性モノマーとの共
    重合体10〜70重量部 を含有する混合物を100〜240℃に加熱溶融後、カ
    ーペツト基材に裏打ちし、冷却後、所要に応じて
    切断または打抜きすることを特徴とするカーペツ
    トタイルの新規な製造法。 2 (a) 溶剤脱瀝アスフアルト100重量部、 (b) 共重合体中の極性モノマー含有量が0.5〜20
    重量%であるオレフインと極性モノマーとの共
    重合体5〜70重量部、および (c) 非晶性ポリオレフイン5〜100重量部 を含有する混合物を100〜240℃に加熱溶融後、カ
    ーペツト基材に裏打ちし、冷却後、所要に応じて
    切断または打抜きすることを特徴とするカーペツ
    トタイルの新規な製造法。
JP10822179A 1979-08-27 1979-08-27 Novel production of carpet tile Granted JPS5637376A (en)

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