JP2844720B2 - カーペットタイルの製造法 - Google Patents

カーペットタイルの製造法

Info

Publication number
JP2844720B2
JP2844720B2 JP1259919A JP25991989A JP2844720B2 JP 2844720 B2 JP2844720 B2 JP 2844720B2 JP 1259919 A JP1259919 A JP 1259919A JP 25991989 A JP25991989 A JP 25991989A JP 2844720 B2 JP2844720 B2 JP 2844720B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
carpet
parts
ethylene
backing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1259919A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03124884A (ja
Inventor
孝文 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP1259919A priority Critical patent/JP2844720B2/ja
Priority to AU63831/90A priority patent/AU632371B2/en
Priority to KR1019900015887A priority patent/KR940010350B1/ko
Publication of JPH03124884A publication Critical patent/JPH03124884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2844720B2 publication Critical patent/JP2844720B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/12Layered products comprising a layer of synthetic resin next to a fibrous or filamentary layer
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N7/00Flexible sheet materials not otherwise provided for, e.g. textile threads, filaments, yarns or tow, glued on macromolecular material
    • D06N7/0063Floor covering on textile basis comprising a fibrous top layer being coated at the back with at least one polymer layer, e.g. carpets, rugs, synthetic turf
    • D06N7/0071Floor covering on textile basis comprising a fibrous top layer being coated at the back with at least one polymer layer, e.g. carpets, rugs, synthetic turf characterised by their backing, e.g. pre-coat, back coating, secondary backing, cushion backing
    • D06N7/0078Floor covering on textile basis comprising a fibrous top layer being coated at the back with at least one polymer layer, e.g. carpets, rugs, synthetic turf characterised by their backing, e.g. pre-coat, back coating, secondary backing, cushion backing the back coating or pre-coat being applied as a hot melt
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/04Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N2203/00Macromolecular materials of the coating layers
    • D06N2203/04Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06N2203/042Polyolefin (co)polymers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、裏打ち材料をカーペット基材に裏打ちし、
冷却後切断または打ち抜きする、カーペットタイルの製
造方法に関するものである。
〔従来の技術および問題点〕
カーペット類は、パイルを固定するためや、クッショ
ン性や置敷性を付与するためなどの目的で、裏打ちして
使用されることが多い。たとえば、タフテッドカーペッ
トはそのパイルを固定するために、ゴムラテックスが裏
打ち用に使用されている。そのほか、塩化ビニル樹脂や
ポリエチレン樹脂も裏打ち材料として用いられている。
またアスファルトも古くから安価なカーペットの裏打ち
材料として知られている。さらにAPPもカーペットの裏
打ち材料の一成分として既に知られている。
本発明でいうカーペットタイルとは、正方形、長方
形、菱形、もしくはさらに複雑な形状のもので、1枚の
面積が例えば0.05〜2m2程度の板状のカーペットであ
り、これらを組合わせて用いることにより、隙間を作る
ことなく床に敷けるものである。これらカーペットタイ
ルは、通常のカーペットに比べ、床に並べて固定するだ
けで簡単に施工できる利点を有し、またカーペットタイ
ルの形状、色調などの多くの組合せで種々の感じのカー
ペットにすることができる長所も有している。これらカ
ーペットタイルは床に敷いた場合、床に十分密着し、歩
行時に一部がはがれたりしないことが必要である。その
ための方法として、接着剤もしくは粘着剤を用いる方法
や、針や鋲でとめる方法などがあるが、これらの方法は
施工が面倒であること、また貼り換えも手間がかかるな
どの欠点を有している。本発明によれば、裏打ち材によ
りカーペットタイルに自重を与え、その自重による固定
性(置敷性)を有したカーペットタイルが提供される。
さらに詳しくは、カーペット基材に0.5〜20mmの厚さの
裏打ちもしくは積層したカーペットタイルが提供され
る。また本発明でいうカーペットタイルには、裏打ち材
の下にさらに紙、天然、合成繊維による布、不織布、割
布、または合成樹脂のフィルムなどを積層したものも含
まれる。
置敷性を有したカーペットタイル用裏打ち材料として
は、例えば特開昭54−125829号、特開昭55−142644号な
どに見られるように、安価なアスファルト組成物などが
知られているが、アスファルト組成物による裏打ちは、
加工時に悪臭を出すこと、製造工場を汚すこと、また成
型したカーペットタイル自身も施工時に白い壁などを汚
したり、また寒い日の施工や急激な変形に対してはひび
割れを起すなどの問題点を有している。
同じような目的のために、例えば特開昭50−6127号、
特開昭50−112591号などに見られるように、アタクチッ
クポリプロピレンを含有する組成物も応用できることが
知られているが、このアタクチックポリプロピレンは、
結晶性のアイソタクチックポリプロピレン樹脂製造の際
に副生する低分子量の非晶性ポリマーで、低粘度かつ結
晶性ポリプロピレンの副生残渣という点から安価である
ため、カーペットタイルの裏打ち材に用いられてきた。
このような理由で、しかし、低温特性の良好な利用価値
の高い、品質の安定したアタクチックPPを得ることは難
しかった。また、副生の残渣であるため、軟化点、硬化
などの特性を限定して必要量生産することは困難であ
り、アイソタクチックポリプロピレンの分子量に応じて
副生アタクチックポリプロピレンの分子量も変化するた
め希望する溶融粘度のものを得るためには煩雑なロット
管理と選別という手順が必要であった。また、アイソタ
クチックポリプロピレンからアタクチックポリプロピレ
ンを分離する際に溶媒を用いるため、完全に溶媒を除去
することも難しかった。上記の欠点を持ったアタクチッ
クポリプロレンを配合したカーペットタイル裏打ち材
は、低温度特性に劣るため、低温下でのパイルとの接着
強度が低く、十分なパイル固定性が得られなかった。ま
た、製造時に残溶媒による悪臭が発生したり、引火の危
険性があった。さらには、軟化点、溶融粘度を一定の範
囲内に収めることが困難であったため、一定厚みの裏打
ち材のカーペットタイルを得ることが難しかった。また
ドクターナイフで一定厚みを得ようとする時、粘度が異
なっていると一定のテンションで引き取ることが難し
く、寸法安定性が悪くなったり、これを防ぐためしばし
ばテンション調整を行う必要があった。
本発明者らはアイソタクチックポリプロピレンの製造
時に副生する副生物では得られない目的生産されたエチ
レン含量が8〜30重量%の非晶性プロピレン・エチレン
ランダム共重合体が低温特性及び上記欠点を克服してい
ることを見い出しその重合体を用いたカーペットタイル
の製造法について既に特願昭63−98241として出願し
た。
しかしエチレン含量が8〜30重量%であると低温特性
は極めて良好であるものの、高温では軟化しやすいため
床暖房を行っている部屋や、床付近に温風吹出口がある
部屋や、暖房パネル設置個所近く等比較的高い温度にな
る部分のカーペットタイルとしては変形したり、荷重が
加わっている部分に凹みが生じたりする欠点があること
が判明した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、(a)アイソタクチックポリプロピレン
の製造時に副生する副生物ではなく、目的生産物である
数平均分子量が1,000〜20,000の範囲にあり、エチレン
含量が2〜8重量%未満の非晶性プロピレン・エチレン
ランダム共重合体100重量部、(b)粘着性付与剤5〜2
00重量部、(c)エチレン系重合体及び/又は結晶性ポ
リプロピレン0〜100重量部からなる樹脂分100重量部に
対して、(d)充填剤を10〜500重量部配合してなる組
成物を、120〜250℃、好ましくは130〜200℃の温度範囲
内で均一に加熱溶解混合後、カーペット基材に0.5〜20m
mの厚さに裏打ち積層し、冷却後所定の形状に切断もし
くは打抜くことにより、安価でしかも優れた特性を有す
るカーペットタイルが製造できる。
すなわち本発明は、カーペットタイル製造時、特に裏
打ち用組成物の加熱溶解混合時および裏打ち加工時にお
いて、悪臭、刺激臭を発生せず、引火の危険性もなく、
また比較的高温下での部屋の中や、局所的に高温となる
個所での使用が可能な厚み精度が良い、カーペットタイ
ルを製造することができる。
また本発明の製造法は、ただ加熱するだけで加工に適
した粘度を有した液体状にすることができ、溶融裏打ち
後は冷却により簡単に裏打ちを完了させることができ
る。裏打ち終了後、本裏打ち材は適度の強度と弾性を有
しているため、カッターなどにより容易に所定の形状の
カーペットタイルにすることができる。
本発明により製造されたカーペットタイルは、タフテ
ッドカーペット基材などに対しては十分なパイル固定性
を示し、又暖房により局所的に高温にさらされでも変形
したり凹みを生じにくい形状安定性多び寸法安定性に優
れたものである。さらに適度の弾性を有しているため歩
行時の感触に優れ、冬期での取扱いでもひび割れを起さ
ない良好なものである。
本発明によれば、裏打ち材によりカーペットタイルに
自重を与え、その自重による固定性(置敷性)を有した
カーペットタイルが提供される。さらに詳しくは、カー
ペット基材に0.5〜20mmの厚さの裏打ちもしくは積層し
たカーペットタイルが提供される。また本発明でいうカ
ーペットタイルには、裏打ち材の下にさらに紙、天然、
合成繊維による布、不織布、割布、または合成樹脂のフ
ィルムなどを積層したものも含まれる。
本発明に用いられる非晶性プロピレン・エチレン共重
合体は、例えば塩化マグネシウムに担持したチタン担持
型触媒とトリエチルアルミニウムを用いて水素存在下、
塩化プロピレン中にエチレンを導入して共重合されるか
或いは液化プロピレンのみで重合されるもので、数平均
分子量が1,000〜20,000の範囲にあり、エチレン含量が
2〜8重量%未満である。このポリマーは、副生アタク
チックポリプロピレンとは異なり目的生産されるもので
あるため、軟化点、溶融粘度などの特性を一定の範囲内
に収めて安定した品質のものを作ることが可能である。
また、プロピレン・エチレンの共重合比や分子量で軟化
点、溶融粘度を一定の値に設定して生産することが可能
である。また、溶媒を用いない重合であり、溶媒による
処理工程もないため、引火の危険性や臭気の問題もな
い。
本発明に使用される非晶性プロピレン・エチレンラン
ダム共重合体の数平均分子量が1,000未満の場合は凝集
力が低すぎて十分な接着強度が得られなく、20,000以上
の場合には溶融粘度が高すぎて、他の配合物との粘度差
が大きくて配合しにくかったり、流動性不足で均一塗布
が困難になったりする。
エチレン含量が8重量%以上のものは、常温での硬度
に問題がないものの、室内暖房により局所的に高温にさ
らされている個所では裏打ち材が変形したり、或いは裏
打ち材の変形や凹みにより、カーペットタイル表面にま
で変形や凹みを生じたり、形状安定性が低下するので好
ましくない。
エチレン含量が2重量%未満であると、低温特性が極
めて悪くなる。
本発明に用いられる粘着性付与剤としては、天然ロジ
ン(ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンな
ど)、変性ロジン(重合ロジン、水添ロジン、マレイン
化ロジンなど)、クマロン・インデン樹脂、テルペン系
樹脂、石油樹脂、フェノール系樹脂などを使用すること
ができる。
本発明に用いられるエチレン系重合体としては、低密
度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレンおよびエチレンを主成分
とする共重合体、すなわち、エチレンとプロピレン、ブ
テン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテンなどの
オレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビ
ニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの不飽和
カルボン酸エステル、およびそのアイオノマーのうちか
ら選ばれた一つまたは二つ以上のコモノマーとの共重合
体または多元共重合体をいう。
結晶性ポリプロピレンとしては、プロピレンのみのホ
モポリマー、エチレンとのランダムコポリマー、エチレ
ンとのブロックコポリマーのいずれも使用することがで
きる。
もちろん、二つ以上の重合体、共重合体、または多元
共重合体を混合使用することもできる。
これらのうちで経済性、加工性などの点から最も好ま
しいものとして結晶性ポリプロピレン又はエチレン−酢
酸ビニル共重合体と結晶性ポリプロピレンとの組み合せ
を挙げることができる。
本発明では樹脂分として、前述の樹脂の他に、分子両
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
のような反応性ポリマーを添加することもできる。
本発明で樹脂分が非晶性プロピレン・エチレンランダ
ム共重合体と粘着性付与剤の組合せの場合に、非晶性プ
ロピレン・エチレンランダム共重合体100重量部に対し
て粘着性付与剤は5〜200重量部、好ましくは5〜180重
量部、特に好ましくは10〜150重量部である。非晶性プ
ロピレン・エチレンランダム共重合体の割合が極端に少
なくなると、前述したこの非晶性プロピレン・エチレン
・ランダム共重合体の特徴がカーペットタイル裏打ち材
に反映されるとは言い難い。また、凝集力を向上させる
ために、非晶性プロピレン・エチレンランダム共重合体
と粘着性付与剤の他にエチレン系重合体及び/又は結晶
性ポリプロピレンを配合する場合には、非晶性エチレン
・プロピレンランダム共重合体100重量部に対して粘着
性付与剤を5〜200重量部、好ましくは10〜180重量部、
エチレン系重合体及び/又は結晶性ポリプロピレンを1
〜100重量部、好ましくは5〜100重量部である。
本発明に用いられる充填剤としては、ゴムやプラスチ
ック用に用いられる充填剤はいずれも使用することがで
きる。具体的には、カーボンブラックも使用し得るが、
種々の色相を与えるためには白色系充填剤が望ましく、
しかも安価なものが望ましい。したがって、炭酸カルシ
ウム酸、クレー類、シリカ類、タルク、硫酸バリウム、
硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、亜鉛華などが好ま
しい。これら充填剤は、裏打ち用組成物の軟化点の向
上、価格低下の目的の他に、裏打ちしたカーペットタイ
ルに自重を与え置敷性を与えるためにも必要であり、こ
の目的のために少なくとも非晶性プロピレンエチレン共
重合体、粘着性付与剤などよりなる樹脂分100重量部に
対し10重量部、好ましくは20重量部以上必要である。
裏打ち用組成物の軟化点と比重の向上と価格低下のた
めには、充填剤の配合量を多くすることが望ましいが、
あまり多くすると組成物の溶融時の粘度が増大し、加工
性が低下し、また成形品が変形に対してもろくなり、ひ
び割れなどを起す傾向があり、充填剤の配合量は樹脂分
100重量部に対して10〜500重量部、好ましくは20〜400
重量部である。特に充填剤量が多い時には平均分子量の
低い非晶性プロピレン・エチレン共重合体を使用するこ
とが望ましい。
また、本発明においては、樹脂分100重量部に対して
0〜5重量部の少量の老化防止剤、着色剤、液状ポリブ
デンなどの軟化剤、オイル類、ワックス類などを必要に
応じて添加することができる。
本発明におけるこれらの裏打ち用組成物は、120〜250
℃、好ましくは180〜200℃の温度範囲で比較的容易に混
合させて調製することができる。充填剤は樹脂分を溶融
後少量ずつ添加混合することが好ましい。非晶性プロピ
レン・エチレンランダム共重合体自身も熱に対して十分
安定とはいえず、長時間の加熱により分子鎖の切断、分
解が起るので、必要以上の加熱状態は避けることが望ま
しい。カーペット基材への裏打ちは、やはり上記の温度
範囲で行うことができるが、あまり温度が高いとポリプ
ロピレンなどの合成繊維をカーペット基材の一部に用い
る場合など収縮、融解などの問題を引き起すこともあ
る。裏打ち用組成物をこの温度領域でカーペット基布に
対し0.5〜20mmの厚さに均一に裏打ち積層し、冷却後所
定の形状に切断もしくは打抜くことにより、カーペット
タイルを製造することができる。
本発明の製造法を応用して裏打ちされるカーペット基
材としては、天然もしくは合成繊維より作られた、タフ
テッドカーペット、織カーペット、ニットカーペット、
ニードルパンチカーペット、ニードルフェルトカーペッ
ト、フェルトなどの不織布タイプのカーペットなどであ
り、すべてのカーペット基材に応用することができる。
〔実施例〕
実施例1〜4及び比較例1,2 (使用材料) (A)非晶性プロピレン・エチレンランダム共重合体 撹拌機付きのオートクレーブで塩化マグネシウムに担
持したTi担持型触媒(Ti含有量2.4重量%)とトリエチ
ルアルミニウム触媒系(Al/Tiモル比=100)を用いて、
分子量調整剤としての水素存在下、80℃で液化プロピレ
ン中に導入するエチレン量を調整して、3種類の非晶性
プロピレン・エチレンランダム共重合体を製造した。こ
の時のエチレン含量及び数平均分子量は次の通りであ
る。
サンプル エチレン含量 数平均分子量 共重合体−1 3.5重量% 7,200 共重合体−2 7.0重量% 7,100 共重合体−3 14.2重量% 7,400 (B)エチレン・酢酸ビニル共重合体 宇部興産(株)製、Z289 酢酸ビニル濃度:28% メルトインデックス:150g/10分 (C)結晶性ポリプロピレン 宇部興産(株)製、J130G メルトインデックス:13g/10分 (D)粘着性付与剤 安原油脂(株)製、ポリテルペン樹脂、 YSレジンP×1000 (E)重質炭酸カルシウム (組成物の配合方法及びカーペットタイルの製造方法) 表1に示す材料を混合釜に入れミキサーで撹拌しなが
ら180〜190℃に加熱し均一に溶解し、次いで重質炭酸カ
ルシウムを投入して均一になるまで撹拌して裏打ち剤組
成物を製造した。
次にラテックス処理されていないループ状カーペット
基材の裏面に150〜160℃に予熱した上記組成物を流し込
みながらドクターナイフにより3mm厚の目標に塗布し
た。次に冷却後、切断機により50×50cmの大きさに切断
してカーペットタイルを製造した。
(物性の測定方法) (A)エチレン含量:NMR法 (B)数平均分子量:GPC法130℃溶媒ODCB (C)低温屈曲 試料を100×10×2mmのシート状として、直径25mmの棒
を中心軸として折り曲げて亀裂の有無を観察 (D)針入度 JIS K 2207に準拠、40℃で測定。
(E)抜糸強度 JIS L 1021による測定 (F)高温状態置敷時の裏打ち剤厚みの測定 コンクリート状にカーペットタイルを置敷し、カーペ
ットタイルの10×10cmの部分に10kgの荷重をのせ50℃雰
囲気中に24時間放置後、常温まで温度を下げ加圧部のカ
ーペットタイル断面をカットし、裏打ち剤の厚みを測定
した。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 数平均分子量が1,000〜20,000の
    範囲にあり、エチレン含量が2〜8重量%未満の非晶性
    プロピレン・エチレンランダム共重合体100重量部 (b) 粘着性付与剤5〜200重量部 (c) エチレン系重合体及び/又は結晶性ポリプロピ
    レン0〜100重量部 からなる樹脂分100重量部に対して (d) 充填剤を10〜500重量部配合してなる組成物を1
    20〜250℃の温度範囲内で加熱溶融し、カーペット基材
    に裏打ちし、冷却後必要に応じ切断または打ち抜きする
    ことを特徴とするカーペットタイルの製造法。
JP1259919A 1989-10-06 1989-10-06 カーペットタイルの製造法 Expired - Lifetime JP2844720B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1259919A JP2844720B2 (ja) 1989-10-06 1989-10-06 カーペットタイルの製造法
AU63831/90A AU632371B2 (en) 1989-10-06 1990-10-04 Dimensionally stable carpet tile
KR1019900015887A KR940010350B1 (ko) 1989-10-06 1990-10-06 치수적으로 안정한 카페트 타일

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1259919A JP2844720B2 (ja) 1989-10-06 1989-10-06 カーペットタイルの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03124884A JPH03124884A (ja) 1991-05-28
JP2844720B2 true JP2844720B2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=17340754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1259919A Expired - Lifetime JP2844720B2 (ja) 1989-10-06 1989-10-06 カーペットタイルの製造法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2844720B2 (ja)
KR (1) KR940010350B1 (ja)
AU (1) AU632371B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0183464B1 (ko) * 1992-05-14 1999-04-01 우에나까 마사노리 폴리올레핀계 타일 카핏 및 그 제법
JP2755881B2 (ja) * 1992-09-28 1998-05-25 住江織物株式会社 低発煙性タイルカーペット

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU515452B2 (en) * 1977-03-25 1981-04-02 Integrated Chemicals Pty. Ltd. Carpet backing composition
US4403007A (en) * 1980-08-11 1983-09-06 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Filled thermoplastic compositions based on ethylene interpolymers and polyester, polyether and polyether ester plasticizers
BE1002478A4 (fr) * 1988-09-16 1991-02-26 Solvay Bandelettes a base de polymere du propylene et leur utilisation pour la fabrication de gazon synthetique.

Also Published As

Publication number Publication date
AU632371B2 (en) 1992-12-24
AU6383190A (en) 1991-04-11
KR940010350B1 (ko) 1994-10-22
JPH03124884A (ja) 1991-05-28
KR910007674A (ko) 1991-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3739013B1 (en) Hot melt adhesive composition based on a blend of propylene copolymers prepared using single-site catalysts and methods for using same
DE69818053T2 (de) Gefüllte polymerzusammensetzungen
US4508771A (en) Extruded carpet backing with resin and elastomer components
US3982051A (en) Backsizing carpet with hot melt composition of ethylene copolymer, atactic polypropylene and vulcanized rubber
KR20070087670A (ko) 폴리프로필렌-기재의 접착제 조성물
EP2231805B1 (de) Verwendung von polyolefinen mit ataktischen strukturelementen in bodenbelägen
NO832829L (no) Ekstruderbar, selvbaerende varmsmeltningsklebemiddelplate
CA2156009C (en) Sbs-modified, asphalt-based material with resistance to crosslinking
WO2009092752A2 (de) Polyolefine mit isotaktischen strukturelementen, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung
JP2000509080A (ja) ポリアミド組成物及び関連方法
JP2004052210A (ja) カーペット生機のネップ固定およびフィラメント固定の方法、およびこの方法によって製造されたカーペット
JP2844720B2 (ja) カーペットタイルの製造法
JP3160965B2 (ja) タイルカーペット裏打ち用樹脂組成物及びそのタイルカーペット
JPH01272878A (ja) カーペットタイルの製造法
KR20070057085A (ko) 올레핀 공중합체 기재 열-용해 접착제 조성물
KR0157053B1 (ko) 방수 시트용 아스팔트 조성물
CA2086311A1 (en) Inlaid granite plastic floor tile
JP6887719B2 (ja) ホットメルト組成物
EP1247891A2 (en) A carpet tile containing resin and bitumen processed at low temperatures
JPS5847510B2 (ja) カ−ペツトタイル ノ セイゾウホウ
JPS629022B2 (ja)
JP2514802B2 (ja) カ−ペツト用裏打ち組成物
WO2004041885A1 (en) Process for making block polymers or copolymers from isotactic polypropylene
TW199904B (ja)
JPS6141565B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091030

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term