JPS62181029A - 血圧測定装置 - Google Patents

血圧測定装置

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JPS62181029A
JPS62181029A JP61024572A JP2457286A JPS62181029A JP S62181029 A JPS62181029 A JP S62181029A JP 61024572 A JP61024572 A JP 61024572A JP 2457286 A JP2457286 A JP 2457286A JP S62181029 A JPS62181029 A JP S62181029A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は被測定者の血圧を自動的に測定する血圧測定装
置に係り、特にカフによる圧迫に伴って動脈から発生ず
るコロトコフ音に基づいて血圧を測定する血圧測定装置
の改良に関するものである。
従来技術 生体の一部を圧迫するためのカフと、そのカフに設けら
れてコロトコフ(KOROTOKOFF)音を検出し、
そのコロトコフ音を表すコロトコフ音信号を出力するコ
ロトコフ音センサとを備え、カフによる圧迫に伴って動
脈から発生するコロトコフ音に基づいて、具体的にはカ
フの圧迫圧力の変化に伴うコロトコフ音の発生、消滅時
におけるカフの圧力を最高血圧値、最低血圧値として血
圧を測定する血圧測定装置が従来から広く知られている
ところで、血圧は身体の健康状態を表す重要な指標であ
り、医学的な判断の基礎情報の一つであるところから、
その測定装置には高い信頼性が要求される。これに対し
、上記血圧測定装置においては、通常、バンドパスフィ
ルタ等のノイズ除去手段が設けられ、コロ1−コツ音と
は異なる周波数成分の振動、例えば被測定者の体動等に
起因して発生するノイズなどを除去するようになってい
る。
しかし、このようなノイズ除去手段を備えた装置におい
ても、コロトコフ音の周波数成分に近似したノイズまで
除去することはできず、これに起因して血圧値が誤って
決定されることがあった。
一方、上記カフの動脈上流側に動脈の血流音を検出する
血流音センサを設けるか、或いは心臓の拍動を検出する
心電センサを設ける一方、その血流音或いは拍動に同期
して開閉することにより前記コロトコフ音の発生が予定
される一定期間だけ前記コロトコフ音信号の通過を許容
するゲート手段を設けることにより、コロトコフ音の周
波数成分に近似したノイズをも除去するようにした血圧
測定装置が考えられている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記血流音センサを用いてゲート手段を
開閉する場合には、その血流音センサから出力される血
流音信号にノイズが混入することにより、ゲート手段が
誤って開かれることがある。
また、心電センサを用いる場合には、カフによる圧迫部
位と心臓との距離が長いため、心臓から送り出された血
液が圧迫部位に達するまでの時間は個人差によって大き
く異なり、しかもコロトコフ音の発生はカフの圧迫圧力
によっても影響されるため、ゲート手段によるコロトコ
フ音信号の通過許容期間を比較的長くする必要がある。
このため、何れの場合にも、結果としてゲート手段によ
るコロトコフ音信号の通過許容期間が長くなり、コロト
コフ音以外のノイズを含んだコロトコフ音信号がゲート
手段を通過し、これにより、血圧値が誤って決定される
恐れがあったのである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために為されたものであ
り、その要旨とするところは、前記カフとコロトコフ音
センサとを備えた血圧測定装置において、(a)生体の
心臓の拍動を検出してその拍動を表す心電信号を出力す
る心電センサと、(b)カフの動脈上流側に設けられ、
動脈から発生する血流音を検出してその血流音を表す血
流音信号を出力する血流音センサと、(C)前記心電信
号が表す心臓の拍動に同期して開閉することにより、前
記血流音の発生が予定される一定期間だけ前記血流音信
号の通過を許容する第一ゲート手段と、(d)前記血流
音信号が表す血流音に同期して開くことにより、コロト
コフ音の発生が予定される一定期間だけコロトコフ音信
号の通過を許容する第二ゲート手段とを設けたことにあ
る。
作用 このような血圧測定装置においては、先ず、心電センサ
によって心臓の拍動が検出されると、その拍動に同11
JIシて血流音の発生が予定される一定期間だけ第一ゲ
ート手段が開かれ、血流音を表す血流音信号の通過が許
容される。心電センサによって検出される心臓の拍動は
、被測定者の体動等に起因して混入するノイズとは全く
異なるため、そのようなノイズが心臓の拍動として検出
されることはなく、第一ゲート手段が誤って開かれるこ
とはない。また、血流音の発生は、カフによる圧迫圧力
によって影響されないため、第一ゲート手段による血流
音信号の通過許容期間を、コロトコフ音信号の通過を許
容する従来のゲート手段よりも短(設定できる。したが
って、血流音信号は血流音の発生が予定される比較的短
い一定期間だけ第一ゲート手段を通過させられることと
なり、ノイズの混入に起因して血流音が誤って検出され
ることは殆どないのである。
このようにして血流音が検出されると、次に、その血流
音に同期して第二ゲート手段が開かれ、コロトコフ音の
発生が予定される一定期間だけコロトコフ音信号の通過
が許容される。そして、この一定期間内に通過したコロ
トコフ音信号のみに基づいて血圧値が決定される。血流
音センサとコロトコフ音センサとの距離は短いため、コ
ロトコフ音の発生に対する個人差の影響は少なく、第二
ゲート手段を開く時間を心臓の拍動に同期してコロトコ
フ音信号の通過を許容する従来のゲート手段を開(時間
よりも精度良く設定することができ、この結果、第二ゲ
ート手段によるコロトコフ音信号の通過許容期間を、拍
動に同期して開閉される従来のゲート手段による通過許
容期間よりも短い時間に設定することが可能となるので
ある。
なお、心臓の拍動が検出されたのち血流音が発生するま
での遅れ時間は、被測定者の拍動周期が短ければ短くな
り、それに伴って血流音の発生が予定される時間範囲も
狭くなるため、上記第一ゲート手段を、被測定者の拍動
周期に基づいて決定された前記血流音の発生が予定され
る期間だけ前記血流音信号の通過を許容するものとする
ことが望ましい。また、コロトコフ音につぃも同様に、
被測定者の拍動周期が短い場合にはその遅れ時間が短く
なるため、上記第二ゲート手段を、前記血流音信号が表
す前記血流音の発生と同時に開き、前記拍動周期に基づ
いて決定された前記コロトコフ音の発生が予定される期
間の最終時間に閉じるまで、前記コロトコフ音信号の通
過を許容するものとすることが望ましい。
発明の効果 このように、本発明の血圧測定装置によれば、血圧値を
決定するためのコロトコフ音信号の通過を許容する第二
ゲート手段が、心臓の拍動に同期して開閉する第一ゲー
ト手段によって通過が許容された血流音信号が表す血流
音に同期して開かれるようになっているため、血流音信
号に混入したノイズによってその第二ゲート手段が誤っ
て開かれることは殆どないのであり、また、その第二ゲ
ート手段によるコロトコフ音信号の通過許容期間を比較
的短い期間に設定できる。したがって、コロトコフ音信
号は、その発生が予定される比較的短い一定期間だけ第
二ゲート手段を通過させられることとなり、従来の血圧
測定装置に比較して、ノイズの混入に起因する血圧値の
誤測定が一層効果的に防止されるのである。
また、上記第一ゲート手段による血流音信号の通過許容
期間および第二ゲート手段によるコロトコフ音信号の通
過を許容する最終時間が、心臓の拍動周期に基づいて決
定されるものである場合には、それ等の通過許容期間が
被測定者の拍動周期に応じて一層短い期間とされるため
、血圧値の測定精度が更に向上する利点がある。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、10は被測定者の上腕部等に巻回され
るゴム製袋状のカフである。そのカフ10には、カフ1
0の圧力を検出する圧力センサ12、カフ10内に気体
を供給してそれを昇圧する電動ポンプ14.およびカフ
1o内の気体を排出してカフ10の圧力を降下させる排
気弁装置■6が接続されている。排気弁装置16は、例
えば急速排気用開閉弁と徐速排気用絞り弁および開閉弁
とから成り、カフ10からの気体の排出を阻止する閉状
態と、面圧測定のためにカフ1o内の気体を徐々に排出
する徐速俳気状態と、カフ1o内の気体を急速に排出す
る急速排気状態との3つの状態に切り換えられるように
なっている。また、圧力センサ12は増幅器を備えて構
成され、検出した圧力を増幅した後、その圧力を表す圧
力信号SPをローパスフィルタ18に供給する。ローパ
スフィルタ18は圧力信号SP中から脈波等の振動成分
を除去し、カフ10の静的な圧力を表すカフ圧信号SC
をA/Dコンバータ20に供給する。
上記カフ10にはまた、これが上腕部等に巻回された状
態において動脈上に位置する部分であって、その上流側
端部および下流側端部にそれぞれマイクロフォン22お
よび24が配設されている。
これ等のマイクロフォン22.24は何れも動脈から血
流に伴って発生する振動音を検出して、その振動音を表
す音信号SSI、SS2を出力するもので、出力された
音信号SSI、SS2はそれぞれ増幅器26.28にて
増幅された後、バンドパスフィルタ30.32に供給さ
れる。バンドパスフィルタ30は、音信号SSI中から
動脈の拍動に伴って発生する血流音成分(例えば、10
〜150Hz程度の振動成分)のみを取り出し、それ以
外の振動成分を除去するもので、前記マイクロフォン2
2および増幅器26と共に血流音センサを構成し、血流
音を表す血流音信号S T3をΔ/Dコンバータ20に
供給する。また、バントパスフィルタ32は、音信号S
S2中からカフ100)圧迫に伴って動脈の拍動に同期
して発生する所謂コロトコフ音の成分(例えば、10〜
150Hz程度の振動成分)のみを取り出し、それ以外
の振動成分を除去するもので、前記マイクロフォン24
および増幅器28と共にコロトコフ音センサを構成し、
コロトコフ音を表すコロトコフ音信号SK ヲA / 
Dコンバータ20に供給する。
そして、A/Dコンバータ20は、供給されたカフ圧信
号SC2血流音信号SBおよびコロトコフ音信号SKを
それぞれデジタルコード化したカフ圧信号SCD、血流
音信号SBDおよびコロトコフ音信号SKDに変換した
後、タイミング信号STに従ってそれ等をCP [、J
 34に供給する。CPU34はデータバスラインを介
してI10ボート36に接続されており、そのI10ボ
ート36には、被測定者の胸部等に接着させられる電極
38を備えて心臓の拍動を電気的に検出する心電センサ
としての心電計40から、その心臓の拍動を表す心電信
号SHが供給されるようになっている。
また、I10ボート36には、押釦PBから起動信号S
Aが供給されるようになっている。
上記CPU34はRAM42およびROM44と共にマ
イクロコンピュータを構成しており、RA、M42の一
時記憶機能を利用しつつROM4.4に予め記憶された
プログラムに従って供給された信号を処理し、電動ポン
プ14を作動させる駆動信号MP、および排気弁装置1
6を切り換える駆動信号MVをそれぞれI10ボート3
6から出力するとともに、前記タイミング信号STをA
/Dコンバータ20に供給する。また、表示器46に表
示信号DDを供給して、最高血圧値および最低血圧値を
数字表示させるようになっている。なお、CP[J34
にはクロック信号源48から所定周波数のパルス信号G
Kが供給されている。
次に、本実施例の作動を第2図、第3図のフローチャー
トおよび第4図のタイムチャートに基づいて説明する。
第2図において、図示しない電源スィッチが投入される
と図示しない初期化ステップを経てステップS1が実行
され、押釦PBが操作されたか否か、換言すれば起動信
号SAがI10ポート36に供給されているか否かが判
断される。起動信号SAが供給されると、次にステップ
S2が実行されて、排気弁装置16が閉じられるととも
に電動ポンプ14が作動させられ、カフ圧信号SCDが
表すカフ10の実際の圧力が予め定められた被測定者の
最高血圧値よりも高い目標圧力に達するまで昇圧される
。カフ10の圧力が目標圧力になると、電動ポンプ14
が停止させられるとどもに排気弁装置16が律速排気状
態に切り換えられ、カフ10の圧力が徐々に降下させら
れる。この過程でステップS3の血圧値決定ルーチンが
実行される。
血圧値決定ルーチンにおいては、カフ10による圧迫状
態が徐々に緩和されることによって動脈の止血状態が解
除され、コロトコフ音信号SKDに基づいてコロトコフ
音が最初に検出された時におけるカフ圧18号SCDが
表すカフ10の圧力を最高血圧値とする一方、カフ10
の圧力が更に降下してカフ10の圧迫状態が緩和され、
コロトコフ音信号SKDに基づいてコロトコフ音が検出
され得なくなった時におけるカフ圧信号SCDが表ずカ
フ10の圧力を最低血圧値として決定する。
そして、血圧値決定ルーチンにおいて最高血圧値および
最低血圧値が共に決定されると、次にステップS4およ
びS5が実行され、排気弁装置16が急速排気状態に切
り換えられてカフ10内の気体が急速に排出されるとと
もに、表示器46に最高血圧値および最低血圧値が数字
表示される。
一方、上記ステップS3の血圧値決定ルーチンと並行し
て、第3図に示す割込みルーチンが所定の時間間隔で周
期的に実行される。
割込みルーチンは、先ず、ステップR1において心電信
号S Hが読み込まれ、続いて実行されるステップR2
においてその心電信号SHが表す心臓の拍動のうち最も
強いピークを示すR波が検出されたか否かが判断される
。ステップR2においてR波が検出されると、クロック
信号源48から供給されているパルス信号CKを計数す
るタイマの計数内容もがリセツトされるとともに、続い
てステップR3が実行される。第4図の時間t。は、こ
の時の状態を示している。なお、心臓の拍動は通常P、
Q、R,S、Tの5つの輔波から構成されるが、このう
ちR波は最も強いピークを示すもので、外部からのノイ
ズに起因してR波が誤って検出される恐れはない。
ステップR3は第一ゲート手段に対応するもので、タイ
マの計数内容tが、被測定者の心臓の拍動周期をTとし
た時、次式 %式%(1) の範囲内にある場合にのみ、血流音信号SBDの読込み
を許容する。すなわち、計数内容もが未だ0.1Tに達
していない場合にはステップR3の実行が繰り返される
が、計数内容tが0. I Tに達するとステップR4
およびR5が実行され、血流音信号SBDが読み込まれ
るとともに、その血流音信号SBDに基づいて血流音が
検出されたか否かが判断されるのである。第4図の時間
t1は、タイマの計数内容もが0.1Tに達してステッ
プR4およびR5の実行が開始された時間である。
ステップR5において血流音が検出されない場合には上
記ステップR3以下の実行が繰り返され、血流音が検出
されると、その時点で血流音信号S゛BDの読込みは終
了し、上記第一ゲート手段が閉じられるとともに、ステ
ップR6が実行される。
第4図の時間t2は、ステップR5において血流音が検
出され、第一ゲート手段が閉じられた時間である。通常
は、タイマの計数内容tが0,3Tに達するまでに血流
音が検出されるが、血流音が検出されないまま計数内容
もが0.3 Tに達した場合には、その時点で血流音信
号5I3Dの8ヅδ込みが中止され、第一ゲート手段が
閉じられるとともに、割込みルーチンが終了する。第4
図の時間t3は、このようにして第一ゲート手段が閉じ
られた場合の時間である。
ここで、上記(1)弐の時間範囲すなわち第一ゲート手
段による血流音の通過許容期間は、血流音の発生が予定
される時間範囲であって、ステップR2において拍動の
R波が検出された後、マイクロフォン22が配設された
部位において血流音が発生するまでの遅れ時間にほぼ対
応するもので、被測定者の個体差等を考慮して一定の幅
をもって設定されているのである。また、かかる時間範
囲が拍動周期Tに基づいて設定されているのは、上記遅
れ時間が被測定者の拍動周期が短い場合には短くなり、
それに伴って血流音の発生が予定される時間範囲も狭く
なることに基づ(。したがって、例えば、拍動周!ll
1Tが通常の1000ms程度であれば、上記(1,1
式の時間範囲は200ms程度であるが、運動時等にお
いて拍動周期Tが500m5程度となった場合には、上
記(1)式の時間範囲は100 m s程度と短くなる
。また、かかる血流音の発生時間はカフ10の圧力変化
に影響されないため、カフ10の圧力変化に影響される
コロトコフ音を検出する場合に比1咬して、血流音信号
SBDを読み込む時間範囲を上記(1)弐のように狭い
時間範囲に設定しても差支えないのである。なお、拍動
周jUJ ’l’は、具体的には前回R波が検出された
後今回R波が検出されるまでの時間T□−1(第4M参
照)が用いられる。
ステップR6においてはコロトコフ音信号SKDが読み
込まれ、続いて実行されるステップR7において、この
読み込まれたコロトコフ音信号SKDに基づいてコロト
コフ音が検出されたか否かが判断される。そして、検出
されない場合にはステップR8が実行されるが、このス
テップR8は前記ステップR5と共に第二ゲート手段を
成すもので、前記タイマの計数内容tが、次式%式%(
2) を満足するか否かが判断され、満足する場合には上記ス
テップR6以下の実行が繰り返されてコロトコフ音信号
S’KDの読込みを許容する。
ステップR6以下の実行が繰り返されることによりコロ
トコフ音が検出されると、その時点でコロトコフ音信号
SKDの読込みは終了し、第二ゲート手段が閉じられる
とともに、割込みルーチンも終了する。第4図の時間L
4は、ステップR7においてコロトコフ音が検出され、
第ニゲ−1一手段が閉じられた時間である。通常は、タ
イマの計数内容tが0.5Tに達するまでにコロトコフ
JYが検出されるが、コロトコフ音が検出されないまま
計数内容りが0.57に達した場合には、その時点でコ
ロトコフ音信号SKDの読込みが中止され、第二ゲート
手段が閉じられるとともに、割込みルーチンも終了する
。第4図の時間t5は、このようにして第二ゲート手段
が閉じられた場合の時間である。
ここで、上記(2)式の時間すなわち第二ゲート手段に
よるコロトコフ音信号のiiI過許容期間の最終時間は
、コロトコフ音の発生が予定される期間の最終時間に対
応するものであるが、この時間が被測定者の心臓の拍動
周期Tに基づいて設定されているのは、ステップR2に
おいてR波が検出された後、マイクロフォン24が配設
された部位においてコロトコフ音が発生するまでの時間
が、被測定者の拍動周期が短い場合には短くなることに
基づく。したがって、例えば、被測定者の拍動周期Tが
通常の1000ms程度であれば、第二ゲート手段によ
るコロトコフ音信号SKDの通過許容期間(コロトコフ
音が検出されない場合)は、血流音が検出された後タイ
マの計数内容tが500m5程度に達するまでの期間で
、具体的には200〜400m5の範囲内の期間となる
。また、運動時等において拍動周期Tが500ms程度
となった場合には、血流音が検出された後タイマの計数
内容tが250ms程度に達するまでの期間で具体的に
は100〜200 m sの範囲内の期間となる。
また、このようにコロトコフ音信号SKDの読込みか許
容される最終時間は、ステップR2におけるR波の検出
時を基準として設定されているものの、読込み開始時間
はステップR5における血流音の検出と同時であるため
、R波の検出時を基小としてコロトコフ音信号SKDの
読込み開始時間を設定する場合に比較してその開始時間
は遅くコロトコフ音信号SKDの読込みが許容される期
間は短い。
そして、この割込みルーチンにおいて検出されたコロト
コフ音は、前記ステップS3の血圧値決定ルーチンにお
ける血圧値決定のためのサンプリングデータとされるの
である。なお、このような割込みルーチンは、所定の時
間間隔で繰返し実行されるが、前記拍動周期TはR波が
検出される毎に更新され、次回の割込みルーチンの実行
に際しては、拍動周期Tとして時間T、(第4図参照)
、  が用いられる。
このように、本実施例の血圧測定装置においては、ステ
ップR5における血流音の検出と同時に血圧値を決定す
るためのコロトコフ音信号SKDの読込みが開始される
ようになっているため、コロトコフ音信号SKDの読込
みを許容する期間が比較的短い。しかも、その血流音は
ステップR2におけるR波の検出に同1tJJ して一
定時間だけ読込みが許容された血流音信号SBDに基づ
いて検出、  されるため、血流音信号SBD中にノイ
ズが混入していてもそれが血流音として検出されること
ば殆どなく、コロトコフ音信号SKDの読込みが誤って
開始されることも殆どない。したがって、コロトコフ音
信号SKDは、その発生が予定される比較的短い一定期
間だけ読み込まれることとなり、従来の血圧測定装置に
比較して、ノイズの混入に起因する血圧値の誤測定が効
果的に防止されるのである。
また、ステップR3に基づいて血流音信号SBDの読込
みが許容される期間、およびステップR8に基づいてコ
ロトコフ音信号SKDの読込みが許容される最終時間は
、何れも被測定者の心臓の拍動周期Tに基づいて定めら
れているため、それ等の信号S、BD、SKDの読込み
が許容される期間は被測定者の拍動周!1IITに応じ
た一層短い期間となり、血圧値の測定精度が更に向上す
る。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例ではコロトコフ音信号SKDの読込
みが血流音の検出と同時に開始され、タイマの計数内容
tが0.5Tに達した時に終了するようになっているが
、血流音を検出してから−・定時間経過した後に読込み
を開始するようにしたり、読込み終了時間を血流音の検
出に同期させて設定したりすることもできる。
また、前記実施例では血流音信号SBDの読込みが許容
される期間、およびコロトコフ音信号SKDの読込みが
許容される最終時間が、被測定者の拍動周期Tに基づい
て定められているが、拍動周!tH’とは無関係に予め
一定の期間または時間に設定しておくことも可能である
。また、拍動周期Tは必ずしもR波を検出する毎に更新
する必要はない。
さらに、前記実施例ではカフ10の降圧過程において血
圧値が測定されるようになっているが、カフ10の昇圧
過程で血圧値を測定するように構成することもできる。
また、前記実施例では第一および第二のゲート手段がマ
イクロコンピュータによるソフトウェアによって構成さ
れているが、これ等のゲート手段をハードロジック回路
にて構成することもできる。
さらに、前記実施例では心臓の拍動のうち最もピークの
大きいR波を検出するようになっているが、Q波、S波
等の他の轢波を用いて心臓の拍動を検出するようにして
も差支えない。
その他−々例示はしないが、本発明はその精神を逸脱す
ることなく当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を
加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である血圧測定装置の構成を
説明するブロック線図である。第2図および第3図は第
1図の装置の作動を説明するフローチャートである。第
4図は第3図のフローチャートの実行に伴う第一および
第二のゲート手段の開閉を、拍動、血流音およびコロト
コフ音の発生状況とともに示すタイムチャートである。 10:カフ 24”7’E707オ7  ] 34:CPU     4o:心電計(心電センサ)4
2 :RAM     44 :ROM5B、SBD:
血流音信号 SK、SKD:コロトコフ音信号 SHn心電信号 ステップR3:第一デー1〜手段 ステップR5,R8:第二ゲート手段 第2図       第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)生体の一部を圧迫するためのカフと、該カフに設
    けられてコロトコフ音を検出し、該コロトコフ音を表す
    コロトコフ音信号を出力するコロトコフ音センサとを備
    え、前記カフによる圧迫に伴って動脈から発生する前記
    コロトコフ音に基づいて血圧を測定する血圧測定装置に
    おいて、前記生体の心臓の拍動を検出して該拍動を表す
    心電信号を出力する心電センサと、 前記カフの動脈上流側に設けられ、前記動脈から発生す
    る血流音を検出して該血流音を表す血流音信号を出力す
    る血流音センサと、 前記心電信号が表す心臓の拍動に同期して開閉すること
    により、前記血流音の発生が予定される一定期間だけ前
    記血流音信号の通過を許容する第一ゲート手段と、 前記血流音信号が表す血流音に同期して開くことにより
    、前記コロトコフ音の発生が予定される一定期間だけ前
    記コロトコフ音信号の通過を許容する第二ゲート手段と を設けたことを特徴とする血圧測定装置。 (2)前記第一ゲート手段は、前記心臓の拍動周期に基
    づいて決定された前記血流音の発生が予定される期間だ
    け前記血流音信号の通過を許容するものであり、前記第
    二ゲート手段は、前記血流音信号が表す前記血流音の発
    生と同時に開き、前記拍動周期に基づいて決定された前
    記コロトコフ音の発生が予定される期間の最終時間に閉
    じるまで、前記コロトコフ音信号の通過を許容するもの
    である特許請求の範囲第1項に記載の血圧測定装置。 (3)前記拍動周期をTとした時、前記血流音の発生が
    予定される期間T_g_1は、次式 0.1T<T_g_1<0.3T に従って決定され、前記最終時間T_g_2は、次式T
    _g_2=0.5T に従って決定される特許請求の範囲第2項に記載の血圧
    測定装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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