JPS6218091A - 電子部品挿入装置の傾斜部における電子部品把持機構 - Google Patents

電子部品挿入装置の傾斜部における電子部品把持機構

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JPS6218091A
JPS6218091A JP60156031A JP15603185A JPS6218091A JP S6218091 A JPS6218091 A JP S6218091A JP 60156031 A JP60156031 A JP 60156031A JP 15603185 A JP15603185 A JP 15603185A JP S6218091 A JPS6218091 A JP S6218091A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 ・概要 ・ 産業上の利用分野(第7図) ・ 従来の技術 ・ 発明が解決しようとする問題点 ・ 問題点を解決するための手段 ・作用 ・ 実施例(第1. 2. 3. 4. 5. 6図)
・ 発明の効果 〔概 要〕 傾斜部(30)を構成する傾斜ガイドレール(31)の
下端部にリード付電子部品(10)を位置決めするため
の位置決め部材(362)を設け、ハンド部(40)の
ハンド(44)に、傾斜面上に位置決めされた電子部品
(10)を押圧固定するための押え部材(44−27)
と、リード(11)を介して電子部品(10)を把持す
るための把持爪(44−10,44−11)を設けるこ
とにより、傾斜面上における電子部品(10)の把持を
簡易構造で確実に行なうことを可能とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、IC(集積回路部品)等のリード付電子部品
の加熱試験等を行なうために、多数の同一種類の電子部
品をプリント板上に挿入するための電子部品挿入装置に
関し、特に傾斜部に位置決めされた電子部品を把持する
ための機構に関するものである。
例えば、リード付電子部品の一例としてのICは、第7
図に符号10で示すようにリード11を有し、かつその
機能保証温度として雰囲気温度が最大60〜70℃程度
に設定されて形成されるが、勿論この温度に対して実際
上はある程度の安全率(余裕)をもって形成される。し
かし、多数のICの中には何らかの不具合点、信頼性が
低い等の不良品又は不良品に近い状態のものが混在する
場合がある。従って、ICは実際にプリント板に実装さ
れる前に、その良否を確実に確認するための高温加熱試
験(通称;バーンイン試験)が行なわれる場合が多い。
この高温加熱試験は多数の同一種類の【Cを恒温槽(恒
温室)内に収容して悪条件下で行なわれる。すなわち、
試験用プリント板上に直接又はソケットを介して多数個
(例えば、100個)のICを挿入し、このプリント板
を箱形枠状のシェルフ内に複数枚(例えば、10枚)多
段状に収容し、このシェルフ(通常は複数個)を恒温槽
内に積み重ねて収容し、各プリント板のコネクタを恒温
槽内に設けられたコネクタに嵌合接続してから、恒温槽
内の温度を所定の高温(例えば、120℃)に上昇させ
、かつ各ICに実際の使用時と同等の電圧(例えば、5
V)を印加してIC自体を発熱させ、この状態を所定時
間(例えば、72時間、48時間)維持することによっ
て高温加熱試験が行なわれる。この高温加熱試験によっ
て若干の不具合点を有するICは破損又は損傷されて不
良品となる。そして、この加熱試験後、各ICはテスタ
ーによって機能試験されその良否が選別され、良品のみ
がプリント板に実装される。
〔従来の技術〕
従来においては、同一種類の多数のIC等のリード付電
子部品の高温加熱試験等を行なう際には、はとんどの場
゛合、作業者がアース用バンドを着用してアースをとり
、試験用プリント板に直接、又はプリント板に搭載され
た多数個のソケットにICを1個ずつ人手によって手動
挿入していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、試験用プリント板にICを1
個ずつ手動挿入するため、挿入時間が多く必要であり能
率が非常に悪いという問題がある。
本発明は、このような問題点にかんがみて創作されたも
ので、電子部品挿入装置の傾斜部で位置決めされたリー
ド付電子部品を、簡易構造で確実に把持することができ
、電子部品の自動挿入の円滑化に寄与し得る電子部品挿
入装置の傾斜部における電子部品把持機構を提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明では、同一種類のリ
ード付電子部品10を移送するだめの傾斜部30と、該
傾斜部30の下端部側に隣接配置されかつ所定の支点を
中心として前記傾斜部30″に向かって回動可能に配設
されたハンド部40を有する電子部品挿入装置において
、 前記傾斜部30は前記電子部品10をその自重により下
降滑走させるための傾斜ガイドレール31を有し、該ガ
イドレール31の下端部に前記電子部品10をそのリー
ド11を介して前記ガイドレール31の傾斜面上に位置
決めするための位置決め部材362を設け、 前記ハンド部40は前記電子部品10を把持するための
ハンド44を有し、該ハンド44は前記ガイドレール3
1上に位置決めされた電子部品10を傾斜面上に押圧固
定するための押え部材44−27と、該押圧固定された
電子部品10をそのリード11を介して把持するための
一対の把持爪44−10.41−11とを有することを
特徴とする電子部品挿入装置の傾斜部における電子部品
把持機構を提供する。
〔作 用〕
傾斜部〈30)のガイドレール(31)の上端部傾斜面
上に位置決め部材(362)によってリード(11)を
介してリード付電子部品(10)の位置決めを行ない、
次にハンド(44)の押え部材(44−27)によって
この電子部品(10)を傾斜面上に押圧固定し、次いで
位置決め部材(362)をリード(11)から退避させ
た後に、ハンド(44)の把持爪(44−10、44−
11)によってリード(11)を左右から内側に押圧す
ることによってリード付電子部品(10)を簡便に把持
することができる。
〔実施例〕
第1図から第6図は本発明実施例を説明するための図で
あり、第1図は本発明実施例に係わるハンド(44)の
側面図(イ)と正面図(ロ)を示す図、第2図は本発明
実施例の動作説明図、第3図は本発明実施例を備えた電
子部品挿入装置の概略側面図、第4図は第3図の電子部
品挿入装置の外観斜視図、第5図は試験用プリント板(
15)の平面図、第6図はリード付電子部品としてのリ
ード付IC(10)収容用のステインク(22)の側面
図(イ)と端面図(ロ)を示す図である。尚、第3図に
向かって、左手側を装置及び各部分の後方側、右手側を
前方側(正面側)、そして前方側から後方側に向かって
左手側を左側、右手側を右側と呼ぶことにし、他の図に
おいてもこれと同様とする。
先ず、この挿入装置の全体構成と作用を第3゜4図を参
照して簡単に説明する。この装置は、基本的には、装置
後部に設けられたスティックストック部20と、このス
トック部20の前方側に設けられたIC(電子部品)送
給用の傾斜部30と、この傾斜部30の下端側(前方側
)に設けられたハンド部40と、このハンド部40の下
方部から前方側にわたって設けられたXYテーブル部5
0と、このXYテーブル部50の前方側に設けられたエ
レベータ部60と、このエレベータ部6oの前方側に設
けられたプリント板作動部70とから構成される。
スティックストック部20は、前端側か下方に所定角度
αの【本例ではα−35°)で傾斜して並列配置された
複数個(本例では4個)のスティックカセット21と、
このカセット21内に積み重ねて収容される複数個(例
えば10個)のスティック22とを有して構成される。
スティック22は、第6図に示すように、透明のプラス
チックから、逆U字状中空断面を有して長尺(例えば、
300〜600mm程度の長さ)に形成され、ICl0
を複数個(例えば、20〜30個程度)直列状に収容す
る。尚、第3.4図において、符号211はカセット2
1の下面部に設けられ前後方向に移動可能なスティック
前端光は部材、212はスティック後端光は部材、21
3は受は部材211.212間に設けられ空になったス
ティック22を通過落下させるための開口部、214は
カセット21の前端面下部に設けられ上下動可能なゲイ
ト開閉板、23は空スティック(22)の受は箱、24
.25はカセット支持枠をそれぞれ示す。スティック2
2と共にカセット21内に収容されたICは、カセット
前端部の開口部から自重による下降滑走して後述する傾
斜部30に送出される。そして、空になったスティック
22は受は箱23内に落下して収容される。
傾斜部30は、カセット21と同様に傾斜角α(この場
合はα=35°)で傾斜し、かつ上記の各カセット21
に対応して設けられた複数個(この場合は4個)のガイ
ドレール31を有し、このガイドレール31の上端部に
ICガイド部材32、スティック刺し部材33および受
は部材作動片34が設けられ、中間部にIC間欠送り機
構35として一対のシリンダ351.352が設けられ
、下端部にIC位置決め機構36としてガイド板361
と□位置決め片362が設けられている。尚、37はガ
イドレール31に衝撃振動を与えるための振動用シリン
ダ、38はガイドレール支持枠をそれぞれ示す。
ハンド部40は、左右一対の側板41に支軸411を介
して回動自在に支承された回動板42と、この回動板4
2に上下移動可能に支持されたハンド支持板43と、傾
斜部(30)の各ガイドレール(31)に対応して並列
配置されハンド支持板43に固設された複数個(この場
合は4個)のハンド44と、回動板(42)側に固設さ
れてハンド支持板43と共にハンド44を上下移動させ
るためのシリンダ45と、ロッド461が回動板42に
連結され支軸411を中心としてハンド44を前後方向
に回動駆動させるためのシリンダ46とを有する。
ハンド44は、IC把持機構とIC挿入機構とを有して
形成され、垂直状中心線C3に対して傾斜角β(この場
合、β=35°)の傾斜状中心線C2上の第1の回動位
置P、でICl0を把持し、垂直状中心線C6上の第2
の回動位置でICl0をプリント板15上(この場合は
ソケット18上)に挿入する役割を果す。
XYテーブル部50は、XYテーブル51を有し、この
上に載置固定されたプリント板15をXY方向に移動し
、ハンド44に把持された挿入されるべきIC(10)
に対応してプリント板15の位置決めを行なう。プリン
ト板15は、第5図に示すように、試験用プリント板と
して形成されたもので、一方の端部にコネクタ16及び
他方の端部に引戻し穴17が設けられ、上面にはソケッ
ト18が8列構成でかつ1列おきに13個と12個配列
で合計100個搭載され、外周部に断面り字状の補強枠
19が固設されている。
エレベータ部60は、昇降可能な左右一対の無端チェー
ン61 (第4図参照)を備え、このチェーン61によ
って、プリント板15を複数段(例えば10段)収容し
たシェルフ(図示なし)を引き込んでチェーン61上に
配置し、必要に応じてシェルフを前述のXYテーブル5
1に対応して上下移動させる。尚、62は操作盤を示す
プリント板作動部70は、ベース71上に左右方向(第
4図矢印B方向)に摺動可能に配設され、ベース71の
下部には複数個の球形コロを有するシェルフ受台72が
チェーン61に対応して配置される。作動部70は、シ
ェルフが受台72上に載置される際には、第4図に示す
ように、側方(この場合は右側)に退行され、シェルフ
が受台72からエレベータ部60に収容された後に左右
方向中央部に移動され、作動部70に内設されている操
作棒(図示なし)によってシェルフ内のプリント板(1
5)をXYテーブル51上に押出し、かつIC挿入後プ
リント板15の引戻し穴17(第5図)に係合してプリ
ント板15を再びシェルフ内に引戻す操作を行なう。
さて、第1.2図を参照して、本実施例を説明する。本
実施例は、ガイドレール31の下端部上に位置決めされ
た傾斜面上におけるリード付IC(リード付電子部品)
10、つまり、前述した第3図に示すハンド44の第1
の回動位置P1におけるICl0の把持機構を特徴とし
ている。本実施例は基本的に傾斜配置されたガイドレー
ル31と、このガイドレール31の下端部に配設された
位置決め片(位置決め部材)362と、ガイドレール3
1の傾斜面上(下端部上面上)に位置決めされたICl
0を傾斜面上に押圧固定するための押え部材44−27
及びこの押圧固定したICl0をそのリード11を介し
て把持するための把持爪44−10.44−11を備え
たハンド44とから成る。
ガイドレール31は第3.4図に示すように、スティッ
クストック部20の各カセット21それぞれに対応して
本例の場合は4個並列配置され、かつ傾斜角α(本例の
場合はα=35°)で傾斜して支持枠38上に固設され
る。位置決め片362はIC位置決め機構36の構成要
素として、ガイドレール31の下端部に前後方向(ガイ
ドレール31の前後方向)に往復移動可能に配設され、
ガイドレール31の左右両側面に隣接する左右一対の受
は爪362aを有し、シリンダ364によって駆動され
°る。位置決め片362は、ICl0の位置決め時には
第3図に示す所定位置に保持され、下降滑走してきたI
 C40のリード11を、受は爪362aによって受は
止めてICl0をガイドレール31の傾斜面上の所定位
置、つまり、符号P、で示すハンド44の第1の回動位
置に対応する位置に位置決めする。
ハンド44は第1図にその側面図(一部断面)(イ)と
正面図(一部断面)(ロ)で示すように構成される。す
なわち、ハンド支持板43の下面にハンド本体としての
枠形状の外枠44−1が固設される。(イ)図に示すよ
うに、外枠44−1の内側に逆U字状の内枠44−2が
配置され、これら両者はそれぞれの前後一対の側部材4
4−1bと44−2bとが球形コロ44−3を介して上
下方向に互に摺動自在に連結される。内枠44−2の上
部材44−23には、(ロ)図に示すように、左右一対
のピン44−4が中心線C3((イ)図)と平行状に貫
通しかつ摺動自在に配設される。
ピン44−4の上端は外枠44−1の上部材44−1a
を貫通し、ハンド支持板43の下面に当接し、上方に対
して固定される。ピン44−4の上部にばね受け44−
4aが設けられ、このばね受け44−4aと、内枠44
−2の上部材44−2aの上面との間に圧縮ばね44−
5がピン44−4に巻回して配設される。ばね44−5
は合計2個で所定圧の予圧をもって配設される(本例の
場合は、2個のばね44〜5の合計で4kgの予圧をも
たせている)。従って、このばね44−5によって、内
枠44−2は、その側部材44−2bの下端面が外枠4
4−1の下部材44−ICの上面に合計4kgの圧力で
常時押圧される。内枠44−2の側部材44−2bに支
軸44−6.44−7が左右一対として貫通配置される
((ロ)図参照)。支軸44−6.44−7には把持腕
44−9.44−8が左右一対として回動自在に支承さ
れ、把持腕44−8.44−9の下方側が互いに左右方
向、すなわち(ロ)図に示す矢印り方向に開閉運動可能
に配設される。把持腕44−8は、側面形状が(イ)図
に示すように略し字状に、かつ正面形状が(ロ)図に示
すように略逆り字状に形成され、その上部分44−82
の端部が上述したように支軸44−7に回動自在に支承
され、その下部分44−8bには把持爪44−10が固
設されている。把持腕44−9は、上記把持腕44−8
に対して、その上部分44−9aが(ロ)図に示すよう
に左右に勝手反対に、かつその下部分44−9bが(イ
)図に示すように前後に勝手反対に形成され、その上部
分44−92の端部が上述したように支軸44−6に回
動自在に支承され、その下部分44−9 bには把持爪
44−11が固設されている。把持腕44−8.44−
9の上部分44−8a、44−9aの中央部に同一形状
の作動穴44−8c、44−9cがそれぞれ整合して貫
通形成されている。これら作動穴44−8c。
44−9c内に作動リング44−12.44−13がそ
れぞれ遊嵌配設される。作動リング44−12.44−
13は支持ピン44−14((ロ)図参照)に回動自在
に支承される。支持ビン44−14は把持腕上部分44
−8a、44−9a相互間に上下動可能に配設された作
動板44−15の前後面上にそれぞれ突出固設される。
作動板44−15は、内枠44−2の上部材44−23
上面に中心線C3に沿って固設されたシリンダ44−3
1のピストンロッド44−312の先端に連結固定され
る((ロ)図参照)。従って、ピストンロッド44−3
1aの上下運動によって、把持腕44−8.44−9は
、支軸44−7.44−6をそれぞれ中心とし、かつ作
動板44−15、作動リング44−12.44−13及
び作動穴44−8c、44−9cを介して、その下部分
44−8b、44−9b側が左右方向((ロ)図、矢印
り方向)に開閉運動される。そして、把持爪44−10
.44−11は把持腕44−8.44−9と共に開閉運
動される。把持爪44−10.44−11はこの開閉運
動によって、I C(10)を把持又は開放する。(イ
)図に示すように、内枠44−2の内側に枠形状のソケ
ット押え部材44−16.44−17が配置され、これ
ら押え部材41−16.44−17は球形コロ44−1
8を介して内枠44−2に対し上下方向に摺動可能に連
結される。そして、押え部材44−16.44−17は
、(ロ)図に示すように、左右一対として配置される。
押え部材44−16.44−17の上面には、(イ)図
に示すように、支承ピン44−19が2個ずつ合計4個
中心線C1と平行状にそれぞれ固設される。これらの各
ピン44−19は、その上端側が内枠44−2の上部材
44−2aを摺動自在に貫通し、その上端部に設けられ
た受はリング44−20によって上部材44−2aに垂
下状に係止される。内枠44−2の上部材44−23下
面と、押え部材44−16.44−17の上面との間に
圧縮ばね44−21が各ピン44−19にそれぞれ巻回
して配設される。従って、ばね44−21は合計で4個
配設され、かつ4個合計の所定の予圧をもって配設され
る(本例の場合は、4個合計で約1.5kgの予圧に設
定)。
これにより、ソケット押え部材44−16.44−17
は、支承ピン44−19を介して内枠44−2に垂下状
に係止され、かつ自由状態時に圧縮ばね44−21によ
って合計約1.5kg(押え部材1個別0.75kg)
の圧力で常時下方向に押圧されている。(イ)図に示す
ように、外枠44−1の下部材44−ICに中心線C3
を中心として前後一対の支承ピン44−22 (前側の
ピンのみ図示)が下部材44−1cを摺動可能に貫通し
て配設される。これらのピン44−22はその中間部に
設けられた受はリング44−23によって下部材44−
IC上面に係止される。そして、下部材44−ICの内
側面上に、(イ)図に示すように、断面逆り字状のばね
受は板44−24が固設され、かつピン44−22の上
端部を摺動自在に貫通させて配置される。このばね受は
板44−24と受はリング44−23との間に圧縮ばね
44−25が各ピン44−22にそれぞれ巻回して配設
される。このばね44−25は合計2個配設され、かつ
2個合計の所定の予圧(本例の場合は、2個合計で約2
kgの予圧に設定)をもって配設される。
従って、ピン44−22は、自由状態時にばね44−2
5によって合計約2kg(ピン1個当り1kg)の圧力
で受はリング44−23を介して外枠下部材44−IC
上面上に押圧される。そして、これらの支承ピン44−
22の下端部にIC(10)を押込むための押込み板4
4−26が固設される。
そして、この押込み板44−26は外枠下部材44−I
Cの下面と若干の空隙を介して配置される。押込み板4
4−26の略中央部に、(イ)図に示すように、ICl
0を押圧するための押え部材44−27が、中心線C3
と平行状で押込み板44−26を摺動可能に貫通して配
設される。押え部材44−27は、その下端にICl0
押圧用の頭部44−27aを存し、その上端に固設され
た受はリング44−28によって押込み板44−26の
上面に係止される。押込み板44−26の下面と、押え
部材44−27の頭部44−272との間に圧縮ばね4
4−29が押え部材44−27に巻回して配設される。
このばね44−29は所定の予圧(本例の場合は、約0
.05kgの予圧に設定)をもって配設される。従って
、押え部材44−27は、自由状態時に、ばね44−2
9によって約0.05kgの圧力で常時下方に押圧され
、その頭部44−27aが押込み板44−26の最下面
から下方に突出している。尚、第1図(イ)において、
符号44−30は外枠下部材44−ICの凹所に固設さ
れたマイクロスインチを示している。
このマイクロスイッチ44−30は、IC10の誤挿入
等の異常事態が発生した際に、押込み板44−26によ
って作動され、異常信号を送出する役割を果すものであ
る。
このハンド44は以上の如く構成されたもので、後述す
るように、押え部材44−27がICl0を傾斜面上に
押圧固定し、左右一対の把持爪44−10.44−11
がこのICl0をそのリード11を介して把持すること
ができる。(ロ)図はこのようにしてICl0を把持し
た状態を示している。
次に、本実施例の動作を第2図を参照して説明する。尚
、第2図において(ハ)図と(ホ)図は(ロ)図と(ニ
)図の矢印E1.E2方向からみた正面図であって把持
爪44−10.44−11の開閉状態を示す図である。
先ず、(イ)図に示すように、位置決め片362によっ
て、ガイドレール31上を自重で下降滑走してきたIC
l0を停止して位置決めを行なう。
この場合、ICl0はそのリード11が位置決め片36
2の受は爪362aによって係止され、リード11を基
準として位置決めされる。次いで、ハンド44が斜め下
降移動して、押え部材44−27(頭部44−27a)
がICIQの上面に接近する。
次に、(ロ)図に示すように、押え部材44〜27の頭
部44−27aがIcl0の上面に当接し、引きつづき
押え部材44−27が所定量だけ押込み板44−26に
没入させられる(但し、押込み板44−26の最下面は
ICl0に当接しない)。
これにより、圧縮ばね44−29に圧縮たわみ作用が発
生し、このばね44−29の圧力によって押え部材41
−27がICl0をガイドレール31の傾斜面上に押圧
固定する。この時、把持爪44−10.44−11は、
その先端(下端)が(ハ)図に示すように、ICl0の
左右のり一ド11の側方に開き状態で位置する。尚、I
Cl0の左右のり−ド11は、自由状態時には(ハ)図
に示すように約10゛程度外方に拡開している。
次に、(ニ)図に示すように、ICl0が押え部材44
−27によって押圧固定された後に、位置決め片362
がガイドレール31の前方に退行移動する(退避する)
次に、(ホ)図に示すように、把持爪44−10.44
−11が閉じて、その先端(下端)によって左右のり一
ド11が互に略平行状になるまでリード11を内側に押
圧してICl0を把持する。尚、リード11を押圧して
把持する位置はなるべくリード11の下方部が好ましい
。以上により、ICl0の把持動作が終了する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、傾斜部(30)
を構成する傾斜ガイドレール(31)の下端部に設けた
位置決め片(位置決め部材) (362)にょってガイ
ドレール(31)上にリード(11)を介して位置決め
されたリード付電子部品(10)を、ハンド(44)の
押え部材(44−27)によって傾斜面上に押圧固定し
、位置決め片(362)を退避させた後に、一対の把持
爪(44−10,44−11)によってリード(11)
を側方から押圧することによって電子部品(10)を簡
便かつ確実に把持することができるので、簡易構造で、
リード電子部品(10)の自動挿入動作の正確化及び円
滑化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例に係わるハンド(44)の側面図
(イ)と正面図(ロ)とを示す図、第2図は本発明実施
例の動作説明図、 第3図は本発明実施例を備えた電子部品挿入装置の概略
側面図、 第4図は第3図の電子部品挿入装置の外観斜視図、 第5図は試験用プリント板(15)の平面図、第6図は
リード付電子部品としてのリード付IC(10)収容用
のスティック(22)の側面図(イ)と端面図(ロ)と
を示す図、 第7図はリード付rc(リード付電子部品) (10)
の側面図(イ)と端面図(ロ)とを示す図である。 第1〜6図において、 10はリード付IC(リード付電子部品)、11はリー
ド、 15はプリント板(試験用)、 20はスティックストック部、 30は傾斜部、 31は(頃斜ガイドレール、 36はIC位置決め機構、 361はガイド仮、 362は位置決め片(位置決め部材)、362aは受は
爪、 40はハンド部、 44はハンド、 44−1は外枠、 44−2は内枠、 44−5.44−21.44−25.44−29は圧縮
ばね、44−6.44−7は支軸、 44−8.44−9は把持腕、 44−10.44−11は把持爪、 44−12.44−13は作動リング、44−15は作
動板、 44−16.44−17はソケット押え部材、44−2
6は押込み板、 44−27はIC押え部材、 44−271は頭部、 44−31は把持腕(44−8,44−9)開閉用のシ
リンダ、 44−313はピストンロンド、をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、同一種類のリード付電子部品(10)を移送するた
    めの傾斜部(30)と、該傾斜部(30)の下端部側に
    隣接配置されかつ所定の支点を中心として前記傾斜部(
    30)に向かって回動可能に配設されたハンド部(40
    )を有する電子部品挿入装置において、 前記傾斜部(30)は前記電子部品(10)をその自重
    により下降滑走させるための傾斜ガイドレール(31)
    を有し、該ガイドレール(31)の下端部に前記電子部
    品(10)をそのリード(11)を介して前記ガイドレ
    ール(31)の傾斜面上に位置決めするための位置決め
    部材(362)を設け、前記ハンド部(40)は前記電
    子部品(10)を把持するためのハンド(44)を有し
    、該ハンド(44)は前記ガイドレール(31)上に位
    置決めされた電子部品(10)を傾斜面上に押圧固定す
    るための押え部材(44−27)と、該押圧固定された
    電子部品(10)をそのリード(11)を介して把持す
    るための一対の把持爪(44−10、44−11)とを
    有することを特徴とする電子部品挿入装置の傾斜部にお
    ける電子部品把持機構。
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