JPS62180388A - 面発光デイスプレイ - Google Patents

面発光デイスプレイ

Info

Publication number
JPS62180388A
JPS62180388A JP2214286A JP2214286A JPS62180388A JP S62180388 A JPS62180388 A JP S62180388A JP 2214286 A JP2214286 A JP 2214286A JP 2214286 A JP2214286 A JP 2214286A JP S62180388 A JPS62180388 A JP S62180388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
layer
light emitting
face plate
excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2214286A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 嶽彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polytronics Inc
Original Assignee
Polytronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polytronics Inc filed Critical Polytronics Inc
Priority to JP2214286A priority Critical patent/JPS62180388A/ja
Publication of JPS62180388A publication Critical patent/JPS62180388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光励起蛍光体を利用した静止画川面発光ディス
プレイに関する。
〔従来の技術〕
発光性外IEディスブ°レイは、夜間の指標や広告媒体
として現代都庁社会で不可欠の地位を保っている。現在
実用化されている静止画用夜間ディスプレイにはネオン
サイン、豆ランプ集積型ディスプレイ(自己発光性)や
裏面照明付表示ガラス(自己非発光)などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらディスプレイのうち自己発光性のネオンサインは
表示効果が高い反面装置が大形、高価である上に高電圧
が必要であり、手軽にまた人体近くで使用し難いという
問題点がある。したがって暗所における各種表示板や宣
伝広告には1表示部分自身が非発光であり裏面からの照
明によってディスプレイするタイプのものが圧倒的に多
く用いられている。このタイプのディスプレイは、半透
明の光散乱面をもつガラス板やプラスチック板などに表
示内容を描き、裏面から蛍光灯などの照明光を当てるだ
けのきわめて簡単なものであり手軽であるが、逆に次の
ような弱点がある。
(1)ディスプレイ面が非発光であるため、表示効果が
薄い。
(2)ディスプレイ面への照明が表示面に対していわば
垂直方向から行われるので、装置とじて奥行きが深くな
るのは避けられない。
(3)外光に対して透明でないため、ディスプレイ面板
を通して対向側を目視することができなし嵐。
これら弱点のうち(1)に関する対策として本発明者は
蛍光性ディスプレイ面板を用いた表示方法を既に出願に
よって開示した(特願昭58−63775)。
しかし、(2) 、 (3)に関してはなお未解決であ
った。
本発明の主な目的は、前記(2)の問題点を解消するこ
とにある。更に本発明の面発光ディスプレイを用いれば
(3)の問題点を解決することが可能である。また本発
明の別の目的は、一枚の発光性面板を用いながら複数の
文字・画像を切替えによって表示することができる新し
いタイプの表示機能をもつディスプレイを開示すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明では、蛍光体層を包含
する発光面板と該蛍光体層の光励起源から成る装置にお
いて上記発光面板は積層した光導波層、蛍光体層および
上下保護層などから成り。
該光導波層は励起光に対して透明かつ前記上下保護層よ
り光屈折率が大きく、また該光導波層およびこれに密着
配置された前記蛍光体層が、前記上下保護層に挟みこま
れた構造であり、該上下保護層のうち少なくとも片側層
は前記蛍光体層から発する可視光に対して透明であり、
一方前記光励起源は上記発光面板外周に該発光面板の厚
み方向断面に沿って配置された発光励起装置(放光装置
集光装置)および電源など付属装置から成る面発光ディ
スプレイを提供する。
〔作 用〕
光導波層を介して光を受けて、蛍光体層が発光し、保護
層を介して蛍光体の発生光が外部に放出する。この際、
蛍光体層を表示すべき文字や図形等の形状にしておけば
、この文字や図形等の形状の表示が可能となる。
〔発明の実施例〕
第1図(a)には、本発明の面発光ディスプレイの実施
例を示す。この面発光ディスプレイは、発光面板10.
光励起源20より成る。
発光面板10は、平面形状をなす、この平面状の発光面
体IOは、面状基板層11.面状光導波M12゜面状蛍
光体層132面状保護層14の積層体である。
発光面板lOの断面を第1図(b)に示す。蛍光体層1
3は、表示すべき図形の形状をなす、第1図(a)では
1文字rAJの形状とした。第2図(a)、 (b)で
は人間の動体像の形状とした。
光導波層12は、後述する光励起源20よりの入力光を
内部に伝播させる導波体の役割、側面にある蛍光体13
に光を照射する役割りとを持つ。
蛍光体層12は、光導波層12よりの面状透過光を受け
て蛍光を発する。第2図(a) 、 (b)の例でみれ
ば、蛍光体層13の部分のみを示す蛍光が発生する。
保護層13は、蛍光体層12の発生光を透過させる。
基体層11は、発光面板IOの基体をなす。但し、保護
層12と同じ材質を使用すれば、2つの面の双方かl)
蛍光体層13からの蛍光が透過し、両側表示が可能とな
る。
光励起源20は1発光面板10の両側面部にそれぞれ設
けた。光励起源20は、光を発生し、この光を光導波層
12に入射させ、蛍光体層12の励起光にさせる。
この光励起源20は蛍光灯19.ソケット25.電源ト
ランス23.スイッチ24より成る。蛍光灯19は、外
部ケース兼用の筒形反射体22.その内部に設けた直管
状蛍光(紫外線)ランプ26.端部に設けた蛍光ランプ
用ソケット21より成る。ソケット25.21を挿入し
、且つスイッチ24をONとすることによって、蛍光ラ
ンプ26は蛍光励起光、例えば紫外光線を発生する。筒
形反射体22は、発光面板lOに接着させた。この反射
体22によって端部からの励起光の逃げはなくなる。
光励起源20と発光面板10との結合部には集光レンズ
27を設けた。集光レンズ27は、蛍光灯19の長手方
向に沿った長手形状をなし、蛍光ランプ26からの発生
光を集光し、導波層12に導びく働きをする。この様子
を第1図(c)に示す。従って、集光レンズ27の焦点
は光導波層12内に設定しておく。
保護層14は、いわゆるクラッド層をなし、光導波層1
2の屈折率n12と、保護層14の屈折率n14と基体
層11の屈折率rl 口とは、 n+z>n+z n+
z>r114の関係を持たせた。更に蛍光体層13の屈
折率n+3は、該層に選択的に励起光から洩れるように
、通常n+2とほぼ等しいか、これより大きいことが望
ましい。
保護層14は、蛍光体層13の放出光に対して透明であ
る。
この構成によれば、蛍光灯19に電源投入すると。
蛍光ランプ26から紫外線が発生する。この紫外線は集
光レンズ27を介して導波層12に入射する。導波層1
2を伝播した光はその側面に形成された蛍光体層13を
励起する。この励起により層13より蛍光を発し保護層
14を介して外部に放出する。この放出光が表示光とな
る。
尚、発光面板10の両側面から光の逃げが考えられる。
光効率を高めるためには1両側面からの光の透過を阻止
することが必要となる。そこで、第3図の如く、発光面
板10の両側面部に平面反射板30を設けた。この平面
反射板30は、例えばAQなとの金属蒸着膜で形成した
。これによって、導波層12の側面からの光の逃げを防
止できる。
更に、上記した本発明の面発光ディスプレイにおいて、
主要構成要素である発光面板10を可視光に対して透明
な材料、たとえば5loz系ガラスおよび透明蛍光膜(
蛍光体蒸着n!I)で構成すれば、上記した従来の裏面
照明型ディスプレイがもつ第3番目の問題点、すなわち
不透明性も解消することができる。このような透光性発
光面板lOにおいて、蛍光体層13を被着せしめた光導
波層12を保護層(クラッド層)14で分離して複数断
積層しておき。
上記発光励起装置の集光装置に付随してストライプ状光
シャッター(例えば液晶シャッター)を前記紫外線ラン
プ26と発光面板端面の発光励起装置取付は位置の間に
介在させ紫外線ランプ点灯のまま所定のシャッター速度
でシャッターを開閉して光導波層のひとつだけに励起紫
外光が入射する如く駆動すれば、一枚の発光面板で複数
の表示パターンを交互にディスプレイすることができ、
準動画の構成など新機能を付与することができる。
更に、集光レンズ27を除く例もある。光量はおちるが
、集光レンズを不要とする利点がある。
次に、製造法及びそれによって形成される構成の相異に
基づく各種の実施例を以下説明する。
(実施例その1) 光導波層12として300 X 600 X 2 (m
+++3)(7)大きさの重フリントガラス(種類5F
2)板を選び、洗浄化したその片面に電子ビーム蒸着法
を用いてZnS:Cu、AQ膜より成る蛍光体層13を
第1図のようなrAJ字パターン(大きさ約200 X
 500mm” 、厚み約500nm)に形成後熱処理
(約650℃)した、この蛍光体層形成面上に上保護R
(クラッド層)14として300 X 600 X 1
 (on3)の硼珪クラウンガラス(種類BK7)を密
着載置し、先導波JFJ12側から赤外線加熱して表面
温度を約750℃に保ち軟化せしめた後徐冷した。この
工程によって上保護層14は光導波層12に溶着する。
得られた蛍光体層13および上保護層14付き光導波T
ll12を、300 X 600 X 3 (mm3)
の下保護層(基体層)ガラス板(種類[’Kl)11に
透明接着剤を用いて密着貼布せしめると1発光面板10
が出来上がる。この発光面板lOの上下端面(長さ30
01III11゜厚さ約6 mm)にプラスチック集光
レンズ27を介して蛍光ランプ(主発光波長365nm
)2Gの装着ソケット21を内蔵した円筒状反射体22
を接着剤で固定し発光面板10の端面外に蛍光ランプ2
6の放出光(蛍光体層13の励起光)が洩れないように
する。ソケット21と電源トランス23.開閉スイッチ
24.および差込みプラグ25間を電気配線した後10
0Vの商用電源に接続して蛍光ランプ26を点灯すると
、365nmの紫外光が光導波層12に入射して該層内
を伝播し蛍光体層13に洩れて該層を励起するため。
「A」パターンが緑色発光して浮き出す。この場合、紫
外励起光に対する各層の屈折率は光導波層12が1.7
0.下保護層(基体層)11が、 1.49.下保護層
(クラッド層)14が1.54であり光導波層12の屈
折率は他の2層より10%以上大きい。したがって。
面発光板10端面から導入された励起光は効率より光導
波層12に閉じ込められて屈折率がこれより大きな蛍光
体層13へしみ出し、効果的にZnS:Cu。
AQ(屈折率2.4)を刺戟する。蛍光体層13からの
緑色発光は、大部分が各層境界面に対して垂直に近い方
向に放出されるため、上下両保護層側から発光面板10
外に取出される。
(その2)前実施例と同じ構造の面発光ディスプレイに
於いて下保護層(基体層)11を300 x 600 
x5(IIII113)のムライト(3AQ203・2
SH02)焼結タイルとした。光導波層12を300 
X 600 X 2 (mm’ )のバリウムフリント
ガラス(BaFlO)板とし、この清浄表面に前記同様
の方法で厚さ500nmのZnS:Cu、AQ蛍光体層
13をrAJパターンに蒸着後650℃で熱処理した。
「A」パターンサイズは約200 X 500m+a2
である。該蛍光体層13形成面上に透明エポキシ樹脂を
塗布し、約200℃に加熱して固化させ上保護素(スラ
ット層) 14とした。そのサイズは300 X 60
0 X 1 (mm3)である。しかる後光導波層12
のクラッド層形成面と反対側表面に透明接着剤を塗布し
て上記基体層11に接着せしめると発光面板10が出来
上がる。前実施例同様該発光面板IOの上下端面にプラ
スチック集光レンズ27を介して発光励起装置を固着さ
せ356nmの紫外光で励起すると、エポキシ樹脂のク
ラッド層14を通して緑色光が外部に放出される。この
場合、光導波層12の屈折率はクラッド層14より10
%以上大きいが。
基体層11は励起光および蛍光に対して不透明であり、
基体層11の表面は光反射面として作用する。
したがって前実施例と同じ出力の励起光を光導波層12
に導入した場合、クラッド層14を通して外部に放出さ
れる緑色光の輝度は、前実施例の測定結果より約70%
高かった。
上記した面発光ディスプレイの発光面板10の発光励起
装置が設けられていない左右端面(長さ600nun、
厚み約8+n+e)に第3図に示す如く平面反射層3゜
を密着させ、上記例と同じ出力の励起光を光導波層12
に入射させると、クラッド層14を通して外部に放出さ
れる緑色光の輝度は約15%向上した。一方、該平面反
射鏡30および前記プラスチック集光レンズ27を除去
した面発光ディスプレイでは、フラノ1一層14から放
出される緑色光の輝度が、これらを装着した場合に比べ
て約40%減少した。
(その3) 光導波層12として300 X 300 
X 2 (mm’ )のフリントガラス(種類LaF2
)板を選び、沈降塗布法を用いて該フリントガラス板上
に粒径8μIのY2O3: Eu膜13を3粒子層の厚
み(約25μm)形成した。蛍光体層13のディスプレ
イパターンとしてローマ数字列r1985Jを選定した
。このパターンは各文字間隔30mm 、各層高さ80
mm 、幅40+am(但し「1」の字幅は20mm)
、各層太さ5111Iとし、光導波層面板中央部に逆向
きに形成した(該光導波層裏面からガラス面を通して凝
視すると正しい向きに見えるように形成した)。その裏
面(蛍光体層13の形成されていない面)には、クラッ
ド層14として前実施例同様厚みIIIIffiの透明
エポキシ樹脂層(面積300 X 300mm” )を
形成した。しかる後該光導波層12の上面(蛍光体層1
3形成面)に透明接着剤を塗布し、300 X 300
 X 2 (mm3)のクラウンガラス板(種類に3)
から成る下保護層(基体層)11に接着固定する。次に
該発光面板IOの左右および下側面(外周面)に厚さ約
400nmのアルミニウム膜を光反射板30として真空
蒸着した。更に基体層11の裏面には黒色塗料を塗料し
た。この発光面板lOの上側面(外周面)に前実施例の
如く筒状反射板22を有する発光励起装置を固定し、主
発光波長254nmの紫外線で蛍光体層13を刺戟する
面反抗ディスプレイを作製した。基体層11およびクラ
ッド層14の屈折率は光導波層12より10%以上小さ
いため、励起光は光導波層12内に導入されると基体層
11およびクラッド層14に洩れることなく端面で反射
されて光導波層内でほぼ均一強度となり、屈折率が光導
波層にほぼ等しい蛍光体層13側に洩れてY2O3:E
、(屈折率約1.8)を励起する。一方、基体WIll
およびクラッド層14に一部発光励起装置より導入され
た紫外光は屈折率の大きな光導波層12内に浸透するの
で、蛍光体層13の励起に役立つ。蛍光体層13のディ
スプレイ数字r1985Jは不透明白色であるため昼光
下でこの面発光ディスプレイを凝視すると黒色面(裏面
塗料効果)に白色文字が浮き出してみえる。暗中で励起
光源を点灯すると蛍光体層13は紫外光で励起されr1
985Jと赤色に発光する。本例のディスプレイは片面
表示タイプであり、背面が黒色であるためコントラスト
比は高い。
(その4)光導波層12として300X400X 1.
5(am3)の大きさのバリウムフリントガラス板(種
類88F10)を2枚選び、その清浄表面(片面)の各
々に第2図(a)および(b)のパターンで、高さ30
0n+m 、幅200mmの大きさをもつ蛍光体層13
 Z 1128104 : M O(屈折率約1.8)
を真空蒸着し、 、650℃で熱処理した。蛍光体層1
3の厚みは約50Or+mである。下保護層(基体層)
11および主保護層(クラッド層)14として300 
X 400 X 2 (mm’ )の光学ガラス(種類
FKI)板を選び、透明接着剤を用いて基体層ll上に
、まず第2図(a)パターンの蛍光体層13を被着した
先導波M12を該蛍光体JFl13が上面にくるような
向きにエツジを揃えて密着貼布した。同様な手法で次に
前記蛍光体層13上にクラッド層14を、更にその上面
に第2図(b)パターンの蛍光体層13が被着した光導
波層12を、またその上面にクラッド層14を積層配置
した。該面板を第2図のような向きで見てその左右両側
面および下側面(いずれも厚み約9mm)に第4図の如
くアルミニウム蒸着薄膜(厚み約500nm)より成る
光反射板30を形成して発光面板10が出来上る。この
発光面板10の上端面(厚さ9 mff1)に、図示し
たように液晶光スイッチ40を密着配置し、更にその上
面に密着させてプラスチック集光レンズ27およびラン
プソケット21.蛍光ランプ26を内蔵した筒形反射体
22を設けた。液晶スイッチ40は下側保護ガラス41
.透明電極膜42.垂直配向膜43.ネマチック液晶4
4.上側保護ガラス45.スペーサー46.タイマース
イッチ35. A/D交換器28゜トランス29.およ
びこれらを電気的に接続する導線より成る。該スイッチ
のうち光通過部の横断面を第5図に、第5図のA−A’
断面図を第6図に示した。該液晶スイッチの光通過部は
、幅2+u+のスペーサー46によって互いに分離され
た2本のストライブ状液晶領域(幅1 、5mm 、長
さ300mm)をもっている。該液晶スイッチ40の下
側保護ガラス41は厚み0 、5mmでその下面には図
示したように、上記発光面板10の基体層11およびク
ラッド層14に接するストライプ状領域(幅2mm、長
さ300mm)は黒色光吸収領域となっている。このよ
うな光吸収領域は通常保護ガラス41にストライプ状溝
をもうけ、黒色塗料を流し込んで形成する。該下側保護
ガラス41の上面には全面(幅9mm、長さ300mm
)にわたって透明電極膜42が設けられ、該透明電極膜
42の上面にはシランカップリング剤が塗布されて液晶
の垂直配向膜43を形成している。その上面の前記黒色
光吸収領域(幅2mm、長さ300mm)直上の位置に
ストライプ状スペーサー46(幅2mm、長さ300m
m)を設け、3本スペーサー間に負の誘電異方性を有す
るネマチック液晶44を注入する。このような液晶には
たとえば[EBBA (p−エトキシベンジリデン−p
/−n−ブチルアニリン)とMB[1A(P−メトキシ
ベンジリデン−/−n−ブチルアニリン)の2:3混合
物がある。スペーサー46の上には透明電極膜42およ
び垂直配向膜43を形成した上側保護ガラス45を密着
配置する。この場合第5図で示すように上側保護ガラス
45に形成される透明電極膜42は、3本のスペーサー
で分離されたストライプ状液晶層44の各々に独立して
電圧を印加するために、前記3本のスペーサーのうち中
央部のスペーサー上で遮断された2本のストライプ形状
(幅411io+、長さ300mm)をとるのが特徴で
ある。このようなストライプ状透明電極膜は、一旦ガラ
ス板上に全面にわたって透明電極膜を形成後、中央部に
溝(幅1mm、深さ0.5mm)を1本形成することに
よって得られる。上側保護ガラス45の厚みは1mmで
ある。発光面板10上端面に設けられたこの液晶スイッ
チの下側保護ガラス上透明電極膜42および上側保護ガ
ラス透明電極膜ストライプ42の各々からは第5図に示
す如く導線が引き出され、タイマースイッチ35に接続
されている。該タイマースイッチ35は駆動電源(図示
せず)およびA/D交換器28に接続され、また該A/
D交換器28はトランス29に接続されている。該トラ
ンス29は交流商用電源に接続される。この結果、該液
晶スイッチ駆動時、液晶44には前記透明電極膜42を
介してIOVの直流電圧が印加されるようになっている
。本実施例の光励起源蛍光ランプ26は点灯時主発光波
長254nmの紫外光を発する。そこで、光励起源20
および液晶スイッチ40の電源を投入し、液晶スイッチ
40は第2図(b)に示すパターンの蛍光体層13を堆
積した光導波層12側でのみ電圧が印加される如くすれ
ば、該光導波層12には紫外励起光が入射せず(液晶が
光を散乱して不透明になるため)、第2図(b)のパタ
ーンは発光しない。これに反して第2図(a)に示すパ
ターンの蛍光体層13を堆積した光導波層側には電圧が
印加されず、励起光が入射するため、第2図(a)パタ
ーンは緑色発光する。一定時間経過後タイマースイッチ
35を作動させて今度は(a)パターン側のストライプ
状液晶44に電圧を印加すれば、ffi圧が印加されず
透明となった(b)パターン側のストライプ状液晶を介
して紫外励起光が入射し、(b)パターンを緑色発光さ
せる。タイマースイッチ35を繰返し時間l/10秒に
設定しておくと第2図(a)、 (b)各パターンが交
互に発光し、これを発光面板外から凝視する人間の眼に
は増動的画像(人形パターンの手が上下し、足が開閉す
る像)として映するのである。
本実施例では2枚の絵パターンの交互表示について述べ
たが、同様の原理でより多数枚のパターンを交互或いは
同時表示できることは自明である。
また光シャッターも本実施例の如く液晶シャッターだけ
でなく1機械式シャッターや超−音波シャッターなど既
存の他の様式を用いうろことも自明である。一方、絵パ
ターンではなく、異なる発光色を示す全面蛍光膜13を
用いれば、シャッターによる交互表示によって混合色調
を出すことができるので、開閉時間を加減することによ
って異なる色調のディスプレイ、或いは照明が可能とな
ることも自明である。
尚、蛍光体層を表示形状としたが、表示形状を除く他の
領域上に蛍光体層を形成させるやり方もある。この場合
は、表示形状以外の部分が発光する。
また、蛍光体層を表示形状とする代りに、導波層そのも
のを表示形状にさせることもできる。又、導波層の表面
に表示形状以外の部分からは光を放出させないように反
射層又は黒色層を設けても実質的に同じである。更に、
導波層と蛍光体層との間に表示形状用マスク体を設ける
例、このマスク体を蛍光体層の外側に設ける例もありう
る。
〔発明の効果〕
本発明は凝視方向と垂直方向から励起するという新しい
方法を採用したもので、比較的大面積の静止画用薄板面
発光ディスプレイが手軽に得られるようになった。本実
施例の発光面板サイズは数十センチメートルであったが
、励起光出力を高めればメートルサイズの単位ユニット
を得ることは容易であり、また単位ユニットを並列接続
することによって大面積化できる。本発明のディスプレ
イは設置性にすぐれ、比較的安価で耐久性が良好、保守
容易という利点があるため、たとえば窓ガラス兼用ディ
スプレイ、床面・壁面ディスプレイや面照明など従来実
用化されていなかった新分野へ進出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の面発光ディスプレイの実施例図、第2
図はその表示形状側図、第3図は本発明の他の実施例図
、第4図、第5図、第6図は本発明の他の実施例図であ
る。 10・・・発光面板、 11・・・下保護層(基体層)
、12・・・光導波層、13・・・蛍光体層、14・・
・上保護層(クラッド層)、20・・・光励起源、22
・・・筒形反射板、26・・・蛍光ランプ、27・・・
集光レンズ、28・・・A/D変換器、30・・・光反
射板、35・・・タイマースイッチ、40・・・液晶光
スイッチ、44・・・ネマチック液晶である。 特許出願人   株式会社 ボリトロニクス代理人 弁
理士   秋 本  正 実第1図 (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蛍光体層を包含する発光面板と前記蛍光体層の光励
    起源とから成る面発光ディスプレイにおいて、上記発光
    面板は積層した光導波層、蛍光体層および上下保護層か
    ら成り、該光導波層は励起光に対して透明かつ前記上下
    保護層より光屈折率が大きく、また該光導波層およびこ
    れに密着配置された前記蛍光体層が前記上下保護層に挟
    みこまれた構造であり、一方前記光励起源は上記発光面
    板の外周(側面)に設置された発光励起部と電源など付
    属装置とから成ることを特徴とした面発光ディスプレイ
    。 2、特許請求の範囲第1項記載の装置において、上記発
    光励起装置の1部として集光レンズを前記発光面板外周
    の前記発光励起装置設置側面に設けたことを特徴とした
    面発光ディスプレイ。 3、特許請求の範囲第1項記載の装置において、上記発
    光面板外周の発光励起装置設置側面以外の側面を光反射
    層で被覆したことを特徴とした面発光ディスプレイ。 4、特許請求の範囲第1項記載の装置において、上記発
    光面板が前記保護層によって互いに分離された複数の蛍
    光体層付き光導波層を包含して成る時、前記発光励起装
    置と前記発光面板外周の該発光励起装置取付面との間に
    、該発光励起装置から放出された励起光が前記複数の蛍
    光体層付き光導波層の各々に分離入射する如く光シャッ
    ターおよび該光シャッター駆動装置を設けたことを特徴
    とした面発光ディスプレイ。
JP2214286A 1986-02-05 1986-02-05 面発光デイスプレイ Pending JPS62180388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2214286A JPS62180388A (ja) 1986-02-05 1986-02-05 面発光デイスプレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2214286A JPS62180388A (ja) 1986-02-05 1986-02-05 面発光デイスプレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62180388A true JPS62180388A (ja) 1987-08-07

Family

ID=12074622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2214286A Pending JPS62180388A (ja) 1986-02-05 1986-02-05 面発光デイスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62180388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140107271A (ko) * 2011-12-22 2014-09-04 쌩-고벵 글래스 프랑스 적층된 기판 상의 이미지의 디스플레이 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140107271A (ko) * 2011-12-22 2014-09-04 쌩-고벵 글래스 프랑스 적층된 기판 상의 이미지의 디스플레이 장치
JP2015513684A (ja) * 2011-12-22 2015-05-14 サン−ゴバン グラス フランス 積層基板上の画像を見るための装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7934862B2 (en) UV based color pixel backlight for liquid crystal display
US4779166A (en) Illuminating apparatus
TWI412832B (zh) 彩色液晶顯示裝置組合
JP2601874B2 (ja) エレクトロスコーピック表示装置
JP4468110B2 (ja) 発光用エレメント、これを備えた発光装置および表示装置
JP5038790B2 (ja) 一体型光学板、これを有するバックライトアセンブリ、及び液晶表示装置
US8125409B2 (en) Light emitting display device
JPH0327908B2 (ja)
EP0775350A1 (en) Flat panel light source for liquid crystal displays
US20030071934A1 (en) Liquid crystal backlight utilizing side emitting
JPS62180388A (ja) 面発光デイスプレイ
JPH07333610A (ja) 照明装置およびそれを用いた表示装置
EP0369730A3 (en) Color liquid crystal display
JPH0792465A (ja) 透過形カラー画像表示装置
JP2001134205A (ja) 光源装置及びそれを用いた表示装置
JP3099983B2 (ja) 液晶表示装置
JPH0743712A (ja) 液晶表示装置
JP2001135120A (ja) 光源装置及びそれを用いた表示装置
KR200276296Y1 (ko) 도광판과 액정 패널을 이용한 전광판
JP3320994B2 (ja) 面光源用パネル、面光源およびデータシンボル読み取り装置
JPH1091079A (ja) バックライト装置及び平面ディスプレイ装置
JPH04269718A (ja) バックライト付き液晶表示装置
TWI261138B (en) Backlight module
JPH11212092A (ja) 液晶表示装置
JP2000121837A (ja) 照明装置および液晶表示装置