JPS6218018Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6218018Y2
JPS6218018Y2 JP206179U JP206179U JPS6218018Y2 JP S6218018 Y2 JPS6218018 Y2 JP S6218018Y2 JP 206179 U JP206179 U JP 206179U JP 206179 U JP206179 U JP 206179U JP S6218018 Y2 JPS6218018 Y2 JP S6218018Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
magnetic core
winding
voltage coil
high voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP206179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55103944U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP206179U priority Critical patent/JPS6218018Y2/ja
Publication of JPS55103944U publication Critical patent/JPS55103944U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6218018Y2 publication Critical patent/JPS6218018Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧電点火用高圧コイルに係り、とく
にシガレツトライター用圧電点火装置の着火性向
上用のチヨークコイルとして働く圧電点火用高圧
コイルに関する。
圧電素子を用いた圧電点火装置の着火性は、放
電電流が振動的になるようにすれば向上すること
が知られている。ところで、第1図の如く、イン
ダクタンス素子1、抵抗素子2及び容量素子3を
スイツチ4を介して直流電源5に直列に接続した
複エネルギ回路でスイツチ4をオン、オフした場
合、回路中に流れる電流は R/4L<1/LC …(1) (但し、L:インダクタンス素子のインダクタ
ンス、R:抵抗素子の抵抗値、C:容量素子の静
電容量) の関係を満足するとき、第2図のように振動的に
なることは周知の通りである。このことは、第3
図の如く、圧電ユニツト6に高圧リード線7を接
続した圧電点火装置においても、高圧リード線7
を含む放電回路中にL、C、R成分が存在し、各
成分の値が上記1式の条件を満足すれば、生ずる
放電電流も振動的になり着火性を向上させ得るこ
とが容易に推測される。
しかし、上記状態を実現すること及びシガレツ
トライターに要求される小型化を実現するために
は、圧電点火用高圧コイルに用いる磁心材料やボ
ビン形状に相当の工夫を要する。例えば、フエラ
イトの焼結体やパーマロイのインゴツトを磁心材
料としてそのまま用いた場合、瞬時に流入する大
電流のため、飽和現象が生じて所要のインダクタ
ンスが得られず、また高圧が加わるため耐圧構造
を持つボビンでなければならない。
本考案は、上記の点に鑑み、小型大容量でかつ
耐圧性の優れていて、圧電素子が内蔵された圧電
ユニツトに取り付けるのに好適な圧電点火用高圧
コイルを提供しようとするものである。
以下、本考案に係る圧電点火用高圧コイルの実
施例を図面に従つて説明する。
第4図及び第6図において、圧電点火用高圧コ
イル10は、入力電極板11を一体に設けた円筒
状の多連ボビン12に巻線を設け、その多連ボビ
ン12内に磁心13を挿入固定し、該磁心13の
端面に形成された凹部14に出力リード線15の
矢じり部16を固着して、巻線端を夫々入力電極
板11及び出力リード線15に接続した構成であ
る。ここで、入力電極板11は、圧電素子の電極
に接触又は接続可能な高圧取出電極部18及び巻
線端処理用の端子部19を有しており、多連ボビ
ン12の一方の端部のつば20に一体に設けられ
る。多連ボビン12のつば20側は電気的に独立
させるため完全に閉塞され、他方の開口を有する
端部にはつば21が形成され、さらに中間部につ
ば22,23が形成される。そして、各つば20
乃至23間に導体径が約0.03mmの2UEWのポリウ
レタン線を夫々1300乃至2000回の範囲内で巻付け
ることにより、相互に隔離絶縁された巻線部24
乃至26が構成される。これらの巻線部24乃至
26は直列に接続されており、一方の巻線端は前
記端子部19に接続され、他方の巻線端は出力リ
ード線15に接続される。また、磁心13は円柱
形状であつて、断面積が約5乃至13mm2であり、ニ
ツケル含有量約30乃至50%のパーマロイの粉末を
圧縮成型した構成である。
第7図は、上記の如き圧電点火用高圧コイル1
0を圧電ユニツト6に取付けた状態を示す。ここ
で圧電ユニツト6は当て金30、圧電素子31,
32をケース33内に収納して金属座金34をケ
ース33に固着し、さらにケース33内にハンマ
35等を設けた構造であり、圧電点火用高圧コイ
ル10は、その高圧取出電極部18を圧電素子3
1,32間に差込むことにより取付けられるよう
になつている。
上記実施例において、磁心13がニツケル含有
量約30乃至50%のパーマロイの粉末を圧縮成
型したものであるため、第8図曲線Aに示される
従来のフエライトの焼結体磁心と異なり、曲線B
に示す如き磁化曲線となり、磁気飽和しにくい。
従つて、第7図において圧電ユニツト6を作動さ
せた場合の放電電流波形は、第9図曲線Cに示さ
れる従来の焼結体磁心を用いた場合と異なり、曲
線Dに示すような正弦波に近い振動波形となる。
このため、シガレツトライター等に用いた場合の
着火を良好に行うことができる。また、多連ボビ
ン12を用いて巻線を3分割して設けたので高耐
圧化を図ることができ、磁心13の断面積も比較
的小さくてよいので、大容量化及び小型化が可納
である。
第10図は本考案の他の実施例を示す。この図
において、圧電点火用高圧コイル10Aは、入力
電極版11を一体に設けた角筒状の多連ボビン1
2Aに巻線を設け、その多連ボビン12A内に角
柱形状の磁心13Aを挿入固定した構成であり、
その他の部分の構成は前述の実施例と同様であ
る。この第10図の実施例によつても前述の実施
例と同様の効果を上げることができる。
なお、圧電点火用高圧コイル10,10Aの圧
電ユニツトへの取付は、入力電極板11に形成さ
れた高圧取出電極部18を直接圧電素子の電極面
に接触させる場合を第7図に示したが、このよう
な構造とすることによつて、圧電点火用高圧コイ
ルの圧電ユニツトへの取り付けを極めて容易に実
行でき、小型化を図る上でも有利となる。
叙上のように、本考案によれば、小型大容量で
しかも耐圧性の優れていて、圧電素子が内蔵され
た圧電ユニツトに取り付けるのに好適な圧電点火
用高圧コイルを得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はインダクタンス素子、低抗素子及び容
量素子を直列に接続した複エネルギ回路図、第2
図は第1図の場合の電流波形を示すグラフ、第3
図は一般的な圧電点火装置の構成図、第4図は本
考案に係る圧電点火用高圧コイルの実施例を示す
正断面図、第5図は同左側面図、第6図は同右側
面図、第7図は圧電ユニツトに圧電点火用高圧コ
イルを取付けた状態を示す正面図、第8図は実施
例にて用いた磁心の磁化曲線を従来の焼結体磁心
の場合と比較して示すグラフ、第9図は実施例の
場合の放電電流波形を従来の場合と比較して示す
グラフ、第10図は本考案の他の実施例を示す右
側面図である。 6……圧電ユニツト、10,10A……圧電点
火用高圧コイル、11……入力電極板、12,1
2A……多連ボビン、13,13A……磁心、1
4……凹部、15……出力リード線、18……高
圧取出電極部、19……端子部、20乃至23…
…つば、24乃至26……巻線部、31,32…
…圧電素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧電ユニツトに内蔵された圧電素子の電極面
    に直接接触する高圧取出電極部及び巻線部端末
    処理用の端子部を一体に有している入力端子板
    を閉塞された端部に備えた多連ボビンの外周
    に、2個以上に分割された巻線部を巻装し、そ
    の多連ボビンの内側にパーマロイ粉末を圧縮成
    型してなる磁心を設け、前記多連ボビンの開口
    端部側の前記磁心部分に出力リード線を固着
    し、前記巻線部の端末を前記巻線部端末処理用
    の端子部と前記出力リード線とに接続したこと
    を特徴とする圧電点火用高圧コイル。 (2) 前記パーマロイ粉末がニツケル含有量約30乃
    至50%のものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の圧電点火用高圧コイル。 (3) 前記磁心の断面積が約5乃至13mm2である実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の圧
    電点火用高圧コイル。
JP206179U 1979-01-16 1979-01-16 Expired JPS6218018Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP206179U JPS6218018Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP206179U JPS6218018Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55103944U JPS55103944U (ja) 1980-07-19
JPS6218018Y2 true JPS6218018Y2 (ja) 1987-05-09

Family

ID=28804792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP206179U Expired JPS6218018Y2 (ja) 1979-01-16 1979-01-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6218018Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5212329B2 (ja) * 2009-10-12 2013-06-19 株式会社デンソー 点火コイルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55103944U (ja) 1980-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2972713A (en) Circuit element construction
JPS6218018Y2 (ja)
JPS6134912A (ja) 内燃機関用点火コイル
JPS60126963U (ja) マグネトロン
JPH0378984A (ja) 電源ケーブル
JPS6226912A (ja) ノイズフイルタ
JPH06151176A (ja) ノイズフィルタ
JPS5923406Y2 (ja) 4端子型コンデンサ
JPS62175648U (ja)
JPS58124923U (ja) 高周波コイル
JP3007983U (ja) コモンモードコイル
JPS6319743U (ja)
JPH05343234A (ja) ノイズフィルタ
JPS58148412A (ja) チツプ型高周波コイル
JPH0412244U (ja)
JPH02235418A (ja) ノイズフィルタ
JP2001155942A (ja) トランス
JPS6252908A (ja) フイルタ−部品
JPH048527U (ja)
JPH0226215U (ja)
JPS58114014U (ja) 高周波コイル
KR960003519A (ko) 칩형 3단자 전자파장애 방지필터
JPS58187122U (ja) 単巻変圧器
JPS60129058U (ja) マグネトロン
JPH0290503U (ja)