JPS62179649A - 雨滴検知装置 - Google Patents

雨滴検知装置

Info

Publication number
JPS62179649A
JPS62179649A JP61020910A JP2091086A JPS62179649A JP S62179649 A JPS62179649 A JP S62179649A JP 61020910 A JP61020910 A JP 61020910A JP 2091086 A JP2091086 A JP 2091086A JP S62179649 A JPS62179649 A JP S62179649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
dielectric
raindrops
unit
unit electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61020910A
Other languages
English (en)
Inventor
Noribumi Iyoda
紀文 伊豫田
Atsushi Oota
淳 太田
Masahito Muto
武藤 雅仁
Umeo Arao
梅男 荒尾
Shigeru Hayashi
茂 林
Kazuhisa Kubota
久保田 一久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP61020910A priority Critical patent/JPS62179649A/ja
Publication of JPS62179649A publication Critical patent/JPS62179649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、雨滴を検知して例えば自動車のワイパを自動
運転させる等の用途に好適する雨滴検知装置に関する。
[従来技術] 従来より、例えば自動車におけるワイパ駆動用の雨滴検
知装置の一例として、自動車のフロントガラスの表面に
1対の櫛歯状電極を互に噛み合せた状態にて対向配置し
、これら電極間に雨滴が付着するのに応じた両電極間の
抵抗値変化によって雨滴のを無を検知する構成としたも
のが供されている。しかしながら、斯かる従来構成の雨
滴センサでは、電極がフロントガラスの表面に露出した
状態で設けられているため、その電極の腐蝕或は破損等
を来す虞があって、その耐久性が低いという問題点があ
った。しかも、雨滴は抵抗値が必ずしも一定でないため
、前記従来構成の雨滴センサでは、雨滴の有無を検出す
ることは可能であっても、その雨滴の量を検知すること
が不可能であり、従ってワイパの駆動制御を緻密に行な
えないものであった。
また、従来において、自動車のフロントガラスの表面等
に複数対の電極を対向配置し、これら電極間が雨滴によ
り短絡されて両電極間の抵抗値が変化することに応じて
雨滴のを無を検知すると共に、雨滴により短絡された電
極対数に基づいて雨滴の瓜を検知できるようにした雨滴
センサが供されているが、このものにあっても電極の腐
蝕及び破損の虞があることには変わりがなく、その耐久
性に問題がある。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、耐久性の大幅な向上を実現できると共に、雨滴の
有無の検知は勿論のこと雨滴の量の検知をも可能にでき
、さらには破損時における信頼性を向上させるために複
数の単位電極を設けた構成でありながら、誘電体上を雨
滴が移動することに伴う誤検知の防止並びに必要端子数
の削減を図り得ると共に、全体の小形化等も図り得る等
の効果を奏する雨滴検知装置を提供するにある。
[発明の要約] 本発明は」−記目的を達成するために、板状に形成され
た誘電体を設けると共に、この誘電体の裏面に夫々所定
の検出間隙を存した状態で噛み合わされた複数の櫛歯パ
ターン状単位電極に分割した第1及び第2の電極を添設
すると共に、前記誘電体の表面に雨滴が付着することに
応じた前記第1及び第2の電極間の静電容量変化を入力
してその誘電体の付性雨滴を検知する検知回路を設ける
114成とし、以て非露出状態で設けられた第1及び第
2の電極間の静電容量の大小に応じて雨滴の量を検知で
きるようになすと共に、誘電体が一部破損したときにも
雨滴検知機能が維Yjjされるようにしたものであり、
さらに、これに加えて、前記各単位電極のうち他の単位
電極に挟まれた状態のものは、両側に隣接した他の単位
電極の各々に対して前記検出間隙を存した形状に形成す
る構成としたものであり、これによって誘電体上を雨滴
が移動した場合における第1及び第2の電極間の静電容
量の変化を最小限に抑制するようにしたものである。
[実施例] 以下、本発明を自動車のワイパ駆動用の雨滴検知装置に
適用した一実施例について図面を参照しながら説明する
第1図乃至第5図において、1は例えば2個の矩形状窓
部1a、lbを有したケースで、これは断面「コ」字状
をなす取付金具2の上部にその窓部1a、lbを傾斜さ
せた状態にて固定される。
上記取付金具2が有する下アーム2aに1よ、これを上
下に貫通するようにして締付ねじ3が下方から螺着され
ていると共に、この締付ねじ3の先端にはゴム板4が取
着されており、また取付金具2が有する上アーム2bに
は、上記ゴム板4と所定間隔を存して対向するようにし
てゴム板5が取着されている。そして第5図に示すよう
に、前記ケース1は、自動車6のボンネット6aに取付
金具2を介して取付固定されてその窓部1a、lbが前
方を向くように位置されるものであり、このときにはボ
ンネット6aの縁部を金具2のゴム板4゜5間に挟み込
むと共に締付ねじ3を締め付けることにより、その金具
2のボンネット6aに対する固定を行なう。
7.7はケース1内にその窓部1a、lbに夫々臨むよ
うに設置された矩形板状の誘電体で、これらは比誘電率
が高い材料例えばPZT (Pb(Zr、Ti)03 
)系或はチタン酸バリウム系のセラミック材料(若しく
はこれらを含む反合材料)により厚さ0.2mm程度に
形成されている。
8及び9は各誘電体7の裏面に例えば導電ペーストを印
刷することにより添設された第1及び第2の電極で、こ
れらは具体的には第4図に示す形状に構成されている。
即ち、各電極8及び9は、これら全体で矩形状をなすと
共に、夫々復数組例えば3組の櫛歯パターン状単位電極
8a、8b。
8c及び9a、9b、9cに分割されており、各単位電
極8a、8b、8c及び9a、9b、9cを横方向(左
右方向)に列設して成る。そして、単位電極8a、8b
、8c及び9a、9b、9cは、各電極指8− a、 
 8− b、  8− c及び9′a。
9−b、9−cが0.5mm程度の一定幅に形成されて
いると共に、対向するもの同士が互に比較的小なる均一
間隔(本実施例では例えば0.5mm)の検出間隙Gを
存した状態で噛み合わされている。
特にこの場合、各単位電極8a、8b、8c及び9a、
9b、9cのうち、他の単位電極に挟まれた状態の単位
電極8b、8c、9a、9bは、その電極指8″b、8
”c、9−a、9−bが左。
右両方向に延出され、以て両側に隣接した他の単位電極
の各々に対して前記検出間隙Gを存した形状に形成され
ている。
一方、10は誘電体7,7の裏面に接心されて各誘電体
7との間に前記第1及び第2の電極8及び9を挟み込む
ように設けられた補強板で、これは例えば厚さlll1
m程度のアルミナ製セラミック板により矩形状に形成さ
れている。また、11はケース1内に配設されたプリン
ト配線基板で、これには後述する検知回路等の電気回路
装置が実装されている。そして、以上述べたケース1.
誘電体7、第1の電極8.第2の電極9及び補強板10
によって雨滴センサ12が構成されるものである。
さて、第6図には誘電体7上の例えば単位電極8a、9
aの各電極指8”a、9−a間に対応した位置に雨滴A
が付着したときにおける当該単位電極8a、9c間の静
電容;及び抵抗の分布を概略的に示し、また第7図は第
6図の状態での等価回路を示すものであり、これら第6
図及び第7図において、Ciは単位電極ga、9a間の
初期静電容量(雨滴Aが存在しない状態での単位電極8
a、9c間の静電容Q) 、C2、Cmは各単位電極g
a、9aと雨滴Aとの間で形成される静電容量、R1及
びC3は雨滴A自身の抵抗及び静電容量に対応するもの
であり、またSwは雨MAが付着したときのみオンする
スイッチと等価なスイッチである。斯様な等価回路にお
いて、誘電体7の比誘電率がrl 000Jであった場
合(既述したように誘電体7の板厚は0.2■に設定さ
れていると共に、単位電極8a、9aの幅及びこれらの
間の間隔は夫々0. 51m−に設定されている)に、
水滴Aの直径が2II11であったときには、C2,C
4の直列静電容量が計算上約15pFと比較的大きくな
るものであり、結果的に雨滴センサ12にあっては、斯
かる静電容量の変化(即ち第1及び第2のTti極8及
び9間のインピーダンスの変化)に応じて雨滴の付着状
態を実用上十分に検知することができるものである。そ
して、この場合には、第1及び第2の電極8及び9間の
静電容量は誘電体7上に付着した雨滴の量に略比例して
変化(両電極8及び9間の容量リアクタンスつまりイン
ピーダンスは付着雨滴の瓜に略反比例して変化)するよ
うになるから、その静電容量に基づいて雨滴の瓜を容易
に検知し得るものである。
第8図には上記したような第1及び第2の電極8及び9
間の静電容量変化に基づいて雨滴を検知するための電気
回路構成が示されている。即ち、この第8図において、
13は前記プリント配線基板11上に設けられた検知回
路で、これは電源端子+Vcc及びアース端子6間にオ
ペアンプ14゜抵抗15〜18.各単位電極8a、8b
、8c及び9a、9b、9cの各組に対し直列に接続さ
れた外付けのコンデンサ19〜24並びに前記第1及び
第2の電極8及び9(特には各11を位電極8a。
8b、8c及び9a、9b、9c)によってパルス発振
回路として構成されており、その出力端子Pから周波数
信号Sfを出力するようになっている。斯かる検知回路
13にあっては、誘電体7の表面に雨滴が付巷して第1
及び第2の電極8及び9間の静電容量が増加(両電極8
及び9間のインピーダンスが減少)するのに応じて周波
数信号Sfの周波数が低下してその周期τtが長くなる
ものであり、従って上記周波数信号Sfの周期τtの長
短に基づいて誘電体7に付着した雨滴の有無及び量を検
知することができるものである。
第9図には上記検知回路13からの周波数信号Sf等に
基づいて自動車のワイパを制御するための電気回路構成
が示されている。即ち、この第9図において、25は低
速回転端子り、高速回転端子H及び共通端子Cを存した
ワイパモータ、26はワイパモータ25に付随して設け
られたオートストップスイッチ、27はイグニッション
スイッチ、28はバッテリである。29はワイパスイッ
チで、これは4個の切換接点29a〜29d及びアース
端子に接続された共通接点29eを有し、各切換状態に
おいてワイパにおけるオートモードAUTO,停止モー
ドOFF、 低速払拭モードLO1高速払拭モードH1
の何れかに対応した選択信号(ローレベル信号)を出力
するように設けられている。30は制御回路で、これは
入力端子J1に周波数信号Sfを受けると共に、入力端
子12〜J5にワイパスイッチ29の各切換接点29a
〜29dからの信号を受けるように設けられており、以
下においてはこの制御回路30について説明する。
31はバッテリ28からイグニッションスイッチ27及
び端子「十B」を介して給電される定電圧IC(三端子
レギュレータ)で、その出力を前記検知回路13用の電
源端子+Vcc及びマイクロコンピュータ32の電源端
子VBに与えるように設けられている。上記マイクロコ
ンピュータ32は、その人力ポート■1に入力端子J1
からの周波数信号Sfを受けると共に、人力ポートI2
に端子「+S」からの信号を受けるように設けられ、さ
らに人力ポートI3〜I6に前記入力端子J2〜J、か
らの選択信号を受けるように設けられている。また、マ
イクロコンピュータ32は、その出カポ−)01,02
からの出力によってトランジスタ33.34のオン、オ
フを制御するようになっており、これらトランジスタ3
3.34がオンされた各場合には、ワイパの払拭モード
切換用の第1のリレー35における励磁コイル35a及
びワイパの駆動制御用の第2のリレー36における励磁
コイル36aに対して端子「+B」から通電されるよう
になっている。そして、上記第1及び第2のリレー35
及び36のリレー接点35b及び36bは、端子r+B
J、r+2J、r+IJ、  「十sJに対して図示の
如く接続されており、また、上記各端子r+BJ、r+
2J、r+IJ。
「+S」に対して、前記オートストップスイッチ26の
常開接点a、ワイパモータ25の高速回転端子H1低速
回転端子り、オートストップスイッチ26の共通接点C
が夫々接続される。
次に上記マイクロコンピュータ32による周波数信号S
fの処理並びにその処理に基づいた制御内容について、
その信号処理並びに制御内容をフローチャートにて示す
第10図及び入出力信号波形を示す第11図も参照しな
がら説明する。即ち、マイクロコンピュータ32にあっ
ては、第10図(A)に示すように、イグニッションス
イッチ27のオンに応じた電源投入後に最初に行なわれ
る初期設定ステップ(イ)において入力及び出力並びに
マイクロコンピュータ32の初期化を行なった後に、メ
インルーチンへ移行するものであり、また、斯かるメイ
ンルーチン実行中において人力ポート11から人力され
る周波数信号Sfのパルス波形が立」二がる毎に同図(
B)に示すような割込みルーチンを実行する。具体的に
は、マイクロコンピュータ32は、人力される周波数信
号Sfのパルス波形が立」二がる毎に内蔵タイマの時刻
を読み出してレジスタにストアすると同時に、割込み信
号を発生するものであり、斯様な割込み信号に同期した
割込みルーチンの最初に行なわれるレジスタリードステ
ップ(ロ)では、前記レジスタにストアされた時刻Tt
  (現在時刻に相当)を読み出してRAMに記憶し、
引続く演算ステップ(ハ)では、RAMの所定記憶領域
に記憶された前回の割込み信号発生時点の時刻T t−
1から現在時刻Ttまでの時間を演算し、この時間を周
波数信号Sfの周期τtとしてRAMに記憶する。そし
て、次の記憶更新ステップ(ニ)では、前記RAMの所
定記憶領域の記憶内容(前回の割込み信号発生時点の時
刻Tt−1)を今回記憶した時刻Ttに更新し、この後
に元のメインプログラムにリターンする。要するに上記
割込みルーチンは、周波数信号Sfの周期τtの長短(
誘電体7に付着した雨滴の量に対応)を刻々と測定する
ために行なわれるものである。
さて、メインルーチンにおいて最初に行なわれる選択モ
ードリードステップ(ホ)では、ワイパスイッチ29か
ら人力ポート13〜I8を介して与えられる選択信号(
ワイパのモード選択状態を示す信号)を読込むものであ
り、引続く判断ステップ(へ)、  (ト)、  (チ
)では斯様な読込み結果に基づいて選択されたモードの
判断動作を行なう。即ち、判断ステップ(へ)では、高
速払拭モードH1が選択されたか否か(ワイパスイッチ
29の切換接点29aが選択されたか否か)を判断し、
rYEsJの場合にはリレー制御ステップ(す)を経て
メインルーチンの先頭アドレスへ戻り、rNOJの場合
には次の判断ステップ(ト)へ移行する。また、判断ス
テップ(ト)では、低速払拭モードLOが選択されたか
否か(ワイパスイッチ29の切換接点29bが選択され
たか否か)を判断し、rYESJの場合にはリレー制御
ステップ(ヌ)を経てメインルーチンの先頭アドレスへ
戻り、rNOJの場合には次の判断ステップ(チ)へ移
行する。さらに、判断ステップ(チ)では、停止払拭モ
ードOFFが選択されたか否か(ワイパスイッチ29の
切換接点29cが選択されたか否か)を判断し、rYE
sJの場合にはリレー制御ステップ(ル)を経てメイン
ルーチンの先頭アドレスへ戻り、「NO」の場合つまり
オートモードAUTOが選択された状態時(ワイパスイ
ッチ29の切換接点29dが選択された状態時)には次
の記憶周期更新ステップ(ヲ)へ移行する。
しかして、上記リレー制御ステップ(す)では、出力ポ
ート01,02の双方からハイレベル信号を出力してト
ランジスタ33.34をオンさせ、以て第1及び第2の
リレー35.36を双方共駆動するものであり、これに
よりリレースイッチ35b、36bが夫々接点(c−a
)間をオンした状態に切換えられる。従って、ワイパス
イッチ29の切換接点29aが選択された場合にはワイ
パモータ25が高速回転端子Hを介して高速回転され、
これに応じてワイパの高速払拭モードが実行される。ま
た、ワイパスイッチ29の切換接点29bが選択されて
前記リレー制御ステップ(ヌ)に移行したときには、出
力ポート02のみからハイレベル信号を出力してトラン
ジスタ34をオンさせ、以て第2のリレー36のみを駆
動するものであり、これによりリレースイッチ36bの
みが接点(C−a)間をオンした状態に切換えられる。
従って、この場合にはワイパモータ25が低速回転端子
りを介して低速回転され、これに応じてワイパの低速払
拭モードが実行される。さらに、ワイパスイッチ29の
切換接点29cが選択されて前記リレー制御ステップ(
ル)に移行したときには、出力ボートOi、02双方が
らローレベル信号を出力してトランジスタ33.34を
オフさせるものであり、これによりリレースイッチ35
b。
36bが夫々接点(c−b)間オン状態に保持される。
従って、この場合にはワイパが停止位置に戻った状態(
オートストップスイッチ26の接点(c−b)間がオン
された状態)となったときにワイパモータ25が断電さ
れるようになり、以てワイパが停止モードに保持される
ようになる。
一方、前記記憶周期更新ステップ(ヲ)では、それ以前
の段階で実行された最後の割込みルーチンで測定した周
波数信号Sfの周期τtを現在の周期τnとして記憶す
ると共に、それまで記憶されていた周期τnを前回の周
期τn−1として更新記憶した後に、次の周期増加分演
算ステップ(ワ)へ移行する。この周期増加分演算ステ
ップ(ワ)では、τn−τn−1−Δτnを演算するこ
とにょって周波数信号Sfの周期増加分Δτnを得ると
共に、その周期増加分Δτnが設定値α以上のときには
誘電体7に雨滴が新たに付着したものと判断して上記周
期増加分Δτnをそのまま記憶し、また周期増加分Δτ
nが設定値α未満のときには誘電体7に雨滴が新たに付
着していないものと判断して上記周期増加分Δτnを零
として記憶する。
尚、上記設定値αは、ノイズ或は誘電体7−1−に付着
した雨滴が移動するのに伴う周波数信号Sfの周期τt
の変動を考慮して決定される。そして、これに引続く積
算ステップ(力)では、」二記周期増加分演算ステップ
(ワ)で記憶した周期増加分Δτnを積算して、その積
算結果を周期増加積算W W nとじて記憶するもので
あり、次のリレー制御ステップ(ヨ)では、上記周期増
加積算HW nが低速払拭モード用の基準値WL以上あ
ったときに出力ポート02のみからハイレベル信号を出
力してトランジスタ34をオンさせ、以てリレースイッ
チ36bの接点(C−a)間をオンさせてワイパを低速
払拭モードで駆動する。さらに、次の周期増加分初期化
ステップ(り)では、人力ポートI2に対する人力信号
がローレベル信号からハイレベル信号へ変化したとき、
換言すればワイパモータ25が回転開始されてオートス
トップスイッチ26の接点(C−a)間がオ〕/された
ときに前記周期増加積算Q W nを零に初期化する。
そして、次のリレー制御ステップ(し)では、人力ポー
トI2に対する入力信号がハイレベル信号からローレベ
ル信号へ変化したとき、換言すればワイパが停止位置に
戻ってオートストップスイッチ26の接点(c−b)間
がオンされたときに、この時点における周期増加積算H
W nに基づいて、以下に述べる制御を行なう。即ち、
Wn及び低速払拭モード用の前記基準値WLがWn<W
Lの関係にあったときには、出力ポート02からの出力
を前記リレー制御ステップ(ヨ)によるハイレベル信号
からローレベル信号に反転させてワイパを停止させ、ま
た、Wn及び高速払拭モード用の基準値WllがWn≧
Wlの関係にあったときには、出力ポートo1からもハ
イレベル信号を出力してワイパを高速払拭モードで駆動
し、さらに、WL≦Wn<Witの関係にあったときに
は、出力ポート01からハイレベル信号を出力した状態
を保持してワイパを引続いて低速払拭モードで駆動する
そして、斯かるリレー制御ステップ(し)の後にはメイ
ンルーチンの先頭アドレスへ戻るものである。要するに
、ワイパスイッチ29によりオートモードAUTOが選
択されていたときには、ワイパが誘電体7に新たに付着
したiii滴の計即ち雨滴センサ12が検知した降雨量
に応じた速度で自動的に駆動されるものである。尚、第
11図には、周波数信号Sfの周期τn及び周期増加積
算量Wnの変化状態の一例を示すと共に、これに伴うマ
イクロコンピュータ32の出力ポート01,0□から出
力波形及び入力ポートI2に対する人力波形を示した。
また、この第11図において、Xで示した部分は誘電体
7に付着した雨滴が垂れ落ちたり風圧等により吹き飛ば
されて減少し、以て周期τnが短くなったときの状態を
示し、Yで示した部分は誘電体7に付着した雨滴が自動
車の振動或はその走行に伴う風圧等によって移動して周
期τnが脈動した状態を示し、さらに、2で示した部分
は、周期増加分初期化ステップ(り)で周期増加積算Q
 W nが初期化された状態を示すものである。
しかして、上記した本実施例によれば次に述べるような
数々の効果を奏することができる。第1及び第2の電極
8及び9は、誘電体7の裏面に添設されて外部に露出し
ていないから、これらが従来のように腐蝕したり或は破
損したりする虞がなく、従ってその耐久性を向上させ得
る。誘電体7は比誘電率が高い材料により形成されてい
るから、これの板厚を比較的大きくした場合(本実施例
では0.2mff1)でも、その誘電体7に対する雨滴
の付iりに伴う第1及び第2の電極8及び9間の静電容
量の変化(雨滴センサ12の出力に相当)を大きくする
ことができて実用上において同等支承がなく、結果的に
露出状態にある誘電体7の強度が高くなってそのFil
 INが抑制されるようになり、この面からも耐久性を
向上させ得る。特に、この場合、誘電体7の裏面に補強
板10を接着する構成としたから、その誘電体7の強度
をより一層高め得る。誘電体7に対する雨滴の付着に伴
う第1及び第2の電極8及び9間の静電容量の増加(両
電極8及び9間のインピーダンスの減少)に応じて雨滴
を検知する構成であるから、上記第1及び第2の電極8
及び9間の静電容量が付着雨滴量(降雨量)に略比例し
て増加するようになり、結果的に雨滴の有無は勿論のこ
と雨滴の量をも確実に検知することができて、ワイパの
駆動制御を緻密且つ1E確に行なうことができる。ワイ
パを駆動させるに当たっては、検知回路13からの周波
数信号Sfの周期τnの増加分Δτn (換言すれば、
透電体7に付着した雨滴の量の増加分)の積算r:LW
 nが所定値(基準値W+、若しくはWit)を越えた
ときに初めてワイパを駆動する構成としたから、誘電体
7の表面を払拭しなくとも連続的に雨滴を検知すること
ができるものであり、従って誘電体7表面の雨滴を払拭
或は吸水する等の機構を雨滴センサ12に付随させて設
ける必要がなくなり、以て構造の簡単化を実現できるも
のである。また、これに関連して、雨滴センサ12をワ
イノク(こよる払拭面に設ける必要がなくなるから、そ
の雨滴センサ12の設置位置の自由度を大幅に高め得て
これが自動車の前方視界の妨げになる虞かなくなるもの
である。さらに、このように誘電体7に付着した雨滴の
量の増加分に基づいて雨滴の有無及び量を検知する構成
とした上に、第1及び第2の電極8及び9を夫々複数の
単位電極8a、8b、8C及び9a、9b、9cに分割
する構成としたから、誘電体7が小石その他の物体の衝
突等によって破損して−乃至二の単位電極が断線状態に
陥った場合でも、誘電体7に付着した雨滴の検知を引続
き支承なく実行できるものであり、以て実際の使用時に
おける信頼性を飛W的に高めることができる。しかも、
この場合において、各単位電極8a *  8 b T
  8 C及び9a、9b、9cと直列にコンデンサ1
9〜24を接続する構成としたから、誘電体7のひび割
れ等の破損が発生して内部に水が浸入し、以て単位電極
8a、8b、8c及び9a、9b、9cの各間が短絡状
態に陥ったときでも、第1及び第2の電極8及び9間が
短絡されて雨滴検知そのものが不能になる事態がコンデ
ンサ19〜24によって阻止されるようになり、結果的
にこの面からも信頼性を向上させ得るものである。誘電
体7等を収納したケース1は、ゴム仮5によって自動車
6のボンネット6aから浮いた状態で設けられているか
ら、そのボンネット6a上に付着した水滴が自動車走行
時の風圧等によって誘電体7面まで駆は登る虞がなく、
以てボンネッ)6a上の水滴に起因した誤検知を未然に
防止することができる。
加えて、横方向(左右方向)に列設された各単位電極8
a、8b、8c及び9a、9b、9cのうち、他の単位
電極に挟まれた状態の+1を位電極8b、8 C,9a
、9 bは、その電極指8”b、8− c、9− a、
9− bが左、右方向に延出されて、両側に位置した他
の単位電極の各々に対して検出間隙Gを存した形状に設
けられているから、誘電体7上に付着した雨滴が自動車
の走行に伴う風圧等によって左右方向へ移動した場合で
も、第1及び第2の電極8及び9間の静電容量の変化度
合を小さく抑制でき、この場合における誤検知を防止で
きる。さらに、第1及び第2の電極8及び9が有する電
極指g−a、s−b、8″C及び9゛a。
9−b、9”c間の検出間隙Gを均一1つ比較的小さく
設定(本実施例では0.5mm)する構成としたから、
誘電体7−にに付着した雨滴が自動車の振動或はその走
行に伴う風圧等によって上下方向へ移動した場合でも、
第1及び第2の電極8及び9間の静電容量の変化度合を
小さく抑制できるものであり、結果的に雨滴の検出を何
時でも正確に行なうことができる。また、上述したよう
に、単位電極8b、8c、9a、9bは、その電極指8
″b、8″cr  9 ” a、  9−  bを左、
右方向に延出させることにより、両側に位置した他の単
位電極の各々に対して検出間隙Gを存した形状に設ける
構成としたから、結果的に3組の単位電極8a。
8b、8c及び9a、9b、9cによって合計5か所の
検知エリア(第4図に符号DI−D、を付して示す)を
得ることができ、以て第1及び第2の電極8及び9に必
要な端子数を最少限に抑制できると共に、誘電体7を有
効利用できてその小形化ひいては装置全体の小形化を図
り得る。
尚、上記実施例では、第1及び第2の電極8及び9の各
電極指8− a、  8− b、  8− c及び9′
a、9−b、9−cの幅及び各間の間隔を夫々0゜51
程度に設定するようにしたが、−1−2幅及び間隔は雨
滴センサ12の出力変動幅に応じて適宜に設定できるも
のである。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定
されるものではなく、例えば自動車のワイパ駆動用に限
らず他の用途にも使用できる等、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができるものである。
[発明の効果] 本発明によれば以上の説明によって明らかなように、板
状に形成された誘電体の裏面に第1及び第2の電極を互
に所定間隔を存して添設すると共に、第1及び第2の電
極の形状を所定に設定するだけの極めて簡単な構成にて
、耐久性の大幅な向上を実現できると共に、雨滴の有無
は勿論のこと雨滴の量の検知をも可能にできるものであ
り、さらには誘電体の破損時における信頼性を向上させ
るために?−U数の単位電極を設けた構成でありながら
、誘電体1ニを雨滴が移動することに伴う誤検知の防1
に・lトびに必要端子数の削減を図り得ると共に、全体
の小形化も図り得る等の優れた効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は主要部
の拡大縦断面図、第2図は雨滴センサの斜視図、第3図
は雨滴センサ及びその取付金具の縦断面図、第4図は第
1及び第2の電極のパターンを示す平面図、第5図は雨
滴センサの取付状態の一例を示す側面図、第6図は誘電
体上に雨滴が付着した状態での各部静電容量及び抵抗の
分布を等価的に示す図、第7図は同状態の等価回路図、
第8図は検知回路の電気的構成図、第9図はワイパ駆動
用の制御回路の電気的構成図、第10図は制御回路内マ
イクロコンピュータの信号処理及び制御内容を示すフロ
ーチャート、第11図は作用説明用の信号波形図である
。 図中、1はケース、2は取付金具、7は誘電体、8は第
1の電極、9は第2の電極、8a、8b。 8C及び9a、9b、9cは単位電極、Gは映出間隙、
10は補強板、11はプリント配線基板、12は雨滴セ
ンサ、13は検知回路、19〜24はコンデンサ、25
はワイパモータ、26はオートストップスイッチ、29
はワイパスイッチ、30は制御回路、32はマイクロコ
ンピュータ、35は第1のリレー、36は第2のリレー
を示す。 出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、板状に形成された誘電体と、夫々複数の櫛歯パター
    ン状単位電極に分割され上記各単位電極を互に所定の検
    出間隙を存した状態で噛み合わせた状態で前記誘電体の
    裏面に列設状に添設して成る第1及び第2の電極と、前
    記誘電体の表面に雨滴が付着することに応じた前記第1
    及び第2の電極間の静電容量変化を入力してその誘電体
    の付着雨滴を検知する検知回路とを備え、前記各単位電
    極のうち他の単位電極に挟まれた状態のものは、両側に
    隣接した他の単位電極の各々に対して前記検出間隙を存
    した形状に形成されていることを特徴とする雨滴検知装
    置。
JP61020910A 1986-01-31 1986-01-31 雨滴検知装置 Pending JPS62179649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61020910A JPS62179649A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 雨滴検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61020910A JPS62179649A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 雨滴検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62179649A true JPS62179649A (ja) 1987-08-06

Family

ID=12040376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61020910A Pending JPS62179649A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 雨滴検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62179649A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4740735A (en) Apparatus and a method for controlling a wiper
US5266873A (en) Automatically controlled cleaning device, notably for a motor vehicle windscreen
JP2723355B2 (ja) 自動車用アクセサリのための駆動機構制御装置
DE4033332A1 (de) Scheibenwischervorrichtung
US4710878A (en) Apparatus and a method for controlling wiper
EP0231991A2 (en) A windshield wiper control system and a precipitation sensor therefor
US4689536A (en) Apparatus and a method for controlling a windshield wiper
DE102013206118A1 (de) Annäherungsschalteranordnung und -verfahren mit adaptiver Zeitverzögerung
WO1990005987A1 (en) Capacitive coupled moisture sensor
DE3937605C2 (de) Feuchtigkeitssensor
EP0549010A1 (en) Water drop sensor
US4567412A (en) Automatic wiper actuator for a vehicle window
DE19619879A1 (de) Regensensor
JPS62179649A (ja) 雨滴検知装置
JP2010160115A (ja) 液体検出センサ及び車両用ワイパ装置
JPS62179651A (ja) 雨滴検知装置
JPS62179648A (ja) 雨滴検知装置
JPS62179650A (ja) 雨滴検知装置
GB2056119A (en) Wiper device
DE2523111A1 (de) Selbsttaetiges steuergeraet fuer die scheibenwischer oder deren ersatzeinrichtungen von fahrzeugen, insbesondere kraftfahrzeugen
US5789886A (en) Wiper motor and delay control with windshield washer pump
JPH05264496A (ja) 雨滴センサ
EP0192416A2 (en) A sensor for detecting an amount of rain
JPS62175653A (ja) 雨滴センサ
JPS62178459A (ja) 車両用ワイパ制御装置