JPS621781A - 高有機質土壌用固化材 - Google Patents

高有機質土壌用固化材

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JPS621781A
JPS621781A JP14193285A JP14193285A JPS621781A JP S621781 A JPS621781 A JP S621781A JP 14193285 A JP14193285 A JP 14193285A JP 14193285 A JP14193285 A JP 14193285A JP S621781 A JPS621781 A JP S621781A
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soil
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sulfate
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solidification
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JP14193285A
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Kiyohiko Uchida
内田 清彦
Yukio Fukubayashi
福林 幸雄
Sumishige Yamashita
純成 山下
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Sumitomo Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は高有機質土壌の固化材に関するしのである。
「従来の技術」 近年、都市開発など、土地の有効利用が盛んになり、そ
のために今まで軟弱であるために避けてきtコ高有機質
土壌も人為的に固化改良し、積極的に利用することが要
求されている。
「発明が解決しようとする問題点」 一般に地盤等の固化材として石灰系材料、ポルトランド
セメントおよび水滓スラグ系材料が使用されている。し
かし、周知のように、高有機質土壌は、セメント等の固
化を阻害する有機成分を高い割合で含んでおり、しかも
高含水量、高圧縮性を有しており、前記一般的な固化材
によっては充分に固化することができない。そのため、
このような高有機質土壌を確実に固化することのできる
固化材の開発が望まれている。
[問題点を解決するための手段」および「作用」本発明
者らは、上記事情に対し、高有機質土壌を確実に固化さ
せることのできる固化材を得るために鋭意研究を重ねた
ところ、次のような知見を得るに至った。すなわち、高
有機質土壌中の成分で従来の固化材の効果を最も阻害し
ていた原因物質がフミン酸であることを見出したため、
このフミン酸を水酸化ナトリウムで抽出し、このフミン
酸によって水和阻害作用を受けない物質の探索をフミン
酸存在下にあるセメント中に可能性のある物質を順次添
加し、それぞれの場合における水和反応熱を測定するこ
とにより行なった。その結果、カルシウム・アルミネー
トに無機硫酸塩、石灰系物質等の水硬性無機材料を添加
したものが高有機質土壌より抽出したフミン酸の水和阻
害作用を受けずに硬化することを見出した。そして、こ
れを高有機質土壌用固化材として実際に使用したところ
、有効であるとの結果が得られた。
この発明は上記知見に基づいてなされたもので、以下に
上記知見および本発明の構成、作用を詳しく説明する。
前記したように、高有機質土壌は、その成分中に多くの
有機物を含有するために、多くの水を含み、高圧縮性を
有し、さらにこの有機物中のフミン酸は、石灰系、セメ
ント系の土壌固化材に悪影響を与え、それらの水和反応
を阻害する。また、水和反応が行なわれた場合でも、高
含水量、高圧縮性のために充分に固化強度を出すに至ら
ない。
上記フミン酸は、土壌や若い地質時代の堆積物に含まれ
ており、分子量が数百〜数千または敵方と言われ、分子
構造は明らかになっていないが、タンパク質の分解生成
物と炭水化物などの縮合によって生成された高分子化合
−物であるといわれている。土壌中のフミン酸の抽出は
、一般に次のように行なわれる。すなわち、図に示すよ
うに0.5N水酸化ナトリウムで約1時間抽出後、遠心
分離し、残分を除去する。残分はさら1三2回同様の抽
出を繰り返し、抽出後は先の溶液に加える。この溶液に
農硫酸を加えて酸性にすると、茶褐色の物質が沈澱する
。これがフミン酸であるが、このフミン酸を図に示すよ
うに、さらに塩酸酸性メタノールにより抽出すると、フ
ミン酸2と称する物質が抽出分離される。このフミン酸
2は、上記塩酸酸性メタノールで抽出されないフミン酸
1と比べて非常に大きな固化阻害作用を有していること
が判明した。このフミン酸1と2の物性の違いを調べた
ところ、両者の糖濃度および弱酸、強酸量に大差なく、
分子量としてはフミン酸lがフミン酸2に比べて若干高
い値を示しているだけであるが、!Rスペクトルおよび
水酸基量の測定から固化遅延効果の大きいフミン酸2に
は、一般に強い固化遅延効果を発揮するとして知られて
いる一C00H基および −OH基が多く含まれていることが判った。
そこで、フミン酸2の水和阻害作用をほとんど受けない
物質を探したところ、カルシウム・アルミネートと、無
機硫酸塩または無機硫酸塩を主成分とする水硬性無機材
料との混合物が有効であることが判明した。上記無機硫
酸塩に混入されるこの無機硫酸塩以外の水硬性無機材料
としては石灰類、水滓スラグ、ポルトランドセメントが
ある。
上記力ルンウム・アルミネートは、フミン酸2の存在下
でも無機硫酸塩と反応してエトリンジヤイトを生成ずろ
。周知のように、このエトリンジヤイトはその成分中に
多量の水分を保有することができるため、土壌中から水
分を除去することができるとともに、その構造が柱状の
小結晶であり、高含水量、高圧縮性の土壌に抗して固化
し、土壌を固化することができる。この発明においてカ
ルシウム・アルミネートは、望ましくはCab;30〜
50重量%、A(2t03:5Q 〜65重屯%、Ca
SO4;O〜22重曵%となるようにkQtos源、C
aO源およびCa5Oi源の原料を調合し、これを12
00〜1400℃程度で焼成して得るもので、4Ca0
・3ACtO+・SO,,11ca04A(to・ca
Xt、3Ca0・3A(!t03・CaSO4,CaO
・A(!t03.12Ca0・7A12tO*を含有す
るものである。
前記無機硫酸塩としては、無水硫酸カルシウム、半水硫
酸カルシウム、三水硫酸カルシウムならびに硫酸ナトリ
ウムなどが使用できるが、好ましくは無水硫酸カルシウ
ムがよい。そして、前記石灰類としては、生石灰、消石
灰を使用する。
なお、上記カルシウム・アルミネートと無機硫酸塩と石
灰類との混合系を以下第1固化材と略記する。
この第1固化材にさらに無機硫酸塩、ポルトランドセメ
ント、水滓スラグを添加、混合することによりさらに固
化性能を向上させることが可能である。 この構成の固
化材においては、まず前記第1固化材が高有機質土壌中
で水和反応を生じて固化作用を起こし、さらにこの時の
水和反応により他の水硬性物質が刺激を受けて、水和反
応を起こし、より一層固化が促進されろ。
なお、上記無機硫酸塩は、二本、半水および無水硫酸カ
ルシウムのどちらでも使用できるが、好ましくは無水硫
酸カルシウムがよい。また、上記ポルトランドセメント
は、JIS規格のもの、またはこれに準じた品位のもの
が望ましい。そして、水滓スラグは、高炉あるいは電気
炉を用いた製鉄、非鉄金属精錬の際に発生するスラブが
利用される。
これら無機硫酸塩、ポルトランドセメントお上び水滓ス
ラグは、前記第1固化材;100重量部に対して150
〜600重M部であることが望ましい。
以下、この発明の実施例を示す。
「実施例 l」 各種高有機質土壌から図に示した方法で抽出したフミン
酸2をカルシウム・アルミネートに無水硫酸カルシウム
を混合して構成した固化材中に添加し、その積算水和発
熱量を測定した。使用したカルシウム・アルミネートの
化学組成、鉱物組成を表1に示した。また、固化材は表
1のカルシウム・アルミネートに(SQ、/AQ、03
)モル比が1になるように無水硫酸カルシウムを添加し
たものである。各積算水和発熱量の測定−結果を表2に
示した。
これに対し、比較例として、ポルトランドセメントのみ
と、ポルトランドセメント;35重量%、無水石こう;
20重量%、水滓スラグ、45重量%からなるセメント
との2例に対して上記フミン酸2を添加した系について
も、その結果を同表2に示した。
この表2から明らかなように本発明品の積算水和発熱量
は、比較例の【0倍以上となっており、本発明の固化材
の効果を確認することができた。
「実施例2」 実施例1で示したカルシウム・アルミネートのNo、l
Oに無水硫酸カルシウムを添加した系にさらに消石灰を
添加量(2,5,5,0,7,5,10,0および20
.0重量%の5種類)を変えて添加して固化材とした。
この固化材にフミン酸2を添加して、その積算水和発熱
量を経時測定した。その測定結果を表3に示した。この
実施例2の固化材ら前記実施例1の固化材同様、高い発
熱量を示した。
「実施例3」 実施例2で示したカルシウム・アルミネートのN o、
 10に無水硫酸カルシウムを添加した系にさらに消石
灰;7.5重量%を添加して構成した固化材について、
フミン酸2の添加量を1.0.1.5.2,5.5.0
.7゜5.15重量%外割で添加したものの積算水和発
熱量を経時測定した。その各測定結果を表4に示した。
この実施例3の固化材も前記実施例1と同程度の高い発
熱量を示した。
「実施例4」 実施例1で示したカルシウム・アルミネートに無水硫酸
カルシウムを混合した各々を普通ポルトランドセメント
に内削でそれぞれ10重量%添加して固化材とし、それ
にフミン酸2を添加した系の積算水和発熱量を測定した
。その各測定結果を表5に示した。この実施例4の固化
材も前記実施例1と同程度の高い発熱量を示した。
「実施例5」 実施例1〜4においてカルシウム・アルミネート、無水
硫酸カルシウム、石灰類混合系の固化材、およびポルト
ランドセメントにこの固化材を混合した系は、フミン酸
存在下でも水和発熱を行なうことを示したが、本実施例
では、実際の高有機質土壌での固化試験を行なった。
実施例1で示したカルシウム・アルミネートのNo、l
Oを100重量部として、それに対する無水硫酸カルシ
ウム、水滓スラグ、生石灰を表6の各重量部で示す配合
量で混合してなる固化材を高有機質土壌(含水比;水/
固形分=370%、有機質は固形分の40重量%) 、
 100重量部に対して25重1部添加して充分混合し
、養生温度、20℃、材令3日で、それぞれの−軸圧縮
強度を測定した。その測定結果を表6に示した。また、
比較としてポルトランドセメントのみ、ポルトランドセ
メント+水滓スラグ系についても同条件で測定した。そ
の結果を同表6に合わせて示した。なお、固化材は水/
固化材=50%のミルク状として添加した。表6から明
らかなように、本発明の固化材においては、従来のポル
トランドセメント等による場合に比べ、約7倍の一軸圧
縮強度を示しており、本発明の優れた効果を確認するこ
とができた。
「実施例6」 実施例Iで示したカルシウム・アルミネートのNo、 
10を100重量部に対して無水硫酸カルシウム、二本
硫酸カルシウム、水滓スラグ、ポルトランドセメントを
各々表7の各配合量で混合して固化材とし、この各固化
材を高有機質土壌(含水比−600%、有機質は固形分
の64重量%含有)100重量部に対して、それぞれ4
0重量部ずつ添加し、実施例5と同じ方法で一軸圧縮強
度を測定した。その結果を表7に示した。また、比較の
ためにポルトランドセメントのみ、およびポルトランド
セメント+水滓スラグ系の2例についても同条件で測定
した。
その測定結果は同表7に合わせて示した。表7から明ら
かなようにS本発明の固化材においては、従来のポルト
ランドセメントによる場合に比べ、約6〜15倍の一軸
圧縮強度を示しており、本発明の優れた効果を確認する
ことができた。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、セメント等の
固化を阻害する有機成分を高い割合で含んでおり、しか
も高含水量、高圧縮性を宵し、一般的な固化材によって
は充分−に固化することができない高有機質土壌を容易
、確実に固化することができる。
【図面の簡単な説明】
図は有機質土壌中の有機物に含まれ、水硬性無機物質(
固化材)の硬化を阻害するフミン酸の抽出方法を示す工
程図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高有機質土壌に添加、混合されることにより水和
    反応を生じて前記高有機質土壌を固化改良する高有機質
    土壌用固化材であって、 カルシウム・アルミネートを主成分とし、このカルシウ
    ム・アルミネートに水硬性無機材料が添加混合されてい
    ることを特徴とする高有機質土壌用固化材。
  2. (2)水硬性無機材料が無機硫酸塩であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の高有機質土壌用固化
    材。
  3. (3)水硬性無機材料が無機硫酸塩を主成分とし、この
    無機硫酸塩に石灰類、ポルトランドセメント、水滓スラ
    グのいずれか一つまたは二つ以上の組み合わせからなる
    材料を添加混合したものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の高有機質土壌用固化材。
JP60141932A 1985-06-28 1985-06-28 高有機質土壌用固化材 Expired - Lifetime JPH0678524B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008249A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 宇部興産株式会社 地盤改良材及び地盤改良方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54162809A (en) * 1978-06-13 1979-12-24 Mitsubishi Mining & Cement Co Grout material
JPS58128197A (ja) * 1982-01-26 1983-07-30 Osaka Soda Co Ltd 軟弱汚泥の安定化法

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