JPS6217749Y2 - - Google Patents

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JPS6217749Y2
JPS6217749Y2 JP1979140347U JP14034779U JPS6217749Y2 JP S6217749 Y2 JPS6217749 Y2 JP S6217749Y2 JP 1979140347 U JP1979140347 U JP 1979140347U JP 14034779 U JP14034779 U JP 14034779U JP S6217749 Y2 JPS6217749 Y2 JP S6217749Y2
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JP
Japan
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switching
shaft
timer
guide
cam
Prior art date
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JP1979140347U
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JPS5658488U (ja
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  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はモータを駆動源とするタイマーの巡
運速度切替装置に関するものである。
従来技術 近時、電気オーブンと電子レンジとの2つの機
能を有するオーブンレンジ等の様に複合電気器具
が普及しつつあるが、前記オーブンレンジがレン
ジとして使用される場合には比較的高精度で短時
間のタイマー制御を必要とし、またオーブンとし
て使用される場合には比較的長時間のタイマー制
御を必要とするという様に、この種の電気器具は
一般的に高精度(セツト精度の高い)短時間タイ
マー運転と長時間タイマー運転とを必要としてい
る。しかしながら、モータを駆動源とし減速歯車
系を介して一定速度で巡運する様になされた従来
のモータタイマーでは、前述の2つのタイマー運
転の両方を適切に制御することができず、従つ
て、短時間用タイマーと長時間用タイマーとの2
つの別々のタイマーが必要となり、不経済である
ばかりでなく、電気器具の操作性及びデザイン面
にも不都合性が見受けられた。
当該考案が解決しようとする問題点 この考案は上記点に鑑みてなされたもので、速
度切替装置を自動操作して減速歯車系の減速比を
換えることによりタイマーの巡運速度を換え、1
つのタイマーで短時間用及び長時間用の複数の時
限運転を可能ならしめるタイマーの速度切替装置
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 以下図面によりこの考案について説明する。
第1図により、1はタイマーケース2に支承さ
れ、上端部にセツトツマミ3が固定された主軸
(セツト軸)で、該主軸1の中程には主軸車4が
弾着され公知の摩擦式クラツチ機構を構成し、図
示しないタイマーモータを駆動源とし減速歯車系
Gを介して巡運する様になされている。
5,6は前記主軸1に所定の自由回動範囲を有
して遊嵌された主カムで、第2図に示す様に主カ
ム5には外周に切欠7が形成され、また切替カム
6の下面には低段面9及び高段面10と、該両段
面を結ぶ傾斜面8が夫々形成されている。尚、本
実施例では主カム5と切替カム6とが夫々別々に
設けられているが、これらを一体化しても良い。
Sは前記モータ及び電気器具の負荷を制御する
スイツチで、該スイツチの接片11の突部12が
前記主カム5の切欠7へ落下した時オフし、また
外周へ乗り上げた時オンする様になされている。
13は上端部がケース2を貫通して前記切替カ
ム6の下面と連係し、また下部がケース2の貫通
孔14に挿入された切替軸で、中程には第3図に
示す様に切替突起15と案内突起16と鍔部17
とが形成され、更に案内突起16の上下面には
夫々傾斜面16a,16bが形成されている。
18は前記切替軸13の鍔部17とケース2の
筒部19との間に嵌挿された復帰スプリングで、
切替軸13をケース2に対して常に矢印f方向へ
付勢している。
20及び21は(第3図)夫々ケース2の内面
に設けられた案内筒部で、該案内筒部20の下面
には前記案内突起16の傾斜面16a摺接する案
内傾斜面22が形成され、また案内筒部21の上
面にも同じ様に傾斜面16bが摺接する案内傾斜
面23が形成されている。これにより、切替軸1
3が下方(矢印e方向)に押し下げられると、切
替軸13に形成された案内突起16が前記案内筒
部20及び21の傾斜面22,23に遊動され
て、切替軸13は矢印c方向に回動し、また下方
に押し込まれた位置から上方(矢印f方向)へ復
帰する時には、矢印d方向に切替軸13が回動す
るものである。
24及び25は夫々ケース2に設けられたスト
ツパーで、切替軸13の回動範囲を規制してい
る。
26は切替体で、ケース2の内部に植設した支
軸27に遊嵌され、またその一端には切欠28が
形成され前記切替軸13の切替突起15と係合す
ると共に、他端下部には支軸29a及び29bが
植設されている。
30及び31は夫々前記支軸29a,29bに
遊嵌された切替歯車で、切替歯車30の上部には
高速度用ピニオン32が、また切替歯車31の上
部には低速度用ピニオン33が夫々一体的に形成
されている。そして切替歯車30,31は共にケ
ース2の支軸27に支承された歯車Gaのピニオ
ンGbと常に連繋し、また高速度用及び低速度用
ピニオン32,33は歯車Gcと係脱可能となさ
れ、本実施例では高速度用ピニオン32が歯車
Gcと係合した時のタイマー巡運速度は、低速度
用ピニオン33が係合した時の2倍の速度となる
様に設定されているものとする。
また切替体26は、切替軸13が矢印c方向に
回転した時支軸27を支点として矢印g方向に回
動すると共に、切替軸13が矢印d方向に回転し
たとき、矢印h方向に回転する様になされてい
る。これにより、切替軸13が切替カム6の低段
面9と係合している時は、高速度用ピニオン32
が歯車Gcと噛合すると共に、切替軸13が切替
カム6の高段面10と係合している時は低速度用
ピニオン33が歯車Gcと噛合する様になされて
いる。
作 用 以上の様な構成により作用を説明する。
先ずセツトツマミ3を若干矢印a方向へ回す
と、主軸1と共に主カム5が矢印a方向へ回転し
てスイツチSをオンし電気器具を始動する。また
切替カム6も同じ様に矢印a方向へ回転するが、
この時切替軸13は切替カム6の低段面9と摺接
しており、この位置から更にセツトツマミ3を矢
印a方向へ回すと切替軸13は切替カム6の傾斜
面8を登り、従つて切替軸13は矢印e方向へ移
動して案内突起16が案内筒部20及び21に誘
導され、切替軸13は矢印c方向へ回転し、これ
に伴なつて切替体26が矢印g方向は回転するか
ら、高速度用ピニオン32は歯車Gcから離れる
と共に低速度用ピニオン33が歯車Gcと連繋
し、切替軸13が切替カム6の高段面10と摺接
してこの状態を保持することとなる。
そしてモータ(図示外)が回転してタイマーは
矢印b方向へ低速度で巡運を開始する。次に一定
時間経過後、切替軸13が切替カム6の高段面1
0から低段面9へ落ちると低速度用ピニオン33
が歯車Gcから離れると共に高速度用ピニオン3
2が歯車Gcと連繋し、タイマーは低速から高速
巡運に切替わる。この時の作用を詳述すると、切
替カム6は主軸1に対して遊嵌していると共に切
替軸13は復帰スプリング18により付勢されて
いるから、切替軸13は切替カム6の高段面10
から低段面9へ落ちる際に瞬間的に矢印f方向へ
移動し、案内突起16が案内筒部20に案内され
るから切替軸13は矢印d方向へ回転し、これに
伴なつて切替体2は矢印h方向へ瞬時に回転する
こととなり、高速度用ピニオン32は瞬時にしか
も確実に歯車Gcと連繋するものである。
そしてセツト時間が経過すると主カム5により
スイツチSがオフし、タイマーが停止すると共に
電気器具の運転は終了する。
この様に切替軸13は切替カム6によつて操作
され、切替カム6の低段面9の領域、即ち短時間
セツト領域は高段面10の領域、即ち長時間セツ
ト領域の2倍の大きさで時間設定目盛(角度)を
表わすことができ、従つて短時間セツト領域では
短時間のセツトを極めて高精度で行なうことがで
きる。
尚、上記構成では切替カム6が低段面9と高段
面10との2つの領域に区分されているが、これ
を適宜に凹凸形状とし、タイマーのセツト時間帯
に応じてその巡運速度を例えば高→低→高→低と
いう様に任意に変化させることが出来る。また速
度切替装置を複数設け、切替カムを適宜に設定す
ることによりタイマーの巡運速度を多段階に変化
させることもできる。
効 果 以上の様にこの考案によれば、主軸に装架され
下面部に低段面、高段面及び該両段部を結ぶ傾斜
面とを形成された切替カムと、切替カムの下面部
に常時当接する様に付勢されると共に上下面に
夫々傾斜面が形成された案内突起を有する切替軸
と、前記案内突起の傾斜面と係合して切替軸を回
動且つ上下動させる様に誘導する案内傾斜面が形
成された案内筒部と、支軸に遊嵌され前記切替軸
に連動して回動可能になされた切替体と、該切替
体に装着されモータを駆動源として回動する減速
歯車系の内の一部の歯車と係脱して夫々異なつた
減速比に変換する一対の歯車とから速度切替装置
を構成したので、タイマーの巡運速度を自動的に
変化させ、1つのタイマーを短時間用及び長時間
用の複数の時間仕様を持つたタイマーとすること
ができ、特に短時間部に於いては表示が拡大され
ることから極めてセツト精度の高いものが得ら
れ、制御される電気器具に応じて頗る操作性に優
れ且つ合理的なタイマーを提供することが出来
る。また、切替カムの下面部に形成する段部を適
宜変更することにより、任意の時間仕様タイマー
とすることが出来るので生産性に優れ、更に構造
が簡単であることからコンパクトに出来る等、実
用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案を示すもので、第1図は正面
図、第2図は要部分解斜視図であり、また第3図
は要部分解斜視図である。 1:主軸、6:切替カム、8:傾斜面、9:低
段面、10:高段面、13:切替軸、16:案内
突起、16a,16b:傾斜面、26:切替体、
20,21:案内筒部、22,23:案内傾斜
面、27:支軸、30,31:切替歯車、32:
高速度用ピニオン、33:低速度用ピニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸に装架され下面部に低段面、高段面及び該
    両段面を結ぶ傾斜面とを形成された切替カムと、
    該切替カムの下面部に常時当接する様に付勢され
    ると共に上下面に夫々傾斜面が形成された案内突
    起を有する切替軸と、前記案内突起の傾斜面と係
    合して切替軸を回動且つ上下動させる様に誘導す
    る案内傾斜面が形成された案内筒部と、支軸に遊
    嵌され前記切替軸に連動して回動可能になされた
    切替体と、該切替体に装着されモータを駆動源と
    して回動する減速歯車系の内の一部の歯車と係脱
    して夫々異なつた減速比に変換する一対の歯車と
    から成ることを特徴とするタイマーの速度切替装
    置。
JP1979140347U 1979-10-08 1979-10-08 Expired JPS6217749Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979140347U JPS6217749Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08

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JP1979140347U JPS6217749Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5658488U JPS5658488U (ja) 1981-05-19
JPS6217749Y2 true JPS6217749Y2 (ja) 1987-05-07

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