JPS621760Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621760Y2 JPS621760Y2 JP1978041745U JP4174578U JPS621760Y2 JP S621760 Y2 JPS621760 Y2 JP S621760Y2 JP 1978041745 U JP1978041745 U JP 1978041745U JP 4174578 U JP4174578 U JP 4174578U JP S621760 Y2 JPS621760 Y2 JP S621760Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thyristor
- circuit
- magnetron
- transformer
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 6
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 4
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 3
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電子レンジの電源回路、更に詳しくは
トライアツク等のサイリスタを用いた電源回路に
関する。
トライアツク等のサイリスタを用いた電源回路に
関する。
電子レンジのマグネトロンに高電圧を供給する
為の昇圧トランスをサイリスタで制御せんとする
際には該トランスがインダクタンスであるが故に
サイリスタの点弧時期と交流電源の位相との間に
は重要な関係を有している。即ちサイリスタの点
弧時の半サイクル乃至1サイクルの間にサイリス
タに流れる電流はその点弧位相に依つて大巾に変
化する。具体的には交流波形の変化率が最大のと
ころ、即ち0゜並びに180゜でサイリスタを点弧
すると多大の過渡電流が流れ、また逆に変化率の
最小のところ、即ち90゜、並びに270゜でサイリ
スタを点弧するとその点弧の際の過渡電流は僅か
である。従つてインダクタンス成分を負荷に有す
る電子レンジの場合でもサイリスタの点弧時期を
選ぶ事に依つて小容量のサイリスタに依つて電子
レンジを駆動し得る事となる。
為の昇圧トランスをサイリスタで制御せんとする
際には該トランスがインダクタンスであるが故に
サイリスタの点弧時期と交流電源の位相との間に
は重要な関係を有している。即ちサイリスタの点
弧時の半サイクル乃至1サイクルの間にサイリス
タに流れる電流はその点弧位相に依つて大巾に変
化する。具体的には交流波形の変化率が最大のと
ころ、即ち0゜並びに180゜でサイリスタを点弧
すると多大の過渡電流が流れ、また逆に変化率の
最小のところ、即ち90゜、並びに270゜でサイリ
スタを点弧するとその点弧の際の過渡電流は僅か
である。従つてインダクタンス成分を負荷に有す
る電子レンジの場合でもサイリスタの点弧時期を
選ぶ事に依つて小容量のサイリスタに依つて電子
レンジを駆動し得る事となる。
またサイリスタの性質を考察してみると、その
ゲート電極が開放状態にあるとその主電極間に印
加される電源破形にサージ電圧等のノイズが乗る
とゲート電極にトリガー信号が印加されていない
にも拘らず点弧してしまう場合がある。電子レン
ジの場合、このような不所望の点弧現象は皆無で
なければならない。従つて通常は電子レンジの不
使用時にサイリスタのゲート電極を該サイリスタ
の一方の主電極に短絡する方法が採られている。
ゲート電極が開放状態にあるとその主電極間に印
加される電源破形にサージ電圧等のノイズが乗る
とゲート電極にトリガー信号が印加されていない
にも拘らず点弧してしまう場合がある。電子レン
ジの場合、このような不所望の点弧現象は皆無で
なければならない。従つて通常は電子レンジの不
使用時にサイリスタのゲート電極を該サイリスタ
の一方の主電極に短絡する方法が採られている。
このようにゲート電極の短絡に依つてサイリス
タの不所望の点弧現象は防げる。
タの不所望の点弧現象は防げる。
本考案はこのような諸現象に鑑みて為されたも
のであつて、以下に図面を参照しつつ詳細する。
のであつて、以下に図面を参照しつつ詳細する。
第1図は本考案電源回路の構成を示すブロツク
図であつて、第2図の波形図と共に本考案回路を
説明する。
図であつて、第2図の波形図と共に本考案回路を
説明する。
交流電源1からの交流波形Aはシフト整形回路
2に印加されて交流波形に対して所望の角度、具
体的には90゜若しくは270゜前後に位相シフトさ
れ、しかも矩形波Bに波形整形される。このシフ
ト整形回路2から得られる矩形波Bはその立ち上
がり、か立ち下がり、若しくはその両者に所望の
位相信号を有している。従つてこの矩形波を微分
回路3に依つて微分して位相信号のみを有する微
分波形Cを得る。この微分波形Cとマグネトロン
のトータル出力を制御する際に用いられるDuty
制御等のマグネトロン制御信号源4からの制御信
号Dとの論理積が論理回路5で採られる。
2に印加されて交流波形に対して所望の角度、具
体的には90゜若しくは270゜前後に位相シフトさ
れ、しかも矩形波Bに波形整形される。このシフ
ト整形回路2から得られる矩形波Bはその立ち上
がり、か立ち下がり、若しくはその両者に所望の
位相信号を有している。従つてこの矩形波を微分
回路3に依つて微分して位相信号のみを有する微
分波形Cを得る。この微分波形Cとマグネトロン
のトータル出力を制御する際に用いられるDuty
制御等のマグネトロン制御信号源4からの制御信
号Dとの論理積が論理回路5で採られる。
一方、第3図に示す如く、交流電源1と昇圧ト
ランス12との間にトライアツク等のサイリスタ
8が設けられており、該サイリスタ8のゲート電
極は電子レンジの不使用時にその一方の主電極に
短絡されるべくリレー7のスイツチの常閉接点に
連つている。またこのゲート電極はフオトカプラ
16を構成しているフオトトランジスタ17に連
つている。上記リレー7のスイツチの常開接点に
はブロアモータ18が接続されている。尚、この
第3図に於て13は整流器、14はマグネトロ
ン、19はサイリスタ8の点弧時期を制御する位
相制御回路を示している。
ランス12との間にトライアツク等のサイリスタ
8が設けられており、該サイリスタ8のゲート電
極は電子レンジの不使用時にその一方の主電極に
短絡されるべくリレー7のスイツチの常閉接点に
連つている。またこのゲート電極はフオトカプラ
16を構成しているフオトトランジスタ17に連
つている。上記リレー7のスイツチの常開接点に
はブロアモータ18が接続されている。尚、この
第3図に於て13は整流器、14はマグネトロ
ン、19はサイリスタ8の点弧時期を制御する位
相制御回路を示している。
第1図に戻つてマグネトロン14を作動可能状
態にするマグネトロン駆動信号Eが調理スイツチ
等から成る駆動信号源6から得られると、その信
号Eは先ずリレー7に印加されてその常閉接点を
常開接点に切り換え、サイリスタ8のゲート電極
を開放すると同時にブロアモータ18に給電して
マグネトロン8の作動可能状態とする。またこの
リレー7の接点の切り換えには機械的な接点であ
る故にFに示すようなチヤタリングを伴い、また
完全に常開接点側に切り換わるのに暫しの時間を
要する。一方上記マグネトロン駆動信号Eはリレ
ー7の接点の状態が安定する暫しの時間より大な
る遅延時間Tを有する遅延回路9を介して上記論
理積回路5からの論理積出力Gを伸ばす伸延回路
10に印加され、この遅延時間Tの経過後この伸
延回路10の作動を可能にする。尚、この伸延回
路10は積分回路、或いは単安定マルチ回路等が
用いられる。この伸延回路10に依つて伸ばされ
た位相信号を含んだ矩形波Iは上記したマグネト
ロン駆動信号EとのANDがAND回路11で採ら
れ、そのAND回路11から得られるトリガー信
号をゲート電極を開放して作動可能状態にあるト
ライアツク等のサイリスタ8のゲート電極に印加
し、該サイリスタ8を所望の位相で点弧して昇圧
トランス12、整流器13、マグネトロン14か
ら成るマグネトロン回路15を作動させる。
態にするマグネトロン駆動信号Eが調理スイツチ
等から成る駆動信号源6から得られると、その信
号Eは先ずリレー7に印加されてその常閉接点を
常開接点に切り換え、サイリスタ8のゲート電極
を開放すると同時にブロアモータ18に給電して
マグネトロン8の作動可能状態とする。またこの
リレー7の接点の切り換えには機械的な接点であ
る故にFに示すようなチヤタリングを伴い、また
完全に常開接点側に切り換わるのに暫しの時間を
要する。一方上記マグネトロン駆動信号Eはリレ
ー7の接点の状態が安定する暫しの時間より大な
る遅延時間Tを有する遅延回路9を介して上記論
理積回路5からの論理積出力Gを伸ばす伸延回路
10に印加され、この遅延時間Tの経過後この伸
延回路10の作動を可能にする。尚、この伸延回
路10は積分回路、或いは単安定マルチ回路等が
用いられる。この伸延回路10に依つて伸ばされ
た位相信号を含んだ矩形波Iは上記したマグネト
ロン駆動信号EとのANDがAND回路11で採ら
れ、そのAND回路11から得られるトリガー信
号をゲート電極を開放して作動可能状態にあるト
ライアツク等のサイリスタ8のゲート電極に印加
し、該サイリスタ8を所望の位相で点弧して昇圧
トランス12、整流器13、マグネトロン14か
ら成るマグネトロン回路15を作動させる。
第4図は本考案電源回路の具体的な回路構成の
一例を示す電気回路図であつて、シフト整形回路
2は積分回路から成る位相シフト回路20と差動
増巾器21とに依つて構成され、また遅延回路9
は抵抗22,23とコンデンサ24とトランジス
タ25とに依つて構成されていて、この遅延回路
9はマグネトロン駆動信号Eに依つて導通するト
ランジスタ26のコレクタと伸延回路10を構成
しているトランジスタ27のベースとの間に設け
られている。
一例を示す電気回路図であつて、シフト整形回路
2は積分回路から成る位相シフト回路20と差動
増巾器21とに依つて構成され、また遅延回路9
は抵抗22,23とコンデンサ24とトランジス
タ25とに依つて構成されていて、この遅延回路
9はマグネトロン駆動信号Eに依つて導通するト
ランジスタ26のコレクタと伸延回路10を構成
しているトランジスタ27のベースとの間に設け
られている。
本考案は上述した如き構成であるので、サイリ
スタは交流電源波形より90゜、もしくは270゜前
後位相シフトしたトリガー信号に依つて点弧さ
れ、従つてサイリスタの負荷に昇圧トランスに依
るインダクタンスを含んでいてもサイリスタ9に
はその点弧時の過渡電流は僅かしか流れず、小容
量のサイリスタを用いてもそのサイリスタが破壊
されてしまう事はなく、結果的に電子レンジのコ
ストダウンに寄与するところは大となる。更に、
本考案では、サイリスタのゲート短絡用のスイツ
チの切換え動作が安定するまでの間、サイリスタ
はゲートへのトリガー信号の入力が抑えられてい
るので、スイツチの切換え時のチヤタリングによ
る不所望なタイミングでのサイリスタの点弧は一
切起こらず、安定した点弧動作が得られる。
スタは交流電源波形より90゜、もしくは270゜前
後位相シフトしたトリガー信号に依つて点弧さ
れ、従つてサイリスタの負荷に昇圧トランスに依
るインダクタンスを含んでいてもサイリスタ9に
はその点弧時の過渡電流は僅かしか流れず、小容
量のサイリスタを用いてもそのサイリスタが破壊
されてしまう事はなく、結果的に電子レンジのコ
ストダウンに寄与するところは大となる。更に、
本考案では、サイリスタのゲート短絡用のスイツ
チの切換え動作が安定するまでの間、サイリスタ
はゲートへのトリガー信号の入力が抑えられてい
るので、スイツチの切換え時のチヤタリングによ
る不所望なタイミングでのサイリスタの点弧は一
切起こらず、安定した点弧動作が得られる。
第1図は本考案電気回路の構成を示すブロツク
図、第2図はその動作説明の為の波形図、第3図
は本考案の要部の電気回路図、第4図は本考案回
路の具体的な構成を示す電気回路図であつて、2
はシフト整形回路、4はマグネトロン制御信号
源、6はマグネトロン駆動信号源、7はリレー、
8はサイリスタ、9は遅延回路、10は伸延回
路、15はマグネトロン回路、を夫々示してい
る。
図、第2図はその動作説明の為の波形図、第3図
は本考案の要部の電気回路図、第4図は本考案回
路の具体的な構成を示す電気回路図であつて、2
はシフト整形回路、4はマグネトロン制御信号
源、6はマグネトロン駆動信号源、7はリレー、
8はサイリスタ、9は遅延回路、10は伸延回
路、15はマグネトロン回路、を夫々示してい
る。
Claims (1)
- 交流電源、該電源と昇圧トランスの一次側との
間に挿入されたサイリスタ、該サイリスタのオン
により上記昇圧トランスからの高電圧が供給され
るマグネトロン、上記サイリスタのゲートを該サ
イリスタの一方の主電極に短絡すべくオンするリ
レースイツチ、該リレースイツチをオフした後、
適宜の時間遅れをもつて、上記交流電源の特定位
置に同期したトリガー信号を上記サイリスタのゲ
ートに入力せしめる位相制御回路を備えたことを
特徴とする電子レンジの電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978041745U JPS621760Y2 (ja) | 1978-03-27 | 1978-03-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978041745U JPS621760Y2 (ja) | 1978-03-27 | 1978-03-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54144350U JPS54144350U (ja) | 1979-10-06 |
JPS621760Y2 true JPS621760Y2 (ja) | 1987-01-16 |
Family
ID=28912914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978041745U Expired JPS621760Y2 (ja) | 1978-03-27 | 1978-03-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS621760Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS519177A (ja) * | 1974-07-12 | 1976-01-24 | Nippon Steel Corp | Purasuchitsukuhifukukinzokukanrenzokuseizokoteiniokeru nenchakuzaitofuhoho |
-
1978
- 1978-03-27 JP JP1978041745U patent/JPS621760Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS519177A (ja) * | 1974-07-12 | 1976-01-24 | Nippon Steel Corp | Purasuchitsukuhifukukinzokukanrenzokuseizokoteiniokeru nenchakuzaitofuhoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54144350U (ja) | 1979-10-06 |
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