JPS62176099A - 電気スクリ−ン発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、魚貝類を養殖する場合に、海水中に３ける
魚貝類の遊泳遮断用の電気スクリーンを発生する電気ス
クリーン発生装４　’ｒこ関する。

〔従来の技術〕

一般に、魚貝類を使殖する場合１．毎水中にいけすを設
け、該いけす内に３いて＋１代貝頌の仰殖を行なって３
す１通常海水中に網を張りめぐらしていけすを形成し、
網によりいけすの外側への魚貝類の脱出やいけすの内側
への魚貝類の侵入を阻止しているが、養殖初期の段階で
は、養殖魚はまだ体長数口の稚魚であり、これらの稚魚
の遊泳を遮断するためには、海水中に配設すべき網とし
て非常に目の細かいものを用いる必要がある。

（！：　コロ力、潮汐変化が数ｍもあるような稲城では
、網が破損し易く、わずかな破損でも稚魚の場合には容
易に脱出できるため、網の保守、維持シこ多大な労力と
費用を要するという不都合が生じ、このような不都合を
解消するために、従来いけすを設ける海賊として、水深
が深過きす、彼が穏やかで潮汐変化の少ないところが選
定されるが、このような条件を満たす稲城であっても、
台風等シこよる網の流失や船舶の接触Ｏこよる網の破損
が発生することがあり、やはり網の保守、維持に多大な
労力、費用を要し、網により確実に魚貝懺の遊泳を遮断
下ることができないという問題点がある。

また、海洋牧場のように大規模な養殖を行なう場合には
、使用する網の全長が非常に長いものシこなり、網の保
守、維持に要する労力、費用もそれだけ多大になり、魚
貝類の遊泳遮断に網を用いることは、大規模養殖の場合
最良の方策とは言えない。

そこで、本件出願人に３いて、第５図に示す電気スクリ
ーン発生装置を提案している。

すなわち、第５図に示すように、海水中に複数個の上下
方向の棒状導電電離（ｌａ）をほぼ等間隔に配列し、各
導電電極（ｌａ）を互いに電気的に接続して一方の電極
列（２ａ）を形成し、同様に海水中に複数個の上下方向
の棒状４１電極（１ｂ）を電極列（２ａ）の場合と同じ
ピッチでほぼ等間隔に配列し、各導電電極（ｌｂ）を互
いに電気的に接続して他方の電極列（２ｂ）を形成し、
両電極列（２ａｌ、　（２ｂｌを互いに平行に配設し、
電気スクリーン発生用の璽ｇ　（３１により、一方の電
極列（２ａ）かアース電位になり他方の電極列（２ｂ）
が所定電位Ｖ。になるように２両電極列（２ａ１．　（
２ｂ１間にたとえば直流゛亀子を印加し、両ｐｉ極列（
２２）、　（２ｂ）間に電気スクリーンを発生させるも
のである。

このとき、両゛屯唯列（２；１１．　（２ｂ１間の距離
をＬとすると、両電嘩列（２ａ１．　（２ｂ１間の電位
分布は第６（８）に示すような一定の頌きの直線状にな
り、従って両電極列（２ａ）、　（２ｂ１間の゛電界強
度は第７図に示すようにほぼ一定の値Ｖ。／Ｌとなる。

ただし、第６図３よび第７図に２いて、横軸は一方の電
極列（２ａ）から第２電極列（２ｂ）までの距離を示し
ている。

そして、このような電気スクリーンに侵入したに連れて
軽い痺れ、麻痺さらには仮死などの感電反応を示し、前
記電気スクリーンを遊泳通過することかできなくなり、
当該電気スクリーンにより特定の卸囲を囲むように両電
啄列（２ａ）、　（２ｂ）を配設すれば、当該゛電気ス
クリーンで囲まれた節回に魚貝類が閉じ込められること
になり、従来のように網を用いることなく魚貝類の遊泳
が確実に遮断され、潮位、潮汐、水深などの海洋条件や
台風などの気象条件に左右されることもなく、海洋牧場
などの大規模な養殖に適している。

ところで、たとえば前記電気スクリーンに侵入した魚体
か電界方向と平行な場合、体長に相当する距離だけ離れ
た２点間の電位差による電流が魚体に流れるため、体長
の長い大型魚の場合、電気スクリーンの電界強度が低く
ても１頭尾間の電位差か大きくなり、魚体内を流れる電
流もある程度大きくなって感電反応を示すのに対し、体
長の短い小型魚の場合、電気スクリーンの電界強度が低
ければ、頭尾間の電位差が大きくならないため、魚体内
を流れる電流も大きくならず、感電反応を示さない。

すなわち、同じ電界強度であっても、大型魚と小型魚と
では電気スクリーンにより受ける電気的刺激の度合が異
なり、大型魚３よび小型魚が示す感電反応も異なること
になる。

〔兄°坦が解決しようとする問題点） しかし、前記したように、第５□□□の両電項列（２ａ
）、　（２ｂ１間に発生する電気スクリーンの電界強度
が一定であるため、当該電界強度を小型魚が驚く程度の
値に設定すると、前記電気スクリーンに大型魚か侵入し
た場合、大型魚は強い電気的刺激を受けて仮死さらには
致死状態になり、大型魚が電気的刺激により損傷し、逆
に前記電気スクリーンの電界強度を、大型魚か驚く程度
の値に設定すると、前記電気スクリーンに小型魚が侵入
した場合、小型魚は電気的刺激をほとんど受けずにその
まま電気スクリーンを遊泳通過してしまい、小型魚の遊
泳を遮断できなくなるという間；但点がある。

そこで、この発明は、４列の電極列間の電界強度が１！
１０次に高くなるようにし、大型、小型にかかわらず、
魚貝類の遊泳を確実に遮断し、かつ魚貝類の電気的刺激
による損傷を防止することを技術的課題とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、前記の点に留意してなされたものであり、
海水中にそれぞれ複数個の導電電極かほぼ等間隔に配列
されて形成され互いに平行に配設された４列の電噛列と
、前記各電極列それぞれの前記各導電電極を互いに電気
的にり４続した接続体と、前記各箪啄列間の電界強度が
舶次に高くなるように前記各１極列間に電圧を印加する
電気スクリーン発生用の電源とを備えたことを特徴とす
る電気スクリーン発生装置である。

［作用］ したかって、この発明では、海水中に平行に配設された
４列の電極列間の電界強度が順次に高くなるように、電
気スクリーン発生用の電源により電圧が印加され、電界
強度が順次に高くなる電気スクリーンが形成され、大型
の魚貝類は電界強度の低い領域に２いて優い電気的刺激
を受け、損傷を受ける前に電気スクリーンから脱出する
ことが可能となり、小型の魚貝類は電界強度の高い領域
に２いて軽い暢気的刺激を受け、大型、小型にかかわら
ず、魚貝類の遊泳が確実に遮断されると同時に、魚貝類
の電気的刺激による損傷か防止される。

［実施例］ つぎに、この発明を、そのｌ実癩例を示した第１図ない
し第４図とともに詳細に説明する。

第■ｉｍｓよひ爪２図に３いて、（４８）、　（４ｂｌ
、　（４ＣＬ（・Ｉｄｌは海水中に互いに平行（こ配、
役された弔ｌないし第４電愼列であり、それぞれ複ａ　
！１．！ｊの上下方向の棒状導電型６５　（５ａ）、　
（５ｂ）、　（５ｃ）、　（５ｄ）がほぼ等間隔に配列
されて形成され、図示されていない接続体により、各′
＠険列（４ａ）〜（４ｄ）それぞれの各導電型＊　（５
ａ）〜（５ｄ）が互いに電気的に接続されている。

（６ａ）、　（６ｂ）は電気スクリーン発生用の電、Ｗ
てあり、該両型ｆｆＲ（６ａｌ、　（６ｂ＋それぞれニ
より、アース電極としての第１．＄２電極列（４ａ）、
　（４ｂ）と第３電極列（４Ｃ）との間、′Ｊ３よび第
１．第２電極列（４ａ）。

（４ｂ）　ト第４電極列（４ｄ）との間に、各？ｉ（極
列（４ａｌ。

（４ｂｌ、　（４Ｃ）、　（４ｄ）間の電界強度が１噴
次に高くなるように、たとえは直流電圧が印加され、各
電極列（４ａ）〜（４ｄ）間に３重の電気スクリーンか
形成される。

そして、たとえば第２図に示すように、第１゜第２電極
列（４ａ）、　（４ｂ）間の距離を”１ｒ第２．第３電
極列（４ｂ）、　（４Ｃ１間の距離をＬ２．第３．第４
電極列（４Ｃ］、　（４ａ１間の距離ヲＬ３とし、電源
（６ａ）、　（６ｂｌの電圧印加による各電極列（４ａ
）〜（４ｄ）それぞれの電位を０．　Ｖ、、　Ｖｌ、　
ｖ３（Ｖｌ＜Ｖｌ＜Ｖ３１とすると、各電極列（４ａ］
〜（４ｄ）間の電位分布は第３図に示すような折線にな
るとともに、各電極列（４ａ）〜（４ｄ）間の電界強度
分布は第４図に示すような階段状になる。

ただし、第３図、第４図に８いて、横４１］は第１電極
列（４ａ）からの距離を示している。

このとき、第４図に示すように、第１．第２電極列（４
ａ）、　（４ｂ１間の電界強度Ｅ、はＥ＋　＝　ｖ＋　
／　ＩＩ＋　、第２　、　第ａ　節唾列（４ｂ＋、（４
ｃ）間の電界強度１ｕ、Ｌｔ　Ｅ！＝（ｖ２−　Ｙ＋　
）　／Ｌ！　、第３．第４電極列（４Ｃ）、　（４ａ１
間の電界強度Ｅ３はＥ、＝（ｖ３−ｖ２）／Ｌ、となり
、しかも弯＜　Ｋ、　＜　Ｅ３であるため、たとえば＄
ｌ電唯列（４ａ）を内側にして特定の・！Ｉｂ囲を囲む
ように各電極列（４ａ）〜（４ｄ）を配設すれば、前記
＋１泊囲内の魚貝類のうち、大型の魚貝類が電気スクリ
ーンに浸入すると、内側の第１．第２電極列（４ａ１．
　（４ｂ１間の電界強度の低い領域に８いて軽い電気的
刺激を受け、外側の第３．第４電極列（４ｃ）、　（４
，ｄ）間の電界強度の高い領域に達して強い電気的刺激
により損傷を受ける前に前記電気スクリーンから前記範
囲内へ脱出することが可能となり、小型の魚貝類が前記
電気スクリーンに侵入すると、内側の第１．第２電暖列
（４ａ）、　（４ｂ）間の電界強度の低い領域を、電気
的刺激を受けることなく通過し、第２．第３電極列（４
ｂｌ、　（４Ｃ）間あるいは第３．第０１列（４Ｃ）。

（４ｄ）間の電界強度の高い領域に３いて軽い電気的刺
激を受け、電気的刺激による損傷を受けることなく前記
範囲内へ脱出することが可能となる。

一方、前記節回外の外来魚貝類が前記電気スクリーンに
侵入すると、大型、小型にかかわらず、外９１＋１の第
３．第４屯１′Ｊｊ列（４Ｃ）、（４（１１間の電界強
度の高い領域に２いて電気的刺激を受け、前記電気スク
リーンを遊泳通過することができないため、ｍＩ記・ｉ
ヤ囲内への外来魚貝類の侵入が阻止されることになる。

な３、各導電電極（５ａ）〜（５ｄ）は前記した棒状の
ものに限るものではない。

また、電気スクリーン発生用の電源により８−電極列（
４１１−（４ｄ）間に交流電圧またはパルス電圧を印加
してもよいのは勿論である。

さらに、第４電夕列（４ｄ）側から各′申゛啄列（４ｄ
）〜（４ａ）間の電界強度が１１１０次に高くなるよう
にしてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明の電気スクリーン発生装置によ
ると、海水中に平行に配設した＠１ないし第４電極列（
４ａ）〜（４ｄ）間の電界強度が順次に高くなるように
、′電気スクリーン発生用の電源（６ａｌ。

（６ｂ）により電ｃを印加し、電界強度が順次に高くな
る電気スクリーンを形成したため、大型の魚貝類は電界
強度の低い領域に８いて軽い電気的刺激を受け、損傷を
受ける前に電気スクリーンから脱出することができ、小
型の魚貝類は電界強度の高い領域に３いて軽い電気的刺
激を受け、損傷を受けることなく電気スクリーンから脱
出することができ、大型、小型にかかわらず、魚貝類の
遊泳を確実に遮断できると同時に、魚貝類の電気的刺激
による損ｔＬを防止することができ、養殖魚貝類を保護
することができ、その効果は叛めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の電気スクリーン発生装
置の１実施例を示し、第１図は斜視図、第２図１は概略
構成図、第３図は電位分布図、第一１図は電界強度分布
図、第５図はこの発明と比較される電気スクリーン発生
装置の概略構成図、第６図８よび第７図は第５図の装置
に３ける電位分布図８よび電界強度分布図である。 （４ａｌ〜（４ｄ）　・・・第ｌ−第４電極列、（５ａ
）〜（５ｄｌ　−導電電極、（６ａ）、（６ｂｌ・・・
電源。 代理人　弁理士　藤　１）龍太部 第　１　図 １巨維−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）海水中にそれぞれ複数個の導電電極がほぼ等間隔
   に配列されて形成され互いに平行に配設された４列の電
   極列と、前記各電極列それぞれの前記各導電電極を互い
   に電気的に接続した接続体と、前記各電極列間の電界強
   度が順次に高くなるように前記各電極列間に電圧を印加
   する電気スクリーン発生用の電源とを備えたことを特徴
   とする電気スクリーン発生装置。