JPS62174286A - 全体として不腐食性の蓄熱物質 - Google Patents

全体として不腐食性の蓄熱物質

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JPS62174286A
JPS62174286A JP61274254A JP27425486A JPS62174286A JP S62174286 A JPS62174286 A JP S62174286A JP 61274254 A JP61274254 A JP 61274254A JP 27425486 A JP27425486 A JP 27425486A JP S62174286 A JPS62174286 A JP S62174286A
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JP61274254A
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テイモシイ・ダブリユ・ジエームズ
アーノルド・エル・アダムズ
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TEIMOSHII W JIEEMUZU
Original Assignee
TEIMOSHII W JIEEMUZU
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Publication date
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/06Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to solid or vice versa
    • C09K5/063Materials absorbing or liberating heat during crystallisation; Heat storage materials

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は冷凍の分野に関するものであυ、更に詳しくい
えば、不腐食性でおって、冷凍用の蓄冷板および関連す
る冷凍装置に用いるのに比較的無毒であるような共融混
合物および近共融混合物に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
冷凍食品輸送トランクその他の冷菫用の冷凍装置は、金
属製の蓄冷板と、この蓄冷板内部に含まれる蓄熱物質と
を一般に有する。蓄冷板の全体にわたってコイル状に曲
シくねった管が配置され、蓄熱物質がその管を取巻く。
冷媒、たとえばフレオンNH,等が管の中を流れる。使
用される蓄熱物質は一般に共融混合物である。共融混合
物というのは、2種類またはそれ以上の物質の正確な混
合物質(precise m1xture)であって、
それらの物質が組合わさって単一の融点/凝固点を有す
る混合物質のことである。その単一の融点/凝固点のこ
とをここでは[転移温度(trangitlon t@
mperature) Jと呼ぶことにする。典厘的に
は、共融混合物は、指定された成分の任意の混合物質に
対して最低の凝固転移温度を示す。近共融混合物という
のは、同じ成分の共融混合物の転移温度よシ僅かに高い
転移温度を有し、同じ成分の共融混合物の融点の温度プ
ロフィールよシ多少広い融点の輪郭を有するような混合
物である。
蓄冷板およびそれに類似の冷凍装置は、蓄熱物質がその
冷装置をそれの転移温度または転移温度に近い温度に保
つように、その特定の蓄熱物質における特定の温度まで
蓄熱物質を冷却することにより動作する。冷凍装置を指
定温度に保つ蓄熱物質の性能は、部分的には、その蓄熱
物質の融解熱の関数であシ、よシ大きい融解熱を有する
物質は冷凍装置をよシ長い期間にわたって指定温度に保
つ性能が一層高い。
したがって、ある特定の冷凍装置のための蓄熱物質は、
商品、製品すなわち冷凍すべき物を保持するために希望
の温度である転移温度を有する物質が選択される。
蓄冷板が冷凍装置をある所定温度に保つ性能に影響を及
ぼす別の要因は蓄冷板内における熱伝達と、蓄冷板を構
成している物質から冷却される空間への熱伝達との有効
性でちる。銅、アルミニウム、および黄銅のようなある
種の金属の熱伝達能力は鋼のような他の金属の熱伝達能
力より高いから、蓄冷板の材料として使用することが望
ましい。
しかし、蓄冷板の腐食という大きな問題があるために、
蓄冷板を製作する材料の選択に際して蓄冷板の製作者は
細心の注意を払わなければならなかった。この腐食の問
題は、蓄熱物質として最も一般的に用いられている従来
のほとんどの共融物質は、塩化す) IJウムの水溶液
のような金属の塩化物の塩を一般に含むプライン溶液で
ある。
プライン溶液は、グリコール−水、アルコール−水、エ
チレン−水およびプロピレン・グリコール−水のような
他の従来の蓄熱物質と比較して融解熱が比較的大きいが
、プライン溶液の大きい欠点は腐食性が極めて高く、電
解腐食を無くすために特殊な製作技術を必要とする。
たとえば、従来の1つの蓄冷板は、外面全体が溶融亜鉛
(hot molded zinc)で被覆された鋼で
製作されている。取付共、殻、配管、ひれ、スペーサお
よび溶接棒の全てが、同種の合金鋼で製作される。蓄冷
タンクを製作した後で、そのタンクの中にプライン溶液
を充たしてから真空状態で封止し、プレイン溶液から気
泡を追い出し、その内部に含まれている蓄熱物質が膨張
するために小さい空間を残す。この技術分野において良
く知られているように、そのような蓄冷板を製作するた
めに細心の注意を払う必要があるので、蓄冷板を全ステ
ンレス鋼製の部品で製作した場合よりは安いとはいえ、
非常に高くつく。従来の蓄冷板の製作に際して細心の注
意を払う必要がある主な理由は、従来の蓄冷板に用いら
れているプライン溶液が腐食性であることにある。
米国特許第2,327.041号および第2,333,
862号明細書に蓄熱物質としてエチレンジアミンを使
用することが記述されている。しかし、それらの米国特
許明細書には冷蔵食品の輸送に有効であると考えられて
いる温度より相当高い約θ〜約10℃(32〜50下)
の範囲の温度に対してエチレンジアミンを使用すること
が開示されているだけである。
前記した従来の蓄熱物質の諸欠点は、以下に説明する本
発明において解消される。
〔発明の概要〕
本発明は、共融混合物または近共融混合物の特定の成分
に応じて、5℃より低い明確に定められた融解転移温度
を有する蓄熱物質または近共融混合物に関するものであ
る。最も一般的な態様においては、この明細書において
開示する蓄熱物質は、1種類またはそれ以上の別の物質
が溶解されているエチレンジアミンを含む。その正味の
溶液(netaolution)は高い融解熱を有する
。更に詳しくいえば、本発明の蓄熱物質は、次のような
不腐食性物質を混合されたエチレンジアミンを含む。不
腐食性物質は、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホ
ン、I(20の少くとも1つの物質、(ハラフィンをエ
チレンジアミンに溶解させることができるようにするだ
めの)洗浄剤とサリチル酸フェニル等の物質の少くとも
1つを混合されたパラフィンのようなものである。その
ような共融混合物の例はエチレンジアミンとジメチルス
ルホキシドとの50容積幅150容積係の混合物質であ
って、その混合物質の共融転移温度が一14℃、融解熱
は55 cal/gである。
本発明の蓄熱物質は蓄冷板およびそれに類似の冷凍用途
において有用であるとして提案されたものであり、従来
のプライン溶液の融解熱に類似の融解熱を有する。本発
明の蓄熱物質は不腐食性であるから蓄冷タンクに使用さ
れている他の腐食する金属(それらの金属のあるものは
安価である)に使用でき、かつ、更に重要なことは、腐
食を無くすために特別に設計・製作せねばならない従来
の装置よりも高い熱伝達能力を有する。また、エチレン
ジアミンは多くの金属を不動態化して、蓄冷タンクその
他の冷凍装置を腐食しにくくする作用も果す。DMSO
も、とくに、銅を含んでいる装置において、有用な不動
態化物質でおる。また、本発明の蓄熱物質は凍結しても
膨張しないから柔軟剤を使用する必要はなく、蓄冷板の
構造と充填がより簡単である。
本発明の蓄熱物質の別の利点は、従来の蓄熱物質ではカ
バーできなかった転移温度が得られることである(第1
表参照)。このために共融蓄冷板物質の転移温度を冷却
される空間の必要とする温度に一致させることができて
、全冷凍効率を高くできる。
本発明は、エチレンジアミンを別の物質または類似の性
質を有する複数の物質と組合わせて含んでおり、融解熱
が高く、不腐食性のある種の共融混合物または近共融混
合物を提供するものである。
更に詳しくいえば、本発明は、共融物質または近共融物
質であって、狭い融点温度プロフィールを有し、かつ融
解転移温度が5℃よりも低い蓄熱物質を提供するもので
ある。そのような蓄熱物質はサブ凍結(tub−f r
aez ing)点すなわち近凍結点が望ましい蓄冷板
およびその他の冷凍装置においてとくに有用である。
エチレンジアミンというのは水の融解熱に匹敵する融解
潜熱を有するアミン化合物である。エチレンジアミンの
共融溶液は、ノ・ロゲン化金属塩水溶液(aqueou
@metal−halide 5alt 5oluti
on)(ブライン)をベースとしている従来の蓄冷板溶
液の融解熱に等しい融解熱を有し、グリコール−水の溶
液の蓄熱性能をはるかにこえる蓄熱性能を有する。
エチレンジアミンに混合させる物質としては、エチレン
ジアミン中に溶解できて、効果的な蓄熱物質を形成でき
る多数の物質のうちのいずれでもよい。本発明において
エチレンジアミンに混合させるのに好適な物質は次の事
項、すなわち、混合物の共融温度、融点転移の鋭さ、共
融混合物の融解熱、得られた混合物質の腐食性、得られ
た混合物質の不動態化性能、物質の価格、有毒性、混合
物質の製造の困難さ、他の成分との反応性、を基にして
決定される。エチレンジアミン共融溶液(とくに、DM
SOを含む溶液)は不腐食性であるばかυでなく、蓄冷
板に用いられている金属を不動態化する。これによシ蓄
冷板の構成材料の選択および構成技術における自由度を
、本質的に腐食性であるプライン溶液や、エチレンジア
ミンで不動態化されても中程度に腐食性でちるグリコー
ル−水におけるそれらに対する自由度よりも高くできる
。したがって、本発明の蓄熱物質を用いると、プライン
溶液に対する腐食耐性のみを考慮するのではなくて、蓄
冷板の材料選択および構成技術を、製作が容易であると
と、材料、価格、外観、熱伝達性能、重量のような諸要
因を考慮して選択できる。
本発明のエチレンジアミン/ DMSO共融溶液は不腐
食性であるから、プライン溶液に使用するために現在特
注で製作されている蓄熱装置ではなくて、耐食性のWJ
管、および−緒に銀ろう付けされるアルミニウムまたは
銅製のひれを用いて通常製作される、大昔生産されるひ
れ/管式の蓄熱装置を、プライン溶液に使用するために
現在特注で製作されている蓄熱装置の代りに、主冷媒の
ために使用できる。これにより、ブライン板で用いられ
ている現在の技術よりも、冷凍(蓄熱)中に主冷媒から
冷凍用の蓄熱溶液への熱伝達を高くできる。
冷凍中の主冷媒から共融溶液への熱伝達が改善されたこ
とによりいくつかの大きな利点が得られる。それらの利
点のうちの主なものは、冷凍装置のパーフォーマンス係
数(cop)が高くなったことである。TIとT2の間
の温度(絶対温度)で運転式れているある冷凍装置が達
成できる理論的最B copは、Ec =Tt/ (T
s−Tt )である。このECはカルノーCOPと呼ば
れている。従来のプライン冷凍装置においては313°
K(40℃XTz)の凝結温度および243°K(−3
0℃)(TI )の蒸発温度における運転ではEoは3
.5である。EC=4.2  となるようにひれ/管蒸
発器との熱伝達を増すことによシ、蒸発温度を10℃高
くできる。本発明の蓄熱物質の不腐食性および不動態化
性の結果として熱伝達性能を、蓄冷板の設計の詳細に応
じてもつと高くできる。
腐食性のプライン溶液には一般に使用できないひれ/管
組立体も、共融凍結(autactic fr@ezt
ngおよび冷凍(refrigeration)の間に
、蓄冷板から冷凍される空間への熱伝達を増大させるか
ら、腐食性溶液に対するエチレンジアミン溶液蓄熱物質
のcopの一層の改善も実現される。冷凍される空間へ
の熱伝達の改善によシ、冷凍される空間内での同じ温度
および冷凍性能を維持しつつ、よシ高い温度の共融溶液
を使用できる。よシ高い温度の共融溶液を使用すること
によシ、主冷媒の必要とする蒸発温度が高くなるという
効果がもたらされる。そのために、与えられた圧縮機お
よび凝縮器に対するcopと冷凍能力が高くなり、また
は冷凍能力が同一でおれば、必要な圧縮機および凝縮器
の寸法を小さくシ、価格を低くできる。
本発明の別の利点は、凍結により10チまで膨脹する水
をベースとする溶液と比較して、エチレンジアミン溶液
の固相が液相の密度とほぼ同一の密度を有することであ
る。したがって、水をベースとする装置はたわみ容器と
柔軟剤との少くとも一方を必要とし、かつその容器内に
蓄熱物質を充たして、その蓄熱物質が凍結した時に容器
と配管に応力が加えられることを避けるために真空空間
を設けねばならない。また、一般に用いられている柔軟
剤は、転移温度を広くシ、かついくらかの柔軟剤が軟化
を行うために凍結が阻止されるので蓄熱に使用できる溶
液の量を減少させるために、そのような柔軟剤は全体の
冷凍効率を低下させる。
現在利用できる共融溶液と比較して、共融エチレンジア
ミン溶液は凍結の転移が起る転移温度範囲が一般に狭い
。プライン溶液の転移温度を拡げる腐食防止剤、柔軟剤
等を添加することなしに共融エチレンジアミン溶液をつ
くることができる。
グリコール−水溶液は、低い融解熱に加えて、広い転移
温度を既に有している。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
エチレンジアミンをベースとするいくつかの混合物の転
移温度が商業的に有用である。後で説明する例について
述べるように、プライン溶液によっては良くカバーされ
ない−13〜−22℃の範囲の転移温度を有する蓄熱物
質九ついて説明する(第1表参照)。たとえば、共融塩
化す) IJウム水溶液の転移温度は約−23℃である
。エチレンジアミン共融物質の転移温度範囲はほとんど
の冷凍食品にとって理想的なものであるから、その転移
温度範囲は重要である。たとえば、アイスクリームの[
すくう(ディッピング) (dipping)j温度は
一13℃である。更に、温度が低下するにつれて冷凍装
置の効率は低下するから、用途に応じて(すなわち、冷
凍される空間の必要とされる温度に応じて)、エチレン
ジアミン冷凍装置の効率はプライン溶液冷凍装置の効率
より高くなシがちである。
第4表0本発明の共融混合物のいくつかの例および先行
技術の例を示す。各混合物の転移温度と融解熱も示す。
融解熱 50qbジメチルスルホキシド 47.5悌工チレンジアミン士 47.5%ジメチルスルホキシド −20℃  53+
5%水 49%エチレンジアミン+49 係ジメチルスルホキシド+ −18℃ 502幅ジメチ
ルスルホン 80係エチレンジアミン+15係 N−)デカン(パラフィン)+  +5℃  705%
トリトン(浅n哨り)(質量) 41憾エチレンジアミン+41鴫 ジメチに2にオヤット、や、3俤ジ一22℃ 48メチ
ルスルホン+5チ水 20係KCI + 80チ水(質量)*−6℃ 762
3dNaQ+77%水C質危”) $ −23℃ 55
301Ca C1m +70 %水(質量)傘 −55
℃  47〔傘印は先行技術の例を示す〕 例   1 エチレンジアミンとジメチルスルホキシドの混合物。
50容積−のエチレンジアミンと5o容量sのジメチル
スルホキシドを乾燥した環境において混合して、融解熱
が56 c a 1/gmで、−14℃(6’F)の鋭
い凍結転移温度を有する共融溶液をつくった。
ジメチルスルホキシドをエチレンジアミンに加えると、
商業的に重要な温度における高い融解熱を有する溶液を
生ずるばかりでなく、とくに、銅を含んでいる装置にお
いて優れた腐食防止剤として機能する。他の濃度も用い
ることができるが、更に、ある与えられた溶液は共融濃
度からのものであると、以下に説明し、がっ、第1図に
示すように、融解/凍結転移プロフィールが広くなる。
不明確な転移温度では、前記したようにEcが小さくな
るために、主転移温度において利用できる正味の冷却能
力が低下することになる。
第1図はエチレンジアミン中のジメチルスルホキシドの
何種類かの濃度に対するこの影響を示す。
とくに、50チのエチレンジアミンと50俤のジメチル
スルホキシドの混合物はもちろん、エチレンジアミン7
0チ/ジメチルスルホキシド30%の混合物と、エチレ
ンジアミン60係/ジメチルスルホキシド40係の混合
物が示されている。差動走査熱量計(dlff@ren
tial acanning calorimeter
)により得られた第1図の示差熱図は、単位時間当りに
温度を少し上昇させるために、既知質量の少量の試料へ
の単位時間当りの熱入力を示す。
ピークに近くないある与えられた温度における零からの
ずれは、その温度におけるある試料の比熱を示す。ピー
クの下の面積は試料の融解熱(Hf)を示す。ピークの
前縁部を転移の初めに外挿することにより転移温度(T
t)が得られる。第1図が明らかに示すように、50%
150%の混合物の転移プロフィールは最も狭く、60
係/60係混合物ノ転移プロフィールの幅は中間であり
、70%/30チの混合物の転移プロフィールはもつと
広い。
理想的な転移に近い転移(1つの温度で正確に起るもの
)を有する溶液の示差熱図のピークの幅は零ではなく、
その幅は温度走査速度に比例する。
種々の走査速度で1つの試料を測定することにより、転
移の鋭さを決定することが可能である。比較のために、
第2図はエチレンジアミン60係/ジメチルスルホキシ
ド40係の共融溶液の3種類の走査速度における示差熱
図を示す。図示のように、温度走査速度が低くなるとピ
ークは鋭くなる。
グリコール−水の溶液とは異なり、共融濃度(はぼ50
容積チのエチレンジアミン)に近いエチレンジアミン−
ジメチルスルホキシド溶液は鋭い転移を有し、転移温度
に近くない温度においては融解はほとんど起きない。
例   2 エチレンジアミンとジメチルスルホキシドおよび水の混
合物。
エチレンジアミンとジメチルスルホキシドおよび水の三
成分共融溶液は、48容積チ±5容積係のエチレンジア
ミンと、48容積チ±5容積チのジメチルスルホキシド
および4容積チ±3容積係の水を混合することにより形
成できる。それらの溶液の一例についての示差熱図を第
3図に示す。
予測されるように、三成分共融溶液は二成分溶液よりも
より低い温度で融解/凍結する。三成分共融溶液の転移
温度は一20℃(−67)で、融解熱は53 cal/
gr+1である。これは法理凍結のための理想に近い温
度である。
例   3 ジメチルスルホキシドとジメチルスルホンおよびエチレ
ンジアミンの混合物。
第1表を参照のこと。
例   4 ジメチルスルホキシドと、ジメチルスルホンとエチレン
ジアミンおよび水の混合物。
第1表を参照のこと。
例  5 エチレンジアミンと他の物質の混合物。
多くの他の物質をエチレンジアミンに溶解して不腐食性
で、融解熱が高く、種々の転移温度を有する溶液をつく
ることができる。たとえば、多くのパラフィンは高い融
解熱を有し、トリトンのような洗浄剤の助けにより、パ
ラフィンをエチレンジアミンに溶解できる。また、ジメ
チルスルホキシドエリも毒性が低いジメチルスルホンを
用いて不腐食性で、融解熱が高い、エチレンジアミンと
の心液をつくることができる。第1表の1つの例である
、エチレンジアミン80質fi−1と、n−ドデカン1
5質景係およびトリトン洗浄剤5質fi%とを含む1つ
の例を見られたい。
比較のために、本発明の蓄熱物質のある実施例が、従来
の蓄熱物質についての関連するデータとともに、@1表
に示されている。本発明の蓄熱物質の融解熱は従来の蓄
熱物質の融解熱に匹敵し、ある場合には従来の蓄熱物質
の融解熱より高いことがわかるであろう。更に、エチレ
ンジアミンに混合すべき物質を注意し7て選択すること
により、+5℃より低い転移温度を有する物質を得るこ
とができる。
蓄冷板に本発明の蓄熱物質を使用することに加えて、他
の用途も同様に考えられる。たとえば、家庭用冷蔵庫、
キャンプ用冷蔵庫および船用冷蔵庫に本発明の蓄熱物質
を用いることができる。家庭用冷蔵庫については、1日
のうち電力使用量が最大でない時間中のみ運転するよう
に、1日のうちの電力使用量が最大である時間中は冷蔵
庫の圧縮機の運転を停止させることが可能である。船に
おける使用とキャンプにおける使用については、外部電
源を必要とすることなしに、周囲の状況に応じて、冷凍
装置を長時間運転できることを意図するものである。
本発明の要旨を逸脱することな1.に、本発明の実施例
に対して多くの改良および変更を行うことができること
が当業者には明らかであろう。とくに、本発明の発明者
は、エチレンジアミンに多数の物質を混合して本発明の
共融溶液をつくることができるようにするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々のEDA/DMSO比を有する3種類の溶
液の差動走査熱量計示差熱図、第2図は3種類の温度走
査速度における走査の効果を示す、エチレンジアミン5
0 %/ジメチルスルホキシド50チの混合物の差動走
査熱量計示差熱図、第3図は本発明の蓄熱物質の別の実
施例の差動走査熱量計示差熱図である。 特許出願人 テイモシイ・ダプリュ・ジエームズアーノ
ルド・エルe アダムズ 代 理 人  山  川  政  樹(ほか2名)図面
の浄書(内容に変更なし) P7プ号lト八3へ(−−1,≦4J 手続補正書Q太) 特許庁長官I!H262,2,19 1、°1り件の表示 昭和61年特  許願第2ワ4−25牛号2)企80の
名称 4≧慣rと乙?/T:曖、臼小−F支な仲η貿3、補正
をする者 事件との関係    特   許出願人名称(氏名) 
7”Rシブ・り、)”11ユ・ジ′エーベス゛(はが1
名)(()別紙の通り

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)30〜80%のエチレンジアミンと、融解熱が2
    0〜200cal/gの範囲である20〜70%の不腐
    食性物質と、 0〜20%の水と を備えることを特徴とする融点が5℃より低い全体とし
    て不腐食性の蓄熱物質。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の蓄熱物質であつて、
    前記不腐食性物質はジメチルスルホキシドと、ジメチル
    スルホンと、前記エチレンジアミンとともに溶液を形成
    するために十分な量の洗浄剤と混合されたパラフィンと
    の群から選択されることを特徴とする蓄熱物質。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の蓄熱物質であつて、
    前記共融混合物は同量のエチレンジアミンとジメチルス
    ルホキシドを含むことを特徴とする蓄熱物質。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の蓄熱物質であつて、
    容積百分率で1〜7%の水を含むことを特徴とする蓄熱
    物質。
  5. (5)特許請求の範囲第2項記載の蓄熱物質であつて、
    前記物質はほぼ同量のエチレンジアミンとジメチルスル
    ホンを含み、かつそれの転移温度は約5℃であることを
    特徴とする蓄熱物質。
  6. (6)特許請求の範囲第5項記載の蓄熱物質であつて、
    重量百分率で1〜7%の水を含むことを特徴とする蓄熱
    物質。
  7. (7)特許請求の範囲第1項記載の蓄熱物質であつて、
    前記不腐食性物質は、パラフィンと、このパラフィンを
    前記エチレンジアミンに溶解できるようにする物質とを
    含むことを特徴とする蓄熱物質。
  8. (8)特許請求の範囲第7項記載の蓄熱物質であつて、 約80重量%のエチレンジアミンと、 約15重量%のn−ドデカンと、 約5重量%のトリトンと を含むことを特徴とする蓄熱物質。
  9. (9)約41〜53重量%のエチレンジアミンと、約4
    1〜53重量%のジメチルスルホキシドと、ジメチルス
    ルホンと水およびそれらの混合物より成る群から選択さ
    れた約0〜18重量%の添加物と を含むことを特徴とする固態から液態への状態変化中は
    ほぼ一定に保たれ、5℃より低い融点を有し、冷凍物貯
    蔵のための蓄熱物質として使用するのに適当な共融混合
    物。
  10. (10)特許請求の範囲第9項記載の混合物であつて、
    約50容積%のエチレンジアミンと、 約50容積%のジメチルスルホキシドと を含むことを特徴とする混合物。
  11. (11)特許請求の範囲第9項記載の混合物であつて、
    約48容積%プラスマイナス5容積%のエチレンジアミ
    ンと、 約48容積%プラスマイナス5容積%のジメチルスルホ
    キシドと、 約4容積%プラスマイナス3容積%の水と を含むことを特徴とする混合物。
  12. (12)特許請求の範囲第9項記載の混合物であつて、
    約41容積%のエチレンジアミンと、 約41容積%のジメチルスルホキシドと、 約13容積%のジメチルスルホンと、 約5容積%の水と を含むことを特徴とする混合物。
JP61274254A 1985-11-19 1986-11-19 全体として不腐食性の蓄熱物質 Pending JPS62174286A (ja)

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