JPS62172200A - 砲弾発射装置付多段式対セラミツク装甲用対戦車ミサイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）従来の問題点 今までの対戦車ミサイルは、敵戦車の装甲板を打ち抜く
方法として、高圧高温のジェットによって装甲板を打ち
抜く成型さく薬弾を使用していた。

しかし、セラミック装甲、あるいは捏合装甲と呼ばれる
新型装甲を施した新しいタイプの戦車が登場した現在、
成型さく薬弾ではその装甲板を打ち抜くことはほとんど
不可能となっている。

（２）問題解決の方法 （Ａ）その概要に付いて 現在セラミック装甲を打ち抜く能力のある対戦車用の兵
器は、ＮＡＴＯ軍が開発した戦車砲用の超高速徹甲弾が
ほとんど唯一のものといわれている。

本発明はその超高速徹甲弾の考えを対軸車ミサイルに応
用したものである。まずミサイル本体は、宇宙ロケット
、又は大陸間弾道弾と同じように多段式とし、標的に向
かって飛行する途中でブースターとしての第１段目を切
り放し、弾頭部分の第２段目がさらに飛行を続けるので
ある。これは勿論先程のロケッＩ・等と同じように、ミ
サイルの飛行速度を速くするためのものだが、本発明の
重要な所はこの第２段目の機体にある。第２段目の機体
の中に小型の対戦車砲を組み込む、そしてその先端部に
標的識別装置、及び高精度の距離測定装置を取り付ける
のである。そしてこの第２段目が標的までの距離が数メ
ートル以内に達した時点で、その内部に組み込まれてい
る小型の対戦車砲から徹甲弾を標的に向けて発射するの
である。この時の徹甲弾の持つ速度は非常に大きなもの
であり、それはミサイル本体の第１段、第２段の持って
いた速度と戦車砲から発射された時の速度がすべてプラ
スされるからである。これにより徹甲弾の持つ罷終的な
速度はマツハ３から４となるであろう。

この速度は超高速徹甲弾の持つものに迫っており、充分
にセラミック装甲を打ち抜くことが出来るであろう。

（Ｂ）構造を簡略化する事に付いて もしも単体のミサイルで音速を越えることが出来るので
あれば途中で切り放される第２段目の機体は必要ないか
もしれないし、又内部に組み込む対戦車砲の発射速度を
マツハ３以上に出来る場合も同様である。

（Ｃ）砲弾、及び誘導装置等に付いて 砲弾、又は弾芯に使用する物質は、なるべく堅く重い物
質を使用するのが好ましい、例えば金属ならばタングス
テンの碌な物質、金属以外ならば、それこそファイン・
セラミックで作るのが４ｆＪ索と思われる。

ミサイルの誘導装置は色々なものが考えられるが、ミサ
イル第２段目の持つ速度は音速を越えるため、従来のワ
イヤー誘導は不向きではないかと思われる。又ミサイル
の先端部に取り付ける距離測定装置は、非常に高精度な
ものが必要とされる。

なぜなら、ミサイルは超音速で標的に接近し、極めて至
近距離から徹甲弾を発射しなければならないからである
、その発射時の距離は数メートル以内にするのが好まし
い。原理的には近ければ近いほど効果的ではないかと思
われる。

４、発明の効果 この砲弾発射装置付多段式対セラミック装甲用対戦車ミ
サイルを歩兵、及び小型の地上走行車両によって敵の戦
車部隊の前面に展開させれば、味方の戦車部隊を使用せ
ずとも、仮に敵がセラミック装甲を施した戦車であって
も、充分に損害を与えることが出来るであろう。以前よ
りいわれていた事だが、戦車１両よりも対戦車ミサイル
−基の方が遥かに安価に作ることが出来、それだけ大量
の数のものが配備出来るのである。

（４）産業上の利用範囲 本発明は強力な装甲板を打ち抜く必要のある、あらゆる
小型ミサイルに応用出来るであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の断面図である。■は標的識別ｍｉｄ等
、２は１ａ５１発射装置、３はコントロール装置、４は
ミサイル本体１段目、及び２段目の推進装置である。 第２図はミサイルが分離、及び砲弾が発射された所の図
である。■は砲弾、２はミサイル本体の２段目、３はミ
サイル本体の１段目。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弾頭部に砲弾発射装置を持ち、多段式の機体によって最
   終的に弾頭から発射される砲弾の速度を可能な限り高め
   、従来の成型さく薬弾を使用した対戦車ミサイルが打ち
   抜けなかった、セラミック装甲を施した戦車を破壊出来
   る、砲弾発射装置付多段式対セラミック装甲用対戦車ミ
   サイル。