JPH11223498A - 調節自在時限信管を有する発射物 - Google Patents

調節自在時限信管を有する発射物

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JPH11223498A
JPH11223498A JP10318998A JP31899898A JPH11223498A JP H11223498 A JPH11223498 A JP H11223498A JP 10318998 A JP10318998 A JP 10318998A JP 31899898 A JP31899898 A JP 31899898A JP H11223498 A JPH11223498 A JP H11223498A
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propulsion
projectile
fuse
core
reflection
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JP10318998A
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Michael Gerber
ミヒャエル・ゲルバー
Peter Ettmueller
ペーター・エトミューラー
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Rheinmetall Air Defence AG
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Oerlikon Contraves AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より遠くまで発射でき、破壊確率の大きい発
射物を提供する。 【解決手段】 データ受信コイル及び電力供給源と、信
管に設定した時間が切れると同時にバラバラになる、或
いは、放出される有効物質とからなる調節自在時限信管
を有する発射物であって、有効物質は発射コアとして用
いる一方で、その発射コアを推進反射套管と推進反射後
部との間に介装する。データ受信コイルと電力供給装置
とは推進反射後部に配置しており、調節自在時限信管の
残りの構成部品は発射コアに配置する。推進反射套管と
推進反射後部に破断点を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、調節自在時限信管
を有する発射物に関し、詳述すれば、少なくとも一つの
データ受信コイル及び電力供給源と、信管に設定した時
間が切れると同時にバラバラになる、或いは、放出され
る有効物質とからなる調節自在時限信管を有する発射物
に関する。
【０００２】
【従来の技術】前述の如くの調節自在時限信管を有する
発射物は、本願出願人が配布しているパンフレット「Ｏ
Ｃ２０７６ｅ」、「ＯＣ２０４１Ｅ」、「ＯＣ２０５７
ｄ」などから、ミサイル防御システムで使われるものと
して知られている。このような防御システムでは、来襲
目標を砲火制御装置で検出してそれを追跡すると共に、
自動的に対空砲を発射するようになっている。その際、
発射物、即ち、砲弾の飛行時間の計算を行っているが、
発射時に各砲弾の信管に更新した信管発火設定時間を、
砲身の口部に設けられているプログラミングコイルを介
して誘導方式にて伝達するようになっている。このよう
にすることで、発射チャージの点火に伴う例えば散弾(s
ub-projectiles)の如くの有効物質の放出が、来襲目標
の直前において最適時に行われるように補償することが
できる。
【０００３】そのような発射物は、その前方には弾道装
甲が、また、その後方には信管ハウジングが取り付けら
れている発射物本体で構成されている。信管ハウジング
には調節自在時限信管が格納されており、この時限信管
はデータ受信コイルと、サージ発生器付き電力供給装置
と、電子式時限信管モジュールと、信管と、起爆装置
と、発射薬とからなる。有効物質の収納スペースは弾道
装甲と信管ハウジングとの間における発射物本体の部分
に設けられていて、その中に相対回転しないように散弾
の形での有効物質が充填されている。この有効物質は長
手軸方向にも移動しないように、弾道装甲を発射物本体
に連結する補滋養ネジで定置されている。
【０００４】この種の発射物は、約３キロの有効距離ま
で高確率で破壊することができる。しかし、この有効距
離をすぎると、飛行速度が落ちるので、破壊確率が急に
小さくなる。
【０００５】
【発明の目的と要旨】本発明は、このような発射物であ
って、より遠くまで発射でき、破壊確率の大きい発射物
を提供するのを目的としている。
【０００６】この目的を達成するために、本発明による
調節自在時限信管を有する発射物は、少なくとも一つの
データ受信コイル及び電力供給源と、信管に設定した時
間が切れると同時にバラバラになる、或いは、放出され
る有効物質とからなる調節自在時限信管を有する発射物
に対してなされたものである。
【０００７】本発明によれば、有効物質は発射コアとし
て用いる一方で、その発射コアを推進反射套管(propuls
ion reflector sheath)と推進反射後部(propulsion ref
lector back)との間に介装している。データ受信コイル
と電力供給装置とは推進反射後部に配置しており、調節
自在時限信管の残りの構成部品は発射コアに配置してい
る。推進反射套管と推進反射後部には所定の破断点が形
成されているので、発射物の発射後に推進反射套管と受
信コイル及び電力供給装置を備えた推進反射後部とが分
離して、発射コアが調節自在時限信管の残りの構成部品
と一緒に飛行を続けることになる。
【０００８】前述のように発射物を構成することで、前
述したミサイル防御システムをより遠くの来襲目標物に
対して利用できると共に、約５キロの行動半径における
航空機やヘリコプターの進入を防止することもできる利
点がある。来襲目標物への短時間での接近や武装目標物
のより大きい破壊確率が得られる。本発明の変形例では
散弾の数が少ないので命中率が小さいが、目標物への到
達時間が短くなっていることを鑑みればそれでも余りあ
るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以後、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施の形態を詳述する。図１から図３に
おいて、１は推進反射套管を示し、２は、該推進反射套
管１に連結固定した推進反射後部を示す。発射コア３は
有効物質４からなり、推進反射套管１と推進反射後部２
に保持されている。この有効物質４は、金属製円盤５の
積層体からなり、各円盤５にはネジ溝付き肩部５が設け
られていて、そこにて螺合させることにより総ての円盤
５を積層体となしている。
【００１０】各円盤５には複数の孔７が形成されてお
り、これらの孔７は当該円盤５の中心、換言すれば、発
射物の長手軸を中心とする円形に沿って等間隔おきに形
成されている。これらの孔７により、所定の大きさの断
片が得られるように円盤５を予め断片化(pre-fragmenta
tion)することができる。
【００１１】調節自在時限信管８(programmable time f
use)は発射コア３に設けられていて、電子式時限信管モ
ジュール９と、電気点火キャップ１０と、起爆装置１１
と、起爆孔１２とで構成されている。データ受信コイル
１３は時限信管８の構成部品の一部であり、サージ発生
器１４の形で用いている電気供給装置とは、推進反射後
部２に配置している。
【００１２】図示しない保護用装甲を螺着させるための
円周溝１５が推進反射套管１の先頭端外周面にに形成さ
れている。これもまた図示していないが、発射物の発射
後に推進反射套管１と、データ受信コイル１３及びサー
ジ発生器１４を備えた推進反射後部１２とが分離する破
断点が従来公知のように設けられている。推進反射套管
１と推進反射後部２とがこのように分離した後では、信
管構成部品９，１０，１１，１２を具備した発射コア３
だけがそのまま飛行することになる。
【００１３】信管８に発射時に誘電方式で伝達した設定
時間ないし飛散時間の終わりには、発射コア３起爆孔１
２を介して飛散する。各円盤５に形成された所定の破断
線を１６を以て示す。孔７の代わりに、図３に示したよ
うにノッチ７.１を用いることも可能である。
【００１４】図４に示した本発明の別の実施の形態で
は、発射体２０に設けた有効物質２１は、例えば円筒形
の重金属からなる散弾２２で構成されている。散弾２２
は、発射物の長手軸と平行に延在する散弾カラム２３の
形に詰め込まれており、図示していないが、回転及び長
手方向への移動が起こらないように発射体２０に固定さ
れている。発射体と連結した発射物先端を２４を以て示
す。
【００１５】図５に示した本発明のまた別の実施の形態
では、発射物先端２７における発射コア２５として形成
した有効物質２６は、脆弱な重金属で構成されている。
【００１６】図４と図５とにおいて２８を以て示した放
出薬は、図１から図３に示した本発明の実施の形態にお
ける起爆孔１２の代わりに用いたものである。
【００１７】散弾カラム２３の代わりに、矢を用いるこ
とも可能である。また、発射コアを矢形に形成すること
も可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から、本発明にあっては、前
述したミサイル防御システムをより遠くの来襲目標物に
対して利用できると共に、約５キロの行動半径における
航空機やヘリコプターの進入を防止することもできるの
は明らかである。また、来襲目標物への短時間での接近
や武装目標物のより大きい破壊確率が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１実施の形態による発射物の縦断
面図。
【図２】 図１における線II-IIに沿った横断面図。
【図３】 本発明の第１実施の形態の変形例を示す、図
１における線II-IIに沿った横断面図。
【図４】 本発明の第２実施の形態による発射物の縦断
面図。
【図５】 本発明の第３実施の形態による発射物の縦断
面図。
【符号の説明】
１・・・・推進反射套管 ２・・・・推進反
射後部 ３・・・・発射コア ４・・・・有効物
質 ５・・・・円盤 ６・・・・ネジ溝
付き肩部 ７・・・・孔 ８・・・・時限信
管 ９・・・・電子式時限信管モジュール １０・・・・電気点
火キャップ １１・・・・起爆装置 １２・・・・起爆
孔 １３・・・・データ受信コイル １４・・・・サー
ジ発生器 １５・・・・円周溝 １６・・・・破断
線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも一つのデータ受信コイル(13)
    及び電力供給源(14)と、信管(8)に設定した時間が切れ
    ると同時にバラバラになる、或いは、放出される有効物
    質（４，26)とからなる調節自在時限信管を有する発射
    物において、前記有効物質(4, 26)は発射コア(3, 25)と
    して用いる一方で、その発射コアを推進反射套管(1)と
    推進反射後部(2)との間に介装されており、前記データ
    受信コイル(13)と電力供給装置(14)とは推進反射後部
    (2)に配置され、調節自在時限信管(8)の残りの構成部品
    (9, 10, 11, 12, 28)が発射コアに配置されている一
    方、推進反射套管(1)と推進反射後部(2)に所定の破断点
    を形成し、発射物の発射後に推進反射套管(1)と受信コ
    イル(13)及び電力供給装置(14)を備えた推進反射後部
    (2)とが分離して、発射コアが調節自在時限信管(8)の残
    りの構成部品(9, 10, 11, 12, 28)と一緒に飛行するよ
    うにしたことを特徴とする発射物。
  2. 【請求項２】 少なくとも一つのデータ受信コイル(13)
    及び電力供給源(14)と、信管(8)に設定した時間が切れ
    ると同時に放出される有効物質（４，26)とからなる調
    節自在時限信管(8)を有する発射物において、前記有効
    物質(21)は発射コア(20)として推進反射套管(1)と推進
    反射後部(2)により定置させ、前記データ受信コイル(1
    3)と電力供給装置(14)とは推進反射後部(2)に、調節自
    在時限信管(8)の残りの構成部品(9, 10, 11, 12, 28)は
    発射コアにそれぞれ配置されており、推進反射套管(1)
    と推進反射後部(2)に所定の破断点を形成し、発射物の
    発射後に推進反射套管(1)と受信コイル(13)及び電力供
    給装置(14)を備えた推進反射後部(2)とが分離して、発
    射コアが調節自在時限信管(8)の残りの構成部品(9, 10,
    11, 12, 28)と一緒に飛行するようにしたことを特徴と
    する発射物。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載のものであって、前記有
    効物質(4)が所定の破断寸法に予め断片化した金属円盤
    （５）の積層体からなることを特徴とする発射物。
  4. 【請求項４】 請求項３に記載のものであって、孔(7)
    ないしノッチ(7.1)が、断片化のために円盤(5)に形成さ
    れていることを特徴とする発射物。
  5. 【請求項５】 請求項２に記載のものであって、有効物
    質(21)が、重金属からなる複数の散弾(22)からなること
    を特徴とする発射物。
  6. 【請求項６】 請求項５に記載のものであって、散弾(2
    2)が円筒形であり、発射物の長手軸に沿って延在する散
    弾カラム(23)に形成されてなることを特徴とする発射
    物。
  7. 【請求項７】 請求項１に記載のものであって、有効物
    質(26)が脆弱な重金属からなることを特徴とする発射
    物。
  8. 【請求項８】 請求項１に記載のものであって、発射コ
    アが矢として形成されていることを特徴とする発射物。
  9. 【請求項９】 請求項６に記載のものであって、前記矢
    が散弾カラム(23)の代わりに用いられていることを特徴
    とする発射物。
JP10318998A 1997-11-19 1998-11-10 調節自在時限信管を有する発射物 Pending JPH11223498A (ja)

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CH19972670/97 1997-11-19

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