JPS62171892A

JPS62171892A - 摩擦爪圧締具

Info

Publication number: JPS62171892A
Application number: JP1189086A
Authority: JP
Inventors: 伊藤　雅介
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-01-24
Filing date: 1986-01-24
Publication date: 1987-07-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は圧締の技術分野に属する。従来圧締具にはねじ
を利用した万力類、挺子を利用した手万力類、■を利用
した■クランプ類、ラチエットを利用したラチエットク
ランプ類があり、用途に応じて使いわけている、例えば
物を吊ったり、牽引したりする場合には■クランプやラ
チエットクランプが適し、物を固着圧締する場合には万
力、シヤコ万力、手万力等が適している。又圧締具によ
っては有効範囲が狭い範囲に限定されているものがある
ので、同一圧締具であっても、有効範囲別に多数常備し
なければならないので不便である。

例えば■クランプの場合には０〜２０ｍｍ用、２０ｍｍ
〜４０ｍｍ用、・・・・と、又ラチエットクランプの場
合には０〜１０ｍｍ用、１０〜２０ｍｍ用、・・・・と
多数常備し、これを必要に応じて使い分けなければなら
ない。一方圧締範囲の広いシヤコ万力の場合であつても
２００ｍｍ厚のものを圧締した後１０ｍｍ厚のものを圧
締する場合、ねじを１００回転以上廻さなければならな
い不便さがあるため、やはり多数常備しなければならな
いものである。

こ■で１箇の圧締具で圧締範囲が広く且つ開口調整が極
めて容易であり、小さな力で強力圧締することが出来、
尚且吊り用、牽引用、固着用と広範囲に使える万能圧締
具があれば非常に便利であり、これらの條件を満足する
圧締具を得ることを本発明の目的とする。

図によって本発明を詳細に説明する。

本発明に係る摩擦爪圧締具はベース（１）フィンガー開
閉ボルト（２）、予圧ナット（３）とフィンガー（４）
（４）よりなる梃子挾の先端部に円■状の摩擦爪（５）
（５）を設けたものであって、摩擦爪は図に示すごとく
従来の摩擦爪のばね押し方向と逆の方向、つまり反摩擦
方向（→）にばね押しされている、この圧締具を牽引用
に用いる場合には第１図、第２図に示すごとく予圧ナッ
ト（３）内にワイヤーロープ（８）端を回転自在に設け
、固着圧締具として用いる場合にはフィンガー開閉ボル
ト（２）内に強力圧締ボルト（６）を設けるものとする
。

この圧締具で被圧締物（７）を圧締する場合、圧締具を
被圧締物にセットして予圧ナット（３）によってフィン
ガー（４）（４）を閉めて予圧する、この予圧力は１０
０ｋｇ／ｃｍ２程度で充分であるので手でねじるだけで
良い、牽引の場合にはワイヤーロープ（８）の緊張力に
よつて摩擦爪（５）（５）が回転して被圧締物を強力圧
締する、固着圧締の場合には第３図に示す弾力圧締ボル
ト（６）を締め付けることによつて摩擦爪を回転させ強
力圧締する。

次に本発明に係る圧締具の実施例について説明する、図
によつて明らかなようにフィンガー開閉ボルト（２）及
び予圧ナット（３）はフィンガーの開閉と予圧のみに用
い、圧締には直接関係ないので、そのねじ径とねじピッ
チを充分大きくする事が可能である、従って広範囲の開
口調節が極めて容易に行なえるものである、因みに予圧
力は被圧締物（７）と摩擦爪（５）（５）が滑動しない
だけの摩擦力で充分であるので予圧ナット（３）を手指
で軽く締るだけで充分である、次に摩擦爪（５）（５）
を反摩擦方向（→）にばね押ししてあることによって予
圧によって機能し、予圧解除によつてその機能を完全に
失なう特種ラチエットであるので、被圧締物への着脱が
極めて容易であり、本圧締時に摩擦爪の圧締有効範囲を
１００％使えるので木材、ゴム等の軟かい被圧締物であ
つても充分に圧締出来るものである。本圧締具を牽引、
吊り等に用いる場合、ワイヤーロープの緊張力の４〜５
倍の圧締力が発生するので、又緊張力に比例して圧締力
が増すので吊り落し等の虞れがなく安心である。次に固
着圧締具として使用する場合には第２図に示す強力圧締
ボルト（６）を締めれば良いが、シヤコ万力と同等の力
で圧締するのに必要な締付トルクは僅か１／１０である
ので作業効率を大巾に向上出来るものである。

以上のごとく本発明に係る摩擦爪圧締具は適応幅の範囲
が広く、開口調整が容易且つ迅速に出来、軽い力で強い
圧締力を得ることが出来る上に牽引用、吊り用、固着用
と用途が広いので常備数が少くてすみ、使用頻度が高く
なるので経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る牽引用、吊り用摩擦爪圧締具の平
面図、第２図は第１図の矢視断面図、第３図は固着用摩
擦爪圧締具である。１・・・・ベース、　　　　　　　　６・・・・強力圧
締ボルト、２・・・・フィンガー開閉ボルト、　７・・
・・被圧締物、３・・・・予圧ナット、　　　　　　８
・・・・ワイヤーロープ、４・・・・フィンガー、５・・・・摩擦爪、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ねじによって開閉する梃子挾の先端部に円■状の
摩擦爪を設けてなる摩擦爪■締具。
（２）摩擦爪を反摩擦方向にばね押しすることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の摩擦爪■締具。
（３）梃子挾開閉ねじの中に強力■締ねじを設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の摩擦爪■締具
。