JPS62168967A - エンジン点火装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外部作業機器駆動用のＰ　Ｔ　Ｏ（Ｐｏｗａｒ
Ｔａｋｅ　０ｆｆ）軸を有する車輌のエンジン点火装置
に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば、幅広低圧タイヤいわゆるバルーンタイヤを車輪
とする三輪あるいは四輪の荒地走行用車輌等には外部作
業機器駆動用のＰＴＯ軸がしばしば設置されている。Ｐ
ＴＯ軸は車輌駆動用エンジン出力により回転する軸であ
り、このＰＴＯ軸に草苅用ブレードや噴霧器等の種々の
外部作業機器を必要に応じて取り付けることができる。

すなわち、Ｐ　’Ｉ’　Ｏ軸を有する車輌は外部作業機
器を適宜交換することにより多目的車輌として機能する
ことができる。

一方、このようなＰＴＯ軸を有する車輌にはエンジン回
転速度を一定に制御するためのガバナ機構が設けられて
いる。そして、ＰＴＯ軸に外部作業機器を取り付けて所
望の作業を行うときには、このガバナ機構を作動させる
ことによってＰＴＯ軸の回転速度を一定にすると共に一
定速度での走行を可能にし、ＰＴＯ作業の安定化が図ら
れている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来からＰＴＯ作業時にはガバナ機構を作
動させることにより一定速度走行が可能であったが、Ｐ
ＴＯ作業時に誤ってガーノΣす機構を「オフ」してしま
うと、一定速度走行が行えなくなってしまい、ＰＴＯ作
業が乱れたまま続行されてしまうという問題があった。

また、ｐ　”ｒ’　ｏ軸の回転速度が不安定になると作
業機の破を員を引き起こすことも少なくない。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のエンジン点火装置は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、ＰＴＯ軸駆動時にガバナ機構が作動停止
したときにはエンジンを失火させる手段を備えたもので
ある。

〔作用〕

ＰＴＯ作業時に誤ってガバナ機構を「オフ」してしまう
と、エンジンが失火して車輌の走行およびＰＴＯ軸の回
転が停止する。

〔実施例〕

以下、実施例と共に本発明の詳細な説明する。

第２図は本発明を適用する車輌すなわちＰＴＯ軸を有す
る車輌の動力伝達系統図である。エンジンのクランク軸
１の回転力はその断続を行うクラッチ３に伝達され、ク
ラッチ３の出力する回転力はサブミッション４およびＰ
ＴＯ軸８に伝達される。サブミッション４では、高速（
「ハイ」）、低速（「ロー」）または後退（「リバース
」）のいずれかのギヤ選択が行われ、「リバース」が選
択された場合には逆方向の回転力が低回転速度で直接デ
ファレンシャルギヤ６に伝達される。サブミッション４
において「ハイ」または「ロー」が選択された場合には
前進用ミ・ノション５を介してデファレンシャルギヤ６
に順方向の高速または低速の回転力が伝達される。前進
用ミッション５ではｌ速から５速までのギヤまたはニュ
ートラルのうちのいずれかが選）尺される。デファレン
シャルギヤ６ではデファレンシャル作動またはロックの
いずれかが選択され、車輌７に伝達される。なお、デフ
ァレンシャルギヤ６では、直進走行する場合には走行の
安定化のため通常「ロック」が選択され、Ｕターンする
場合等に適宜「作動」が選択される。一方、ＰＴＯ軸８
においても「オン」　「オフ」の選択がなされ、「オン
」が選択された場合にはクラッチ３から出力される回転
力を作業機９に伝達し、「オフ」が選択された場合には
クラッチ３の出力軸の回転にかかわらずＰＴＯ軸８の回
転は停止する。なお、２はスタータモータであり、その
駆動によりクランク軸を回転させエンジン始動を行うも
のである。

第１図は上述したような動力伝達系をもつ車輌において
用いられる本発明の一実施例を示す回路図である。１１
は点火プラグ、１２はイグニッションコイル、１３はＣ
ＤＩユニット、１４はチャージコイルであり、これらに
よって容量放電式点火装置が構成されている。なお、Ｃ
ＤＩユニット１３内において、１３ａはコンデンサ、１
３ｂはサイリスク、１３ＣおよびＬ３ｄはダイオードで
ある。

チャージコイル１４とＣＤＩユニット１３との接続点に
は、サイリスタ１５、抵抗１．６．１７からなる放電回
路が接１続されており、サイリスタ１５のゲートは抵抗
１６および１７の接続点に接続されている。抵抗１６お
よび１７の接続点にはエミッタが接地されたスイッチン
グ用のｐｎｐ　トランジスタ１日のコレクタが接続され
ており、このトランジスタ１８の「オン」　「オフ」に
よりサイリスタ１５が「オン」　「オフ」される。トラ
ンジスタ１８のベースはｐｎｐトランジスタ１９のコレ
クタに接続されており、トランジスタ１９のエミッタは
ＰＴＯ軸駆動選択レバーと連動するスイッチ２１を介し
て接地されている。なお、スイ。

チ２１はＰＴＯ軸駆動選択レバーが「駆動」側に選択さ
れると閉成するように切換動作する。トランジスタ１９
のコレクタとトランジスタ１８のベースとの接続点には
抵抗２２を介して電源接続端子２３が接続されている。

そして、この抵抗２２、トランジスタ１９およびスイッ
チ２１からなる直列回路に対して抵抗２４およびガバナ
機構選択レバーに連動するスイッチ２０からなる直列回
路が並列接続されており、トランジスタ１９のベースは
スイッチ２０と抵抗２４との接続点に接続されている。

なお、スイッチ２０はガバナ機構選択レバーが「作動」
に選択された場合に閉成するように切換動作する。

つぎに、このように構成された本実施例の動作を説明す
る。ＰＴＯ軸が「駆動Ｊ側に選択されると、スイッチ２
１は閉成される。そして、ＰＴＯ軸を駆動させる場合に
は通常ガバナ機構を作動させるのでスイッチ２０も閉成
されている。そのたドア１トランジスタ１９が「オフ」
状態となり、トランジスタ１８が「オン」状態となる。

トランジスタ１８が「オン」すると、サイリスタＩ５の
ゲート電圧が「ロー」に保持され、サイリスタ１５は非
導通状態となる。したがって、チャージコイル１４で発
生した起電力はサイリスタ１５を介してアースされるこ
とはなく、ＣＤＩユニット１３に供給されることになり
、コンデンサ１３ａに電荷がチャージされる。そして、
サイリスタ１３ｂのゲートに与えられる点火時期信号の
タイミングでこの電荷が放電されてイグニッションコイ
ル１２の一次側に電流が流れ、点火プラグＩＩに火花を
発生させる。このように、ＰＴＯ軸が駆動した状態でガ
バナ機構を作動させれば、エンジンは正常に駆動するこ
とになる。

この状態からガバナ機構が誤って「オフ」状態となると
、スイッチ２０が開成する。すると、トランジスタ１９
が「オン」してトランジスタ１８のベース電位が下がり
、トランジスタ１８が「オフコする。この状態でチャー
ジコイル１４が起電力を生じると、サイリスタ】５のゲ
ート電位がｈ昇してサイリスタ１５が導通する。そのた
め、チヤーユ゛！コイル１４で生じた起電力は、ＣＤＩ
ユニット１３に供給されずにサイリスク１５を介してア
ースされる。したがって、ＣＤＩユニット１３内のコン
デンサ１３ａには電荷がチャージされず、点火ブラグエ
１において火花を生じさせることができない。すなわち
、エンジンは失火状態となる。

なお、ＰＴＯ軸駆動選択レバーが「非駆動Ｊ側に選択さ
れている場合には、スイッチ２１が初めから開成されて
いるため、スイッチ２０の状態にかかわらずトランジス
タ１８は「オンＪとなり、サイリスタ１５は非導通状態
となる６したかって容量放電式点火装置は正常に動作す
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のエンジン点火装置によれば
、ＰＴＯ作業時に誤ってガバナ機構を「オフ」しても、
エンジンが失火して車輌の走行およびＰＴＯ軸の回転が
停止するので、走行速度が不安定な状態でＰＴＯ作業が
続行されることがない。換言すれば、ＰＴＯ作業は常に
一定速度走行で行われることになり、作業者は誤操作に
より乱雑なＰＴＯ作業を行ってしまうという心配から一
切開放される。また、作業機が破損されることもなくな
る。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は第１
図の実施例を適用する車輌の動力伝達系統図である。 １１・・・点火プラグ、１２・・・イグニッションコイ
ル、１３・・・ＣＤＩユニット、１４・・・チャージコ
イル、１５・・・サイリスタ、１８．１９・・・トラン
ジスタ、２０．２１・・・スイッチ。 特許出願人　ヤマハ発動機株式会社 代　理　人　山川　政権（ばか２名） 第２図 手続補正書（自発） １、事件の表示 昭和６１年　特　許　願第９００２号 ２、発明の名称 エンジン点火装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　特　許　　出願人名称（氏名）
　（ＡＯ７）ヤマハ発動機株式会社氏名　　（６４６２
）弁理土山　月１　政権・７　− ５、補正の対象

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外部作業機器駆動用のＰＴＯ軸およびエンジン回転速度
   を一定に保持するガバナ機構を有する車輌において、Ｐ
   ＴＯ軸駆動時にガバナ機構の作動が停止したときにエン
   ジンを失火させる手段を備えたエンジン点火装置。