JPS6216886Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6216886Y2
JPS6216886Y2 JP1701279U JP1701279U JPS6216886Y2 JP S6216886 Y2 JPS6216886 Y2 JP S6216886Y2 JP 1701279 U JP1701279 U JP 1701279U JP 1701279 U JP1701279 U JP 1701279U JP S6216886 Y2 JPS6216886 Y2 JP S6216886Y2
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JP
Japan
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tape
legs
shape
raised edge
slide fastener
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JP1701279U
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JPS55116510U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、噛合頭部に一対の脚部が左右に開
脚した状態で突設してあつて、テープ隆起縁部に
脚部を加締め手段で取付けられるスライドフアス
ナーの務歯に関するもので、その目的は、フアス
ナーテープに対する取付強度を向上することが出
来、堅牢なスライドフアスナーに仕上られる務歯
を提供することにある。
従来、この種の務歯として、第9図に示すよう
に、開脚した一対の脚部2,2間の内面形状を円
弧を画くように形成したものがある。これをテー
プ隆起縁部に加締めた場合、第10図図示の如く
長円形状にテープ隆起縁部を挾み込むもので、そ
の抱き込んだ横巾の広さが一対の脚部2,2の末
端部間に比して広くなく、また長手方向に深く挾
み込まれないことから、引抜き強度に信頼性が薄
く耐久性に問題があつた。しかし、前記内面の円
弧は図面に示す大きさよりも大きくすれば、脚部
の肉厚が薄くなりテープに対して務歯に大きな引
抜力がかゝると脚部が折れやすくなり、逆に小さ
くすれば、脚部の肉厚が厚くなつて折れにくくな
る反面、テープ隆起縁部の抱き込み面が小さくな
つてテープ縁より務歯が外れるなど務歯の取付強
度が低下するため、従来図示の大きさ、形状に形
成されているのが現状である。
この考案は以上の問題点を解決するために創案
されたもので、加締められた際に、テープ隆起縁
部を抱き込んだ横巾が広くなり、且つ深く抱き込
んで然も脚部の肉厚が薄くなつていないように工
夫したことを特徴とするものである。
以下、この考案による実施例を図面によつて説
明すると、第2図及び第3図に示す如く、噛合頭
部1に一対の脚部2,2が、噛合頭部1を通る中
心線X−Yの左右に対称に開脚した状態に突設し
てある構造は従来のものと同様であつて、この両
脚部2,2間の内面形状を、両脚部の末端より噛
合頭部1に向つて前記中心線X−Yに平行した直
線に近い線形部3,3に形成し、それらの直線に
近い線形部3,3に連続する奥部を、頂部が前記
中心線X−Yに向う山形の線形部4に形成したも
のである。しかも直線に近い線形部3と山形の線
形部4との深さの割合いは、第3図図示の如く脚
部2の深さaに対し両線形部3,4の深さb,c
をそれぞれ1/2に形成してある。また、上記形態
をもつ務歯をテープ隆起縁部に加締めた際、第4
図図示の如く、直線に近い線形部3はそのまま直
線に近い線形として加締められるものである。
尚、この種の務歯は第5図図示の如く、平角線
よりプレスで順送り成形方法によつて成形される
場合もあつて、この場合両脚部2,2より抜き取
られた部分が即ち務歯の噛合頭部1となるもので
ある。従つて両脚部2,2間を前述の形状に抜い
た場合、噛合頭部1の形状も先端部の外形が山形
に形成されるもので、この噛合頭部1の一面に凹
部6を、他面に凸部7が設けてあるもので、その
凹部6と凸部7とを、噛合頭部1の形状に合せて
ほゞ三角形状に形成してある。
この考案は以上の構造であつて、両脚部2,2
間にテープ隆起縁部5を差し込み、両脚部2,2
をテープ隆起縁部5の周囲に密着するように互い
に閉める方向に加締めれば、第4図図示のよう
に、末端部は直線に近い線形3,3で双方で
「ハ」字状になり、奥部の山形の線形4がほゞ円
形に近い形状に加締められ、こうしてテープ隆起
縁部5に務歯を等間隔おきに取付けることにより
第1図図示のスライドフアスナーFに仕上げられ
るものである。
以上のように、この考案による務歯は、両脚部
間の内面のうち、末端部を直線に近い線形に形成
したものであるから、両脚部をテープ隆起縁部の
周囲に密着するように加締めて取付けた際には末
端部が「ハ」字形に広がり、抱き込んだ横巾が従
来のものに比し広くなるものである。また、奥部
を山形に形成したものであるから、その斜面が脚
部の外面とほゞ平行状になり、仮りに奥部を円弧
形にした場合、第3図の図中の点線で示す如く噛
合頭部より脚部に至る屈折部の肉が内面より喰い
込んだ状態になつて肉薄となるが、この考案によ
れば山形であるから内面より喰い込むことがなく
充分な肉厚となり、脚部が折れにくくなる。更
に、山形形状の頂部は噛合頭部に向つて喰い込む
ようになるため、テープ隆起縁部に取付けた際、
務歯内にテープ隆起縁部を深く抱き込むことが出
来ることとも相俟つて、取付強度が向上して強い
引抜き力に対しても充分に耐えるスライドフアス
ナーとして提供されるものである。
尚、噛合頭部の凹凸部を三角形状に形成すれ
ば、その噛合状態が第8図に示す如く、凹部の相
手の凸部が頂部を逆にして係合するため、噛合部
に突き上げる力が加えられても、噛合部が回転し
てチエーン割れすることが無いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による務歯で構成したスライ
ドフアスナーの一部を示す正面図、第2図はこの
考案による務歯を示す斜視図、第3図は同じく正
面図、第4図は務歯をテープに加締めた状態を示
す正面図、第5図は務歯の成形状態を示す正面
図、第6図はテープに加締めた務歯の裏面図、第
7図は務歯の噛合状態を示す断面図、第8図は第
7図A−A線矢視の断面図、第9図は従来の務歯
を示す正面図、第10図は同じくテープ隆起縁部
に取付けた状態で示す正面図である。 1…噛合頭部、2…脚部、3…末端部、4…奥
部、5…テープ隆起縁部、F…スライドフアスナ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 噛合頭部1より一対の脚部2,2が噛合頭部1
    を通る中心線X−Yの左右に開脚して突設してあ
    つて、テープ隆起縁部5の周囲に密着するように
    加締めて取付けられるスライドフアスナーの務歯
    において、前記両脚部2,2間の内面形状を、両
    脚部の末端部が噛合頭部1に向つて前記中心線X
    −Yに平行に直線に近い線形部3,3に形成する
    と共に、それらの直線に近い線形部3,3に続く
    奥部を、頂部が前記中心線X−Yに向う山形の線
    形部4に形成してあることを特徴とするスライド
    フアスナーの務歯。
JP1701279U 1979-02-13 1979-02-13 Expired JPS6216886Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1701279U JPS6216886Y2 (ja) 1979-02-13 1979-02-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1701279U JPS6216886Y2 (ja) 1979-02-13 1979-02-13

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Publication Number Publication Date
JPS55116510U JPS55116510U (ja) 1980-08-16
JPS6216886Y2 true JPS6216886Y2 (ja) 1987-04-28

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ID=28841595

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JP1701279U Expired JPS6216886Y2 (ja) 1979-02-13 1979-02-13

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JP5269106B2 (ja) * 2009-02-04 2013-08-21 Ykk株式会社 ファスナーエレメント

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JPS55116510U (ja) 1980-08-16

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