JPS62167487A - 磁気試験片 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば磁気検出器に直接ｆ〃界を印加する
磁気試験片（テストピース）に関する。

（ロ）従来の技術 磁気検出器の故障発生の有無や劣化状況を知るのに、磁
気検出器の検出部に直接、既知の磁界を与えるのが最も
簡単で、且つ明瞭である。このため、従来は、第４図に
示すように、１個の磁石片ａをケースｂの中に納めて試
験片Ｃを構成し、この試験片Ｃを検出部に接近させたり
遠ざけたりして、磁界変化を与えていた。また、磁気検
出器に変化磁界を与えるために、磁気検出器にリング状
コイルを挿通し、このリング状コイルに交番電流を流す
ことが考えられる。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上記従来の磁気試験片は、磁石片による直流磁界を磁気
検出器に加えるものであるから、磁石の劣化や、磁石片
の運動速度により、磁気検出器の出力が異なる微分形の
場合、試験を行う者の個人誤差が生じて、検出部の感度
劣化や故障の判別が困難となる場合があった。

また、磁気検出器が大きな固定枠に支持される等、その
取付状態によっては、リング状コイルに磁気検出器を挿
入できない場合もあり、交流磁場を与えたい場合、不便
であった。

この発明は、上記に鑑み、磁気検出器の出力が直流形あ
るいは微、升形等の如何にかかわらず、磁気検出器の感
度劣化やＮ単な故障状況を知り得る磁気試験片を提供す
ることを目的どしている。

（ニ）問題点を解決するだめの手段及び作用この発明の
磁気試験片は、直流電源（３）と、発振器（４）と、磁
界発生用のコイル（２）と、このコイルを直流電源と発
振器に切替接続し、直流磁界と交番磁界を選択発生する
ための切替器（Ｓ＋、Ｓｚ、Ｓ・２）とを含み、且つこ
れら直流電源、発振器、コイル及び切替器が１個の非磁
性材ケース（５）に収納されて構成されている。

この磁気試験片では、切替器を直流磁界発生側に切替え
ると、直流電源からコイルに直流電流が流れ、コイルよ
り直流磁界が発生される。逆に切替器を交番磁界側に切
替えると、発振器からコイルに交番電流が流れ、コイル
より交番磁界が出力される。

（ホ）実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、この発明の一実施例を示す磁気試験片の回路
接続図である。この磁気試験片１は、コイル２と、電池
（直流電源）３と、発振器４と、スイッチＳ　＋、　Ｓ
　ｚ、　Ｓ“２とから構成されており、これら各構成部
品は、非磁性の材料、例えばプラスチック等からなる直
方体状のケース５に収納されている。このケース５の形
状は、第４図のケースｂとほぼ同様である。このケース
５には、図示していないが、電池３を交換するためのカ
バーが設けられている。

電池４の正極側は、スイッチＳ２の共通端子Ｃに接続さ
れ、負極側はスイッチＳ１を介して発振器４の基準電位
に接続されている。

また、コイル２の一端がスイッチ３＋２の共通端子Ｃに
接続されると共に、抵抗Ｒを介してスイッチＳ２の端子
ａに接続され、コイル２の他端が発振器４に接続されて
いる。スイッチＳ２の端子すは、発振器４の電源供給端
子に接続され、またスイッチ３１２の端子すが発振器４
に接続されている。

この実施例磁気試験片１において、スイッチＳＩをオン
し、スイッチＳ２を端子ａ側に、スイッチＳ１２を端子
ａ側にそれぞれ投入すると、電池３よリスイノチＳ２の
端子Ｃ１端子ａ、抵抗Ｒを通して、コイル２に直流電流
が流れ、コイル２の周辺に直流磁界が発生する。

一方、スイッチＳ、をオンにした状態でスイッチＳ２を
端子す側に、スイッチ３１２を端子す側にそれぞれ投入
すると、電池３よりスイッチｓ２の端子Ｃ１端子すを経
て、発振器４に直流電圧が供給され、発振器４が駆動さ
れる。この発振器４は、コイル２に必要な周波数（磁気
検出器が探査用で微分形の場合、数１１ｚ　）の交番電
流を流す。これにより、コイル２の周辺に交番磁界が発
生する。

第２図、第３図に磁気試験片１の使用例を示している。

第２図は、支持体７に取付けられた磁気検出器６の側方
部に磁気試験片１を配置した場合であり、第３図は、磁
気検出器６の先端前方に磁気試験片１を配置したもので
ある。破線で示す磁力線の磁界が、磁気検出器６に及ぶ
ことになる。

上記実施例において、コイル２としては、通常、空心形
を用いるが、強磁界発生のため、コイル２の中に純鉄あ
るいはパーマロイ等の高透磁率材を挿設してもよい。あ
るいは、通常、電池ケースが鉄製であるので、電池の周
辺にコイルを巻回してもよい。

また、磁気試験片が作動中、それぞれ直流磁界と交番磁
界の発生に対応して、ＬＥＤ等の表示素子を設けて表示
してもよい。

また、スイッチあるいはボリュウムを設けて、発生する
磁界の強さや交番磁界の周波数を、段階的にあるいは連
続的に調整できるようにしてもよい。

（へ）発明の効果 この発明によれば、切替により直流磁界と交番磁界のい
ずれをも発生できるので、ＤＣ形磁気検出器や微分形磁
気検出器の試験の両方に利用できる。

しかも、構成部品が１個の非磁性材でなるケースに収納
されているので、持運びが簡単な上、リートケーブル等
も不要であるから、管理上、非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す磁気試験片の回路
接続図、第２図、第３図は、磁気試験片の使用例を説明
するた功の図、第４図は、従来の磁気試験片を示す斜視
図である。 １：磁気試験片、　２：コイル、 ３：電池、　　　　４：発振器、 ５：ケース、 Ｓ、・Ｓ２　・Ｓｌ□：スイッチ。 特許出願人　　　　　　株式会社島津製作所代理人　　
　　弁理士　中　村　茂　信第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）直流電源と、発振器と、磁界発生用のコイルと、
   このコイルを直流電源と発振器に切替接続し、直流磁界
   と交番磁界を選択するための切替器とを含み、且つこれ
   ら直流電源、発振器、コイル及び切替器を１個の非磁性
   材ケースに収納してなる磁気試験片。