JPS62163249A - 大気圧イオン源 - Google Patents
大気圧イオン源Info
- Publication number
- JPS62163249A JPS62163249A JP61002945A JP294586A JPS62163249A JP S62163249 A JPS62163249 A JP S62163249A JP 61002945 A JP61002945 A JP 61002945A JP 294586 A JP294586 A JP 294586A JP S62163249 A JPS62163249 A JP S62163249A
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- JP
- Japan
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- sample
- needle
- electrode
- ion source
- pulses
- Prior art date
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- Pending
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は大気圧イオン化(API)イオン源に関するも
のである。
のである。
[従来の技術]
APIイオン源として、従来例えば第3図に示すような
構造のものが知られている。第3図において、APIイ
オン源はコロナ放電部1及び試料保持針2から成る。上
記コロナ放電部1においては、筒状電極3内にアルゴン
の如きキャリアガスが導入され、針状電極4と筒状電極
3との間に発生させるコロナ放電により、励起されたキ
ャリアガス原子(励起種)が作成される。このようにし
て得られた励起種は、キャリアガスの流れに乗って試料
保持針2へ向けて流れ出し、該針2の先端に保持されて
いる試料をイオン化する。生成された試料イオンは、直
流電[5から試料保持針2に印加されている例えばi
ooov〜1500V程度の直流電圧によってすみやか
に試料表面から離脱し、ピンホール板6を介して四重極
質債分析装置7へ導入される。
構造のものが知られている。第3図において、APIイ
オン源はコロナ放電部1及び試料保持針2から成る。上
記コロナ放電部1においては、筒状電極3内にアルゴン
の如きキャリアガスが導入され、針状電極4と筒状電極
3との間に発生させるコロナ放電により、励起されたキ
ャリアガス原子(励起種)が作成される。このようにし
て得られた励起種は、キャリアガスの流れに乗って試料
保持針2へ向けて流れ出し、該針2の先端に保持されて
いる試料をイオン化する。生成された試料イオンは、直
流電[5から試料保持針2に印加されている例えばi
ooov〜1500V程度の直流電圧によってすみやか
に試料表面から離脱し、ピンホール板6を介して四重極
質債分析装置7へ導入される。
かかるAPIイオン源を用いれば、液体試料を大気中で
直接イオン化し、質母分析装置へ導入して質研分析でき
るため、今後の発達が期待されている。
直接イオン化し、質母分析装置へ導入して質研分析でき
るため、今後の発達が期待されている。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、この種のA’PIイオン源においては、難揮
発性あるいは熱分解し易い試料について、得られる分子
イオン(プロトン化分子イオン電流値等)電流値が従来
必ずしも十分ではなかった。
発性あるいは熱分解し易い試料について、得られる分子
イオン(プロトン化分子イオン電流値等)電流値が従来
必ずしも十分ではなかった。
その理由は、通常、イオン電流値は試料保持針にかける
電圧を高める程増大するが、1200〜1500V程度
で電気的に中性の励起種(励起アルゴン△r*)がイオ
ン(Ar + )に変換されてしまい、このへr十試料
保持針に印加される上記電圧によって反発されるので試
料に到達できないからである。そのため、難揮発性試料
のイオン電流値は、試料保持針に印加する電圧をそれ以
上いくら高めても増加させることはできなかった。
電圧を高める程増大するが、1200〜1500V程度
で電気的に中性の励起種(励起アルゴン△r*)がイオ
ン(Ar + )に変換されてしまい、このへr十試料
保持針に印加される上記電圧によって反発されるので試
料に到達できないからである。そのため、難揮発性試料
のイオン電流値は、試料保持針に印加する電圧をそれ以
上いくら高めても増加させることはできなかった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、分子イオ
ン電流値を増大させることのできる大気圧イオン源を提
供することを目的としている。
ン電流値を増大させることのできる大気圧イオン源を提
供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
この目的を達成するため、本発明は、コロナ放電によっ
てキャリアガスの励起種を作成し、該励起種を針状電極
先端部に保持された試料にあてて該試料をイオン化する
大気圧イオン源において、前記針状電極に高電圧をパル
ス的に繰返し印加するようにしたことを特徴としている
。
てキャリアガスの励起種を作成し、該励起種を針状電極
先端部に保持された試料にあてて該試料をイオン化する
大気圧イオン源において、前記針状電極に高電圧をパル
ス的に繰返し印加するようにしたことを特徴としている
。
[作用]
試料表面で生成された試料イオンは、パルスが印加され
ていない期間にわたってその表面に蓄積され、その蓄積
された試料イオンが高電圧パルスによって一度に試料表
面から離脱するため、得られるイオン電流は増大する。
ていない期間にわたってその表面に蓄積され、その蓄積
された試料イオンが高電圧パルスによって一度に試料表
面から離脱するため、得られるイオン電流は増大する。
この場合、高電圧がかかる時間は短く、また試料表面に
は試料イオンがあるため、励起種のイオン化は起らず、
従って試料保持針に印加する電圧を高めることにより併
せてイオン電流値を増大させることもできる。
は試料イオンがあるため、励起種のイオン化は起らず、
従って試料保持針に印加する電圧を高めることにより併
せてイオン電流値を増大させることもできる。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳説する。
[実施例]
第1図は本発明の一実施例の構成を示す。第1図の実施
例が第3図と異なっているのは、直流電源5から試料保
持針2へ送られる直流電圧にパルス発振器8からの高電
圧パルスを重畳させた点である。
例が第3図と異なっているのは、直流電源5から試料保
持針2へ送られる直流電圧にパルス発振器8からの高電
圧パルスを重畳させた点である。
第2図は試料保持針2に印加される電圧の変化を示し、
従来連続的に与えていた1000〜1500■程度の電
圧(この電圧は試料保持針先端の太さにより変わる)よ
り高い1500〜2000■程度の電圧をパルス的に(
例えば数100Hz程度の周波数で)繰返し与えるよう
にしている。
従来連続的に与えていた1000〜1500■程度の電
圧(この電圧は試料保持針先端の太さにより変わる)よ
り高い1500〜2000■程度の電圧をパルス的に(
例えば数100Hz程度の周波数で)繰返し与えるよう
にしている。
そして、そのパルスとパルスの間の1111間には、直
流電源5から500〜1000V程度の直流電圧が供給
される。
流電源5から500〜1000V程度の直流電圧が供給
される。
このようになせば、直流電圧印加ffi間Taに試料表
面で生成された試料イオンのかなりの部分は印加電圧が
低いため試料表面からm脱することができず、段々と蓄
積されて行く。そして期間Tbに高電圧がパルス的に印
加されると、その蓄積されたイオンが一度に試料表面か
ら離脱することになり、直流電圧を連続的に印加し生成
されたイオンを連続的にm脱させていた従来に比べ、イ
オン取出しは間歇的になるものの取出す期間におけるイ
オン密度が高められ、イオン電流値を増大させることが
できる。
面で生成された試料イオンのかなりの部分は印加電圧が
低いため試料表面からm脱することができず、段々と蓄
積されて行く。そして期間Tbに高電圧がパルス的に印
加されると、その蓄積されたイオンが一度に試料表面か
ら離脱することになり、直流電圧を連続的に印加し生成
されたイオンを連続的にm脱させていた従来に比べ、イ
オン取出しは間歇的になるものの取出す期間におけるイ
オン密度が高められ、イオン電流値を増大させることが
できる。
又、試料表面には試料イオンがあるため、励起種のイオ
ン化は起りにくくなり、従って試料保持針に印加する電
圧を1500〜2000■程度に高めてイオン電流値を
更に増大させることができる。
ン化は起りにくくなり、従って試料保持針に印加する電
圧を1500〜2000■程度に高めてイオン電流値を
更に増大させることができる。
本発明者の実測では、試料や測定条件により異なるが、
イオン電流値を従来の3〜8倍に増大させることができ
た。
イオン電流値を従来の3〜8倍に増大させることができ
た。
更に、このようにイオン電流値を増大させることができ
るため、その分試料の加熱温度を低くづることもでき、
試料の熱分解を抑えて分子イオンの相対強度を高めるこ
とが可能である。
るため、その分試料の加熱温度を低くづることもでき、
試料の熱分解を抑えて分子イオンの相対強度を高めるこ
とが可能である。
[効果]
以上詳述した如り、本発明によれば、得られるイオン電
流値を増大させることのできる大気圧イオン源が実現さ
れる。
流値を増大させることのできる大気圧イオン源が実現さ
れる。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図、第2図は試
料保持針に印加される電圧を示す図、第3図は従来例を
示す断面図である。 1:コロナ放電部 2:試料保持針 3:筒状電極 4:針状電極 5:直流電源 6:ビンホール板8:パルス発振
器
料保持針に印加される電圧を示す図、第3図は従来例を
示す断面図である。 1:コロナ放電部 2:試料保持針 3:筒状電極 4:針状電極 5:直流電源 6:ビンホール板8:パルス発振
器
Claims (2)
- (1)コロナ放電によってキャリアガスの励起種を作成
し、該励起種を針状電極先端部に保持された試料にあて
て該試料をイオン化する大気圧イオン源において、前記
針状電極に高電圧をパルス的に繰返し印加するようにし
たことを特徴とする大気圧イオン源。 - (2)前記針状電極には、直流電圧が連続的に印加され
ており、該直流電圧に重畳して前記高電圧をパルス的に
繰返し印加するようにした特許請求の範囲第1項記載の
大気圧イオン源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61002945A JPS62163249A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 大気圧イオン源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61002945A JPS62163249A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 大気圧イオン源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163249A true JPS62163249A (ja) | 1987-07-20 |
Family
ID=11543503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61002945A Pending JPS62163249A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 大気圧イオン源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62163249A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5684300A (en) * | 1991-12-03 | 1997-11-04 | Taylor; Stephen John | Corona discharge ionization source |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598254A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | Jeol Ltd | イオン源 |
JPS5935348A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-27 | Masahiko Tsuchiya | イオン生成装置 |
-
1986
- 1986-01-10 JP JP61002945A patent/JPS62163249A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598254A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | Jeol Ltd | イオン源 |
JPS5935348A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-27 | Masahiko Tsuchiya | イオン生成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5684300A (en) * | 1991-12-03 | 1997-11-04 | Taylor; Stephen John | Corona discharge ionization source |
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