JPS6216252Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6216252Y2
JPS6216252Y2 JP18555281U JP18555281U JPS6216252Y2 JP S6216252 Y2 JPS6216252 Y2 JP S6216252Y2 JP 18555281 U JP18555281 U JP 18555281U JP 18555281 U JP18555281 U JP 18555281U JP S6216252 Y2 JPS6216252 Y2 JP S6216252Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
ram head
counterweight
cam plate
hydraulic cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18555281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5889216U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18555281U priority Critical patent/JPS5889216U/ja
Publication of JPS5889216U publication Critical patent/JPS5889216U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6216252Y2 publication Critical patent/JPS6216252Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラムヘツド及びサドルとカウンタウエ
イトとの間で平衡状態を維持する工作機械の重量
バランス装置に関する。
工作機械、例えば横フライス中ぐり盤はベツド
上に直立コラムが設けられると共に該直立コラム
に昇降自在のサドルが設けられ、更に該サドルに
水平方向に摺動するラムヘツドが設けられてい
る。このような工作機械が大型になるとサドルや
ラムヘツドの重量が大きなものとなつて、ラムヘ
ツドが水平方向に摺動すると、当然ラムヘツドと
サドルの複合重心もその方向に移動し片寄つた支
持状態となる。このためラムヘツドが傾いてラム
ヘツドとサドルの摺動部分がこじれたり、他の摺
動部分も歪むなどの悪影響が現われる。これを解
消するため、従来種々の工作機械の重量バランス
装置が考えられている。ここで従来の重量バラン
ス装置を第1図及び第2図を参照して説明する。
サドル1は直立コラム(図示省略)に昇降自在
に設けられると共に、該サドル1にラムヘツド2
が水平方向に摺動自在に取り付けられている。該
サドル1及びラムヘツド2の重量をバランスさせ
るカウンタウエイト3が索条6,6′を介してサ
ドル1に懸架される。該カウンタウエイト3は上
下のカウンタウエイト3″,3′から成り、サドル
1の前端に繋がる索条6′にはカウンタウエイト
3′が連結されると共にサドル1の後端に繋がる
索条6″にはカウンタウエイト3″が連結され、こ
れらカウンタウエイト3′,3″の間には油圧シリ
ンダ4が内装されている。一方前記油圧シリンダ
4には制御回路7が接続しており、サドル1から
ラムヘツド2が水平方向前方、つまり図中イ方向
に移動すると、該制御回路7より圧油が供給され
該油圧シリンダ4が伸張するようになつている。
このような工作機械の重量バランス装置におい
てサドル1よりラムヘツド2が前方に移動する
と、サドル1とラムヘツド2の複合重心Gもそれ
に伴い前方に移動する。そのためサドル1の前端
に接続する索条6′に加わる荷重は増大し、サド
ル1の後端に接続する索条6″の加わる荷重は減
少しようとする。この場合、ラムヘツド2の前方
への移動により該油圧シリンダ4が伸張し、カウ
ンタウエイト3′はカウンタウエイト3″に対して
相対的に下方に押し下げられるのでカウンタウエ
イト3′とサドル1の前端を連続する索条6′には
張力が生じラムヘツド2及びサドル1に対するカ
ウンタウエイト3′,3″のバランス状態は維持さ
れ、第2図中破線で示すようにラムヘツド2が前
方に傾くような前垂れ現象は生じない。このよう
に上記重量バランス装置はラムヘツド2が傾いた
りサドル1とコラムとの摺動部とがこじれたりす
ることがないようカウンタウエイト3によつてこ
れを防止している。
ところが、上記バランス装置は、ラムヘツド2
にアタツチメントが装着される場合にはバランス
保持が充分でない。該アタツチメントがラムヘツ
ド2に装着されると、その装着されたラムヘツド
2の重量はアタツチメントの非装着時に比べ、増
加すると共にラムヘツド部分の重心位置も変る。
一方、上記バランス装置は、アタツチメントを取
付けない状態のラムヘツドを基準として油圧シリ
ンダ4を制御しているため、ラムヘツド自体の重
心点の変動に伴なう傾き補正は可能であるが、各
種アタツチメント取付時における重量の変化によ
つて生じる微妙な傾きに対応した補正はできな
い。又、アタツチメント取付時と、アタツチメン
トを取付けない場合との傾き量の変化に即応した
補正を行うことは困難である。
本考案は、ラムヘツドに各種のアタツチメント
が装着された場合であつても即応して、ラムヘツ
ド及びサドルに対してカウンタウエイトが常に平
衡状態を維持する工作機械の重量バランス装置を
提供することを目的とするものであつて、その構
成は昇降自在のサドルにラムヘツドが水平に摺動
自在に設けられると共にサドル及びラムヘツドの
バランスをとるカウンタウエイトが、サドルない
しラムヘツドの両側部にそれぞれ連結される複数
の索条を介して懸架され、更に各索条の張力を変
える流体圧シリンダがカウンタウエイトに内装さ
れると共に該流体圧シリンダの流体圧を制御する
圧力制御弁が、前記ラムヘツドに取り付けられる
カム板の傾斜面に倣つて作動するよう前記サドル
に設けられる工作機械の重量バランス装置におい
て、前記カム板を上下動自在ないし回転自在に設
け、前記圧力制御弁に対するカム板傾斜面の高さ
を手動で調整する機構を形成したことを特徴とす
る。
以下、本考案を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第3図〜第7図に本考案に係る工作機械の重量
バランス補正装置の一実施例を示す。
直立コラムの側面に設けられる上下方向のレー
ル11にサドル12が昇降自在に嵌着されると共
に該サドル12の前面にはラムヘツド13が水平
動自在に嵌着されている。更に該サドル12及び
ラムヘツド13に対しバランスをとるカウンタウ
エイト15が該サドル12に接続される。すなわ
ちカウンタウエイト15とサドル12がチエーン
16a,16b,16cを介して連結されると共
に該チエーン16a,16b,16cはそれぞれ
コラムの上方のプーリ14a,14b,14cに
引き掛けられ、カウンタウエイト15を吊り下げ
た状態となつている。該チエーン16a,16b
の一端はサドル12の前端のロツド17に固定さ
れており、該ロツド17はサドル12の上面を貫
通し、サドル12とロツド17との間にはバネ1
8が介装されると共にローラ19を介してラムヘ
ツド13と係合する。
またチエーン16cはサドル12の後端の突起
に固定されている。このようにチエーン16a,
16bの張力がサドル12とラムヘツド13に分
担されて加わるようになつている。一方チエーン
16a,16b,16cの他端にカウンタウエイ
ト15が懸架される。そのうちチエーン16a,
16cはカウンタウエイト15の上面の突起に固
定され、またチエーン16bはカウンタウエイト
15に内蔵された油圧シリンダ20を介して接続
している。更に該油圧シリンダ20に供給される
圧油を制御してチエーン16に働く張力を調整し
ラムヘツド13が前後に移動する際にバランス状
態を維持する圧力制御弁21及び該圧力制御弁2
1を作動させるカム板22が設けられている。す
なわち、該カム板22は前後動するラムヘツド1
3の上面に設けられる。該カム板22の上面は、
ラムヘツド13の前後動に伴うサドル12及びラ
ムヘツド13の複合重心の移動量に応じた勾配の
傾斜面となつている。該カム板22の傾斜面に倣
う圧力制御弁21がサドル12に固定されてい
る。該圧力制御弁21は油圧シリンダ20に圧油
を供給する油圧回路に接続されており、傾斜面と
の倣いによつてスライドした量に応じて該油圧シ
リンダ20に供給される圧油を制御し、チエーン
16bの張力を増減するようになつている(第5
図参照)。更に上記ラムヘツド13に設けられる
カム板22はラムヘツド13に装着されるアタツ
チメント13′の種類に応じて、上下に移動でき
るようになつている。該カム板22の両端はラム
ヘツド13上面のブラケツト23,24に挿入さ
れると共に該ブラケツト23,24の内側に設け
られた偏心カム25,26に支持されて該カム板
22はブラケツト23,24内を昇降自在となつ
ており、更に該ブラケツト23,24にはカム板
22を常に下方に押しつけるバネ27,28が設
けられている。該偏心カム25,26にはブラケ
ツト23,24の外側に突き出すカム軸29,3
0が設けられると共に該カム軸29,30にレバ
ー31,32が固定され、該レバー31,32は
アーム33を介して連結されており、上記偏心カ
ム25,26は連動して回動できるようになつて
いる。更にカム軸30の周面に圧接するボールノ
ツチ34がスプリング35に押圧されてブラケツ
ト24内に設けられており該ボールノツチ34の
嵌まり込む凹部を切替えて該カム軸30の回動位
置決めが行なわれるようになつている。更に該カ
ム軸30を回動させる切替レバー36が設けられ
ている。
上記構成を有する工作機械のバランス装置にお
いて、ラムヘツド13にアタツチメント等が装着
されない時は従前の重量バランス装置と同様に、
カウンタウエイト15がラムヘツド13及びサド
ル12に対してバランス状態を維持する。アタツ
チメント13′の装着時には次のようにアタツチ
メントの種類に対応させてカム板22の傾斜面の
高さを補正し、チエーン16bに加える張力の大
きさを補正し、バランス状態を維持する。
すなわち切換レバー36を図中矢印方向に回転
させると、カム軸30とカム軸31はアーム33
により連動し、偏心カム25,26が回動する。
偏心カム25,26上に支持されるカム板22は
その偏心量により上昇する、一方ボールノツチ3
4がカム軸30の他の凹部に嵌まり込んで回動位
置決めされ、カム板22は上昇した状態に保持さ
れる。このようにしてカム板22が上昇しその傾
斜面も上昇した状態に保たれる。そうすると該傾
斜面を倣う圧力制御弁20のスライド量が大きく
なり、油圧シリンダ20が大きく縮み、チエーン
16bに加わる張力が増大する。このようにチエ
ーン16bに加わる荷重が増加しても、それに対
応する張力が生ずるので、サドル12及びラムヘ
ツド13に対して、カウンタウエイト15がバラ
ンス状態を維持でき、コラムとサドル12との摺
動部分がこじれることもなく、サドル12とラム
ヘツド13との摺動部分がこじれることもない。
又上記偏心カム25,26の偏心量をそれぞれ
異なるものにして、カム板22の傾斜面の勾配量
を微秒に変化させても良く、更に、各種アタツチ
メントに応じて、勾配量を変えた傾斜面を有する
カム板を複数用い、アタツチメントの交換時に、
該カム板も合わせて交換するようにしても良い。
次に本考案の他の実施例を第8図に示す。同図
に示すものは、上下に移動自在なカム板に替え
て、多角形のドラム37を回動自在に設けるもの
である。該ドラム37の各面には勾配及び高さの
異なる傾斜面が設けられており、各種のアタツチ
メント対応することができるようになつている。
更に該ドラム37を回動させるレバー38が設け
られており、各傾斜面を能率的に選択することが
できる。
以上、実施例に基づいて具体的に説明してきた
ように本考案によればラムヘツドにアタツチメン
トが装着された場合であつても、即応してラムヘ
ツト及びサドルに対してカウンタウエイトが常に
平衡状態に維持することができる。そのためアタ
ツチメント装着時においても高精度の加工が行え
るようになつた。またアタツチメントを装着した
ため生ずるラムヘツドの撓みも同時に解消するこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の工作機械の重量バラ
ンス装置に係り、第1図はその概略説明図、第2
図は前垂れ現象を説明す説明図である。第3図〜
第8図は本考案に係り、第3図はその第一の実施
例の斜視図、第4図は第3図中A−A矢視断面
図、第5図は油圧系を説明する概略説明図、第6
図は正面図、第7図は第6図中B−B矢視断面
図、第8図は他の実施例を示す部分側面図であ
る。 図面中、11はコラムのレール、12はサド
ル、13はラムヘツド、13′はアタツチメン
ト、14a,14b,14cはプーリ、15はカ
ウンタウエイト、16a,16b,16cはチエ
ーン、17はロツド、18はバネ、19はロー
ラ、20は油圧シリンダ、21は圧力制御弁、2
2はカム板、23,24はブラケツト、25,2
6は偏心カム、27,28はバネ、29,30は
カム軸、31,32はレバー、33はアーム、3
4はボールノツチ、35はスプリング、36は切
替レバー、37はドラム、38はレバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 昇降自在のサドルにラムヘツドが水平に摺動自
    在に設けられると共にサドル及びラムヘツドのバ
    ランスをとるカウンタウエイトが、サドルないし
    ラムヘツドの両側部にそれぞれ連結される複数の
    索条を介して懸架され、更に各索条の張力を変え
    る流体圧シリンダがカウンタウエイトに内装され
    ると共に該流体圧シリンダの流体圧を制御する圧
    力制御弁が、前記ラムヘツドに取り付けられるカ
    ム板の傾斜面に倣つて作動するよう前記サドルに
    設けられる工作機械の重量バランス装置におい
    て、前記カム板を上下動自在ないし回転自在に設
    け、前記圧力制御弁に対するカム板傾斜面の高さ
    を手動で調整する機構を形成したことを特徴とす
    る工作機械の重量バランス装置。
JP18555281U 1981-12-12 1981-12-12 工作機械の重量バランス装置 Granted JPS5889216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18555281U JPS5889216U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 工作機械の重量バランス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18555281U JPS5889216U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 工作機械の重量バランス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5889216U JPS5889216U (ja) 1983-06-16
JPS6216252Y2 true JPS6216252Y2 (ja) 1987-04-24

Family

ID=29986707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18555281U Granted JPS5889216U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 工作機械の重量バランス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5889216U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5330973B2 (ja) * 2009-11-30 2013-10-30 三菱重工業株式会社 工作機械のバランス装置及びバランス制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5889216U (ja) 1983-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5845587A (en) Two-part table top
CN101137307B (zh) 椅子的张力调整机构
JP3998451B2 (ja) ピボット取付けアセンブリ
US5193880A (en) Chair, in particular work or office chair
US4117762A (en) Machine tools with sliding tool-holding ram
US4684088A (en) Support apparatus for an optical observation device
US5163631A (en) Apparatus for controlling contact pressure of a bobbin on a bearing roller in winding machine
EP1863671B1 (en) Adjustable seat construction
JPS6216252Y2 (ja)
US3684395A (en) Headstock balancing construction for machine tools
US3671133A (en) Balance compensated machine tools
US3761194A (en) Apparatus for preventing deflection of tool head guiding beam
GB2169503A (en) Vehicle seat suspension
JPS5815638A (ja) 工作機械用摺動子の圧力負荷を均一化するための装置
CN212494622U (zh) 上置式蜗轮压下结构矫平机
EP0325283B1 (en) Cloth cutting apparatus
EP1916172B1 (en) Moving carriage for a machine
GB2178370A (en) Engraving machines
CN207104483U (zh) 一种矿井天轮绳槽车削装置的可调减震托架
SE504292C2 (sv) Anordning vid ett rätlinjigt höj- och sänkbart arbetsbord
CN218744884U (zh) 一种矿山机械金属加工立式铣床的用主轴换向机构
US1556852A (en) Profiling machine
NO179355B (no) Mekanisme for bevegbar bæring av last
JPH05337846A (ja) 締めつけ工具用補助アーム及び締めつけ装置
CN209095448U (zh) 一种机床主轴专用调整支撑架