JPS62161656A - 記録紙搬送装置に於ける紙検出機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明はファクシミリ、プリンター、複写機等に於ける
記録紙搬送装置に関し、特にその紙検出機構に関するも
のである。

（従来技術） 第５図に感熱紙にサーマルヘッドを用いて記録するファ
クシミリの面略図を示す。

ロール状の感熱紙１に画情報を記録する為のサーマルヘ
ッド（図中には示してない）が、感熱紙１とカッター２
の間にある。そしてサーマルヘッドで画１ｆｆ報に応じ
た記録を行い、その後、カッター２で感熱紙１をカット
する。カットされた感熱紙１は搬送ローラー３及び４に
よって搬送路を搬送され機外に排出される。

この搬送ローラー対３，４の間にフォトセンサー５が設
けてあり、このフォトセンサー５で搬送されてくる記録
紙を検出している。これは記録紙のジャム検知及びその
他の制御のために必要となる。

ところで、カットされた記録紙が多数枚連続して搬送さ
れる場合、第６図に示すように記録紙と記録紙の間隙が
殆どなく、通常のセンサーでは前側の記録紙７と次の記
録紙８とを区別することが出来なかった。

尚、この図において６は上下一対のガイド板であり、そ
の対向面に穴を開け、フォトセンサー５の発光素子５ａ
と受光素子５ｂを対向させている。

また矢印は記録紙７．８の進行方向を示すものである。

従って、従来より正確なジャム検知等の為に、記録紙と
記録紙の間を開けるようにしている。その方法としては
、カッター直後の一対のローラーの送り速度よりもその
後の一対のローラーの送り速度を速くする方法、即ち２
つのモーターを使用する方法等がある。

しかしながら、上記方法によると、２つのモーター及び
ローラーの駆動装置が必要となり、コスト的に高くなる
という欠点を持つ。また機器全体容量及び重量も大きく
なり、改良の余地があった。

（目的） 本発明はこの様な従来例の欠点を解消し、特別な装置を
必要としないで連続して搬送される記録紙を正確に検出
することの出来る機構を提供することを目的とする。

（構成） そのために本発明は記録紙搬送のためのガイド板に段差
を設け、この段差を光軸が横切るようにフォトセンサー
を配置し、先行する記録紙の後端が段差に落ち込んでか
ら次の紙の先端がこの段差の光軸を遮る迄の充分な時間
を利用して正確な検出を行うようにしたことを特徴とす
るものである。

以下、本発明の各実施例を図面に基づき説明する。

尚、従来例と同一個所は同一符号とする。

第１図は第１の実施例に係る搬送ガイド部の縦断面図で
ある。

この実施例に於いては搬送ガイド板６を上側のガイド部
６ａ、６ｂ、下側のガイド部６ｃ、６ｄにそれぞれ分割
し、ガイド部６ａ及びガイド部６Ｃを所定角度下方に折
り曲げてそれぞれ傾斜段部Ａ、　　Ｂを形成している。

そして、この傾斜段部Ａ、Ｂを光軸が横切るようにして
透過型のフォトセンサー５　（発光素子５ａ、受光素子
５ｂ）を配置している。

この様に搬送面に段差を持たせた紙検出機構を構成する
と、ガイド板６ａに沿って搬送される記録紙７の後端と
記録紙８の先端との間に充分な距離が取れ、従ってフォ
トセンサー５により記録紙間の間隙を検知する時間を充
分長く取れるようになるため、連続的に搬送される記録
紙の一枚、一枚を正確に検出することが出来る。

尚、フォトセンサーとしては光軸が傾斜段部Ａ。

Ｂを横切る限りは反射型のものを用いても良い。

第２図は第２の実施例を示すものであり、この実施例に
おいては、上側のガイド部６ａに傾斜を設けると共に下
側のガイド部６Ｃは直角に折り曲げている。

この実施例に於いては傾斜段部Ｂが直角となっているた
め、記録紙７，８間の間隙検知時間をより充分に取るこ
とが出来る。

第３図ｆａｔ、　Ｃｂｌ、　（Ｃ１はこの第２の実施例
に於ける記録紙の検出状態を示す図である。

同図ｆａ）は先行する記録紙７が傾斜段部Ａ、Ｂを通過
している状態を示し、同図偽）は記録紙７の後端が破線
の位置から傾斜段部Ｂに実線位置まで落とし込まれた状
態を示す。

この状態ではフォトセンサー５では光軸を蕗るものがな
くなったので先行する記録紙７がフォトセンサー５を抜
けたことを検出する。

そして、同図（Ｃ１に示すように後続の記録紙８の先端
が上側の傾斜段部Ａに突き当たっても未だ光軸は遮られ
ず、この状態から更に進行して始めて次の記録紙として
検出される。

第４図（ａｌ、　Ｑ）ｌは第３の実施例に係るガイド板
５（下ガイド部）の外観斜視図である。

この実施例に於いては、下ガイド部６Ｃの傾斜段部Ｂの
両端部にそれぞれ透孔１１．１２を設け、この透孔１１
，１２のそれぞれにフォトセンサーを配置したものであ
る。

このように構成すると、記録紙の搬送時に同図化）の如
きスキュー（斜め送り）が生じた場合、これを検出する
ことが出来る。

即ち、正常搬送の記録紙検出の場合は、透孔１１．１２
に対応するフォトセンサーのいずれもが記録紙の到達に
よって出力レベルが変化するが（ＬからＨｌあるいはＨ
からＬ）、スキューの場合、例えば同図（１１１に示す
如く、透孔１２側が先行するスキューの場合は透孔１２
側のフォトセンサーのみが出力レベルの変化を生じる。

従って、この状態を読み取ってスキューを判別すること
が可能となる。

（効果） 本発明は以上述べた通りのものであり、本発明に係る紙
検出機構によれば、記録紙間の間隙を広げるために複数
のローラー対に別々の駆動系を用いたり、ローラーにゼ
ンマイを設けたりすることなしに、極めて簡単な機構で
連続的に搬送される記録紙を検出することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の紙検出機構の第１の実施例を示す縦断
面図、第２図は同、第２の実施例を示す縦断面図、第３
図（ａ）、山］、　ｔｃ＋は同、第２の実施例に於ける
紙検出機構の動作状態を示す図、第４図は第３の実施例
を示す図であり、ｆａ＋は要部の外観斜視図、由）は紙
のスキュー状態を示す外観斜視図、第５図はファクシミ
リの簡略図、第６図は従来例に係る紙検出機構を示す縦
断面図である。 ３．４・・・ローラー対、５・・・フォトセンサー、６
・・・ガイド板、Ａ、Ｂ・・・傾斜段部。 第１図 第２図 ６σ 第３図 第４図 ｔσノ （ｂ） 第５図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のローラー対でガイド板上の記録紙を搬送す
   ると共にガイド板近傍にフォトセンサーを配置し、この
   フォトセンサーにより搬送されてくる記録紙を検出する
   ものに於いて、このガイド板に傾斜段部を設け、この傾
   斜段部にフォトセンサーを配置したことを特徴とする記
   録紙搬送装置に於ける紙検出機構。
2. （２）ファクシミリ装置のカッター下流側に前記傾斜段
   部及びフォトセンサーを設けたことを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項記載の記録紙搬送装置に於ける紙検
   出機構。
3. （３）前記ガイド板の曲がり角度は４５度以上１３５度
   以下であることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
   記載の記録紙搬送装置に於ける紙検出機構。
4. （４）前記フォトセンサーは紙の幅方向の両端近傍にそ
   れぞれ設けたことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項記載の記録紙搬送装置に於ける紙検出機構。