JPS62160423A - 薄型セル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 狡嵐分■ 本発明は、小さな間隔で基板を離間してシールしたセル
構造における、シール部の信頼性の改善に関する。

従来抜嵐 近年、ＴＮ電界効果型液晶表示素子においては、高速応
答性と低電圧駆動とを目的としてセルの薄型化が求めら
れている。さらに、キサルスメクティックＣ相、キラル
スメクテイックＨ相を示す強誘電性液晶を用いた液晶表
示が、その高速応答性や高時分割駆動性から注目され。

研究が進められているが、その優れた特性を十分に発揮
させるためには、２〜５μｍの極めて小さなセルギャッ
プとしなければならない。

液晶表示用のセルなどを作成する場合は、２枚の基板間
に適当な空間を残して、空間の周囲をシール剤で囲み、
液晶組成物を密封することが必要である。しかし、セル
ギャップが小さくなってくると十分な接着強度が得られ
ず、シール特性等の信頼性の点で問題が残り、特に強誘
電性液晶に要求されるような極めて小さなセルギャップ
となってくると、問題が大きかった。

見咀旦豆並 本発明は、シール構造の接着性に優れ、信頼性が高い薄
型セルを提供するものである。

見匪匹直双 本発明の薄型セルは、小さな間隔で基板を離間、対向し
て配設し、基板の外周部で基板の対向面間をシール部材
でシールした薄型セルにおいて、前記シール部材の少な
くとも一部の厚さが、前記基板間の距離よりも大きいこ
とを特徴とする。

以下、添付図面に沿って本発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、本発明を液晶表示セルに応用する場合につい
て示したシール部近傍の断面図である。第１の基板１１
と第２の基板１３とがセルギャップｄで離間、対向して
配設されており１両基板間に液晶封入用の空隙１５が形
成されて液晶セルを構成している。基板１１．１３の対
向面に形成された透明電極、配向膜等は図示を省略しで
ある。基板１１は、そのシール部２３において、膜厚方
向にエツチングなどにより削られており、ステップ状と
なっている。スペーサ部材１９によりセルギャップｄが
調整されて、開基板１１．１３はシール部材１７により
シールされている。また、セルギャップｄの調整は、ス
ペース部材１９に代えて、ガラス、アルミナ、高分子材
料などからなる粒子を、表示部２１の空隙内に分散させ
て行うこともできる。

セルギャップｄ、即ち表示部２１の液晶層厚は。

表示モードにより異なるが、たとえば１０μｍ以下、典
型的には１〜１０μｍ程度と薄くなってもシール剤厚り
を１０μｍ以上とすることができる。

好ましいシール剤厚は１０≦Ｄ（１００（μｍ）である
。

キラルスメクティックＣ相またはキラルスメクティック
Ｈ相を示す液晶組成物のような強誘電性液晶を用いる液
晶セルにおいては、セルギャップが数μｍ以下、典型的
には２〜５μｍと小さいが、この場合にも十分なシール
剤厚を確保することができる。

第２図は、Ｔ型剥離試験により得たシール剤厚りと接着
強度との関係を示すグラフである。

シール剤厚りを大きくとることにより、接着強度が改善
されることが判る。第１図に示した実施例のように、基
板間距離ｄが小さい場合でも、シール部材が適用される
部分全体あるいはその一部において、シール部材の厚さ
を大きくとることにより接着強度を改善することができ
る。

月１ヱυ碩艮 本発明によれば、薄型セルにおいてシール部剤厚を基板
間隔よりも大きく取ることにより、シール部剤の接着強
度を改善し、シール特性に優れ、高い信頼性が薄型セル
を得ることができる。

以上の説明では、液晶表示素子を中心に説明したが、小
さな空隙を保って２枚の基板をシールするという技術は
、エレクトロクロミズムを利用した素子（ＥＬ素子）な
ど多くの分野で要求されており、本発明の薄型セルは広
い応用範囲を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の薄型セルのシール部近傍を示す断面図
である。 第２図は、シール剤厚と接着強度との関係を示すグラフ
である。 １１・・・第１の基板　　１３・・・第２の基板１５・
・・空　　　　隙　　　１７・・・シール部材１９・・
・スペーサ部材　　　２１・・・表　示　部２３・・・
シール部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、小さな間隔で基板を離間、対向して配設し、基板の
   外周部で基板の対向面間をシール部材でシールした薄型
   セルにおいて、前記シール部材の少なくとも一部の厚さ
   が、前記基板間の距離よりも大きいことを特徴とする薄
   型セル。