JPS6215678Y2 - - Google Patents

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JPS6215678Y2
JPS6215678Y2 JP11930582U JP11930582U JPS6215678Y2 JP S6215678 Y2 JPS6215678 Y2 JP S6215678Y2 JP 11930582 U JP11930582 U JP 11930582U JP 11930582 U JP11930582 U JP 11930582U JP S6215678 Y2 JPS6215678 Y2 JP S6215678Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
tube
copper
flat tube
fins
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JP11930582U
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JPS5923592U (ja
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は亜硫酸ガスの雰囲気、或いは海水等の
雰囲気で使用される耐食性熱交換器に関する。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
化学工場や温泉地等の亜硫酸ガスその他の腐食
性ガスが発生する雰囲気又は、海水等の腐食性の
強い液にさらされる場所で使用する熱交換器は、
特にそのチユーブに耐食性のあるものを使用する
必要がある。従来、このような場所で使用される
熱交換器にはそのチユーブ材として銅(C1020T
等)の引抜き偏平管を使用し、該チユーブ材から
なる熱交換器をポリウレタン樹脂等の塗料槽に侵
漬しデツピング塗装していた。しかしながら、そ
れによると塗装むらが生じ、熱交換器の使用に伴
つてピンホールが発生するため、完全なる防食効
果は期待できなかつた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は特に耐食性が大であると共に、
熱交換器の製作に必要なハンダづけが容易で且
つ、塑性加工の容易な熱交換器を提供する。
〔考案の概要〕
本考案の耐食性熱交換器は、銅97.0〜97.8%、
鉄2.1〜2.6%、リン0.015〜0.15%、亜鉛0.05〜
0.20%、不純物0.15%以下の板条材巻締め加工
し、該巻締め部をロウ接して偏平チユーブ1を形
成する。そして、該偏平チユーブ1に多数のフイ
ン2を接合したものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例につき詳細に説明する。
本実施例では、Cu97.4%を主成分とし、それ
にFe2.35%及び微量成分としてP,Znを含むも
のである。以上の組成分を含んで焼き鈍しされた
板条材を巻締め加工し、次いで該巻締め部をロウ
接して偏平チユーブ1を形成させる。かかる偏平
チユーブ1の成形加工において前記板条材は銅を
主成分とし2%程の鉄を含むと共に、焼き鈍した
ものであるため、加工硬化及びスプリングバツク
等を生じることなく容易迅速に巻締め成形し得
る。それと共に、ロウ付けが容易で従来知られて
いる熱交換器用チユーブ成形機械により、容易に
成形し得ることが分かつた。又、この板条材は前
記のごとく2%程の鉄と微量成分であるリン及び
亜鉛を含むため、従来の銅材からなるチユーブに
比べ、耐食性が優れ海水及び亜硫酸ガス等の雰囲
気に強いものとなる。さらに主成分となる銅材に
加えられる鉄は比較的豊富な材質であるため、熱
交換器を安価に提供し得る。それと共に2%程の
鉄を含む銅合金は、特に耐孔食性に優れているた
め、ラジエータチユーブにピンホールが生じそこ
から熱交換用の流体が流出することを防止し得
る。又、本熱交換器の偏平チユーブ1は、上記の
素材からなるためチユーブ外面のメツキが容易と
なり耐食性をさらに向上し得るものとなる。それ
と共に、体裁の良い熱交換器を提供し得る。な
お、本考案における熱交換器は上記の偏平チユー
ブ1に多数のフイン2を接合したものであるが、
このフイン2は鈍銅板からなるものであつても差
支えない。なぜならば、該フイン2にピンホール
等が生じても熱交換器自体の性能にさほど影響を
与えるものでは無いからである。そこで、本考案
者は上記素材からなる偏平チユーブ1に鈍銅から
なる多数のフイン2をロウ接したものを提案する
ものである。それにより、従来型熱交換器と殆ど
性能が変わることなく、耐食性を従来型のそれに
比べ格段に向上させ得るものとなる。なお、前記
のFe入り銅合金材料により引抜き管を製造し、
それを耐食性熱交換器のチユーブ材として用いる
ことも考えられる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上の説明から明らかなように熱交
換器のチユーブ材料として、銅を主成分とし鉄を
2%程含むと共に、微量のリン及び亜鉛を含むも
のを用いる。そして、実験によればこの素材は腐
食性が銅より優れ、特に海水及び亜硫酸ガスの雰
囲気に強く、ロウ接が容易であると共に、その焼
き鈍し材料は塑性加工が容易である。そのため、
かかる板条材を巻締め加工し、該巻締め部にロウ
接して偏平チユーブ1を形成し、該チユーブに多
数のフイン2を接合した熱交換器は、耐孔食性に
優れると共に製造が容易で多量生産に適し、耐食
性熱交換器を安価に提供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の熱交換器の一実施例を示す斜視
図。 1……偏平チユーブ、2……フイン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 銅97.0〜97.8%、鉄2.1〜2.6%、リン0.015〜
    0.15%、亜鉛0.05〜0.20%、不純物0.15%以下の
    板条材を巻締め加工し、該巻締め部をロウ接して
    偏平チユーブ1を形成し、該チユーブ1に多数の
    フイン2を接合した耐食性熱交換器。
JP11930582U 1982-08-04 1982-08-04 耐食性熱交換器 Granted JPS5923592U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11930582U JPS5923592U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 耐食性熱交換器

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JP11930582U JPS5923592U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 耐食性熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS5923592U JPS5923592U (ja) 1984-02-14
JPS6215678Y2 true JPS6215678Y2 (ja) 1987-04-21

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ID=30273864

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143099U (ja) * 1984-08-24 1986-03-20 有限会社 長谷川錦商店 装飾用マツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5923592U (ja) 1984-02-14

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