JPS6215265Y2 - - Google Patents

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JPS6215265Y2
JPS6215265Y2 JP1978180083U JP18008378U JPS6215265Y2 JP S6215265 Y2 JPS6215265 Y2 JP S6215265Y2 JP 1978180083 U JP1978180083 U JP 1978180083U JP 18008378 U JP18008378 U JP 18008378U JP S6215265 Y2 JPS6215265 Y2 JP S6215265Y2
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thread
passes
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は三越織り絨氈に関し、輪奈密度が高く
重厚で、形くずれがせず耐久性に優れる高品質の
絨氈を提供する事を目的とする。
従来では、第13図に示す絨氈が実公昭35−
18182号公報で開示されている。図中1a.2aは
地経糸、3a.4aは覆経糸、5aは輪奈経糸、
ハ,ニは輪奈、6a〜13aは緯糸、Baは1組
の緯糸群である。この絨氈は次の欠点がある。
イ 輪奈ハ,ニ同士間に緯糸6a〜13aが平面
視で3本分も並び、輪奈経糸5aの起伏に対し
て輪奈ハ,ニが一つ置きにしか形成されず、輪
奈ピツチP1が大きいため、一見して輪奈密度が
粗く、輪奈表面が重厚さに欠ける。しかも、輪
奈表面が動的荷重に対する強度に劣り、耐久性
が悪く、商品価値が低い。
ロ 地経糸1a.2aが1レピートするのに、輪奈
ハ,ニの下部が開く分を加えて、平面視で緯糸
6a〜13aの8間隔分もの長い距離が要るた
め、地経糸1a.2aは起伏の小さい直線に近い
ものとなつて締付力が弱く、地組織(基布)が
確り固まらず、短期のうちにしわが発生し易
い。
ハ しかも、輪奈ハ,ニの下側で地経糸1a.2a
同士が交叉する箇所の密度が粗く、絨氈の使用
中に密度の粗い箇所に緯糸7a.8a.11a.12
aが左右から移動してきやすく、地組織自体に
ゆるみが発生して、しわがさらに生じやすい。
ニ 輪奈密度が粗く、しかも地組織が軟弱なうえ
さらにゆるみやすいため、輪奈表面が乱雑に形
崩れし易く、商品価値.品質.耐久性に劣る。
本考案は、輪奈密度を高めるうえ、地組織を確
りと締め固めることにより、上記欠点を解消し
て、重厚で耐久性に優れ、品質.商品価値の高
い絨氈を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
実施例1 (第1図及び第2図) 2本の地経糸1.2、2本の覆経糸3.4、及
び1本の輪奈経糸5が前後に順に並べられて、1
組の経糸群Aが形成され、経糸群Aが多数組前後
に繰返し並べられる。これに交叉して、6本の緯
糸6−11が左右に順に並べられて、緯糸群Bが
形成され、緯糸群Bが多数組左右に繰返し並べら
れる。そして、地経糸1.2、覆経糸3.4及び
輪奈経糸5がそれぞれ左右に順に並ぶ多数組の緯
糸群B……に亘つて次のように浮沈する。
各組の緯糸群Bを構成する6本の緯糸6−11
は、低.中.高.低.中.高の3段に順に配され
る。各組の経糸群Aを構成する2本の覆経糸3.
4は、上下2段に配され、上段の覆経糸3は中.
高段の緯糸7.8、10.11間を走るととも
に、下段の覆経糸4は低.中段の緯糸6.7、
9.10間を走る。
輪奈経糸5は上・下段の2本の緯糸11.6の
下側を連続してくぐつては、次の中段1本の緯糸
7の上方に高く浮上して輪奈イを形成し、再び
上・下段2本の緯糸8・9の下側を連続してくぐ
つては、次の中段1本の緯糸10の上方に高く浮
上して輪奈イを形成し、これを順に繰返す。輪奈
イ,ロはそのままの形に残してループパイルにす
るか、ナイフ12で分断してカツトパイルにする
かする。
2本の地経糸1.2は、緯糸群B1組に対して
1ピツチの割合いで浮沈し、その交叉位置が第
2,第3の緯糸7.8間及び第5.第6の緯糸1
0.11間に位置する。第1の地経糸1は、第6.
1.2に配された上.下.中段の緯糸11.6.
7の下側をくぐり、第3.4.5に配された上.下.
中段の緯糸8.9.10の上側を越える。これと
は逆に、第2の地経糸2は、第6.1.2に配された
上.下.中段の緯糸11.6.7の上側を越え、
第3.4.5に配された上.下.中段の緯糸8.9.
10の下側をくぐる。
以上の織り組織の三越織り絨氈を製織する手順
の1例を次に説明する。
即ち、2本の地経糸1.2、2本の覆経糸3.
4及び1本の輪奈経糸5を1.2.3.4.5の順に配置し
て整経し、これに6本の緯糸6−11を次の手順
で順次打込む。
第1緯糸6を打込む第1動においては、第2地
経糸2及び両覆経糸3.4を上口とし、第1地経
糸1及び輪奈経糸5を下口とする。第2動は、第
2地経糸2、上段覆経糸3及び輪奈経糸5を上口
として、輪奈イを表面に突出させ、第1地経糸1
及び下段覆経糸4を下口として、第2緯糸7を打
込む。
第3動は、第1地経糸1だけを上口とし、他の
経糸2〜5を下口として、第3緯糸8を打込む。
第4動は、第1地経糸1及び両覆経糸3.4を上
口、第2地経糸2及び輪奈経糸5を下口として、
第4緯糸9を打込む。
第5動は、第1地経糸1、上段覆経糸3及び輪
奈経糸5を上口として、輪奈口を表面に突出さ
せ、第2地経糸2及び下段覆経糸10を下口とし
て、第5緯糸10を打込む。第6動は、第2地経
糸2のみを上口として、他の経糸1.3.4.5
を下口として、第6緯糸を打込む。以上の動作を
繰返し行なつて製織する。
この場合、下段に位置する第1.第4の緯糸4
は、おさで左方に押寄せられて、第6.第3の緯糸
6.3の真下に位置することになる。これによ
り、でき上つた絨氈においては、輪奈イ,ロ同士
間に緯糸が平面視で1本分しか介在せず、輪奈経
糸5が1回起伏することに輪奈イ,ロが一つづつ
形成されるので、輪奈ピツチPが小さく、輪奈密
度が濃密になる。
また、地経糸1.2もピツチが小さくつて、締
付力が強くなり、地組織を確りと締め固める。
上記実施例1の一部を次のように変更する別の
各実施例も考えられる。
実施例2 (第3図及び第4図) 前記輪奈経糸5が、下.中段の緯糸6.7.
9.10の下側をくぐり、上段の緯糸8.11の
上方に高く浮上して輪奈イ,ロを形成する。
実施例3 (第5図及び第6図) 前記輪奈経糸5が、上.中段の緯糸7.8、1
0.11の下側をくぐり、下段の緯糸6.9の上
方に高く浮上して輪奈イ,ロを形成する。第1地
経糸1は、第1.2.3の緯糸6.7.8の上側を越
え、第4.5.6の緯糸9.10.11の下側をくぐ
る。第2地緯糸2は、第1.2.3の緯糸6.7.8
の下側をくぐり、第4.5.6の緯糸9.10.11
の上側を越える。
実施例4 (第7図及び第8図) 前記輪奈経糸5が、下.中段の緯糸6.7.
9.10の下側をくぐり、上段の緯糸8.11の
上方に高く浮上して輪奈イ,ロを形成する。第1
地経糸1は、第1.2.3の緯糸6.7.8の上側を
越え、第4.6.7の緯糸9.10.11の下側をく
ぐる。第2地経糸2は、第1.2.3の緯糸6.7.
8の下側をくぐり、第4.5.6の緯糸9.10.1
1の上側を越える。
実施例5 (第9図及び第10図) 前記輪奈経糸5は、中.高段の緯糸7.8.1
0.11の下側をくぐり、下段の緯糸6.9の上
方に高く浮上して輪奈イ,ロを形成する。地経糸
としては、第1地経糸1のみを用いる。第1地経
糸1は下段の緯糸6.9の下側をくぐり、中.上
段の緯糸7.8、10.11の上側を越える。
実施例6 (第11図及び第12図) 前記輪奈経糸5は、下.中段の緯糸6.7、
9.10の下側をくぐり、上段の緯糸8.11の
上方に高く浮上して輪奈イ,ロを形成する。地経
糸としては、第1地経糸1のみを用いる。第1地
経糸1は、下.中段の緯糸6.7、9.10の下
側をくぐり、上段の緯糸8.11の上側を越え
る。
本考案の三越織り絨氈は、上記の織り組織のよ
うに構成されるから、次の効果を奏する。
イ 輪奈経糸が連続してくぐる2本の緯糸に対し
て、地経糸が連続して上側を越えるか、連続し
て下側を越えるかするので、その2本の緯糸の
うち、後から打込まれた緯糸がおさで押し寄せ
られて先に打込まれた緯糸の真下か真上に位置
することになる。
これにより、でき上つた絨氈においては、輪
奈同士間に緯糸が平面視で1本分の間隔しか介
在せず、冒述従来例の3本分の間隔が介在する
場合よりも遥かに狭くなるうえ、輪奈経糸が1
回起伏することに輪奈が一つづつ形成され、従
来例の一つ置きにしか形成されない場合の2倍
も輪奈が形成されることから、輪奈ピンチPが
半減し、輪奈密度が倍増して濃密になるので、
輪奈表面が重厚になり、商品価値の高い絨氈を
提供できる。
しかも、輪奈表面が濃密で動的荷重に対する
強度が大で、耐久性に優れ、高品質の絨氈を提
供できる。
ロ 2本の緯糸が上下に重なつて平面視で1本分
の間隔で済む部分があることから、地経糸が1
レピートするのに、長くても緯糸の4間隔分、
短かければ2間隔分で済み、冒述従来品の8間
隔分にも亘る長い距離が要るものと比べて、そ
の半分または1/4の短い距離に短縮できる。
このため、地経糸はピツチの小さい起伏の大
きいものとなつて締付力が強く、地組織(基
布)が確り締め固められ、長期に亘る使用にお
いてもしわが発生しにくく、耐久性に優れる。
ハ 絨氈の各部の密度が高いうえ、粗密ムラが殆
んど無いので、長期に亘る使用においても地組
織自体にゆるみが発生することがなく、さらに
しわが発生しにくくて、耐久性に一層優れる。
ニ 輪奈密度が濃密で、しかも地組織が強硬なう
え、ゆるみにくいので、輪奈表面が確りと保形
されて形崩れしにくく、商品価値・品質・耐久
性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図のうちの奇数番号の各図は
本考案の各実施例に係る平面組織図、偶数番号の
各図はそれより1番下の奇数番号の各図に対応す
る端面組織図、第13図は従来品の端面組織図で
ある。 1……地経糸、3,4……覆経糸、5……輪奈
経糸、6〜11……緯糸、イ,ロ……輪奈、A…
…経糸群、B……緯糸群。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1少なくとも1本の地経糸1、2本の覆経糸
    3.4・及び輪奈経糸5を前後に並べて1組の経
    糸群Aを形成し、経糸群Aを前後に繰返し並べ、
    これに交叉させて6本の緯糸6−11を左右に並
    べて1組の緯糸群Bを形成し、緯糸群Bを左右に
    繰返し並べ、地経糸1・覆経糸3.4・及び輪奈
    経糸5をそれぞれ左右に順に並ぶ多数組の緯糸群
    B……に亘つて浮沈させてなる三越織り絨氈にお
    いて、各組の緯糸群Bを構成する6本の緯糸6−
    11は抵・中・高・低・中・高の3段に順に配
    し、各組の経糸群Aを構成する2本の覆経糸3.
    4は上・下2段に配し、上段の覆経糸3は中・高
    段の緯糸7・8、10・11間を走るとともに、
    下段覆経糸4は低・中段の緯糸6.7、9.10
    間を走り、輪奈経糸5は2本の緯糸の下側を連続
    してくぐつては、次の1本の緯糸の上方に高く浮
    上して輪奈イを形成し、再び2本の緯糸を連続し
    てくぐつては、次の1本の緯糸上に高く浮上して
    輪奈ロを形成する事を繰返し、地経糸1は下段の
    緯糸6.9の下側をくぐるとともに、上段の緯糸
    8.11の上側を越え、輪奈経糸5が連続してく
    ぐる2本の緯糸に対して地経糸1が上下いずれか
    の同じ側に連続して通る事を特徴とする三越織り
    絨氈。
JP1978180083U 1978-12-26 1978-12-26 Expired JPS6215265Y2 (ja)

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JPS5596180U JPS5596180U (ja) 1980-07-03
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