JPS62152311A

JPS62152311A - 地下管路の補修工具

Info

Publication number: JPS62152311A
Application number: JP60295448A
Authority: JP
Inventors: 博山本; 茂森山; 加茂　孝之; 藪原　文夫; 基之古賀; 晃島田
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp; Hakko Co Ltd
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp; Hakko Co Ltd
Priority date: 1985-12-25
Filing date: 1985-12-25
Publication date: 1987-07-07
Anticipated expiration: 2009-06-01
Also published as: JPH0642763B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野１本発明は、地下に布設された電気通信用ケーブル等の引
込み管路となる地下管路の補修工具に関するもので、詳
しくは布設後の経年変化によって管本体が折損あるいは
惰継手部が離脱する等して段違い等を生じケーブルの引
込みが不通になった不良個所の管路を、埋設状態のまま
矯正しケーブル等を引き込む空間を確保しようとする補
修工具に関するものである。（発明の技術的課題］この種の地下管路は、通常、複数本の管体をマンホール
間にわたって上下に複数段、左右に複数列、集合整列し
た形態でもって道路下などの地下に布設しであるもので
、最初の布設施工に際して将来、増設が見込まれている
余分の管路を同時に布設しておき、配線すべきケーブル
をその空管路となっている任意の管路を選んで引込み布
設する形態を採っている。ところで、このような地下管路は、布設後の経年におい
て、地盤のゆるみ、振動などで管本体が折れ曲ったり、
あるいは折損により段違い状態を生ずることがある。ま
た、管継手部についても同じ理由で、接合部が外れ現象
を起して折れ曲り状態１段違い状態になることがあり、
また他の工事に伴なう繋岩機や掘削機の爪等で管本体が
局部的に破１０されて偏平変形を起したり、また、局部
的に内側に窪むなどの不良個所が出現し、空の地下管路
に対して、析ｌζにケーブルを引込む用台、ケーブルの
引込みが不能になる等の不都合があった。そこで、コーン形の推進ヘッドを上記管路内に入れ、不
良個所を、上記推進ヘッドに加わる力で強制的に矯正し
て、以後の通線を容易にすることが試みられている。ここで使用される推進ヘッドは、例えば円錐形の矯正面
を持っており、円周方向に複数分割され、ピストン・シ
リンダ機構などの動作手段を介して、上記推進ヘッドを
半径方向に進出動作することで、実質的に円周長を拡大
して、上記推進ヘッドを通過させ得る状態に矯正してい
る。ここで問題になるのは、上記推進ヘッドが不良個所に当
って矯正する時、それが円錐形であるために、既設管の
長手方向に関しては点接触となり、無理な塑性変形を強
いることになる。理想的には、管内面と平行な矯正面で
、不良個所を矯正することが望ましいのである。しかし
、推進ヘッドの半径方向への移ｆｌｌＪ　ｆｆｌを大き
くして、充分な矯正ストロークを得ようとすると、それ
に見合うピストン・シリンダ機構の大きさが必要となり
、補修工具の長さが増大する。しかるに管路は、直線配
管だけではな（、曲りのある配管についても、補修工具
を挿通させることができなければならないので、補修工
員の長さも、自ずと制約がある。【発明の目的）本発明は、上記事情にもとづいてなされたもので、推進
ヘッドの半径方向動作ストロークが小さくても、必要と
する矯正幅を充分、保有し、しかも、管路内面と平行な
矯正面によって不良個所の矯正が実現できる地下管路の
補煤工具を提供しようとするものである。【発明の構成】この目的のため、本発明は、円周方向に複数分割した推
進ヘッドを具備し、上記推進ヘッドを、半径方向に進出
動作する動作手段を具備して、既設配管の管路内で移動
し、不良個所を矯正するものにおいて、上記推進ヘッド
は、先端側から後方に、順次、小径から大径に並べた多
段の円筒矯正面を具備することを特徴とするものである
。

【実　施　例】

以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。図において、符号１は先端に首部１ａを有するシリンダ
であり、内部には耐圧ピストン２が摺動自在に嵌挿しで
ある。このピストン２にはピストン杆３が接続してあり
、シリンダ１の後端より外部に摺動自在に貫通突出して
いる。上記ピストン杆３には、制御圧油導通用の通路４
およびピストン２後部でシリンダ１内に間口する通口５
が設けてあり、上記通路４には、耐圧ホース６が接続し
である。また上記ピストン杆３は、ピストン２の前方に
も延出されており、前記首部１ａを口過してシリンダ前
方に突出している。そしてそこには、所要の勾配を持っ
てスライド面７ａ、７ｂ　Ｊ５よび７Ｃを具備する制御
素子７が取付けられている。この制御素子７の外囲には、円周方向に三分υ１された
推進ヘッド片８ａ、８１）および８ｃが配置されており
、上記スライド面７ａ、７ｂおよび７Ｇに対応する勾配
付きのスライド溝９ａ、９１＋および９Ｃをそれぞれ具
備している。上記推進ヘッド片８ａ、８ｂおよび８Ｃは
、推進ヘッド８の先端側にＪ３いて小径で、後方に行く
に従って大径である円筒状の多段の矯正面１０ａ、１０
ｂ、１０ｃ、１１ａ、１１ｂ、Ｉｌｃおよび１２ａ、１
２ｂ、１２ｃを具備している。そして半径方向の移動ス
トロークは、上記矯正面１０ａ、　１０ｂ、　１０ｃと
次の矯正面１１ａ、１１１）、１１Ｃとの半径差、後者
と更に次の矯正面１２ａ、　＋２ｂ、１２ｃとの半径差
に設定されている。上記推進ヘッド片８ａ、８ｂおよび
８Ｃの後部には、半径方向に吹合孔１３ａ、１３ｂ、１
３ｃが穿ってあり、それには、シリンダ１の首部先端に
設けた半径方向に突出するスライドガイド１４ａ、１４
ｂおよび１４Ｃが［習動自在に嵌合されている。そして
、上記推進ヘッド片８ａ　、　８ｈおよび８Ｇは、各先
端に設けたビン１５．１５間に引張スプリング１６を張
設し、また各後端に設けたビン１７．１７間に引張スプ
リング１８を張設して、上記制御索子７に対して半径方
向中心に弾接されている。なお上記推進ヘッド片８ａ、旧）および８Ｃは、互いに
円周方向に摺動嵌合する噛合突起１９および噛合）隣２
０を具備している。そして１記推進ヘツド８には、各推
進ヘッド片８ａ、８１）および８Ｇ毎に、牽引用フック
２１が設けてあり、またシリンダ１の後端にも、牽引用
フック２２が設けられている。また上記制御素子７を貫
通して、制郊油圧導通用の通路２３が穿ってあり、この
通路２３は、ピストン杆３に穿った通口２４．ピストン
２に穿った通口２５を介してシリンダ１の前側に連通さ
れている。なお図中符号２６は通路２３に接続された耐
圧ホースである。このような構成の補修工具は、牽引ワイヤによって地下
に配役された既設管の管路Ａ内に導入される。上記補修
工具が管路Ａ内の不良個所、例えば局部的窪みＸのとこ
ろに到達すると、矯正面１０ａ、　１０ｂ、　１０ｃは
、縮小位置で、上記不良個所へ入り込むが、次の矯正面
１１ａ、１１ｂ、１１ｃのところでは、先端縁が当って
進行できな（なる。この状態で、後側の耐圧ホース６を
介してシリンダ１の後部に圧油を供給すると、ピストン
２が進行し、制御素子７を前進させる。この時、各推進
ヘッド片８ａ、８１］および８Ｃは、スライドガイド１
４ａ、　１４ｂおよび１４Ｃにより、進行方向への移動
を妨げられているので、スライド面７ａ、７ｂ、７ｃに
沿ってスライド溝９ａ、９ｂおよび９Ｃの底面をスライ
ドさせ、半径方向に移動される。その結果、拡大位置に
なる。この間に矯正面１０ａ、　１０ｂ、　ｌｏｃが不
良個所で配管内面に接し、局部的窪みＸを若干外方に矯
正する。次に、耐圧ホース２６に圧油を供給し、耐圧ホ
ース６から圧油をリリースさせれば、ピストン２は後退
し、制御素子７の動作で、各推進ヘッド片８ａ、　ａｂ
および８Ｃは、縮小位置に戻る。この時、矯正面１１ａ
、１１ｂおよび１１ｃは、既に若干矯正された不良個所
に対して挿入できる状態になっているので、牽引ワイ＼
７によって補修工具を前進させ、不良個所に上記矯正面
？１ａ、？１ｂ　３３よび１１Ｃを対応させる。しかし
て、前述のようにピストン２を前進させれば、再び各推
進ヘッド片８ａ、８ｂ　１５よび８Ｃは半径方向に移動
して、矯正面１１ａ、１１ｂおよび１１ｃで矯正作用を
行い、局部的窪みＸを更に外方へと矯正する。これと同
じ要領で、矯正面１２ａ、１２ｂおよび１２ｃを用いて
最終的な矯正をすれば、不良個所の矯正は完了するので
ある。なおこの実施例では、矯正の段数を３段としたが、２段
あるいは３段以上にしてもよいことば勿論であり、この
場合のビストンストロークは、半径方向全移動ストロー
クと段数との関係で設定される。

【発明の効果】

本発明は、以上詳述したようになり、推進ヘッドの矯正
面が、管内面と平行な円筒面であるため、矯正に際して
局部的な過剰荷重をかけることがなく、矯正が理想的に
できる上、その矯正面を多段にしたために、推進ヘッド
を半径方向に移動する動作１段が全移動ストロークの数
分の１に構成でき、矯正ストロークが大きくても小型化
できるので、既設配管の管路に曲りがあるような場合で
も使用することができ、汎用性がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断側面図、第２図は
拡大状態の正面図、第３図は縮小状態の正面図、第４図
は第１図のへ一Δ線断面図、第５図は推進ヘッドの分割
部分を示す平面図、第６図は使用状態を示Ｊ側面図であ
る。１・・・シリンダ、１ａ・・・首部、２・・・ピストン
、３・・・ピストン杆、４・・・通路、５・・・通口、
６・・・耐圧ホース、７・・・制御素子、１８〜７Ｃ・
・・スライド面、８・・・推進ヘッド、８ａ〜８Ｃ・・
・推進ヘッド片、９ａ〜９Ｃ・・・スライド溝、１０ａ
〜１０Ｃ９１１ａ〜１１Ｃ２１２ａ〜１２Ｃ・・・矯正
面、１３ａ〜１３ｃ・・・嵌合孔、１４ａ〜１４ｃ・・
・スライドガイド、１５・−・ピン、１６・・・引張ス
゛プリング、１７・・・ビン、１８・・・引張スプリン
グ、１９・・・噛合突起、２０・・・ｗＩＩ合溝、２１
．２２・・・フック、２３・・・通路、２４．２５・・
・通口、２Ｇ・・・耐圧ホース、Ａ・・・管路、Ｘ・・
・局部的窪み。特許出願人　　　日本電信電話株式会社同　　　　　　
株式会社　ハッコー代理人　　弁理士゛　　　小　　橋　　信　　浮量　　
　　弁理士　　　　村　　井　　　　　進第３図第４図第５図 ρ０ δｂ第６図

Claims

【特許請求の範囲】

円周方向に複数分割した推進ヘッドを具備し、上記推進
ヘッドを、半径方向に進出動作する動作手段を具備して
、既設配管の管路内で移動し、不良個所を矯正するもの
において、上記推進ヘッドは、先端側から後方に、順次
、小径から大径に並べた多段の円筒矯正面を具備するこ
とを特徴とする地下管路の補修工具。