JPS6215216Y2 - - Google Patents

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JPS6215216Y2
JPS6215216Y2 JP1980075317U JP7531780U JPS6215216Y2 JP S6215216 Y2 JPS6215216 Y2 JP S6215216Y2 JP 1980075317 U JP1980075317 U JP 1980075317U JP 7531780 U JP7531780 U JP 7531780U JP S6215216 Y2 JPS6215216 Y2 JP S6215216Y2
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JP
Japan
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foam
cell structure
closed cell
smoke
polyisocyanurate foam
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JP1980075317U
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English (en)
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JPS571842U (ja
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、ポリイソシアヌレートフオームの発
泡組織を変化させることにより同種原料でも低発
煙を達成できるようにしたポリイソシアヌレート
フオームに関する。 ポリイソシアヌレートフオームは、耐熱性があ
り、準不燃材(JIS−A−1321号)に合格するフ
オームも存在する。しかし、この種フオームに
は、例えば無機材、炭水化物、珪素等を添加した
ものが殆どであつた。その反面、この種方法によ
つて製造されたフオームは確かに従前に比して脆
性、爆裂性および耐熱性が改善されていた。しか
し、原料の使用量増大と高密度化すなわち、気泡
率の低下が避けられず、コストアツプおよび断熱
性の低下の一因にもなつていた。さらに、この種
物質を添加したフオームは発煙性、残炎の改善に
欠ける不利があつた。すなわち、結晶水あるいは
不燃物を混在させて燃焼させ、その際に発煙を抑
制すること自体、原理に相反することであり、当
然に発煙量の増大を招くものである。 本考案はこのような欠点を除去するため、発泡
組織を連通気泡と独立気泡を一定範囲の比率で混
在させることによつて発煙と残炎を改善した低発
煙性ポリイソシアヌレートフオームを提案するも
のである。 以下に図面を用いて、本考案に係る低発煙性ポ
リイソシアヌレートフオーム(以下、単にフオー
ムという)の一実施例について詳細に説明する。
第1図a,bは上記フオームを示す縦断面図であ
り、1はポリイソシアヌレートフオーム、2は連
通気泡組織、3は独立気泡組織である。特にa図
は全体に連通気泡組織2が泡の立ち上り方向に形
成されたフオームであり、b図はt1の領域までに
連通気泡組織2を多く存在させ、残りのt2の領域
はほぼ独立気泡組織3からなるフオームである。
さらに説明すると、フオームはその独立気泡組織
3の割合、すなわち、独立気泡率は50〜85%程度
の範囲とし、連通気泡組織2と独立気泡組織3を
平均に分布、混在せしめたものである。また、密
度は40Kg/m3以下で均質かb図に示すように片在
する。このフオームは独立気泡組織3による強
度、および断熱性を保有すると共に、連通気泡組
織2にるフオーム原料の低減化、および発煙性の
低減化を図つたものとなる。さらに、連通化方法
には、発泡剤を大量に添加、例えば通常の2〜3
倍あるいは連通化する発泡剤を適量添加する。ま
た、発泡剤の気化のタイミングとフオーム原料の
粘度のタイミングをアンンバランスにするか、も
しくは可燃物の繊維状物を添加し、高温下におい
て繊維物の燃焼による連通孔の形成を促す等であ
る。 次に、製造方法につき説明する。 まず、フオーム製造方法としては、ポリイソ
シアネート、三量化触媒、発泡剤、界面活性剤な
どを添加し、撹拌混合し、発泡させる、変性イ
ソシアヌレートフオームの製造法(プレポリマー
法またはワンシヨツト法)、イソシアヌレート
環を含有するポリオールにポリイソシアヌレー
ト、発泡剤、界面活性剤およびウレタン化触媒を
用いて混合、発泡させる方法のいずれかを採用す
る。なお、好ましくは、の方法である。そこ
で、ポリオール成分(20℃)とポリイソシアネー
ト成分(20℃)を特願昭53−114204号もしくは、
同発明における吐出部を垂れ流し方式にした混合
機により第1図aに示す基材Aの裏面に原料を吐
出し、その上にクラフト紙Bを積層して厚さ15mm
板体(サンプル)を形成した。なお、連通気泡組
織2と独立気泡組織3の分布はa図に示すように
した。このサンプルに対しJIS−A−1321号(準
不燃に係る穿孔試験)を行なつた。その結果は次
表のとおりである。なお、比較例として、従来使
用されているポリイソシアヌレートフオームで、
実施例と同じ組成とし、無機材、炭水化物、珪素
等を添加しないものとした。
【表】 表において(1)はフエノールポリオールでヒドロ
キシル価485、平均分子量380、NCO/OH=23.6
の日本ポリウレタン社製、(2)はトーレシリコン(株)
の商品名SH−190、(3)は酢酸カリとトリエチルア
ミン、(4)はトリクロロモノフルオロメタン(フレ
オン11)、(5)は日本ポリウレタン(株)ミリオネート
MR−P、(6)はフオームのみの密度、(7)は独立気
泡率(%)(8)〜(10)において合格基準値を示すと、
(8)は150以下、(9)は90以下、(10)は60以下である。
表から明らかなように、比較例では発煙係数
(CA値)が合格基準をオーバーし、不合格と判定
されるが、実施例に関してはいずれも合格基準値
をクリアした。 以上、説明したのは、本発明に係る低発煙性ポ
リイソシアヌレートフオームの一実施例にすぎ
ず、例えばPCP(ペンタクロルフエノール)を粘
結剤として添加し、亀裂のより一層の防止を図る
こともできる。また、発煙の低減のために、例え
ば酸化パナジウム、五酸化パナジウム、ニンヒド
リン、シリカ、アルミナ、フエノールフタレイ
ン、シウ酸およびフマル酸等を任意の量添加する
こともできる。 上述したように、本発明に係る低発煙性ポリイ
ソシアヌレートフオームは添加物を混入しなくと
も火災の際に最も有害な発煙を従前に比して約30
〜60%も低減できる特徴がある。また、製造に際
しては、従前とほぼ同様に製造できる特徴があ
る。さらに、フオームの亀裂の発生は、従前に比
して低減した特徴がある。また、連通気泡組織と
独立気泡組織を平均に分布したため、フオーム自
身の密度のムラ、およびそれに伴う反り、捩じれ
等の変形を防止することができる。さらに、ポリ
イソシアヌレートフオームの反応、発泡を阻害す
る添加物を用いる必要がない。また面材を用いる
関係上、使用に耐える1Kg/cm2以上圧縮強度を有
する。接着性はフオーム原料の流動性のよいこと
と相まつて、平均に接着し、強力である利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案に係る低発煙性ポリイソ
シアヌレートフオームの一実施例を示す説明図で
ある。 1……ポリイソシアヌレートフオーム、2……
連通気泡組織、3……独立気泡組織。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連通気泡組織と独立気泡組織が平均に分布した
    状態で混在し、かつ、独立気泡率が50〜85%であ
    ることを特徴とする低発煙性ポリイソシアヌレー
    トフオーム。
JP1980075317U 1980-05-30 1980-05-30 Expired JPS6215216Y2 (ja)

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JP1980075317U JPS6215216Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JP1980075317U JPS6215216Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JPS571842U JPS571842U (ja) 1982-01-07
JPS6215216Y2 true JPS6215216Y2 (ja) 1987-04-17

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ID=29437997

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JP1980075317U Expired JPS6215216Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552313A (en) * 1978-10-09 1980-04-16 Takeda Chem Ind Ltd Manufacture of urethane-modified rigid isocyanurate foam

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552313A (en) * 1978-10-09 1980-04-16 Takeda Chem Ind Ltd Manufacture of urethane-modified rigid isocyanurate foam

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Publication number Publication date
JPS571842U (ja) 1982-01-07

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