JPS621485B2 - - Google Patents

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JPS621485B2
JPS621485B2 JP58046097A JP4609783A JPS621485B2 JP S621485 B2 JPS621485 B2 JP S621485B2 JP 58046097 A JP58046097 A JP 58046097A JP 4609783 A JP4609783 A JP 4609783A JP S621485 B2 JPS621485 B2 JP S621485B2
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JP
Japan
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combustion
liner
inlet
inlet opening
wall
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Expired
Application number
JP58046097A
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English (en)
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JPS5918314A (ja
Inventor
Shii Mongia Hyuukamu
Pii Koreman Edoin
Daburyu Buruusu Toomasu
Ee Eriotsuto Harii
Teii Howaito Jon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Garrett Corp
Original Assignee
Garrett Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Garrett Corp filed Critical Garrett Corp
Publication of JPS5918314A publication Critical patent/JPS5918314A/ja
Publication of JPS621485B2 publication Critical patent/JPS621485B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/02Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
    • F23R3/26Controlling the air flow

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスタービンエンジンに適用される燃
焼方法および装置に係り、特に燃焼部を高温にし
て安定性並びに点火性を顕著に向上する、燃焼構
成部材の一部を可動になしたことを特徴とする燃
焼方法および装置に関する。
燃焼器構成の改良によつて、航空機のガスター
ビンエンジンに適用する燃焼器の効率が向上され
てはいる。しかしながらこのような周知の燃焼器
においては、高度とマツハ数に関係して相対的に
広範囲の飛行エンベロプをもつて超高速の航空機
の推力エンジンを作動する場合、顕著な制約並び
に欠点があつた。この飛行エンベロプの範囲を広
げることによつて燃焼器には各種の不充分な点を
生じている、即ち不安定性、高高度における点火
の困難性並びに地上において外気が低温であると
きの点火の困難性を生じている。
例えば特公昭40−26642には一対のモータによ
つて1対の弁体が夫々が開閉制御され、燃焼器へ
の空気の取り込み量が可変にされると共に、燃焼
器内の上流と下流における空気流量は大小を持た
せ、着火条件を向上することを企図した燃焼器が
開示されている。この燃焼器によれば、従来品に
比べ着火条件、即ち始動条件はある程度改善され
るものと考えられる。
しかしながら、特に高高度の飛行状態において
燃焼器に立ち消えを生じた場合など、再点火まで
の時間を極めて短時間にする必要があるが、上記
の特公昭40−26642の如く単に燃焼器内の上、下
流において空気流量を違える程度では急峻な再点
火を実現するには至らなかつた。
しかして本発明は特に燃焼器ライナに対し冷却
作用を付与し、ライナ内の温度変化を大にとり得
るようにすると共に、このときの冷却度を制御可
能にして点火、再点火性を顕著に向上し得るガス
タービンエンジンの燃焼構成を提供するにある。
本発明の好適な一実施例において、ガスタービ
ンエンジンに適用する燃焼装置は一部の構成部材
が可動に設けられ、高度とマツハ数に関係する飛
行エンベロプを大巾に拡大しても作動可能であ
り、延いてはエンジン総体に、従来の定常の燃焼
器において生じていた不安定性並びに点火の困難
性を来たすことなく駆動し得る。
また好適な実施例における一部の構成部材が可
動の燃焼装置は環状に且逆流型に設けられ、中空
で環状のライナを具備する。前記ライナの周囲に
はエンジンのコンプレツサ部から高圧気を導入す
る吸気部が位置せしめられる。更にライナは環状
の上流端壁および前記上流端壁の下流方向におい
て互いに離間した環状の内部壁を備える。且軸方
向に互いに離間したライナの環状のサイド壁によ
りライナの入口部が区画されており、前記ライナ
の入口部は、ライナの上流端壁と内部壁との間に
おいてを円周方向に離間して配列されたスロツト
を介し燃焼器の主吸気部と連通する。
円周方向に離間して配列された、強風を用いて
燃料を噴出する燃料ノズルが、ライナの端壁、ラ
イナの入口部並びにライナの内部壁を貫通して、
ライナの環状の内部壁から下流に形成されたライ
ナ内のドーム部内に突出する。入口開口部を介し
てライナ内に導入される圧縮空気が、内部壁に各
燃料ノズルを囲繞するように装着された渦流器を
介して前記ドーム部に送入される。またこの場合
導入された圧縮空気の一部は前記ドーム部に沿つ
て延び且ライナの入口部と連通する冷却路を介し
て軸方向に流動される。
ライナのドーム部の直下流には円周方向に互い
に離間して内部壁に設けられたオリフイスが位置
せしめられており、前記オリフイスを介し主燃焼
空気がライナ内に導入される。更に前記オリフイ
スを設けた個所の下流にはライナのサンド壁に円
周方向に離間して形成された開口が配列されてお
り、ライナ内と主燃焼気入口部とが連通される。
燃焼装置を効果的に変更する、即ちライナの入
口部の開口を必要に応じて閉鎖可能に設け、一方
下流に設けた開口を介して空気流を導入し得るよ
うに構成する。又は下流の開口を閉鎖可能に設
け、一方ライナの入口部の開口から空気流を導入
し得るように構成する。このように下流の開口あ
るいはライナの入口部の開口のいずれか一方を閉
鎖可能に設けることにより、燃焼装置に燃焼の安
定性並びに良好な再点火性を与え得る。
更に特にエンジンが地上において始動される場
合、上記の下流の開口を開放し且ライナの入口部
の開口を閉鎖すると共に、燃料ノズルを燃料をス
プレ状になす被点火状態に置く。ライナの入口部
の開口を閉鎖することにより、渦流器を介して空
気流がライナに流入することを防ぎ、これに伴い
冷却路を経て冷却気流がライナに流入することも
阻止する。一方燃焼装置を上述の作動状態に置く
ことは燃焼装置を高高度で再点火する際にも行な
われ得、このときライナのドーム部内の燃料量は
最大となり且ドーム部の壁体の降熱は最小とな
る。従つてドーム部の燃焼温度並びにドーム部内
の燃料量を効果的に増大でき、燃焼装置における
燃焼可能な作動範囲が大巾に拡大され、燃焼装置
の耐用性、始動性並びに信頼性が向上される。
本発明による燃焼装置を具備したエンジンは、
その始動後ライナの入口部の開口を開放すると共
に下流の開口を閉鎖することにより、ドーム部に
渦気流並びに冷却気流を与えて通常の出力状態を
得れる。一方エンジンを高高度で再始動する必要
がある場合は下流の開口を開放すると共にライナ
の入口部の開口を閉鎖する。更に再始動中周知の
エンジンのようにコンプレツサからの過剰の圧縮
空気流を装置外に放出することなく、燃焼装置の
外部から開口を介し装置内部に送入した後、エン
ジンのタービン部材に対し流動させることによ
り、いわば“風車”作用によつて再始動力を増大
できる。上述の如きライナのドーム部における渦
気流並びに冷却気流の制御に併せて、上述の如く
コンプレツサからの圧縮空気流を用いることによ
り、エンジンの高高度における再始動性も更に向
上できる。
しかして本発明を図面に沿つて以下に詳述す
る。
第1図には本発明の原理を示すガスタービン推
力エンジン10の主要部材が簡略に図示されてい
る。エンジン10の作動中外気12がコンプレツ
サ14に導入され、コンプレツサ14は互いに離
間されたブレード状のタービン部材16とシヤフ
ト18を介し共に回転可能に相連結されている。
前記コンプレツサ14からは圧縮空気20が、前
記タービン部材16並びにシヤフト18を囲繞す
る環状の、逆流型の燃焼器22内に流出される。
前記の圧縮空気20は燃焼器22内で燃料24と
混合され、空気・燃料混合気は燃焼し続けられ且
加熱され膨張したガス26としてタービン部材1
6を通過して燃焼器22から放出される。前記ガ
ス26の推力によりタービン部材16が駆動され
ると共にコンプレツサ14が同時に駆動され、エ
ンジンに推力を与える。
航空機のジエツト推力エンジンに使用されてい
る周知の燃焼器は定常の即ち構成部材が固定的な
構造をもつて構成されており、且所定の高度とマ
ツハ数(速度)、即ち例えば第2図の実線30で
囲繞されるような飛行エンベロプ28でのみ円滑
に適用可能である。この場合周知の燃焼器が第2
図のエンベロプ28の領域外(例えば第2図の実
線30と点線36とで区画されたハツチングを施
した領域32内)の、高い高度あるいは低いマツ
ハ数で適用せしめられた場合、燃焼器の安定性あ
るいは高度に対する対応性が乏しく、実質的に作
動困難となる。更に詳述するに周知の定常の形状
をもつ燃焼器が代表的な拡大された飛行エンベロ
プ領域32内において適用されるような場合、燃
焼器内における燃焼過程が急速に進行し、不用意
に消火してしまい且急な出力の損失が出る。この
基本的な問題は、航空機を降下して通常の飛行エ
ンベロプ28内で航行するまで解消せず、通常燃
焼器において再点火を行ない極めて困難である。
上述した周知の定常の燃焼器においてはその適
用が第2図に示すようなガスタービン推力エンジ
ンの飛行エンベロプ領域における上限領域に制約
されると共に、飛行エンベロプ領域内において適
用するときでさえ、エンジンの作動に制約を受け
る構成が燃焼器に予め取られる必要があつた。こ
のような制約の一は定常の燃焼器が高温で使用さ
れる場合に生じ、特に外気温度が低い場合にエン
ジンの始動が困難である。
第3図乃至第8図を参照して本発明の構成を詳
述するに、本発明による燃焼器22は新規であ
り、構成は種々に変更でき、エンジンが高効率で
高信頼性をもつて、第2図の飛行エンベロプ2
8,32の双方の拡大された領域内において作動
でき、周知の定常の燃焼器において生じていた不
安定性、高度の差による再点火の必要性並びに始
動性の乏しさを来たすことがない。
特に第3図を参照するに、燃焼器22は中空で
環状のハウジング36を包有しており、前記ハウ
ジング36は半径方向外方に位置する外部サイド
壁38および半径方向内方に位置する内部サイド
壁40を有し、前記内部サイド壁40は前記外部
サイド壁38に対し離間されると共に、上流方向
に延びる環状の下流端壁42を介して前記外部サ
イド壁38と結合されている。またハウジング3
6内には環状で中空の燃焼室用のライナ44の上
流端部がハウジング36中心と同軸に配設されて
おり、前記ライナ44は流体を逆流可能な形状に
設けられている。且前記ライナ44は前記下流端
壁42から軸方向内方に離間して位置せしめられ
た環状の上流端壁46並びに半径方向外方および
内方に位置する環状の外部サイド壁48、内部サ
イド壁50を有しており、前記外部、内部サイド
壁48,50は上流端壁46から第3図において
左方向に且半径方向に180゜彎曲して設けられて
いる。外部、内部サイド壁48,50の下流端に
おいて環状の放出口52が区画されており、前記
放出口52からはライナ44の内部即ち燃焼流の
流路54から流動される高温のガス26が放出さ
れる。
また前記ハウジング36内には吸気部56が形
成されており、前記吸気部56は第3図に示すよ
うにライナ44の上流端部に隣接している。圧縮
空気20が環状の入口開口部58を介して前記吸
気部56に送入され、前記入口開口部58はライ
ナ44に囲繞されると共に、燃焼器22の左端部
に位置される。この場合圧縮空気の一部により燃
焼室の作動中外部、内部サイド壁48,50を冷
却し得る。前記外部、内部サイド壁48,50は
第3図において堅牢な構成の如く示してあるが、
実際上は周知のように柔軟にも形成できる。更に
外部サイド壁48および内部サイド壁50は、燃
焼器用のライナ44から前記外部、内部サイド壁
48,50の長手方向に向つて延び且半径方向に
重なる外部壁セグメント48a,48bおよび内
部壁セグメント50a,50b(第3図には単に
各一組の外部壁セグメントおよび内部壁セグメン
トのみを示す)を具備している。前記外部、内部
サイド壁48,50を冷却する圧縮空気は夫々外
部壁、内部壁セグメント48b,50bに開口さ
れた内部開口49,51に送出される。このとき
導入された圧縮空気は内部壁セグメント48a,
50aに接触せしめられ、且空気流の下流におい
て、外部壁セグメント48a,48b間並びに内
部壁セグメント50a,50b間に形成された出
口スロツト48c,50cを介して燃焼器の流路
54に送入される。
ライナ44の上流端部には環状の燃焼器の入口
部60が設けられており、前記入口部60はライ
ナ44の上流端壁46と前記上流端壁46に対し
下流方向に離間して位置する環状の内部壁62と
の間において軸方向に延びている。また前記入口
部60は外部サイド壁48に円周方向に離間して
形成された入口スロツト64(第3図には一のみ
を図示)を介して半径方向外方に開口する。且前
記内部壁62の下流には流路54のドーム部54
aが形成され、前記ドーム部54aはその半径方
向において環状の内部冷却スカート部66並びに
外部冷却スカート部68により区画されている。
前記外部、内部冷却スカート部68,66は夫々
外部サイド壁48並びに内部サイド壁50から内
方に離間して位置しており、前記外部、内部サイ
ド壁48,50と相俟つて軸方向に延びる冷却路
70,72を区画している。前記冷却路70,7
2は第3図に示すように流路54に向つて下流方
向に開口する。一方の冷却路70はその上流端に
おいて、前記内部壁62に円周方向に離間して形
成された流路74を介しライナ44の入口部60
と連通され、且他方の冷却路72は同様に前記内
部壁62に円周方向に離間して形成された流路7
6を介し前記入口部60と連通される。この場合
圧縮空気20は入口部60に適宜必要に応じて導
入され、環状の流路70,72を介し流路54に
向つて軸方向に送出される。これにより、外部
壁、内部壁セグメント48a,50aを介してラ
イナ44の外部、内部サイド壁を冷却した場合と
同様に、ドーム部54aを区画する壁部を冷却す
る。
前記ライナ44のドーム部54aに噴出される
燃料24は円周方向に離間して配列された燃料ノ
ズル78を介して供給される。前記燃料ノズル7
8はライナ44の上流端壁46、入口部60並び
に内部壁62を貫通してライナのドーム部54a
に開口している(第4図併照)。各燃料ノズル7
8は燃料が強力な空気流により案内される型のも
のであり、燃料がハウジング36の下流端壁42
を貫通して内方に延びる一対の供給管80,82
により供給される。各燃料ノズル78の内端には
圧力を加えて燃料を霧化する燃料流出口(図には
詳示はせず)並びに強風を与えて燃料をスプレー
状に噴出する流出口(図にはこれも詳示せず)が
備えられる。これにより周知の方法でいずれかの
流出口から燃料を好適に放出できる。
一対の環状の渦流器84,86が各燃料ノズル
78を囲繞するように内部壁62により支承され
ており、前記渦流器84,86は内部、外部冷却
スカート部66,68の半径方向内方においてド
ーム部54aと入口部60との間で連通するよう
に設けられている。主燃焼空気は円周方向に離間
してドーム部54aの直下流に配列された入口オ
リフイス88を介しライナ44内に導入される。
またライナ44の左端部には環状の空室90が設
けられており、前記空室90は円周方向に離間し
てハウジングの外部サイド壁48に形成されたス
ロツト92を介し吸気部56に向つて開口する。
且前記空室90は円周方向に離間して外部サイド
壁48に形成された内方に延びる入口スロツト9
4を介し流路54に連通されている。
上述した燃焼器22においては所定の方法によ
りエンジン10の安定性並びに始動性を強化する
ように入口スロツト64,92を効果的に開閉す
る構成をとることができる。
第3図、第3A図、第3B図並びに第8図を参
照するに、ライナ44の入口スロツト64に対し
てはこれを開閉可能な、第1密封部材をなす弁リ
ング96が備えられている。前記弁リング96は
特に第3図を参照すれば明らかなようにライナ4
4の上流端部と同軸に且ライナ44の外面に一部
が重なるように設けられており、第3図に示す閉
鎖位置と第3A図に示す開放位置の間においてラ
イナ44に対し軸方向に移動可能である。弁リン
グ96の軸方向左には拡大された前方部96aが
設けられており、前記前方部96aには円周方向
に離間して入口スロツト98が形成されている。
また前記弁リング96の前方部96aは外部サイ
ド壁48に対し、前記外部サイド壁48に装着さ
れたピストンリング100を介し摺動可能に且気
密に連結されている。一方弁リング96の軸方向
右、即ち後方部96bはライナ44の上流端部4
6に対し前記上流端部46に装着されたピストン
リング102を介し摺動可能に且気密に連結され
ている。
燃焼器のライナ44の左端部には第2の密封部
材をなす弁リング104が入口スロツト92を開
閉可能に配設されている。前記弁リング104は
外部サイド壁48と同軸に、且前記外部サイド壁
48と一部重なつてこれを囲繞するように設けら
れており、第3図に示す開閉位置と第3A図に示
す開放位置との間において軸方向に摺動可能であ
る。前記の閉鎖位置に弁リンダ104がある場
合、入口スロツト92から圧縮空気20が導入す
ることを阻止するように入口スロツト92を閉塞
し得、このとき前記弁リング104の環状のリツ
プ部104aは外部サイド壁48に設けられた環
状のリツプ部106と噛み合い、第3図に示す如
く弁リング104と外部サイド壁48との間に複
雑な密封接合面を提供できる。
別の弁リング96が閉鎖位置にある場合、前記
弁リング96の後方部96bにより入口スロツト
64が閉鎖されてライナ44の入口部60に圧縮
空気20が流入することを防ぎ、一方ピストンリ
ング100,102により前記入口部60に隣接
して位置するライナ44と弁リング96の間に環
状の流体密封構成が提供される。
更に第3図並びに第8図を参照するに、弁リン
グ96,104は新規な作動機構112を介し上
述した閉鎖位置と開放位置との間において軸方向
に対し対向する方向(例えば燃焼器の中心線即ち
軸線110に対し平行な方向)に移動可能に設け
られ得る。前記作動機構112には作動リング1
14が包有されており、前記作動リング114は
燃料ノズル78の外端部直近の吸気部56に整合
して位置せしめられる。また前記作動リング11
4は円周方向に離間して配設された支承ブラケツ
ト116を介し吸気部56内に回転可能に支承さ
れ、前記支承ブラケツト116は燃料ノズル78
に近接し且上流端壁46に外付けされている。且
各支承ブラケツト116は炭素材製の軸受ブロツ
ク118に装荷され、前記軸受ブロツク118は
作動リング114の軸方向内面に形成された周溝
120に摺動可能に受容されており、これにより
吸気部56内において作動リング114の回転が
円滑に行なわれ得る。
作動リング114は小ハウジング124内に延
出する制御ロツド122の軸方向の移動により回
動可能に設けられており、前記制御ロツド122
は密封装置126を介して前記小ハウジング12
4に保持され、前記小ハウジング124は開口1
28を有する外部サイド壁38に外付けされてい
る。また前記制御ロツド122は外部サイド壁3
8の外面に対して略接線方向且燃焼室の軸線11
0に対し直角方向に延びている。且前記制御ロツ
ド122の内端には連結ロツド130の一端部が
枢着されており、前記連結ロツド130は外部サ
イド壁38の開口128を通つて半径方向内方に
延び、作動リング114の内端部に連結されてい
る。特に第4図を再び参照するに、制御ロツド1
22は、燃焼器のハウジング36外面に付設する
周知の制御装置(図示せず)により軸方向内方に
変位され得、このとき連結ロツド130が開口1
28内を左方向に移動させて作動リング114が
反時計方向に回動することになる。同様に制御ロ
ツド122を軸方向外方に移動すれば、作動リン
グ114は時計方向に回動される。
このように作動リング114を適宜に回動する
ことにより、円周方向の離間して配設された四組
の作動ロツド132,134(第3図並びに第8
図には一組のみ図示)でなるリンク装置を介して
弁リング96,104の互いに逆方向の軸方向の
移動を実現する。前記作動ロツド132,134
は外部サイド壁48,38を貫通して軸方向に延
び且円周方向に離間された四本のベルクランク部
材136を介し作動リング114と連結される。
再び第3図並びに第8図を参照するに、各ベル
クランク部材136は基脚部138を有して居
り、前記基脚部138は符号140で示すように
その外端部が作動リング114に枢着され且つそ
の枢支点140から下流端壁42に向つて略軸方
向に延びると共に半径方向外方にトランク部14
2が延設される。前記トランク部142は第8図
に仮想線で示すような支承ブラケツト144に枢
支されている。四本の各支承ブラケツト144は
特に第4図に詳示されるように互いに隣接する一
対の燃料ノズル78間において上流端壁46に固
設される。また上述した支承ブラケツト116と
同様に、前記の各支承ブラケツト144は炭素材
でなる軸受ブロツク118(第3図参照)に装荷
されており、前記軸受ブロツク118は作動リン
グ114の内面に摺動可能に当接している。
ベルクランク部材136のトランク部142に
は互いに逆方向に且トランク部142に対し直角
方向に延びる一対の制御アーム146,148が
延設されている。一方の制御アーム146の反対
端は作動ロツド132の一端に遊合されており、
前記作動ロツド132は弁リング104の一端に
取付けられている。同様に他方の制御アーム14
8の反対端は作動ロツド134の一端に遊合さ
れ、前記作動ロツド134の他端は弁リング96
に取付けられている。
しかして第8図から明らかなように制御ロツド
122が軸方向内方に移動されたとき、作動リン
グ114は時計方向に回動される。このとき支承
ブラケツト144に支承されたトランク部142
は反時計方向に回転される。トランク部142の
この回転に伴い各作動ロツド132が左方向に移
動され、且各作動ロツド134が右方向に移動さ
れる。従つて弁リング104が閉鎖位置に向つて
左方向に移動され、且弁リング96が開放位置に
向つて右方向に移動される。一方制御ロツド12
2が軸方向外方に移動されたときは弁リング9
6,104は夫々上述と逆方向に駆動される。
相対的に長手の作動ロツド132の夫々は支承
ブラケツト144の枢支部144a(特に第5図
参照)並びに外部サイド壁38に装着された枢支
部150(特に第3図参照)を貫通して延び、確
実に保持されている。延いては弁リング104が
確実に回動可能に保持され、外部サイド壁48に
沿つて円滑に摺動可能になる。また同様に弁リン
グ96は案内溝152(第5図参照)を介して確
実に回動可能に支承されており、前記案内溝15
2は弁リング96に対して装着された案内部材1
54に設けられている。前記案内溝152は支承
ブラケツト144の下リツプ部156を摺動可能
に受容する。
更に本発明の動作を詳述する。燃焼器22の通
常の作動時に、作動機構112においては第3B
図に示す開放位置に弁リング96が移動され、且
第3A図に示す閉鎖位置に弁リング104が移動
されている。弁リング96,104が通常の作動
位置にある場合、吸気部56内の圧縮空気20は
ライナ44の入口部60内に入口スロツト98を
介して送入される。次いで圧縮空気20は入口部
60からドーム部54aの壁部を介し冷却路7
0,72に向つて内方に送出されると共に、渦流
器84,86を介し渦気流となつてドーム部54
aに送入される。このドーム部54aに送入され
た渦流が燃料ノズル78から放出された燃料と混
合され、燃料と空気の混合気が作られ、この混合
気はオリフイス88から導入される主燃焼空気と
混合された上、燃焼し続けられる。
ドーム部54a内に達する燃料量を燃料ノズル
78の態様並びに閉鎖位置への弁リング96の移
動即ち入口スロツト98の一部閉鎖に応じて変化
せしめることができる。弁リング96をその閉鎖
位置に向つて移動することにより、冷却路70,
72並びに渦流器84,86を介して送入される
空気流が減少する。これに伴いドーム部54aの
壁体の冷却度の低減、即ちドーム部54a内の燃
焼温度の上昇が図られ得、且ドーム部54aに導
入される渦流の総量も低減される。この新規な構
成により供給する燃料量並びにドーム部54aの
壁体の温度を変化でき、燃焼器22の全燃焼状態
を安定にして、周知の定常の燃焼器の欠点を改善
し得、エンジンの信頼性を向上し第2図に示す拡
大された飛行エンベロプの範囲で効果的に作動で
きる。
燃焼器22内における燃焼が高高度で消滅した
場合特に第3図に示す如く弁リング96,104
の夫々を全閉並びに全開状態まで移動するように
作動機構112を駆動することにより、第2図に
示す拡大された飛行エンベロプの範囲であつても
円滑且急速に再始動できる。弁リング96が全閉
位置にあるときドーム部54aへの全渦気流並び
に冷却路70,72への全冷却気流が止められ
る。従つて燃料ノズル78が被点火状態に置か
れ、前記燃料ノズル78の、加圧により霧化させ
得る流出口からドーム部54aに噴出される燃料
24はオリフイス88から送入される主燃焼空気
と混合される。この混合気は燃焼を再開するよう
に点火装置158を介して点火される。
弁リング96を全閉位置に位置させると共に燃
料ノズル78が被点火状態にある場合、ドーム部
54a内の燃料量は最大となる。これと同時に、
ドーム部54aの冷却度は最小となり、ドーム部
54aの燃焼温度は最大となる。これらの作用に
より高高度時における燃焼室22の再点火性を大
巾に改善せしめ、更に第2図に示す拡大された飛
行エンベロプでの作動時にも燃焼室に対する安全
性並びに信頼性を向上できる。
高高度時の燃焼器における再始動性は作動機構
112により弁リング104を全開位置にすれ
ば、更に強化される。周知の定常の燃焼器におい
ては高高度時に再点火を行なう場合でも、過剰の
圧縮空気を燃焼器の周囲に流動させたり、大気中
に放出していた。これに対し本発明によれば、圧
縮空気によつて高高度時における燃焼器の再点火
を適確に図り得る。更に特に弁リング104が全
開位置にある場合、この過剰の圧縮空気はスロツ
ト92、空室90並びに流路54と連通する入口
流路94を介して燃焼器内部に送入される。この
圧縮空気は更に放出口を介して外部に送出され、
且タービン部材16を通過することによりタービ
ン部材の回動に寄与し、いわば“風車”の作用に
よつてエンジン10の始動性を高める。
また上述したようにドーム部54a内において
燃料量並びに壁体温度が最大である場合、エンジ
ンの高高度での再点火性並びに安定性を改善する
上、地上における始動性、特に外気が低温である
場合の始動性をも改善する。
上述のように構成されたガスタービンエンジン
の燃焼構成によれば、周知の燃焼構成に比し特に
安定性並びに再点火性を適確に改善できる。
尚、上述においては本発明を図示の実施例に沿
い説明したが、本発明はこれに限定されることな
く、特許請求の範囲に含まれる設計変更を包有す
ることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するガスタービンエンジ
ンの簡略説明図、第2図は高度とマツハ数に関係
する飛行エンベロプの説明図、第3図は本発明に
よるガスタービンエンジンの燃焼装置の部分拡大
断面図、第3A図は第3図中に示す3A部分の部
分拡大断面図、第3B図は第3図中に示す3B部
分の部分拡大断面図、第4図は第3図の4−4線
に沿つて切断した部分拡大断面図、第5図は第4
図の5−5線から見た部分側面図、第6図は第4
図の6−6線に沿つて切断した部分拡大断面図、
第7図は第4図の7−7線に沿つて切断した部分
拡大断面図、第8図は同燃焼装置の部分拡大斜視
図である。 10……エンジン、12……外気、14……コ
ンプレツサ、16……タービン部材、18……シ
ヤフト、20……圧縮空気、22……燃焼室、2
4……燃料、26……ガス、28,32……飛行
エンベロプ、36……ハウジング、38……外部
サイド壁、40……内部サイド壁、42……下流
端壁、44……ライナ、46……上流端壁、48
……外部サイド壁、50……内部サイド壁、52
……放出口、54……流路、54a……ドーム
部、56……吸気部、58……入口開口部、60
……入口部、62……内部壁、64……入口スロ
ツト、66……内部冷却スカート部、68……外
部冷却スカート部、70,72……冷却路、7
4,76……流路、78……燃料ノズル、80,
82……供給管、84,86……渦流器、88…
…オリフイス、90……空室、92……スロツ
ト、94……入口流路、96……弁リング、96
a……前方部、96b……後方部、98……入口
スロツト、100,102……ピストンリング、
104……弁リング、104a……リツプ部、1
06……リツプ部、110……軸線、112……
作動機構、114……作動リング、116……支
承ブラケツト、118……軸受ブロツク、120
……周溝、122……制御ロツド、124……小
ハウジング、126……密封装置、128……開
口、130……連結ロツド、132,134……
作動ロツド、136……ベルクランク部材、13
8……基脚部、140……枢支点、142……ト
ランク部、144……支承ブラケツト、146,
148……制御アーム、150……枢支部、15
2……案内溝、154……案内部材、158……
点火装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮空気源から燃焼装置の燃焼器ライナの上
    流端部に圧縮空気を流動させ、前記燃焼器ライナ
    内に前記燃焼器ライナに具備された第1の入口開
    口部を介して圧縮空気を流入する空気流入工程
    と、前記燃焼器ライナに圧縮空気の一部を導入し
    て前記圧縮空気により前記燃焼器ライナの内面部
    を冷却する冷却工程と、圧縮空気源からの圧縮空
    気を、前記第1の入口開口の下流に前記第1の入
    口開口から離間して配設された第2の入口開口を
    介して導入する工程と、圧縮空気と燃料とを混合
    し空気と燃料との混合気を燃焼器ライナ内で燃焼
    させる工程とを含み、且前記第1の入口開口を流
    通する空気流量に対し反比例させて前記第2の入
    口開口を流通する空気流量を変化させる調整工程
    と、燃焼器ライナの内面部の冷却度と空気および
    燃料の混合気の量とを前記第1の入口開口を流通
    する空気流量を変化させて制御する制御工程とを
    包有してなることを特徴とするガスタービンエン
    ジンの燃焼方法。 2 空気流入工程には燃焼器ライナの入口部と第
    1の入口開口とを連通する工程が包有され、冷却
    工程には燃焼器ライナ内に配設された冷却路を燃
    焼器ライナの入口部と連通する工程が包有され、
    燃焼空気流動工程には前記燃焼ライナ内に配設さ
    れた燃焼空気流路と燃焼ライナの入口部とを連通
    する工程が包有され、制御工程には入口開口を開
    閉する工程が包有されてなる特許請求の範囲第1
    項記載の燃焼方法。 3 燃焼工程には燃焼空気流路内に配設した渦流
    器により渦気流を発生する工程が包有されてなる
    特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 調整工程には入口開口を開閉する工程が包有
    されてなる特許請求の範囲第1項記載の燃焼方
    法。 5 ライナ壁装置を備え、前記ライナ壁装置が、
    燃料と空気の混合気を連続して燃焼可能であり上
    流端部に位置するドーム部を有した燃焼流路と、
    前記ドーム部の上流に位置し且圧縮空気源からの
    圧縮空気を流通する第1の入口開口装置を有した
    ライナ部と、前記ライナ部からドーム部に圧縮さ
    れた燃焼空気を流通する第1の流路と、前記ドー
    ム部の周部に沿つてライナ部から冷却用の圧縮空
    気を流通する第2の流路とを包有してなり、且第
    1、第2の流路を流通する空気流を制御して第1
    の入口開口装置を流通する空気流を変化可能な調
    整装置を備えてなるガスタービンエンジンの燃焼
    装置。 6 ドーム部に沿つて延び且第1の流路を区画す
    る冷却スカート装置を備え、且ライナ壁装置がラ
    イナ部と燃焼流路との間に配設されたライナの内
    部壁を区画するように設けられ、前記内部壁は開
    口装置を有し且第2の流路を区画するように設け
    られてなる特許請求の範囲第5項記載の燃焼装
    置。 7 内部壁の開口装置に配設され渦気流を与え前
    記開口装置を介して燃焼流路に空気を導入する渦
    流装置を備えてなる特許請求の範囲第5項記載の
    燃焼装置。 8 調整装置は第1の入口開口装置を開閉可能な
    装置を備えてなる特許請求の範囲第5項記載の燃
    焼装置。 9 ライナ壁装置はドーム部の下流に位置し圧縮
    空気源から燃焼流路への圧縮空気を流通する第2
    の入口開口装置を区画するように設けられ、且第
    1の入口開口装置を流通する空気流量に実質的に
    逆比例して第2の入口開口装置を流通する空気流
    量を変化可能な調整装置を備えてなる特許請求の
    範囲第5項記載の燃焼装置。 10 環状のハウジングと、前記ハウジング内に
    おいて同軸に位置せしめられ、圧縮空気源から圧
    縮空気を導入する室を前記ハウジング内において
    区画するように設けられた燃焼ライナとを備え、
    前記燃焼ライナは環状の上流端壁と、前記上流端
    壁の下流に延び半径方向内方並びに外方に位置す
    る環状のサイド壁と、前記上流端壁の下流におい
    て互いに離間して配設され燃焼ライナ内部に前記
    上流端壁と内部壁間において入口部が形成され、
    且前記内部壁の下流に前記内部壁近傍に位置した
    燃焼流路が区画される環状の内部壁とを包有して
    おり、且ハウジング内の室と燃焼ライナ内の室へ
    圧縮空気を受容する第1の入口開口群と、燃焼ラ
    イナ内部からの圧縮空気流を前記のライナから内
    部壁を介し燃焼流路に導入する第2の入口開口群
    と、燃焼ライナ内の室と連通し且ドーム部の周部
    に沿つて軸方向に延び前記燃焼ライナ内の室から
    燃焼流路に圧縮空気流を流動する冷却路を形成す
    るスカート装置と、第2の入口開口群を介して燃
    焼流路に圧縮空気流を渦気流として与える渦流装
    置とを包有してなり、且ドーム部を介して燃焼流
    路に燃料を噴出するノズル装置と、前記第1の入
    口開口群を通過する空気流量を変化可能な調整装
    置とを備えてなるガスタービンの燃焼装置。 11 第1の入口開口装置を開閉可能な装置を備
    えてなる特許請求の範囲第10項記載の燃焼装
    置。 12 第1の入口開口装置は上流端壁と内部壁と
    の間の半径方向外方のサイド壁に沿い且円周方向
    に離間して設けられてなる特許請求の範囲第11
    項記載のガスタービンエンジンの燃焼装置。 13 燃料ノズル装置はライナ内の室並びに内部
    壁を貫通して延長されており、渦流装置は第2の
    入口開口群内に位置し且前記燃料ノズルを囲繞す
    るように配列される渦流器を具備してなる特許請
    求の範囲第12項記載の燃焼装置。 14 ドーム部の下流に形成された第3の入口開
    口装置と、第1の入口開口装置を流通する空気流
    量に実質的に逆比例して第3の入口開口装置を流
    通する空気流量を変化可能な調整装置とを備えて
    なる特許請求の範囲第10項記載の燃焼装置。 15 調整装置には第1、第3の入口開口装置を
    開閉可能な装置を備えてなる特許請求の範囲第1
    4項記載の燃焼装置。 16 燃焼ライナのドーム部と第3の入口開口装
    置との間に形成された第4の入口開口装置を備え
    てなる特許請求の範囲第15項記載の燃焼装置。 17 第1、第3、第4の入口開口装置が円周方
    向に互いに離間して外方のサイド壁に配列されて
    なる特許請求の範囲第16項記載の燃焼装置。 18 ハウジングと、少なくとも一部が前記ハウ
    ジングに囲繞され圧縮空気源から圧縮空気を導入
    する室をハウジング内において区画するように設
    けられた燃焼ライナとを備え、前記燃焼ライナ
    は、上流端壁と、前記上流端壁の下流に位置する
    内部壁と、前記ハウジング内において前記上流端
    壁の下流に延び前記内部壁、上流端壁並びに入口
    部を区画するように設けられ且前記内部壁の下流
    に延びる燃焼流路を区画するように設けられたサ
    イド壁部と、ハウジング内の室からライナ内の室
    へ圧縮空気流を導入する入口開口装置と、ライナ
    内の室から燃焼流路に渦気流として圧縮空気流を
    導入する渦流器と、ライナ内の室と連通し且燃焼
    流路の上流端部に位置しドーム部に沿つて前記燃
    焼流路内に延びていて、前記サイド壁部に沿いラ
    イナ内の室から冷却用の圧縮空気を流通させる冷
    却路装置と、ドーム部の下流に位置し、ハウジン
    グ内の室から燃焼流路に圧縮空気を流通する主空
    気入口開口装置とを包有してなり、燃焼流路に空
    気を導入して混合し燃焼するようにドーム部内に
    燃料を噴出する燃料ノズル装置と、ライナ内の室
    の入口開口装置を変化可能に設けられ、渦流器並
    びに冷却路装置を通過する流量を同時に調整する
    調整装置とを備えてなるガスタービンエンジンの
    燃焼装置。 19 調整装置は入口開口装置を開閉可能な装置
    を備えてなる特許請求の範囲第18項記載の燃焼
    装置。 20 燃料ノズル装置は内部壁を貫通して燃焼流
    路に延び、渦流装置は前記内部壁に支承され且燃
    料ノズル装置を囲繞するように設けられてなる特
    許請求の範囲第18項記載の燃焼装置。 21 燃焼ライナは主空気入口開口装置の下流に
    位置する別の入口開口装置を有し、第1の入口開
    口装置を流通する空気流量に実質的に逆比例して
    前記の別の入口開口装置を流通する空気流量を変
    化可能な調整装置を備えてなる特許請求の範囲第
    18項記載の燃焼装置。 22 第1、第2の入口開口装置を通過して空気
    流を変化可能な装置は各入口開口装置を開閉可能
    な装置を備えてなる特許請求の範囲第21項記載
    の燃焼装置。 23 燃焼ライナは燃焼流路に沿つて延びる冷却
    スカート装置を備え、前記冷却スカート装置はサ
    イド壁部と協同して冷却路装置を区画するように
    設けられてなる特許請求の範囲第18項記載の燃
    焼装置。 24 燃焼流路が区画され、前記燃焼流路と連通
    され且軸方向に互いに離間された第1、第2の入
    口開口を有した燃焼ライナと、前記燃焼ライナを
    囲繞し且空気の入口部を備えたハウジングと、前
    記燃焼ライナに支承され第1、第2位置間におい
    て軸方向に移動可能に設けられ且第1の入口開口
    を開閉する第1の密封部材と、前記燃焼ライナに
    支承され第1、第2の位置間において軸方向に移
    動可能に設けられ且第2の入口開口を開閉する第
    2の密封部材と、軸線を中心に前記燃焼ライナに
    対し前記入口部内において回動する作動部材と、
    前記作動部材に連結され前記ハウジングを貫通し
    て外方に延出し且前記作動部材を回動して軸線に
    対し実質的に直角方向に移動せしめる制御部材
    と、前記密封部材と前記作動部材とを相連結して
    作動部材の回動方向に応じ第1位置、第2位置に
    前記密封部材を移動するリンク装置とを備えてな
    る燃焼装置。 25 燃焼ライナは環状の外形を有し、密封部材
    は実質的にリング状に設けられ、且燃焼ライナを
    囲繞するように同軸に配設され、作動部材は入口
    部内に同軸に装着されたリング部材でなり、前記
    リンク装置は互いに円周方向に離間され前記入口
    部内において軸方向に延びる作動ロツドを包有し
    てなる特許請求の範囲第24項記載の燃焼装置。 26 リンク装置は互いに円周方向に離間されリ
    ング部材に枢着されたベルクランク部材を包有
    し、各ベルクランク部材には二作動ロツドに連結
    されてなる特許請求の範囲第25項記載の燃焼装
    置。 27 作動ロツド並びにベルクランク部材はリン
    グ部材の回動に応じ軸方向において反対方向に密
    封部材を移動可能に設けられてなる特許請求の範
    囲第26項記載の燃焼装置。 28 軸線を囲繞するように設けられ且環状の端
    壁により一端が区画される環状の入口部を有した
    ハウジングと、軸線を囲繞するように設けられ前
    記ハウジングの入口部に対し軸方向において延出
    する上流端部を有し、且ハウジングの端壁から軸
    方向に離間して対向する環状の上流端壁を具備
    し、軸線を囲繞するように環状に配列された複数
    の入口開口が前記上流端壁に隣接する内部と連通
    せしめられ、軸線を囲繞するように環状に配列さ
    れた複数の第2入口開口が前記上流端壁に隣接す
    る内部と連通せしめられ、前記第1の入口開口の
    下流に第2の入口開口が配列された環状の燃焼ラ
    イナと、前記燃焼ライナに同軸に且前記燃焼ライ
    ナの外面に装着されると共に前記第1の入口開口
    を横切つて移動し第1の入口開口を開閉可能な第
    1の密封リングと、前記ライナに同軸に且前記燃
    焼ライナの外面に装着されると共に前記第2の入
    口開口を横切つて移動し第2の入口開口を開閉可
    能な第2の密封リングと、前記燃焼ライナとハウ
    ジングの端壁との間において前記ハウジングの入
    口部に同軸に位置せしめられた作動リングと、前
    記入口部内に配設され且燃焼ライナに対し回転可
    能に前記作動リングを支承する複数の支承部材
    と、ハウジング内を内方に延び前記作動リングに
    連結され且ハウジングに対し移動して所定の方向
    に作動リングを回動可能な制御部材と、前記入口
    部内に配設され且作動リングに枢着されたベルク
    ランク部材と、前記入口部内に配設され作動リン
    グの回動に応じ軸線に対し直角方向において回動
    可能にベルクランク部材を支承するブラケツト
    と、前記第1の密封リング並びにベルクランク部
    材に、作動リングの回動に応じて第1の密封部材
    が軸方向に移動するように各端部が連結された第
    1の作動ロツドと、前記第2の密封リング並びに
    ベルクランク部材に、作動リングの回動に応じて
    第2の密封部材が軸方向に移動するように各端部
    が連結された第2の作動ロツドとを備えてなる燃
    焼装置。
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