JPS6214841A - 核磁気共鳴検査方法および装置 - Google Patents

核磁気共鳴検査方法および装置

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JPS6214841A
JPS6214841A JP61158876A JP15887686A JPS6214841A JP S6214841 A JPS6214841 A JP S6214841A JP 61158876 A JP61158876 A JP 61158876A JP 15887686 A JP15887686 A JP 15887686A JP S6214841 A JPS6214841 A JP S6214841A
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JP
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magnetic field
pulse
gradient
pulses
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Application number
JP61158876A
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English (en)
Inventor
ミカエル・ハラルト・クーン
ディートマー・ヴイルヘルム・クンツ
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/483NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy
    • G01R33/4838NMR imaging systems with selection of signals or spectra from particular regions of the volume, e.g. in vivo spectroscopy using spatially selective suppression or saturation of MR signals

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被検物が、均一な静磁場と、この静磁場に直
角な3系列の高周波磁場と、この3系列の少な(とも1
つの間前記の静磁場の方向に向う傾斜磁場とにさらされ
るようにした、被検物の局限された容積を選択的に励起
する核磁気共鳴検査方法に関するものである。被検物の
部分的な容積を選択的に励起するこのような方法は[ジ
ャーナル・オブ・マグネティック・リサーチ(J、 M
ag。
Res、) 1984年、56巻の第350−354頁
から知られている。この方法は、その目的が例えば患者
の身体内部の脂管の検査の間容積の一部からだけ情報を
得ることにある場合に用いることができる。この公知の
方法では、3系列の夫々は3つの振幅変調高周波パルス
より成り、これ等パルスのうち第1パルスと第3パルス
は狭帯域45°パルスで、第2パルスは広帯域90°パ
ルスである。各系列の間傾斜磁場が働き、この場合3つ
の系列の間有効なこの3つの磁場の勾配は互いに直角な
方向を向く。
励起後、励起された部分容積内の核磁化は、系列が働か
された以前の状態にくらべて180° シフトされる。
部分容積の外側ではシフトは90°だけで、このシフト
は、静磁場の不均一性の影響の下でそこで急速に減少(
de−phase)するので、この領域は、続いて行わ
れる測定においてその際発生する測定信号に何等の影響
を有しない。
けれどもこの公知の方法は、場所に依存するフリップ角
(このフリップ角とは核磁化ベクトルが静止磁場ベクト
ルの方向とつくる角度である)も場所に依存する位相も
発生することを許さないという欠点を有する。というの
は、さもなければ励起下にある容積の外側の領域から妨
害信号が発生されるからである。このことは、このよう
なパルスは振幅変調パルスで非常に広帯域なので、その
スペクトルは、傾斜磁場の存在にも拘らず、検査下の全
領域をカバーするという事実によって通常は達成される
。これは小さなスケールでは可能であるが、大きな容積
の検査例えば人体の検査に必要とされる高周波ピーク電
力では、満たすことが殆んど不可能な要件が高周波電力
増幅器に課せられる。
本発明の目的は、やはり局限された容積内では核磁化を
維持または変換しそしてこの容積外ではこれを減少する
ことによって局限された容積を励起することができ、し
かも高周波電力増幅器にはそれ程厳しい要件を課すこと
のない方法を得ることにある。
本発明は、冒頭に記載した様式の方法を基として次のよ
うにすることにより前記の目的を達成したものである、
すなわち、第1系列は核磁化を少な(とも略々90°フ
リップする第1パルスより成り、第2系列は180°パ
ルスより成り、第3系列は第3パルスより成り、この第
3パルスは、核磁化が第1パルスと同じ角度フリップさ
れ、その位相位置が、選択さるべき容積内において核磁
化が静磁場の方向かまたは反対方向にフリップされ、少
なくともその間は傾斜磁場が有効であるパルスが周波数
変調され、第2パルスの中心が第1と第3パルスの中心
から同じ時間間隔を有するように選択される。
本発明はまた前記の方法の発明の実施に直接使用する装
置に関するものである。この装置は、均一な静磁場を発
生する磁石、この静磁場の方向に向き且つその勾配が互
に直角な3方向に向う傾斜磁場を発生する3つのコイル
装置、前記の静磁場の方向に対し直角な高周波磁場を発
生する高周波コイル装置、並びに前記のコイル装置と高
周波コイル装置を付勢する制御装置を有し、本発明によ
れば、高周波コイル装置はFM変調器と結合され、制御
装置は、高周波コイル装置と、3つのコイル装置の少な
くとも1つを、この3つのコイル装置の1つが少なくと
も1つの高周波パルスの間有効であるように制御する。
本発明によれば、磁化は第1パルスによって90゜フリ
ップされる。磁化ベクトルはこの場合カーテシアン座標
系のxy面にあり、この座標系の2方向は静磁場の方向
と一致し、またその原点は、静磁場だけで傾斜磁場の存
しない点である。次の180゜パルスの結果、ラーモア
周波数で2軸の周りに回転する座標系のXy面内にある
磁化ベクトルは、1つの軸を中心として鏡映(+n1r
ror)  される。その結果磁化ベクトルは回転座標
系内で再びXy面内にあるが、この場合その位置は、第
2パルス前の位置にくらべて0°から180°回転され
ることができる。第3パルスは、その振幅と時間的変化
に関しては第1パルスと同じである。
核磁化を90°フリップすることのできるこの第3パル
スの効果は、一方においては検査領域の異なる点におけ
る核磁化ベクトルと他方においては座標系と共に回転す
る高周波パルスの成分との間の回転座標系における角度
に依存する。この角度に応じて、スピンは、主磁場の方
向すなわち+2方向または一2方向にもどされるたとが
でき(これは高周波パルスによる後の励起によって可能
となる)るか、またはX’7面にそのまま残ることがで
き、このことは、急速な減少(dephasing) 
 と、これ等スピンが検出可能な信号に最早や関与でき
ないという結果を生じる。高周波パルスとスピン間の位
相角が位置の関数として早く変化すれば、このこともま
た減少、したがって信号の消失を生じる。したがって、
後続の励起に対してはこれ等スピンのみが次のことに対
して役立つ a)空間内のすべての3方向の関数としての第3高周波
パルスとスピン間の位相角は少なくとも略々一定であり b)この位相角は、パルスの後スピンが主磁場の方向と
平行かまたは逆平行となるように選ばれる。
これ等の条件が満足される部分容積は、傾斜磁場が少な
くとも1つの高周波パルスの間有効であることおよび少
なくともこの高周波パルスが周波数変調好ましくは線形
周波数変調されることにより得られる。実際に、若し傾
斜磁場が線形周波数変調の間有効ならば、このことは次
の結果をきたす、すなわち、Xy面内の核スピンが回転
座標系と形成する角度はこの磁場の勾配の方向の関数と
して放物線状に変化する。この(二次)放物線の頂点の
領域だけが前記の条件a)を満足することができる。
若し傾斜磁場が1つの周波数変調高周波パルスの間だけ
有効ならば、本発明の方法はスライスを選ぶのに用いる
ことができ(したがってこのスライス内では核スピンは
殆ど磁場の方向と平行かまたは逆平行に配向されるがこ
のスライス外では核スピンは減少される)、このスライ
スは、磁場の勾配の方向に対して直角に延在し、その厚
さは、周波数変調高周波パルスの瞬時周波数がより早く
変りそしてこの磁場の勾配がよりゆるければそれだけ厚
い。
若し傾斜磁場が3つの高周波の夫々の間有効とされ、こ
の場合これ等の磁場の勾配が互に直角であれば、すべて
の側が局限さた容積を選ぶことができる。
高い帯域幅と低いピーク電力を有する周波数パルスを発
生することは可能なので、比較的大きな傾斜磁場をこの
方法に用いることもできる。更に、高周波パルスの周波
数変調は、振幅変調よりも高周波ピーク電力が遥かに小
さくてよいという利点を有する。
本発明の一実施態様では、少なくとも1つの傾斜磁場が
第1パルスと第2パルスとの間または第2パルスと第3
パルスとの間有効にされる。高周波パルスの間で有効な
傾斜磁場のために、勾配方向の回転座標系内の核スピン
の角度は、位置の関数として線形に変えられる。このた
め、前記の条件a)が満足される領域は勾配の方向また
は反対方向にシフトされる。したがってこのことは、選
ばれた領域の位置をこの形態により変えることができる
ことを意味する。若しこれ等の傾斜磁場が可変にされれ
ば、選ばれた領域を診断の目的に合うように調節するこ
とができる。
以下に本発明を図面の実施例によって更に詳しく説明す
る。
第1図に略図的に示したNMR検査ユニット、所謂NM
R断層撮影装置は、例えば2T (テスラ)の均一な静
磁場を発生する4つのコイル1を有する。
z軸に対し同心的に配設されたこれ等のコイルは球面2
上に取付けられることができる。
2方向への傾斜磁場を発生するために(この磁場の勾配
もZ方向に向いている)4つのコイル3は同一球面上に
取付けられるのが好ましい。磁場の強さがX方向すなわ
ち図の紙面に直角な方向に変化するZ方向の傾斜磁場は
4つのコイル5によって発生されるが、図にはその2つ
だけが示されている。X方向への傾斜を有するZ方向の
磁場は、前記のコイル5と同じではあるがこのコイルに
対して906ずらされたコイル7によって発生される。
傾斜磁場を発生する前記の3つのコイル装置3,5およ
び7は球面2に対称的に配設され、同時にカーテシアン
x−、y−、z−座標系の原点を形成する球の中心の磁
場の強さは、コイル1の均一な静磁場によってだけ決ま
る。
その上、高周波コイル11が、座標系のz=0の平面に
対称的に配設され、X方向(すなわち均一な静磁場の方
向に直角)に均一な高周波磁場を発生するように設計さ
れている。周波数変調された高周波電流は、各高周波パ
ルスの間に増幅器31から高周波コイル11に供給され
る。この電流を発生るだめの第2図に示した回路は、高
周波発振器12を有し、この発振器は、均一な静磁場の
強さに比例するラーモア周波数と正確に一致する周波数
の発振器信号をその出力に出す。この出力は、その一方
だけが制御装置23で制御されて信号を通す制御可能な
ゲー) 13.14を経て直角移相回路(quadra
ture circuit)に接続され、またゲート1
4と直列に、制御装置23で制御された位相位置を有す
る位相器25がある。一方の分岐では直角移相回路はミ
クサ15を有し、他方の分岐では直角移相回路は90゜
移相器17とミクサ16の直列回路を有し、ミクサ15
と16の出力は加算され、増幅器31に供給される。
信号はく若し必要ならば移相されて)ミクサ15および
16の夫々の段階で、場合によってはディジタル−アナ
ログ変換器18または19を夫々経てメモリ21または
22より夫々供給された包絡線信号(S+(t)または
52(t))と乗算され、複素包絡線信号の実数部分ま
たは虚数部分を表わす。これ等の信号は、発振器信号の
和が、時間と共に直線的に変化する周波数を有する周波
数変調発振に相当する信号を生じる。支持点(supp
ort points)の結果メモリ21゜22内に記
憶された包絡線信号はコンピュータ(詳細は図示せず)
を用いて次のように計算することができる。
a)先づ、周波数変調信号の角周波数の時間的な変化a
を等式 %式%(1) を使用して決定するが、この場合Iは、励起される(夫
々の場合に加えられる傾斜磁場の方向に)べき容積の寸
法に比して大きな距離、Tはジャイロ磁気係数(プロト
ンに対しては略々42.5NIIIZ/T)、Gは周波
数変調パルスの間加えられる傾斜磁場の勾配、Toは高
周波パルスのパルス持続時間である。
パルス持続時間を大きく選ぶ程、必要なピーク電力はそ
れだけ小さくなる。けれども、パルス持続時間が長過ぎ
ると、緩和時間T、およびT2の影響が顕著になる。
b)等式 5o(T)=exp(tat2/2)   
(2)で表される周波数変調時間関数S。(T)は複素
周波数範囲にフーリエ変換される。この場合i = (
−1) l/2である。
C)このようにフーリエ変換された複素周波数は、次の
条件 に対しb2) (3) を満足する複素スペクトル関数f(W)で乗算される。
この場合Wは(可変)角周波数、l1loはラーモア角
周波数、bはスペクトル関数の急峻度を決める係数、そ
してΔ+11は次の関係 ΔW=aTo     (4) が当嵌る時間信号の帯域幅である。
bの値が小さければ小さい程周波数変調パルスの周波数
スペクトルのパターンはそれだけより方形になる。適当
な1直はb =500 π7秒(10KH2の帯域幅に
おいて) d)かくして得られた積は時間範囲に逆変換される。得
られた複素時間信号は次の形を有する。
5(t)=S+(t) ++52(t)    (5)
この場合S+(t) は時間信号の実数部分で82はそ
の虚数部分である。このようにして決められた信号S+
(t)  と52(t) は、一連の支持点に対して計
算されそしてメモリ21と22に記憶された包絡線信号
である。したがって、増幅器31の出力には、次の条件 u(t)−3,(t)cocJot+52(t)s+n
Wot      (6)を満足する信号u (t)が
現れる。この場合加数の符号は、90°移を口器17の
入力における信号がその出力における信号に対して90
°遅れるがまたは90゜進むかによって決まる。
磁化ベクトルを90° フリップするこのようにして発
生された第1高周波パルスの間、制御装置23で制御さ
れた増幅(社)37を経て電流がコイル7に導かれ、こ
のためこのコイルは、その勾配がX方向に向く傾斜磁場
を発生する。第3b図はこの勾配GXの時間応答を示し
、一方策3a図は高周波パルスの時間応答を示す。
この傾斜磁場は、x−y面にフリップされた核スピンが
このx−y面内でX方向に放物線状に変化する位相角を
示す働きをする。第4a図はこれを図解したもので、こ
の位相角をX座標の関数として示したものである。位相
角の依存性を表わす放物線の頂点はカーテシアン座標系
のx=Q面にあるのではなくてこの面外にあることがわ
かるであろう。位相角はこの頂点の領域でだけ僅かな場
所的依存性を有しまたこの頂点で規定される空間領域だ
けが本発明の方法により選択することができるので、こ
の領域をX一方向にシフトすることが必要であろう。こ
のシフトは、第1高周波パルスの後で第2高周波パルス
の前に、X方向の勾配を有する傾斜磁場のスイッチング
によって得ることが、できる。高周波パルス外で有効な
この勾配のおかげで、核スピンは、X−座標に線形に依
存する回転座標系に関して移相を受ける。位相角の放物
線状の場所的な依存性(1つの周波数変調パノにスの間
の)と位相角の線形の場所的な依存性との重畳によって
、X方向に頂点が動かされたやはり放物線状の依存性が
得られるので、これによって座標X=XO迄の頂点のシ
フトが生じる。このシフトが座標の原点の方向に行われ
るように、勾配は、高周波パルス後は高周波パルス中の
極性と反対の極性をもたねばならない。勾配が大きけれ
ば大きい程それだけシフトが大きい。
第1高周波パルスの後第2高周波パルスの前に、傾斜磁
場コイル3と5も、X方向の勾配GMと2方向の勾配G
zををする傾斜磁場ができるように、制御装置23で制
御されて増幅器33と35で励磁されることができる。
これ等の傾斜磁場は、励起される容積の位置に影響を有
するX方向および2方向の位相角の線形依存性を生じる
。第4c図と第4e図はX方向および2方向の位相角の
この依存性を示す。
若し第1パルスとして供給されたとすれば、したがって
核磁化が静磁場の方向から反対の方向にフリップされる
ことができるように選ばれた180゜パルスである第2
高周波パルスのおかげで、回転座標系の核スピンの位相
角は、この座標系に関し回転座標系と共に回転する高周
波磁場の成分の空間位置によって与えられる軸を中心と
して鏡映される。X方向の勾配を有する傾斜磁場は前記
の第2パルスの間有効なので、この結果X方向への位相
角の放物線状の依存性が生じるが、その頂点は、傾斜磁
場が第2パルス前にX方向に有効であっても、面y=0
(YOの場所)の外にある。この場合平面y=oからの
頂点の距離は、第2パルス前のX方向の勾配が太き(ま
たそれが有効であった期間が長ければそれだけ大きい。
180°パルスを発生するために、このようなパルスに
対し設計された包絡線信号S1とS2がメモリ21と2
2に入れられる。けれども、若しメモリの容量が大きけ
れば、パルス系列の始動前でもこれ等の信号をメモリ2
1と22に記憶させてもよい。けれども、場合によって
は、第1パルスに対する包絡線カーブの支持点が適当な
りロック速度で読出されそして適当な係数で乗算される
ならば、前記の付加的な計算および/または記1意は無
くてすむことができる。第1パルスと第2パルスの間、
ゲート13は開かれ、ゲート14は閉じられる。
第3パルスは再び90’パルスで、第2パルスの中心よ
りのその時間間隔は第1パルスと第2パルスの中心間の
時間間隔と等しい。この第3の高周波パルスが成る範囲
内の核スピンを直線x=xQとy=yoの周りに2方向
または反対方向にフリップすることができるように、核
スピンと共に回転するこの高周波パルスの磁場の成分は
この範囲内の核磁化ベクトルに直角でなければならない
。したがって、このことは、第3高周波パルスの磁場の
前記の成分の空間位置が調節可能であることを必要とす
る。これは、発振器信号の位相位置を所定の角度だけ回
すことによって簡単に行うことができる。というのは、
この位相回転は、第3高周波パルスにより発生された磁
場の、回転座標系のx−y面で共に回転する成分の角位
置の同量の回転を生じるからである。この理由で、第3
高周波パルスの間ゲート13は閉じられ、ゲート14は
開かれ、このため発振器信号は、制御装置23で計算さ
れて移相器25で設定された角度βだけ該移相器25に
より回転される。
前記の角度βは、高周波磁場の間の傾斜磁場、周波数変
調パルスに対して用いられる時間当りの周波数変化(式
(1)のa)、選択さるべき位置の座標、更にはまた高
周波磁場特に180°パルスに対する磁場に依存する。
事実上βの大きさを関係範囲内の+2または一2方向の
磁化の傾きに対して計算することはできるが、実際的な
目的に対しては実験的に行う方が望ましい。
前述した手順が完了すると、振幅変調90°パルスが傾
斜磁場の無い時に出され、これにより発生された核スピ
ン信号が受信される。この場合受信機(復調器)は、+
2方向より偏向された磁化ベクトルが正の実数信号をも
たらすように前辺での実験によって調整することができ
る。前述の手順が次の90°パルスとβの異なる設定に
対する信号検出とで繰返されれば、値5in(β−β。
)への信号の依存性が得られる。これより、+2方向の
磁化の傾きに対して所定の設定β=β。をまたは−2方
向の傾きに対しては所望の設定β=β0+πを得ること
ができる。
第3パルスは、第1パルスと同じ持続時間T。および周
波数変調信号における角周波数の同じ時間変化aを有す
る。若しこの場合、第1高周波パルスの間の勾配と全く
同じ大きさの2方向の勾配を有する傾斜磁場も第3パル
スの間スイッチオンされると、X方向と同じ選択的に励
起される部分容積の寸法が2方向に得られる。この場合
、第1パルスによると同じ包絡線信号S+(t>および
52(t)を用いることができる。けれども、ゲート1
3はこの時閉じられまたゲー1−.14は開かれるので
、発振器信号は移相器25によって角度βだけ移相され
、このため増幅器31の人力には、該増幅器により高周
波コイル11を経て比例電流に変換されそして次の関係
を満足する信号V(t)が存する。
V(t)=S、 (t)cos(Wot+β) +52
(t)sin(Wot+β)(7)したがって、この信
号V(t)は、角度βの発振器信号の位相回転がなけれ
ば、第1高周波パルスの間増幅器に供給される信号U 
(t)と一致する。
第3パルスの間の周波数変調信号が第1周波数の間と同
じ持続時間および帯域幅を有する必要はない。若しこれ
等の量の1つが、このパルスの間に有効な傾斜磁場の勾
配の大きさを変えることなしに変えられると、Z方向に
励起すべき容積の大きさをX方向と異なって選ぶことが
できる。この場合第3パルスに対する包絡線信号5l(
t)  と52(t)も計算されねばならないか或いは
また既に計算されてメモリ内になければならない。。
パルスの間有効で選択的に励起される部分容積の位置を
決めるのに用いられる傾斜磁場は第1と第2パルスの間
に加えねばならない必要はなく、第2と第3パルスの間
に加えることもきる。けれどもこの場合は、第1と第2
パルスの間に働く傾斜磁場によるのと同じ効果が得られ
るように、勾配は反対極性をもたねばならない。したが
って、これ等の傾斜磁場による移動を縁から座標原点の
方向に行うべき場合には、部分容積をX方向にシフトす
る傾斜磁場は、第1パルスの間働く傾斜磁場と同極性で
、部分容積をZ方向にずらすのに用いられる傾斜磁場は
第3パルスの間働く傾斜磁場と反対の符号をもたねばな
らない。
プリセット可能な位置および寸法の部分容積を選択的に
励起することができるように、使用者は、マイクロコン
ピュータを必要とする制御装置のキーボード(図示せず
)を用いて、選択的に励起すべき容積の位置および大き
さを特定せねばならない。制御装置は、これ等の特定か
ら、3つのパルスの包絡線カーブ、パルス中およびその
間に働く傾斜磁場の大きさ、移相βを決め、接続された
構造ユニットをこれに応じて制御する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用することのできる核磁気共鳴検査
装置の断面略解図、 第2図は第1図の装置に必要な高周波パルスと傾斜磁場
を発生する装置のブロック回路図、第3a図より第3d
図は夫々異なる座標方向における高周波パルスと傾斜磁
場の時間的変化を示す線図、 第4a図から第4r図は夫々異なる検査位相において核
スピンが回転座標系とつくる角度の空間的な変化を示す
線図である。 ■・・・静磁場コイル  3.5.7・・・傾斜磁場コ
イル11・・・高周波コイル  12・・・高周波発振
器13、14・・・ゲート   15.16・・・ミク
サ17・・・90°移相器   21.22・・・メモ
リ23・・・制御装置    25・・・移相器31、
33.35.37・・・増幅器 特許出願人  エヌ・ベー・フィリップス・フルーイラ
ンペンファブリケン t FlG、3a FlG、3d

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被検物が、均一な静磁場と、この静磁場に直角な3
    系列の高周波磁場と、この3系列の少なくとも1つの間
    前記の静磁場の方向に向う傾斜磁場とにさらされるよう
    にした、被検物の局限された容積を選択的に励起する核
    磁気共鳴検査方法において、第1系列は核磁化を少なく
    とも略々90°フリップする第1パルスより成り、第2
    系列は180°パルスより成り、第3系列は第3パルス
    より成り、この第3パルスは、核磁化が第1パルスと同
    じ角度フリップされ、その位相位置が、選択さるべき容
    積内において核磁化が静磁場の方向かまたは反対方向に
    フリップされ、少なくともその間は傾斜磁場が有効であ
    るパルスが周波数変調され、第2パルスの中心が第1と
    第3パルスの中心から同じ時間間隔を有するように選択
    されることを特徴とする核磁気共鳴検査方法。 2、3つのパルスの少なくとも2つが周波数変調され、
    傾斜磁場はこれ等パルスの夫々の間有効で、これ等の傾
    斜磁場の勾配は互に直角にされる特許請求の範囲第1項
    記載の核磁気共鳴検査方法。 3、少なくとも1つの傾斜磁場を第2と第3パルスの間
    有効にする特許請求の範囲第1項または第2項記載の核
    磁気共鳴検査方法。 4、パルスとパルスの間に有効な傾斜磁場は同方向の勾
    配を有するが、3つのパルスの1つの間有効な傾斜磁場
    とは反対の極性を有する特許請求の範囲第3項記載の核
    磁気共鳴検査方法。 5、傾斜磁場の勾配の大きさは調節可能である特許請求
    の範囲第1項から第4項の何れかの1項記載の核磁気共
    鳴検査方法。 6、均一な静磁場を発生する磁石(1)、この静磁場の
    方向に向き且つその勾配が互に直角な3方向に向う傾斜
    磁場を発生する3つのコイル装置(3、5、7)、前記
    の静磁場の方向に対し直角な高周波磁場を発生する高周
    波コイル装置(11)、並びに前記のコイル装置と高周
    波コイル装置を付勢する制御装置を有する核磁気共鳴検
    査装置において、高周波コイル装置 (11)はFM変調器(12−17)と結合され、制御
    装置(23)は、高周波コイル装置(11)と、3つの
    コイル装置(3、5、7)の少なくとも1つを、この3
    つのコイル装置の1つが少なくとも1つの高周波パルス
    の間有効であるように制御するようにしたことを特徴と
    する核磁気共鳴検査装置。 7、周波数変調器は、ラーモア周波数を有する発振を生
    じる発振器を有し、この発振器は、第1混合段(15)
    、および90°移相器(17)を経て第2混合段(16
    )と結合され、発振は、これ等の2つの混合段で、出力
    信号の和が線形周波数変調発振に相当するように選ばれ
    た包絡線信号と乗算される特許請求の範囲第6項記載の
    核磁気共鳴検査装置。 8、位相回転が可変な移相器(25)を有する特許請求
    の範囲第6項または第7項記載の核磁気共鳴検査装置。
JP61158876A 1985-07-11 1986-07-08 核磁気共鳴検査方法および装置 Pending JPS6214841A (ja)

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