JPS62147405A - Ｇｉ形コアロツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ファイバを束ねてなるイメージガイドの製
造に好ましく用いうるコアロッドに関するものである。

従来の技術 純石英ガラスからなるコアロッドを用いて製造したイメ
ージガイドは耐熱性、耐放射線性などに優れる反面、そ
のコアロッドの線引き温度が２０００℃以上にも達する
高温であるため、イメージガイドの製造に高度な技術を
必要とする。

一方、ドーパント入り石英ガラスからなるコアロッドは
、ドーパントの種類、ドープ量等を変えることによりク
ラッド層との屈折率差を大きくすることが可能である結
果、画素数が多くて外径の小さい、而して可とう性に優
れるイメージガイドの製造を可能とする有利性を有して
いる。

発明が解決しようとする問題点 ところで、一般にドーパント入り石英ガラス製のロッド
はＣＶＤ法、ｖＡＤ法などで製造しうるが、いずれの方
法で製造したものにせよ、これまでのロッドはその中心
に屈折率の最大部を有し、外表面に向って屈折率が低下
するＧＩ（グレーデッドインデックス〉形のものであり
、しかも、その屈折率分布が図の曲線２のようにロッド
中心より外表面に向って急激に低下するタイプのもので
あった。

そのため、かかるコアロッドを用いてイメージガイドを
製造した場合、得られたガイドにおいてはその画素とし
ての各ファイバにおける中心部のみが明るくて中心より
離れるに従い急激に暗（なり、細径のイメージガイドと
するほどにじみ現象が大きくなって伝送画像が極めて見
ずらいもになるという問題点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は、ＧＩ形ココアロッドありながら、上記の問題
が克服された、従って細径でも鮮明な画像を伝送できる
イメージガイドの形成が可能な新規なコアロッドを提供
するものである。

すなわち、本発明のコアロッドは、ドーパント入り石英
ガラスからなり、ロッドの中心部に屈折率の最大部ｎ１
を有し、ロッドの表面部に屈折率の最小部ｎ２を有する
ＧＩ形で半径ｒのガラスロッドであって、半径０６５ｒ
の部分（ｒ、）におけて少なくとも、ｎｚ　＋　０．６
５　（ｎｌ−ｎユ）の屈折率を有すると共に、その屈折
率分布がロッドの中心部より半径ｒ１までの区間におし
２ては緩やかに屈折率が低下する状態にあり、ロッドの
半径ｒ１の部分より表面部までの区間においては急激に
屈折率が低下する状態にあることを特徴とするものであ
る。

作用 本発明のコアロッドは、中心部より半径ｒ１（０，６５
ｒ）までの区間においては屈折率の変化が緩やがで、か
つ、一定値以上の屈折率を有しているので、これを用い
て作製したイメージガイドにおける各画素はその中心部
のみならず半径ｒ、の領域において実用上充分な明るさ
を有する。

実施例 第１図に本発明の実施例としてのＧＩｌココアロッドお
ける屈折率分布の変化曲線１を示す。このコアロッドは
半径が６．５閣であり、ロッドの中心部の屈折率ｎ１と
ロッドの表面部の屈折率ｎ２の差（Δｎ）、即ち（ｎ４
−ｎｚ）は０．０２である。なお、ｎｌがロッドの最大
屈折率であり、ｎｌが最小屈折率でもある。

図のように当該コアロッドの屈折率分布は、ロッドの中
心（ｒ、）より半径ｒ、即ち、０．６５　ｒまでの区間
においては屈折率が緩やかに低下し、ロッドの半径ｒ＜
より半径ｒ即ち、外表面までの区間においては屈折率が
急激に低下する状態にある。換言すると、半径ｒａ　　
ｒ＋の区間における屈折率の変化差が小さい。しかも、
ロッドの半径ｒ１の部分における屈折率（点ａ〉がｎｚ
　＋０．６５Δｎ　（ｎｚ　＋０．６５ＸＯ，０２＝　
ｎｚ　＋Ｏ，Ｏ１３）以上の値即ち、ｎ、　＋０．０１
６の値を有している。

本発明においては、ロッドの外表面側における屈折率の
変化が急激であり、ロッドの中央部における屈折率の変
化が緩やかであるほど好ましい。

従って、実施例のようにロッドの半径０．７ｒの部分に
おいて上記したｎｚ＋０．６５Δｎの屈折率条件を満足
し、かつ、屈折率分布条件を満足するものは好ましいも
のの例である。

本発明のコアロッドは、例えばＶＡＤ法の適用下、その
ドーパント供給量を調節することにより容易に製造する
ことができる。その際、用いろるドーパントとしては例
えばＧｅ、　Ｐなどをあげることができ、Ｇｅ又はＰを
単独で又は両方を用いる方式が好ましい。

また、本発明のコアロッドを用いたイメージガイドの作
製は、例えば該ロッドにロッド″・イン・チューブ法、
クラッド外付は法などを適用してクラッド層、さらには
必要に応じてサポート層を有する母材とし、この母材を
線引きして外径５０〜５００μｍの二次母材を得、この
二次母材の１０２〜１０７本を束ねて一括線引きし、マ
ルチプルファイバを得る方式などにより行うことができ
る。

発明の効果 本発明のコアロッドによれば、特異な屈折率分布と所定
の区域で一定以上の屈折率を有するので、各画素の明る
さに優れ、画像の伝送特性、解像力に優れるイメージガ
イドを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は、ロッドの半径を横軸とし、屈折率差を縦軸とした
コアロッドの屈折率分布を表したグラフである。 １：実施例 ２：従来例 ｒ：ロッドの半径 特許出顯人　　大日日本電線株式会社 代　理　人　　　藤　　　　本　　　　　　勉ロッドの
卒性

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ドーパント入り石英ガラスからなり、ロッドの中心
   部に屈折率の最大部ｎ＿１を有し、ロッドの表面部に屈
   折率の最小部ｎ＿２を有するＧＩ形で半径ｒのガラスロ
   ッドにおいて、 半径０．６５ｒの部分（ｒ＿１）における屈折率が少な
   くともｎ＿２＋０．６５（ｎ＿１−ｎ＿２）であり、か
   つ、ロッドにおける屈折率分布がロッドの中心部より半
   径ｒ＿１までの区間においては緩やかに屈折率が低下す
   る状態にあり、ロッドの半径ｒ＿１の部分より表面部ま
   での区間においては急激に屈折率が低下する状態にある
   ことを特徴とするコアロッド。 ２、ドーパントがゲルマニウム及び／又はリンである特
   許請求の範囲第１項記載のロッド。