JPS62146992A - 高発熱量ガスの製造方法 - Google Patents

高発熱量ガスの製造方法

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JPS62146992A
JPS62146992A JP60288880A JP28888085A JPS62146992A JP S62146992 A JPS62146992 A JP S62146992A JP 60288880 A JP60288880 A JP 60288880A JP 28888085 A JP28888085 A JP 28888085A JP S62146992 A JPS62146992 A JP S62146992A
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gas
reaction
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hydrogen
catalyst
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Masao Ito
正雄 伊藤
Hideji Inagawa
稲川 秀司
Takashi Saito
俊 斉藤
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    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Industrial Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水素および炭素酸化物を含有する原料ガス、
殊にコークス炉ガスを触媒存在下に反応させてメタンそ
の他の炭化水素を生成させることにより、高発熱量ガス
を製造する方法に関するものである。
従来の技術 ]−クス炉ガスは、周知のように石炭を乾留してコーク
スを製造する際に副産物として多量に発生するガスであ
り、その多くは都市ガス用として使用され、長期的に安
定して供給可能な都市ガス源となっている。
一方、近年コークス炉ガスより発熱量の高い天然ガスが
、その賦存量が膨大であること、発熱量が高いこと、清
浄なガスであることなどから都市ガスとして注目される
に至り、現在てはこの天然ガスが都市ガスとして供給さ
れている地区も多く、また今後天然ガスへの転換か予定
されている地区もある。
ところで、都市ガス源の全てを天然ガスに依存すること
は、都市ガスとしてのエネルギーの永続的な安定供給の
面からは望ましくなく、エネルギー政策」二はコークス
炉ガスをも都市ガス源として確保しておくことが必要で
ある。
しかしながら、通常コークス炉ガスの発熱量は5000
 kcal/Nm′程度であるのに対して、天然ガスの
発熱量は11000 kcal/Ntn3前後と高いこ
とから、同一導管を通してそれらを供給するには互換性
かなく、結果として都市ガスか従来のコークス炉ガスか
ら天然ガスに変換された地区においては、多量に副生ず
るコークス炉ガスの都市ガスとしての供給を停止し、別
途新たにその用途を模索しなければならないという不都
合かあった。
このような不都合を回避し、天然ガスとの互換性を確保
するためにはコークス炉ガスの発熱量を天然ガスと同等
にまて高めることが必要であり、そのために従来法のよ
うな対策か提案されまたは実施されている。
(イ)コークス炉ガスに発熱量の高い増熱剤、たとえば
プロパンやブタン等の炭化水素類を添加4++:合する
方法。
(ロ)コークス炉ガス中に含まれる水素と炭素醇化物(
COと002)とを触媒存在下に反応させる方法。
(ハ)上記(ロ)の反応に先立ちコークス炉カスに炭素
酸化物を豊富に含有するガスを添加する方法。たとえば
、反応に先立ちコークス炉ガスに、赤熱コークス床上で
分解されるCO2および/または赤熱コークス床上を導
かれる酸素から部分酸化によって生ずるCOを混合する
方法(4y聞閉55−75490号公報)、コークス炉
ガスに発生炉ガスを混合して原料ガスとなし、この原料
ガスを触媒存在下て反応させる方法(特開昭59−51
982号公報(特公昭60− s 274 X!i公報
))。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記(イ)の方法は、高価な炭化水素類
を多量に必要とするものであるため、工業的には採用し
難い。
(ロ)の方法は、コークス炉ガス中に含まれる水素と炭
素酸化物を利用してこれを主としてメタン化反応により
メタンその他の炭化水素に変換するものであり、この技
術に関する触媒やプロセスの特許出願も数多くなされて
いるが、コークス炉ガス中の水素/炭素酸化物比(容量
比、以下同様)は8〜9程度と大きいため、反応後の生
成ガス中には依然として相当量の水素が残り、その結果
発熱量の不足を相当量の増熱剤の添加により補わなけれ
ばならず、コスト高となる。
(ハ)の方法は、上記(ロ)の欠点を解決する一つの方
法であり、コークス炉ガスに予め炭素酸化物を豊富に含
むガス添加して水素/炭素酸化物比を化学量論比である
3に近づけるものである。
しかしながら、(ハ)の方法のうち特開昭55−754
90号公報に記載の方法は、コークス炉を出る赤熱コー
クスに002や酸素を吹き付けて反応させるものである
ため、コークスがこれらのガスにより侵されてコークス
の強度が低下したり、反応性が低下することを免かれず
、その結果、コークス炉から出た赤熱コークス全量を高
炉用コークスとしては不適な低品位なものとしてしまう
のて、高炉用コークスの提供を第一の「l的とする我か
国コークス製造工業にあってはこの方法は到底採用しが
たい。また、特開昭55−75490号公報や特開昭s
 9−519 a 2 S)公報(特公昭60−827
4号公報)に記載の方法は、水素/炭素酸化物を化学量
論比に近づけるほど触媒の寿命を短かくするという問題
点があり、さらにその改良を図る必要かある。
ところで、本発明者らの研究によれば、コークス炉ガス
中に含まれる水素と炭素酸化物を触媒存在下に反応させ
て炭化水素に変換するにあたり、炭素酸化物を補充して
水素/炭素酸化物比を化学量論比(水素/炭素酸化物=
3)に近づけることにより反応生成ガス中の水素の濃度
を減少させる方法のほかに、反応温度をたとえば現行の
240〜260°Cから280℃程度にまで高めること
によっても反応生成ガス中の水素濃度を減少することが
てきる。しかしながら、この反応温度を高める方法も触
媒寿命を短かくするという結果を招き、やはり工業的に
は不利である。
このように、水素/炭素酸化物比を化学量論比に近づけ
る方法、反応温度を高くする方法のいずれも触媒性能を
劣化することになり、工業的見地からはさらに適切な方
法の出現が望まれている。
本発明は、このような状況に鑑み、反応生成ガス中の水
素濃度を減少すると共に、触媒の寿命を延ばすことのて
きる工業的に有利な方法を提供することを目的に鋭意研
究を重ねた結果到達したものである。
問題点を解決するための手段 本発明の高発熱量ガスの製造方法は、水素および炭素酸
化物を含有する原料ガスを触媒充填反応装置に供給して
炭化水素を生成させることにより高発熱量ガスを製造す
るにあたり、前記反応装置から導出される反応生成ガス
を冷却し、水分を除去した後、該反応生成ガスの一部を
原料ガスと混合して前記反応装置に供給することを特徴
とするものである。
本発明においては、原料ガスとして水素おJ:び炭素酸
化物を含有する原料ガスを用いる。このような原料ガス
の典型的なものとしてはコークス炉ガスがあげられる。
また、このコークス炉ガスに発生炉ガスなど炭素酸化物
を豊富に含有するカスを適当量混合したガス(たたし混
合後のガス中の水素/炭素酸化物比は化学量論比より多
い4前後ないし6程度でよい)を用いることもてきる。
原料ガスとしては、そのほか、石炭ガス化ガス、石油改
質ガスなども用いることがてきる。
水素および炭素酸化物を含有する原料ガスは、これを触
媒充填反応装置に供給して炭化水素を生成させる。この
際の触媒としては炭化水素化反応を行う任意の触媒を用
いることかてきるか、殊に、シリカまたはアルミナ押体
に鉄族金属(鉄、ニッケル、コバルトなど)、マンガン
(酸化マンガンなど)、白金族金属(ルテニウムなど)
をI+」持させた三元金属組成の触媒か好適である。
本発明の方法は、このような触媒を充填した反応装置か
ら導出される反応生成ガスを冷却し、水分を除去した後
、該反応生成ガスの一部を原料ガスと混合して前記反応
装置に供給するものである。
以下本発明の方法を図面に基いて説明する。
第1図は本発明の方法の一例を示したフローシートであ
る。
(1)は触媒充填反応装置てあり、前述のような触媒が
充填されている。
原料ガス(a)は、後述のリサイクルガス(b2)と混
合された状態てこの触媒充填反応装置(1)に供給され
、供給ガス(a+b2)中の水素および炭素酸化物がメ
タン、エタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素に変換
される。反応温度は触媒の種類等によっても異なるが、
たとえば上記で例示した三元金属組成触媒を用いるとき
は、230〜270°C程度の温度条件に設定すること
が多い。
反応装置(1)より導出された反応生成ガス(b)は、
まず冷却器(2)によりたとえば10〜20°C程度に
まて冷却され、続いてドレン分離器(3)を通過する。
生成ガス(b)中にはおよそ15〜20重量%程重量水
分が含まれているか、この水分は冷却器(2)による冷
却により凝縮し、続いてドレン分離器(3)によって除
去される。水分の除去は5重量%以下、特に1垂部%以
下とすることが望ましく、5重量%を越えると所期の高
発熱量化効果が十分には奏されない。
本発明においては、ドレン分離器(3)通過後の生成ガ
ス(b)の一部をリサイクルガス(b2)としてコンプ
レッサー(4)により原料ガス(a)と混合し、再び触
媒充填反応装置(1)に供給する。この際には、反応生
成ガス(b)の5〜70容量%、好ましくはlO〜60
′P¥i1%をリサイクルガス(b2)として原料ガス
(a)と混合し、供給ガス(a+b2)として反応装置
に供給するようにすることが望ましい。5容量%未満゛
Cは原料ガス(a)をそのまま触媒充填反応装置(1)
に供給する場合に比し改善効果を欠き、一方70容量%
を越えると後述の中間製品ガス(b+)の生産量が少な
くなる上、コンプレッサー(4)の電カコストか割高に
なる。
ドレン分離器(3)通過後の生成ガス(b)の残部は、
高発熱量を有する中間製品ガス(b、)として取出され
、後処理装置(5)でさらに脱炭酸等の所要の処理か施
された後、製品ガスとして使用に供される。この場合、
もし発熱量か不足するときは、この中間製品ガス(bl
)あるいは製品ガスにブタン、LPG、その他の増熱剤
を若干量添加して発熱量を調整することができる。
作   用 触媒充填反応装置(1)内における主たる反応は次の如
くであると推察される。
■ GO+ 3L  →Cシ” H20■ n Co 
+ (2n+1) H2→CnH2+n++>” n 
H2,0■ Co + H20→C02+H2 ■ Co2+ 4 H2→OH4+ 2 H20本発明
においては、リサイクルガス(b2)を原料ガス(a)
に混合するようにしているため、供給ガス(a+b2)
中の水素濃度が原料ガス(a)を弔独て供給ガスとする
場合に比べ低下している。
たとえば、原料ガス(a)としてコークス炉ガスを用い
たときは、それ単独の水素濃度は約50%であるが、こ
の原料ガス(a)に25%のりザイクルガス(b2)を
混合して供給ガス(a+l+2)とした場合の水素濃度
は約40容量%になり、この原料ガス(a)に50容量
%のリサイクルガス(1)2)を混合して供給ガス(a
”b2)とした場合の水素濃度は約28容量%になる。
また、リサイクルガス(b2)として水分を除去したも
のを用いているため、触媒充填反応装置(1)内におい
ては■の反応か抑制されると共に、■の反応が促進され
て水素濃度か下かり、また、リサイクルガス(b2)中
の水素によって供給ガス中の水素/炭素酸化物比が高く
なり、■の反応が促進されるものと考えられる。
実施例 次に実施例をあげて本発明の方法をさらに説明する。
実施例1〜2 第1図に示したフローシートに従って、下記の条件にて
コークス炉ガスからの高発熱量ガスの製造を試みた。
成製 触媒充填反応装置(1)に充填する触媒としては、シリ
カまたはアルミナ担体に鉄族金属、酸化マンガン、白金
族金属を組合せて担持させたものを用いた。
反応温度 反応温度は260℃に設定した。
原料ガス 触媒充填反応装置(1)に供給する原料ガス(a)とし
て、コークス炉ガス70%(容量%、以下単に「%」と
あるのは容量%を表わすものとする)に発生炉ガス30
%を加えて水素/炭素酸化物比を3.2に調整した原料
ガス(実施例1)、コークス炉ガス80%に発生炉ガス
20%を加えて水素/炭素酸化物比を4.0に調整した
原料ガス(実施例2)を用いた。
原料ガス組成は、実施例1の場合がH,50,3%、0
20%、N23.:1%、G O15,4%、CO26
,9%、CH421,1%、C2H40%、C21’l
 C2,8%、実施例2の場合かH251,9%、0重
0%、 N23.3%、 CO13,0%、 CO26
,2%、CH,22,5%、C2H40%、C2H62
,5%である。
高発熱量ガスの製造 この原料ガス(a)のみを供給ガスとして触媒充填反応
装置(1)に供給し、反応生成ガス(b)を冷却器(2
)、ドレン分離器(3)を通過させた後、一部をリサイ
クルすることなく全Ji1−中間製品ガス(bl)とし
たとき、 反応生成ガス(b)を冷却器(2)、1ζζシン離器(
3)を通過させることにより、反応生成ガス(b)中に
含まれる水分を0.4〜0.5重、l、(%に減少させ
、この水分を除去した反応生成ガス(b)のうちの75
%を中間製品ガス(bl)として系外に取出し、残りの
25%をリサイクルガス(1)2)としてコンプレッサ
ー(4)により原料ガス(a)に混合して供給ガス(a
+b2)としたとき、同しく50%を中間製品ガス(b
+)として系外に取出し、残りの50%をリサイクルガ
ス(b2)として原料ガス(a)に混合して供給ガス(
a+b2)としたとき、 の3つの場合について、触媒充填反応装置(1)から導
出される反応生成ガス(b)中の出口水素濃度および中
間製品ガス(bl)の発熱量を測定した。
結果を第1表および第2表に示す。
また、測定結果のうちリサイクルによる反応生成ガス(
b)中の出口水素濃度の変化を第2図に示す。
第  1  表 [原料ガス(a)中の水素/炭素酸化物比を3.2に設
定] 第2表 [原料ガス(a)中の水素/炭素酸化物の比を4.0に
設定] 上記第1表および第2表からも、回し水素/炭素酸化物
比の原料ガス(a)を用いても、反応生成ガス(b)を
冷却および水分除去を行った後、その一部をリサイクル
ガス(b2)としてリサイクル使用することにより、反
応生成ガス(b)中の水素濃度を著しく低下させること
か可能となり、また中間製品ガス(bl)の発熱量を高
める上て効果的であることがわかる。
実施例3 実施例2と同じ実験を行い、そのときの供給ガス(a+
b2)中の水素/炭素酸化物比、co2転化率、CH4
選択率を測定した。
結果を第3表に示す。
第3表 上記第3表からも、リサイクルガス(+12)によって
供給ガス(a+b2)中の水素/炭素酸化物比か高くな
り、その結果CO□転化率、CH4選択率が高くなり、
作用の項て述べた■および[株]の反応か促進されるこ
とか確認できる。
発明の効果 本発明によれば、生成ガス中の水素濃度を大幅に低下す
ることができ、また供給ガス中の水素/炭素酸化物比を
高くすることかできるので、炭化水素化反応が円滑に進
むと共に、工業的には最大関心事である反応触媒の寿命
の延長が図られる。
また、C02のメタン化が促進されるので、反応生成ガ
ス中のCO2濃度も低下し、後の工程て脱炭酸を行うと
きでも脱炭酸設備の負荷を低減てきる。
そして、たとえばコークス炉ガスを天然ガスと同等の発
熱量を有するガスに改質するときも、水素/炭素酸化物
比を調整するための炭素酸化物含有ガスの混合量を少な
くすることかできるのて、炭素酸化物含有ガスの製造設
備能力を従来に比し減少することかてき、設備費(精製
設備を含む)や用役費を低減できる。
よって本発明は、高発熱量ガスを製造する上で工業上極
めて有用である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の方法の一例を示したフローシートであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水素および炭素酸化物を含有する原料ガスを触媒充
    填反応装置に供給して炭化水素を生成させることにより
    高発熱量ガスを製造するにあたり、前記反応装置から導
    出される反応生成ガスを冷却し、水分を除去した後、該
    反応生成ガスの一部を原料ガスと混合して前記反応装置
    に供給することを特徴とする高発熱ガスの製造方法。 2、原料ガスがコークス炉ガスまたはこれに炭素酸化物
    に富むガスを添加したガスである特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3、水分を5重量%以下になるまで除去することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、反応生成ガスの5〜70容量%を原料ガスと混合し
    て反応装置に供給することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
JP60288880A 1985-12-21 1985-12-21 高発熱量ガスの製造方法 Granted JPS62146992A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5168502A (en) * 1974-11-06 1976-06-14 Haldor Topsoe As Metanfujugasuno seizohoho

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5168502A (en) * 1974-11-06 1976-06-14 Haldor Topsoe As Metanfujugasuno seizohoho

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