JPS62143999A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPS62143999A
JPS62143999A JP28411985A JP28411985A JPS62143999A JP S62143999 A JPS62143999 A JP S62143999A JP 28411985 A JP28411985 A JP 28411985A JP 28411985 A JP28411985 A JP 28411985A JP S62143999 A JPS62143999 A JP S62143999A
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JP
Japan
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amylase
alkaline
detergent
cleaning
acid
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JP28411985A
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栄一 星野
中栄 篤男
守康 村田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洗浄剤組成物に関し2、更に詳しくはストレプ
トマイセス属に属する新規なアルカリ性アミラーゼ生産
菌が産生ずるアルカリ性においても高い酵素活性を有す
るアミラーゼを含有する洗浄力の極めて優れた洗浄剤組
成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、衣料の洗浄に関して、著しい発達がみられた。即
ち、洗剤に適した原料の開発、水質の改善、洗浄機械の
改良と普及、繊維の改良等によって衣料の洗浄は著しく
容易になってきた。なかでも、洗剤用原料の改良はめざ
ましく、界面活性剤、ビルダー、分散剤、螢光染料、漂
白剤等の改質によって、衣料用洗剤の組成は、はぼ完成
の域に達したかの感がある。しかし乍ら衣料用洗剤開発
の背景にある思想は、(1)汚れ成るいは/及び繊維表
面に界面活性剤やビルダーが吸着することにより、汚れ
成るいは/及び繊維と水との間の界面張力を低下させ、
汚れと繊維を物理化学的に引き離す、(2)汚れを界面
活性剤、無機ビルダーで分散、可溶化する、(3)汚れ
をプロテアーゼ等の酵素で化学的に分解する、(4)着
色汚れを漂白剤等で漂白する、(5)繊維表面に螢光染
料等を吸着させて、増白する、(6)洗浄に有効な成分
の二価金属イオンによる沈澱をキレート剤で防止する等
に要約される。
即ち、衣料洗浄の基本は汚れを直接に攻撃する成分若し
くは該成分の攻撃力を補助する成分を如何に洗浄剤組成
物の一成分として有効に取り入れるかということにあり
、その一つとして、洗剤用酵素が数多く開発されてきた
。なかでもデンプン質を加水分解するアミラーゼ、特に
アルカリ性アミラーゼは洗浄剤の成分として注目されて
い、るが、自然界において微生物の産生ずるアミラーゼ
は大部分が中性乃至酸性において安定な酵素活性を有す
るいわゆる中性若しくは酸性アミラーゼであり、アルカ
リ性アミラーゼは極めて少なく、バチルス属に属しアル
カリ側に至適聞を有するアミラーゼ生産菌バチルスAP
−203の生産するアミラーゼ(特公昭55−3330
9号公報)、及びバチルス・オーベンシス・エスピー・
/ フ、C−1400(Bacillus ohber
usis sp、nov、 C−1400)の生産する
α−アミラーゼ(′#公昭52−31949号公報)の
僅か2例が知られているのみである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、現在までに知られているアミラーゼでは
、これを洗浄剤の一成分として配合しても洗浄力の大幅
な向上は認められず、洗剤用酵素として数多くの課題を
残しており、更に高い洗浄力を有するアミラーゼ配合洗
浄剤組成物の開発が望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、かかる問題点を解決すべく鋭意研
究を行ってきた結果、特定のアミラーゼ生産菌の生産す
るアミラーゼがアルカリ性領域においてもその活性低下
が緩慢であり、これを配合した洗浄剤は従来のアミラー
ゼを配合したものに比して洗浄力が格段に優れているこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はストレプトマイセス属に属するアル
カリ性アミラーゼ生産菌の産生ずるアルカリ性アミラー
ゼを含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供する
ものである。
本発明で使用するアルカリ性アミラーゼは、ストレプト
マイセス(Streptomyces )属に属する好
アルカリ性放線菌の生産するアミラーゼであって、アル
カリ性領域においても高活性を維持し且つアルカリ耐性
を有する特殊なアミラーゼである。
当該アミラーゼを製造するのに用いられる微生物はスト
レプトマイセス属に属する好アルカリ性放線菌で、本発
明のアミラーゼを生産する能力を有する微生物又はその
変異株であれば何れでもよい。従来放線菌が産生ずるア
ミラーゼとして中性若しくは酸性アミラーゼは公知であ
ったが(例えば特開昭50−52277号)、本発明の
様に放線菌の生産したアルカリ性アミラーゼについては
今迄知られていなかった。
かかるストレプトマイセス属に属する好アルカリ性放線
菌の菌株としては、ストレプトマイセス・エスピー(5
treptornyces sp、 ) K S M 
−9(微工研菌寄第7620号)が例示される。この菌
株は、本発明者が栃木県芳賀郡の土壌より分離したもの
で、次の第1表及び第2表に示す菌学的性質を有−する
以下糸臼 KSM−9株は形態学的に放線菌の特徴を有する。また
細胞壁にL−L−ジアミノピメリン酸を含むなどのこと
からストレプトマイセス属に分類される。
KSM−9株は、各種寒天培地上での気中菌糸の色から
黄色シリーズの菌株に属すること、胞子の表面は平滑で
あること、胞子鎖はやや屈曲するかおおむね直線である
こと、メラニン様色素は生成しないこと及び炭素源の同
化性試験の結果をもとに既知菌株の中から、本菌株の類
似様をバージニーズマニュアル第8版に従って探索する
と、ストレプトマイセス・プニセウス(Strepto
mycespuniceus )が類似の菌株として挙
げられる。しかし、ストレプトマイセス・プニセウスは
紫〜赤系統の色素をつくるのが特徴であるのに対し、K
 S M −9株にはその性質が認められないことから
KSM−9株は新菌種である。そこで本菌株を他の菌株
と区別するためにストレプトミセス・エスピーK S 
M −9(S’treptomyces sp、 K 
S M −9)と命名し、工業技術院微生物工業技術研
究所に受託番号微工研菌寄第7620号(FEBMP−
7620)として寄託した。
分離源の土壌からの本菌株の分離は、例えば後記参考例
1に示す如く、寒天培地を用いて常法によシ行うことが
できる。
本発明において使用するアルカリ性アミラーゼを製造す
るには、ストレプトマイセス属に属し、かつ、アルカリ
性アミラーゼを生産する微生物を適当な培地に接種し、
培養することにより行なわれる。
培養に用いられる培地の組成は、使用する菌株が良好に
生育し、アルカリ性アミラーゼの生産を順調に行なわし
めるために適当な炭素源、窒素源あるいは有機栄養源、
無機栄養源からなるものであればいずれでもよい。
炭素源としては、例えば可溶性デンプン、グルコース、
シュークロース若しくはンルビトール等の炭水化物:ク
エン酸、コハク酸、酢酸等の有機醗;n−ドデカン、n
−へキ丈デカン等の炭化水素等々の資化されるものであ
ればいずれも使用できる。これら炭素源のうちではデン
プンを使用した培地は、アルカリ性アミラーゼの生産量
が多く好適である。
窒素源あるいは有機栄養源としては、例えば硝酸ナトリ
ウム、硝酸カリウム、硝酸アンモニウム等の硝酸塩類;
酵母二Φス、肉エキス、ペプトンが挙げられる。
無機塩としては、例えば炭酸す) IJウム、炭酸カリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸
塩、リン酸ナトリウム、リン酸−水素ナトリウム、リン
酸二水素ナトリウム、リン酸カリウム、ビロリン酸カリ
ウム、ビロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウ
ム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等々のリン酸塩、硫酸
マグネシウム等の無機塩が使用できる。就中、炭酸塩を
0.1〜1.5重量%含有する培地はアルカリ性アミラ
ーゼの産生量が多く好適である。さらに微量の重金属塩
類が使用されるが、天然物を含む培地では必ずしも添加
を必要としない。
また、上記以外の栄養源を必要とする変異株を用いる場
合には、その栄養要求を満たす物質を培地に添加しなけ
ればならない。
培養は、培地を加熱等により殺菌後、菌を接種し、25
〜35℃で、2〜4日振盪又は通気攪拌すれば良い。p
Hは8〜11程度に調整すると良い結果が得られる。水
に難溶性の炭素源等を使用する場合には、ポリオキシエ
チレンンルビタン等の各種界面活性剤を培地に添加する
ことも可能である。
本発明に使用するアミラーゼとしては、上記培養液その
ものを使用してもよいし、培養液を遠心分離する等して
菌体を除去して得た粗酵素液でもよい。又これを硫安分
画成いはアセトン、エタノール等の有機溶媒による沈澱
などにより精製して得られた酵素粉末を使用してもよい
以上の如くしてストレプトマイセス・エスピーKSM−
9によって得られるアルカリ性アミラーゼは次の様な理
化学的性質を有する。
(1)作用及び基質特異性 デンプンに作用し、ヨード反応を消失せしめると同時に
、還元糖の生成も認められる。
(2)  至適… pH9,0付近でデンプンに対する作用が至適である(
第1図)。
(3)安定−範囲 5 mM CaC4を安定化剤として加え、40℃で1
0分間処理した場合、pH7〜9において80−以上の
残存活性を示す(第2図)。
(4)至適温度 pH9においてはデンプンを基質とした場合40℃付近
にある(第3図)。
(5)熱安定性 p)19において40℃、10分間処理において90%
以上安定である(第4図)。
本発明において、アミラーゼ活性は次の方法により測定
した。
〈アミラーゼ活性測定方法〉 酵素液(適当に希釈して580nmの吸光度が10〜3
(l減少するようにする)0.1−に基質として0.1
%可溶性デンプン水溶液0.2 d及びpH9,0の0
.2 M−グリシン−NaOH緩衝液Q、2ml又は種
々の田の緩衝液0.2 dを加え、40℃で10分間反
応させ、これに0.2 N −HC/を0.5属加えて
反応を停止させた後、ヨウ素液2.0Mを加え良く攪拌
した後580 nmの吸光度を測定する。対照は、上記
と同じ基質及び緩衝液各0.2 mjに0.2N−HC
Iをあらかじめ0.5M加え、そこに酵素液0.1−を
加えた後、ヨウ素液2. Ornlを加え良く攪拌した
後580 nmの吸光度を測定する。なお、ヨウ素液と
しては、KI4511とヨウ素酸カリウム3.57.9
を水1!に溶解してヨウ素原液とし、使用時にこれを水
で300倍に希釈して用いた。
アミラーゼ活性は、得られた反応液の吸光度(D)およ
び対照の吸光度(Do)を用いて、下記式により求めた
。ここでアミラーゼ活性1単位(IU)とは、上記の条
件下で10%の吸光度減少をさせる酵素活性をいう。
本発明洗浄剤組成物には、上記アルカリ性アミラーゼを
そのN製度によって異なるが0.01〜80重量%(以
下単にチと記す)配合することが好ましい。更に好まし
くは0.1〜10%、特に0、1〜5%の配合量が好適
である。また、アルカリ性アミラーゼの配合量は、アミ
ラーゼ活性が洗浄浴中に0.1〜1ooo単位/lであ
る量が好ましく、更に好ましくは1〜100単位/jで
ある。
本発明の大きな利点は、従来の洗浄剤では十分に落とす
ことができなかったデンプン汚れ、例えば食べこぼし汚
れ、テーブルクロス、エプロン等に付着した調味料等多
種多様な汚れとデンプン質との複合汚れに特に洗浄、効
果があるのを初めとして、糊処理した衣料に付着した汚
れに対しても有効でちゃ、更に、無リン或いは低リン洗
浄剤の洗浄力向上に非常に役立つことにあ°る。例えば
本発明を(1)アルカリ性の無リン或るいは低リン洗剤
に適用することにより、(2)弱アルカリ液体無リン洗
剤に適用することにより、リン酸塩を多量含有する弱ア
ルカリ性粉末洗剤と同等以上の優れた洗浄力が得られる
また、中性乃至弱酸性の洗浄剤においても、不発明に係
るアルカリ性アミラーゼの使用を妨げるものではない。
本発明の別の大きな利点は、如何なる形態の洗浄剤にも
適用できることにある。噴霧乾燥粉末、粉末ブレンド粉
末、錠剤、液体等の色々な形態に本発明に係る酵素を添
加することが、できる。
本発明の洗浄剤組成物には、必須成分であるストレプト
マイセス属(属するアルカリ性アミラーゼ生産菌の産生
じたアルカリ性アミラーゼ以外の成分の配合に特に限定
は付されず、例えば次の諸成分から本来効果の必要に応
じて任意に配合される。
〔1〕界面活性剤 陰イオン性界面活性剤としては、直鎖又は分岐鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエー
テル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィ
ンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽
和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン
酸塩、α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、アミノ酸型界
面活性剤、N−アシルアミノ酸壓界面活性剤、アルキル
又はアルケニル酸性燐酸エステル、アルキル又はアルケ
ニル燐酸エステル又はその塩など、 両性界面活性剤としては、カルボキシ又はスルホベタイ
ン型界面活性剤など、 非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンア
ルキル又ハアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミ
ド又はそのアルキレンオキサイド付加物、ショ糖脂肪酸
エステル、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキルア
ミンオキサイドなど、 カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩
などが例示される。以上の界面活性剤の一種以上を組成
物中に好ましくは10%以上含有することができる。
好ましい界面活性剤としては、直鎖又は分岐鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキル又ハアルケニル硫酸塩、オレフィン
スルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和
脂肪酸塩、カルボキシ又はスルホベタイン型界面活性剤
、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、高
級脂肪酸アルカノールアミド又はその塩が挙げられる。
〔2〕二価金属イオン捕捉剤 下記の各種アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩の一
種又は二種以上のビルダー成分を0〜50%含有するこ
ともできる。
トリポリリン酸塩、ビロリン酸塩等のリン酸塩、エタン
−1,1−ジホスホン酸u%のホスホン酸の塩、2−ホ
スホノブタン−1,2−ジカルボン酸等のホスホノカル
ボン酸の塩、アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ
酸の塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩
等のアミノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸、ポリアコニッ
ト酸等の高分子電解質、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルピロリドン等の非解離高分子、シュウ酸、クエン
酸等の有機酸の塩、アルミノケイ酸塩、 〔3〕アルカリ剤成るいは無機電解質 更にアルカリ剤あるいは無機電解質として次に示すもの
の各種のアルカリ金属塩の一種又は二種以上を組成物中
1〜5o %s好ましくは5〜30%含有することがで
きる。ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩。又、有機アルカリ剤
として、トリエタノールアミン、ジェタノールアミン、
モノエタノールアミン、トリイソプロパツールアミンな
ど。
〔4〕再汚染防止剤 更に再汚染防止剤として次に示す化合物の一種又は二種
以上を組成物中に0.1〜5チ含有することができる。
ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースなど。
〔5〕 漂  白  沖J 過炭酸ソーダ、過炭酸ソーダ、硫酸す) IJウム過酸
化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体などの
漂白剤あるいは/及び、スルホン化フタロシアニン亜鉛
塩、あるいはアルミニウム塩等の光感応性の漂白性色素
等と本発明に係るアミラーゼとの併用は、洗浄効果を一
段と向上させる。
〔6〕酵素(本発明の必須成分の酵素を5除いた酵素で
ある) 酵素の反応性から分類すると、ヒドロラーゼ類、リアー
ゼ類、オキシドレグクターゼ類、リガーゼ類、トランス
フェラーゼ類及びインメラーゼ類が挙げられるが、本発
明には何れも適用できる。特に好ましいのはヒドロラー
ゼ類であり、グロテアーゼ、エステラーゼ、カルボヒド
ラーゼ及びヌクレアーゼが含まれる。
グロテアーゼの具体例は、ベグシン、トリプシン、キモ
トリプシン、コラ−ゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスタ
ーゼ、スブチリシン、B)’N。
パパイン、プロパリン、カルボキシペプチターゼA及び
B1アミノペプチターゼ、アスパーギロペブチターゼA
及びBである。
エステラーゼの具体例は、ガストリックリパーゼ、パン
クレアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパー
ゼ類、コリンエステラーゼ類及びホスホターゼ類がある
カルボヒドラーゼとしては、従来の一般のセルラーゼ、
アルカリ性セルラーゼ、マルターゼ、サッカラーゼ、ア
ミラーゼ、ペクチナーゼ、リゾチーム、α−グリコシダ
ーゼ及びβ−グリコシダーゼが挙げられる。
〔7〕酵素活性を阻害する因子の隠蔽剤銅、亜鉛、クロ
ム、水銀、鉛、マンガン、銀等のイオン及び化合物の存
在で 活性は失活化されることがある。これらの阻害因子に対
して、6穐の金属キレート剤、金属沈澱化剤が有効であ
る。任意成分〔2〕で挙げた二価金属イオン捕捉剤ある
いは及びケイ酸マグネシウム、硫酸マグネシウム等がそ
れらの例である。
糖類も時として阻害因子となるため、できるだけ酵素と
の共存を避けるか、あるいは共存を避は得ない場合は両
者の直接接触を避けるような工夫、例えば各々をコーテ
ィングする方法が必要である。
エチレンジアミン四酢酸塩のような強いキレート剤、ア
ニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤も場合によ
シ阻害因子となる。これらの物質と酵素との共存も、製
錠、コーティング方法等の製造上の工夫で可能となる。
以上の隠蔽剤あるいは方法を場合により配合あるいは適
用できる。
〔8〕本発明に係るアミラーゼの活性化剤タンパク質、
コバルト及びその塩、カルシウム及びその塩、カリウム
及びその塩、ナトリウム及びその塩、ある種の単糖類を
共存させると、本発明に係るアミラーゼは活性化し、洗
浄効果は飛躍的に向上する。
その他、青味付剤、螢光染料、ケーキング防止剤、酸化
防止剤、可溶化剤等も必要に応じ配合することができる
〔発明の効果〕
かくして、本発明によればストレプトマイセス属に属す
るアルカリ性アミラーゼ生産菌の生産するアルカリ性領
域において高活性を有し且つアルカリ耐性を有する特殊
アミラーゼを含有する本発明の洗浄剤組成物を使用する
ことにより、洗浄浴のpHが広範囲にわたる領域におい
て優れた洗浄効果が得られる。
更に本効果は洗浄中における洗浄浴の−の低下に伴うビ
ルダー効果のうちアルカリ能低下に由来する洗浄力の低
下を充分に補って余りある効果を与えるものである。
〔実施例〕
次に参考例および実施例を挙げて本発明を説明する。
く参考例〉 参考例1 栃木県芳賀郡にて採取された土壌スパーチル1杯分(約
o、sg)を10m1無菌水に懸濁し、充分に攪拌した
後放置した。かくして得られる土壌懸濁液上清0.1m
lを、下記組成の分離用寒天培地に塗布した。
組成: デンプン    10& 肉エキス    15.9 酵母エキス    51 KH,Po、       111 NatCO110Ji’ 寒  天        15 I 水         1+OOOmt pHlo、5 次いで、これを30℃で3日間培養し、その表面にヨウ
素液を流し、集落の周囲にヨウ素デンプル反応の消失に
もとづく黄色の変色帯を有する菌が出現するのを確認し
、明瞭な変色帯を有する集落を釣菌し上記分離用寒天培
地と同組成の斜面寒天培地に接種し30℃で3日間培養
し、保存用菌株〔ストレプトマイセス・エスピー(St
reptomycessp、)K S M −91とし
た。この菌株の各培地上の性状及び生理学的性質は前記
第1表及び第2表に示した通りである。   。
参考例2 500 ml容量の坂ロフラスコに、可溶性デンプン1
.0%、肉エキス1.5%、酵母エキス0.5%、リン
酸二水素カリウム0.1%、炭酸ナトリウム0.5%(
pH9,5)を入れ、この液体培地にストレプトマイセ
ス・エスピーK S M −9株(微工研菌寄第762
0号)をスラントより接種し、30℃で振盪培養した。
3日間培養後、菌体を遠心分離して除去して得た培養液
を硫安分画し、生成する固型分を凍結乾燥して酵素粉末
を得た。培養液11当り0.49の酵素粉末が得られた
得られた酵素のアミラーゼ活性はpH9,0において8
50単位であった。
参考例3 参考例2に於て培地成分を可溶性デンプン0.5−1肉
エキス0.3%、ポリペプトン0.5%、リン酸二水素
カリウム0.1%、炭酸ナトリウム0.5チ(pH9,
5)とした以外は、参考例2と同様にストレプトマイセ
ス・エスピーK S M −9株を培養して得た培養液
から酵素粉末を得た。得られた酵素のアミラーゼ活性は
pH9,0において720単位であった。
〈実施例〉 以下の実施例では次の実験条件のもとに洗浄剤の洗浄力
を検討した。
1)人工汚染布 EMPAI 12 : Fコアで汚染した木綿布10α
xlOcIILの試験片を調整し、実験に供した。
2)洗浄条件及び方法 4°Di(硬水に洗剤を溶解し、粉末洗剤の場合には0
.665%洗剤水溶液111液体洗剤の場合には0.3
33%洗剤水溶液1)を調製する。
木綿人工汚染布(EMPA112)5枚を洗剤水溶液に
添加し、40℃、1時間静置後、洗剤溶液と人工汚染布
をそのまま、ターボトメ−ター用ステンレスビーカーに
移し、ターボトメ−ターにて1100rp、20℃10
分間攪拌洗浄する。
流水下ですすいだ後、アイロンプレスし反射率測定に供
した。
洗浄力の評価は以下の如く洗浄率(%)を算出すること
によって行なった。
洗浄前の原布及び洗浄前後の汚染布の460mμにおけ
る反射率を自記色彩計(高車製作所製)にて測定し、次
式によって洗浄率(%)を算出した。
表中の各洗浄率の値は、5枚の平均値を示した。
3)使用した酵素 ■ 本発明に係るアルカリ性アミラーゼ(参考例2で得
られたものを芒硝で20倍に稀釈して造粒したもの) ■ 本発明に係るアルカリ性アミラーゼ(参考例3で得
られたものを芒硝で20倍に稀釈して造粒したもの) ■ アミラーゼ(ノボ・インダストリーズ社、ターマミ
ル60G) ■ アミラーゼ(ノボ・インダストリース社、BAN 
3 6 0 G ) ■ セルラーゼ(花王石鹸、起源バシルス・エスピー(
Bacillus sp、)微工研菌寄第1138号) ■ リパーゼ(ギスト・グロケイデス・nv社、起源リ
ケッチア・オリーゼ(R10ryzae ) )■ プ
ロテアーゼ(ノボ・インダネトリーズ社、アルカラーゼ
2.0 M ) 実施例1 次の配合により弱アルカリ性粉末衣料用洗剤を調製した
。洗剤の0.665チ水溶液における田は10.5であ
った。
組成: アルファオレフィンスルホン酸ソーダ   10 %直
鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ンーダ  10石けん 
            1 トリポリリン酸ソーダ        20ケイ酸ンー
ダ(JIS  2号ケイソー)10炭酸ンーダ    
       5 カルボキシメチルセルロース        1ポリエ
チレングリコール       1螢光染料     
       0.4芒 硝            
    バランス酵 素              
  Oあるいは2水分      10 得られた各洗剤の洗浄試験を行った結果を表1に示す。
なお、以下の表中洗剤番号は実施例番号−使用した酵素
番号で表示する。(但し、酵素を使用しないものは実施
例番号−〇と表示する。
実施例2 次の配合により中性粉末衣料用洗剤を調製した。
洗剤の0.665%水溶液における田は7.2であった
組成: 直鎖アルコール(c=14)サルフエートンーダ 30
 %ポリエチレングリコール       1リン酸ン
ーダ           1螢光染料       
     0.2芒   硝            
    バランス酵   素            
  Oあるいは2水   分            
      5各洗剤の洗浄試験の結果を表2に示す。
実施例3 次の配合により無リン・弱アルカリ洗剤を調製した。
組成: 直鎖ドデシルベンゼンスルホ巧!ソーダ       
 15  %アルキルエトキシ硫酸ンーダ(CI4〜C
,、、EO=3モル)5ビルダー及び酵素(表4参照)
          20ケイ酸ソーダ       
     15炭酸ソーダ            1
5ポリアクリル酸ンーダ              
l・5ポリエチレングリコール           
 1,5螢元染料             0.5芒
   硝                   バラ
ンス水   分                  
   5洗浄試験の結果を表3に示す。
71.1・示臼 表3 実施例4 実施例1の配合において、酵素を種々組み合わせて用い
て洗剤を調製した。得られた各洗剤の洗浄試験の結果を
表4に示す。
以下余白 表4 実施例5 次の配合により弱アルカリ性液体衣料用洗剤を調製した
。洗剤の原液の田は9.5であった。
組成: 第2アルコールエトキシレート(σ=13.5.百σ=
7.0)10 % 直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ノーダ      2
0ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド       3カル
ボキシメチルセルロース        1ポリエチレ
ングリコール(MW  6000)       2ビ
ロリン酸カリウム       14ギ酸ンーダ   
         1塩化カルシウム        
 0.01メタキシレンスルホン酸ンーダ   5酵 
  素                   2水 
                   バランス得ら
れた谷洗剤の洗浄試験の結果を表5に示す。
実施例6 次の配合により中性液体衣料用洗剤を調製した。
洗剤の原液の困は7.0であった。
組成: アルキルエトキシ硫酸ソーダ(C34〜C,、、EO=
3.0モル)20 % 第2アルコール(C=13.5 )エトキシート(EO
=7)トリエタノールアミン            
1ポリエチレングリコール(MW  6000)   
    2カルボキシメチルセルロース       
      1クエン酸              
1螢光染料            0.3青味付剤 
           0.05EtOH8 水                   バランス酵
   素                   2得
られた各洗剤の洗浄試験の結果を表6に示す。
表6
【図面の簡単な説明】
第1図は、ストレプトマイセス・エスピーKSM−9株
の産生ずるアルカリ性アミラーゼの至適pHを、第2図
は同アミラーゼの安定pH(CaC1,5mM添加系)
を、第3図は同アミラーゼの至適温度を、第4図は同ア
ミラーゼの熱安定性をそれぞれ示す図面である。 以上 第1図 第2図 0 2  4 6 8 1.0 12 H

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ストレプトマイセス属に属するアルカリ性アミラー
    ゼ生産菌の産生するアルカリ性アミラーゼを含有するこ
    とを特徴とする洗浄剤組成物。 2、アルカリ性アミラーゼ生産菌が、ストレプトマイセ
    ス・エスピー(Streptomyces sp.)K
    SM−9(微工研菌寄第7620号)である特許請求の
    範囲第1項記載の洗浄剤組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181304A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Adeka Corp 高濃度中性液体洗浄剤組成物

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