JPS62142800A - バレルめつき装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、新規な構造のバレルそ使用したバレルめっき
装置に関する。

（従来の技術） 従来、バレルめっき装置は、バレルの回転軸の方向（こ
よって水平回転式及び＠斜向転式に大別されでいるか、
大きな処理能力や自動化のし易ざなどのために前者のも
のか広く普及している。そのような水平回転式のものと
しでは、概して陰極部の着脱のための開口部を両端に有
し、めっき液の流通、電解電流の通過、及び水切りのた
めの多数の穿孔部を側壁に有し、ざらに被めっき品の出
入のための開閉部を側壁に有する筒状体からなるバレル
を水平方向に回転自在に支持してめっき浴中に浸漬し、
その軸線を中心として回転又は揺動させなから、開口部
から内部の被めっき品と電気的に接触するように挿入し
た陰極部とめっき浴中においでバレルの側壁と対向する
ように配置した陽極部との間に通電するようにしてなる
ものが広く採用されでいる。

〔発明か解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記のような従来の水平回転式バレルめ
っき装置に使用されるバレルでは、（ａ）めっき液の流
通や電解電流の通過か側壁の多数の穿孔部を通しで行な
われるので、バレル内外の浴組成か不均衡になると共に
浴の電導′ｉか不良となり易い、（１））被めっき品の
出入のために開閉部の開閉作業を要するので、生産性の
低下を招くと共にバレルめつき工程の一貫した自動化、
ロボット化を導入し難く、またその開閉部に前回の被め
っき品が詰まったり、残留しかちであり、これらが異物
となって混入し、不良発生の原因になる、（Ｃ）バレル
内の被めっき品の水洗に際して多量の洗浄排水か排出し
、公害防止のための大規模な排水処理設備を要する、（
ｄ）被めっき品の乾燥に際しでバレル内の被めっき品を
遠心式乾燥機などに移し変える必要があるので、生産性
の低下を招くと共にバレルめっき工程の一貫した自動化
、ロボット化の導入が妨げられるなどの問題点があった
。

なお、既述のような水平回転式バレルめっき装置におけ
るバレル内外の浴組成の不均衡を改善するために、片側
の開口部から側壁の多数の穿孔部へとめっき液を循環さ
せるようにしたバレル、まで被めっき品の出入の問題を
改善するために、片側の開口部か被めっき品の出入口と
なるようにしたバレルなとが一部で採用されているが、
なお若干の改善に留まるものであり、十分に完成された
バレルめっき装Ｍ％提供するには至っていない。

本発明の目的は、上記のような従来技術の難点を解ン肖
したバレルめっき装置を提イ共すること（こある。

〔問題点を解決するための技術手段及び作用〕以下に、
本発明に係るバレルめつき装置を、それを例示する断面
概要図である第１図に基いで説明する。

その図面において、本発明に係るバレルめつき装置は、 Ａ、少なくとも陰極部（２０）の着脱、被めっき品（８
）・・（８）の出入、めっき液の流通、及び電解電流の
通過のための開口部（４）。

（４）を両端に有し、水切り用孔（５）・・（５）を側
壁に有する空胴体からなるバレルめつき工程用バレル（
１）、 Ｂ、バレル（１）を回転自在に軸架するブラケット（９
）、（９）、ブラケット（９）。

（９）と連結されたフレーム（１０）、及びフレーム（
１０）に貫通され、めっき槽上組部（１７）上に設置さ
れるシャフト（１４）、（１４）からなるバレル支持手
段、 Ｃ，フレーム（１０）に設置されたギヤードモータ（１
５）、フレーム（１０）に軸架された中間シャフト（１
２）に付設され、ギヤートモータ（１５）の主動ギヤ（
１６）と歯合する中間ギヤ（１１）　、及びバレル（１
）の外周部に付設され、中間ギヤ（１１）と歯合する従
動ギヤ（６）からなるバレル回転手段、 Ｄ、フレーム（１０）の上端中央に付設され、バレル（
１）をバレル支持手段及びバレル回転手段と共に昇降及
び移動させるための環状フック（１３）からなるバレル
昇降及び移動手段、Ｅ、シャフト（１４）、（１４）の
各端部に付設され、引き上げ用シャフトを掛けでバレル
（１）を垂直方向に傾斜、揺動させるＵ字状フック（１
９）、（１９）からなるバレル傾斜揺動手段、 を備えてなるものである。

上記本発明の構成及び作用を順に説明すると、バレル（
１）は中央の円筒部（２）及びその両側に形成した截頭
円錐筒部（３）、（３）からなる空胴体で構成され、両
端には開口部（４）。

（４）、側壁には複数の水切り用孔（５）・・（５）が
それぞれ穿設され、一方の截頭円錐筒部（３）外周部に
は従動ギヤ（６）か付設され、また円筒部（２）内壁に
は適宜の間隔で邪魔板（７）・・（７）か突設されてい
る。また、バレル（１）内には、その開口部（４）から
、既に所要の前処理を終えた被めっき品（８）・・（８
）が投入されている。上記において、水切り用孔（５）
・・（５）はスリット状を呈するものであってもよい。

また、邪魔板（７）・・（７）は、バレル（１）の軸線
回りの回転又は揺動に伴なって内部の被めっき品（８）
・・（８）か良好に転勤し、均一混合することに役立つ
。

バレル（１）はその開口部（４）、（４）付近において
、左右のブラケット（９）、（９）により回転自在に水
平方向に軸架され、ブラケット（９）、（９）はフレー
ム（１０）と連結され、その両側連結部にはバレル（１
）の従動ギヤ（６）と歯合する中間キヤ（１１）を配し
た中間シャフト（１２）が回転自在に水平方向に軸架さ
れ、またフレーム（１０）の上端中央にはバレル（１）
の昇降、移動用の環状フック（１３）か付設され、フレ
ーム（１ｏ）の下方両側に平行２本のシャフト（１４）
、（１４）か水平方向に貫通しでいる。また、フレーム
（１０）にはギヤードモータ（１５）が設置され、その
主動ギヤ（１６）は中間ギヤ（１１）と歯合する。しか
して、シャフト（１４）、（１４）は上方のフレーム（
１０）やギヤードモータ（１５）などを支持すると共に
下方のブラケット（９）、（９）やバレル（１）を垂下
させて、メッキ槽上縁部（１７）上に設Ｍされ、バレル
（１）をその３分の２程度の深さまでめっき浴（１８）
中に浸漬させる。

シャフト（−１４）、（１４）の各端部には、内部の被
めっき品（８）・・（８）を取り出すときにバレル（１
）を垂直方向１こ傾斜、揺動させるために用いるＵ字状
フック（１９）、（１９）を、その係合口がバレル（１
）側に向くように付設されている。

また、バレル（１）内には一端の開口部（４）を通しで
陰極部（２０）が挿入され、内部の被めっき品（８）・
・（８）と電気的に接触する状態にあり、他方、めっき
浴（１８）内にはバレル（１）の開口部（４）、（４）
と対向するように陽極部（２１）、（２１）が配３され
ている。

上記のような構成においで、ギヤードモータ（１５）７
ａ起動し、その主動ギヤ（１６）、中間シャフト（１２
）上の中間キヤ（１１）　、ざらにバレル（１）上の従
動ギヤ（６）を順次弁してバレル（１）を回転または揺
動させ、必要に応じて開口部（４）、（４）にめっき液
を注液、循環ざ廿なから　誼厖舷（’）　（”＋）ン槽
ふ卯ｒつ１）（２］）の両極間に通電することにより、
良好なバレルめっきを行なうことかできる。このとき、
めっき液は、両端の開口ｉ　（４）、（４）を通Ｑ抜け
るようにバレル（１）内を停滞なく流通し、また電解電
流も両端の開口部（４）、（４）を介して陽極（２１）
、（２１）と陰極（２０）即ち被めっき品（８）・・（
８）との間を大きな抵抗なしに通過することができる。

なお、バレル（１）内に被めっき品（８）・・（８）を
投入するときには、略水平に保持したバレル（１）の開
口部（４）に適当なシュート（図示せず）を架橋させて
行なえばよく、また乾燥後などに内部の被めっき品（８
）・・（８）を取り出すときには、Ｕ字状フ・ンク（１
９）、（１９）に引上げ用シャフト（図示せず）を掛け
て、それを上方へ引上げるようにすればよい。

上記におい°て、バレル（１）を構成する空胴体の形状
、構造に特別の制限はなく、本発明の目的を達成しつる
範囲内においで、投入された被めっき品（８）・・（８
）かバレルめっき、その他の処理に際して両端の開口部
（４）、（４）から外部に漏出、飛散ぜす、また内部の
被めっき品（８）・・（８）の取出しに際しで取り出し
側の開口部（４）か下方に向くように揺動させることに
よって、それらの被めっき品が円滑に排出されるような
ものであればよい、そのような空胴体は、例えば、その
開口部（４）、（４）の方向に先細りの形状を呈するも
の、ざらに具体的には、例えば円筒体、角筒体、その他
それらを変形したような筒状体の軸線方向の両側に、截
頭円錐筒や截頭角錐筒を形成したものを採用することか
できる。

〔発明の効果〕

本発明に係るバレルめっき装置では、上記のような構成
のバレル（１）を使用するので、（ａ）めっき液の流通
や電解電流の通過か、両端の開口部（４）、（４）！通
しで行なわれると共に片端の開口部（４）から他端の開
口部（４）へとめっき液を容易に循環させることかでき
るので、バレル（１）内外の浴組成を均一化しろると共
に浴の電導性か改善される、（ｂ）被めっき品（８）・
（８）の出入のための開閉部かなく、その出入を開口部
（４）、（４）で行なうので、バレル（１）の構造か簡
素化されて安価に製作できると共に異物混入の問題がな
くなる、（Ｃ）両端の開口部（４）、（４）を介して、
シャワーによる内部の被めっき品（８）の水洗か可能で
あるので、洗浄排水の量が少なく、排水処理か容易であ
り、公害防止に寄与する、（ｄ）両端の開口部（４）、
（４）！通しで、内部の被めっき品（８）・・（８）を
バレル（１）ごと熱風乾燥することができるので、被め
っき品（８）・・（８）を乾燥のために別の乾燥機に移
し替える必要がなく、生産性の向上に寄与する、（ｅ）
両端の開口部（４）、（４）を通して、バレル（１）内
のめっき状況を容易に把握することができるなどの優れ
た効果を奏する。

なお、一端のみが開口された従来公知のバレルでも、そ
の開口部から被めっき品を出し入れすることなどは可能
であるが、他端が閉鎖された構成上から、本発明に係る
バレル（１）のような上記作用効果は十分に期待できな
い０例えば、一端のみか開口されたバレルでは、バレル
めつきに際して、めっき液かバレル内で停滞しがちであ
り、また陽極を仮にバレルの開口部と対向して配置した
としても、その開口部配置は一端のみに偏するので電解
電流の通過抵抗はなお大きく、従ってバレル内外におけ
るめっき浴のＪ度差や組成差の減少、浴の電導度の向上
などの懸案は十分に解決されない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るバレルめっき装置を例示する断
面概要図である。 〈主要符号の説明〉 ］・・・バレル、　４・・・開口部、　５・・・水切り
用孔。 ６・・・従動ギヤ、　８・・・被めっき品、　９・・・
ブラケット、　　１１・・・中間キヤ、　　１４・・・
シャフト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、Ａ、少なくとも陰極部（２０）の着脱、被めっき品
   （８）・・（８）の出入、めっき液の流通、及び電解電
   流の通過のための開口部（４）、（４）を両端に有し、
   水切り用孔（５）・・（５）を側壁に有する空胴体から
   なるバレルめっき工程用バレル（１）、 Ｂ、バレル（１）を回転自在に軸架するブラケット（９
   ）、（９）、ブラケット（９）、（９）と連結されたフ
   レーム（１０）、及びフレーム（１０）に貫通され、め
   っき槽上縁部（１７）上に設置されるシャフト（１４）
   、（１４）からなるバレル支持手段、 Ｃ、フレーム（１０）に設置されたギヤードモータ（１
   ５）、フレーム（１０）に軸架された中間シャフト（１
   ２）に付設され、ギヤードモータ（１５）の主動ギヤ（
   １６）と歯合する中間ギヤ（１１）、及びバレル（１）
   の外周部に付設され、中間ギヤ（１１）と歯合する従動
   ギヤ（６）からなるバレル回転手段、 Ｄ、フレーム（１０）の上端中央に付設され、バレル（
   １）をバレル支持手段及びバレル回転手段と共に昇降及
   び移動させるための環状フック（１３）からなるバレル
   昇降及び移動手段、Ｅ、シャフト（１４）、（１４）の
   各端部に付設され、引き上げ用シャフトを掛けてバレル
   （１）を垂直方向に傾斜、揺動させるＵ字状フック（１
   ９）、（１９）からなるバレル傾斜揺動手段、 を備えてなるバレルめっき装置。