JPS62140069A - 核酸断片検出装置 - Google Patents

核酸断片検出装置

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JPS62140069A
JPS62140069A JP60280932A JP28093285A JPS62140069A JP S62140069 A JPS62140069 A JP S62140069A JP 60280932 A JP60280932 A JP 60280932A JP 28093285 A JP28093285 A JP 28093285A JP S62140069 A JPS62140069 A JP S62140069A
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JP
Japan
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nucleic acid
scintillator
acid fragment
gel
parabolic surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP60280932A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Shimada
保 嶋田
Kenichi Okajima
健一 岡島
Hideki Kanbara
秀記 神原
Kenichi Watabe
健一 渡部
Keiichi Nagai
啓一 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、核酸の塩基配列決定装置に係り、特に高感度
で高速に核酸の塩基配列の決定を行うことができる、核
酸断片の検出方法に関する。
〔発明の背景〕
従来、核酸の塩基配列決定は、例えばマキサム・ギルバ
ード法あるいはダイデオキシ法(化学総説Nα46 、
1985年PP4〜8)により行われてきた。
この方法では、まず放射性同位体で標識された核酸を化
学的に断片化した後、電気泳動法にて、長さの異なる核
酸断片をガラス板で挟まれたゲル中で分子量順に整列さ
せる。そこで、このゲルをガラス板よりはがし、このオ
ートラジオグラムを撮ることで放射性核酸断片の泳動帯
検出を行い、核酸の塩基配列を決定する。ここで、従来
技術による核酸断片の塩基配列決定法について、図面に
基づいて説明する。第5図は従来の核酸断片の電気泳動
装置の構造を示す斜視図である。同図に示すごとく、2
枚のガラス板3に挟まれた核酸断片の泳動分離用ゲル2
、その泳動分兼用ゲル2の両端を浸す電極液槽1、およ
び直流電源6で構成される。そして、放射性同位体(例
えば32p)で標識された核酸断片試料を、泳動分離用
ゲル2の負極側スロット5に供給し、ゲル長あたり40
V/■程度の電圧Evで泳動させると、同一分子量を持
つ核酸断片は、それぞれ泳動帯4を形成しつつ負極より
正極に向い、分子量の対数にほぼ反比例した移動度で泳
動する。この核酸断片の泳動帯4の泳動パターンから、
核酸塩基の′分子量順の配列を決定する。
この時、パターンを読みとるために、既にのべたように
オートラジオグラムを撮る方法が一般的に行われている
。オートラジオグラムでは反射性同位体で標識された核
酸が微量であるために、X線フィルムへの転写に長時間
(50時間以上)を要する問題点がある。
さらに、上記オー1−ラジオグラムの問題点を補なうた
めに、核酸断片からのβ線を直接検出し、高速化を計る
方法が考えられている。すなわち、電気泳動装置の断面
図を第6図に示すが、泳動されてくる核酸断片4が検出
器30を通過した時のβ線を検出することにより、オー
トラジオグラムを不要とし、高速化を図ろうとするもの
である6同図かられかるようにこの方法では検出器30
に入射するβ線は検出器側だけとなり、S/N良く計測
するには長時間を要する。また、2個の検出器30.3
1を使ってガラス板3に対して両側がら計測することに
より、入射するβ線は2倍になるが、第6図の紙面に垂
直な方向についてのβ線は計測できない部分として残る
。なお、関連した電気泳動装置として「ディスク電気泳
動セット」(科学機器総置’ 84/ ’ 85p、1
096)がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消し、
より高感度・高速に核酸塩基の配列を決定するために、
筒形状の泳動分離用ゲルを取り囲むシンチレータの形状
を放物面とした検出方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、従来のオートラジオグラムが核酸断片から放
射されるβ線の一部を利用しているにすぎないという欠
点を解消するために考案したものである。さらに従来か
ら考えられている環状シンチレータによるβ線直接検出
方法においても核酸断片からのβ線を十分に検出してい
ないという問題点を、本発明により解消しようとするも
のである。すなわち1本発明では環状シンチレータの外
周形状を放射面とし、核酸断片を放物面の集魚に一致さ
せることにより、シンチレータ内の光伝送損失を少なく
させることができる。これにより従来のオートラジオグ
ラムあるいは環状のシンチレータと比較して高感度の計
測が可能となり、高速に核酸の塩基配列を決定すること
ができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。図に
おいて、同一符号を付したものは同一性能を有する部分
である。
第1図は本発明の一実施例゛を示す説明図である。
ガラス管14で成形された円柱ゲル10と放物面形状の
シンチレータ2oおよび2次電子増倍光電導(PMT)
13で構成する。これ場合、核酸断片12はゲル10の
中を分子量順に泳動するが、核酸断片に標識した放射性
同位体からのβ線をシンチレータ20によって蛍光に変
換し、PMT13で光電変換し、電流として検出する。
このときβ線による蛍光をPMT13へ効率よく導くた
めにシンチレータ2oの形状を放物面とする。この詳細
を説明したものを第2図に示す。
第2図は第1図の検出部における断面図である。
シンチレータ20の外周部21の形状を放物面とし、核
酸断片の通過するゲル10の位置を焦点に一致させて構
成する。これにより、核酸断片からのβ線による蛍光は
、図かられかるように、すべて平行光となってPMT1
3へ導かれる。ところで核酸断片からのβ線はプラスチ
ックシンチレータの場合、200kV/mのエネルギロ
スで蛍光に変換される。これにより核酸断片にS+識す
る放射性同位体が32pの場合、平均エネルギがI M
eVであろから、32pのβ線は、はとんど数■の距離
で蛍光に変換する。したがって第2図の放物面形状のシ
ンチレータでは、はぼ焦点位置で蛍光に変換されること
になり、有効にPMT13へ蛍光を導くことができる。
さらに放物面21は反射材22はコーティングして蛍光
の反射動水を高くし、同時に周囲からの外来光を遮へい
することが必要である。また、放物面シンチレータ20
の内周部は、ゲル10を誘過してくる外来光を遮へいす
るためにコーティング23を必要とする。さらに図にお
いて蛍光が25のような軌跡をとる場合は、コーテイン
グ面23に反射することになるので、外周部の反射材と
同様に反射効率の高い材料であることが望ましし)。
ここで上記、実施例が実現するための各構成要素を詳細
に説明する6ゲル10は、たとえばアクリルアミドの濃
度が6%〜16%のもので、形状は直径が0.5〜5閾
程度の円柱で良い。ガラス管14は上記ゲル10を形成
するパイプで内径0.5〜5m、厚さは検出部で0.1
+nm程度が適当である。放物面シンチレータ20はβ
線に対する感度が高く、かつ放射性同位体(82P又は
35S)のβ線を吸収し、通過するβ線が少ないよう蛍
光発光材料として厚み10nn+のプラスチックレータ
が適当である。また、シンチレータ20の外周部および
内周部反射材の材料は、たとえば酸化チタン(TiOz
)が適当である。あるいは、厚さ50μm程度のアルミ
でも目的を達つする。
ところで第2図において蛍光の軌跡が25のような場合
、蛍光はシンチレータ20の内面の反射材23で反射す
ることにより光伝送の損失が生じる。そこで、第3図に
示すように装置全体を暗箱30の中に収納することによ
って、内面反射材23を不要とすることができる。すな
わち、暗箱の中ではゲル10を通過する外来光が無いの
で、内面反射材23による外来光の遮へいは不要となる
。そこで内面反射材23を無くしてしまえば。
軌跡25の蛍光は25′のようにゲル10とシンチレー
タ20を通過してPTMi3に到達できる。
ゲル10は前述したアクリルアミドの場合、光学的な透
過率が高いので伝送ロスは生じない。これにより、さら
に感度の高いβ線の計測が可能となる。
第4図は本発明を用いた全体構成図を示す。図に示すよ
うに、ガラス管14で形成される円柱ゲル10は一端が
上部泳動槽1内の溶液中にあり、他端は下部泳動槽1′
内に接している。この上、下泳動槽に直流電圧を印加す
ると、各円柱ゲルに供給した核酸断片12は1図のよう
に負極から正極に向った電気泳動する。この核酸断片か
らのβ線はシンチレータ20を通過するときに、シンチ
レータにより蛍光に変換されるので、2次電子増倍光電
管(PTM)13とパルス計数回路1つにより、核酸断
片の存在が検出できる。
〔発明の効果〕
以上、説明したごとく、本発明によれば、核酸断片から
のβ線の蛍光の伝送損失が少ない高感度な計測が可能と
なるので、解析の信頼性が大巾に向上する。さらに、効
率良くβ線を計測できるので、従来と等しいβ線のカウ
ント数が短時間で得られることにより検出の高速化が実
現する。また前処理系で少量しか核酸断片が得られない
場合にも、本発明による高感度検出により、計測が可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による円柱ゲルと放物面シンチレータの
構成説明図、第2図はβ線による蛍光の軌跡を示した説
明図、第3図は暗箱内における構成説明図、第4図は本
発明による全体構成図、第5図は従来の核酸塩基配列決
定方法の説明図、第6図は従来の直接検出方法の説明図
である。 10・・・ゲル、12・・・核酸断片、13・・・2次
電子増倍光電管、14・・・ガラス管、19・・・パル
ス計数回路、20・・・放物面形状のシンチレータ、2
2゜23・・・シンチレータの外周部および内周部の反
射茅1図 第2記 竿3図 竿4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、核酸断片を、泳動分離用ゲルを用いた電気泳動槽で
    、分子量順に分離して核酸の塩基配列を決定する核酸断
    片検出装置において、筒形状のゲル、ゲル支持体および
    放物面形状のシンチレータを設けることを特徴とする核
    酸断片検出装置。 2、該放物面形状のシンチレータの外周面および内周面
    が光反射材料で被覆されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の核酸断片検出装置。 3、特許請求の範囲第1項記載の核酸断片検出装置の全
    体が暗箱内に収納されていることを特徴とする核酸断片
    検出装置。 4、放物面形状のシンチレータの外周面が光反射材料で
    被覆されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    から第3項までのいずれかに記載の核酸断片検出装置。
JP60280932A 1985-12-16 1985-12-16 核酸断片検出装置 Pending JPS62140069A (ja)

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JPS62140069A true JPS62140069A (ja) 1987-06-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7659514B2 (en) * 2006-09-07 2010-02-09 Ict, Integrated Circuit Testing Gesellschaft Fur Halbleiterpruftechnik Mbh Asymmetric annular detector

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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